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福岡大学

掲載日: 2011 年 4 月 20 日
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ソリューション概要

プロファイル
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福岡大学leave-msは昭和 9 年 (1934年) に、福岡高等商業学校として創立以来、75 年を超える歴史と伝統を持つ西日本有数の総合大学です。「建学の精神」に基づいた全人教育を理想として、人材教育と人間教育、学部教育と総合教育、地域性と国際性のそれぞれの共存を目指した教育を進めています。福岡市の南西部に広大なキャンパスと病院を含む多くの建物施設群を擁し、9 学部 31 学科と大学院 10 研究科 34 専攻、2 万人を超す学生が学んでいます。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft® Live@edu
Outlook Live
Windows Live® SkyDrive®
Microsoft® Identity Lifecycle Manager 2007
Active Directory®

メリット
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スパム対策が実施された高い信頼性を持つ教育用メール システムの実現
初期投資コストと運用コストの大幅な削減、メール サーバーの運用管理業務やユーザー対応からの解放
SkyDrive などのクラウド サービスによる情報活用の高度化

ユーザー コメント
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「Outlook Live がカット オーバーしてから、教員や学生からの苦情はほとんどなく、メール システムは順調に稼働しています。クラウドという未知の領域ですが、総合情報処理センターとしては、ユーザーにとって利便性の高いメール システムを手に入れることができたと非常に満足しています。スパム対策についても独自で行うにはコスト面から思うに任せぬところがありましたが、非常に的確にスパム メールをブロックするので、その効果は絶大です。Microsoft Live@edu を学生と教員の情報共有基盤として使いながら、SkyDrive や Microsoft Office Web Apps などクラウド サービスの利用をさまざまな形で広げていき、福岡大学ならではの魅力ある教育研究環境の実現につなげていく考えです」

福岡大学
総合情報処理センター長
工学博士
本田 知宏 氏
クラウド型電子メールサービス Outlook Live を導入し、
総発行 ID 約 3 万に及ぶ大規模なメール システムの運用を開始。
高度なスパム対策とパフォーマンスで、教育用メール システムとして高い評価を獲得


*福岡大学
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福岡大学

2009 年に創立 75 周年を迎えた西日本で有数の総合大学である福岡大学では 2010 年 9 月、クラウド型メール システムなどの先進サービス、安全性と信頼性の向上、環境対策、運用効率化などを実現した新教育研究システム「FUTURE4」を稼働させました。その中で、それまで導入していた Web メール システムでトラブルが続発していたことから、自前での運用を取りやめ、マイクロソフトの Microsoft® Exchange Server 2010 をベースとしたクラウド型電子メール サービス Outlook Live を導入しました。2010 年 6 月にカット オーバーした新しいメール システムは総発行 ID 数約 3 万という日本でも有数の大規模なシステムで、福岡大学ポータル サイトからアクセスして利用します。Outlook Live は順調に稼働。スパム対策も強力で、非常に高い評価を受けています。福岡大学では今後、無料オンライン ストレージ Windows Live® SkyDrive® などのクラウド サービスを積極的に利用、教育研究活動に役立てていく考えです。


<導入背景とねらい>
先進サービスの提供、安全性と信頼性向上を実現した
新教育研究システム「FUTURE4」を構築


福岡大学は 1934 年 (昭和 9 年) に創立され、75 年を超える歴史と伝統を持つ西日本有数の総合大学です。福岡市の南西部に広大なキャンパスと病院を含む多くの建物施設群を擁し、9 学部 31 学科と大学院 10 研究科 34 専攻、2 万人を超す学生が学んでいます。同大学は建学の精神に基づいた全人教育を目標として、「人材教育と人間教育」「学部教育と総合教育」「地域性と国際性」の 3 つの理念の共存を図ることで、真理と自由を追求し、自発的で創造性豊かな人間を育成し、社会の発展に寄与することを使命にしています。そして、責任ある教育、探究心と地道な努力による研究、高い質を備えた医療への全力での傾注という大学に求められる 3 つの高度機能を果たしています。福岡大学はこうした活動によって、九州エリアの中で地域に根を張った地域密着、地域融合型の大学として、その存在価値を高めています。

*本田 知宏 氏
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福岡大学
総合情報処理センター長
工学博士
本田 知宏 氏

福岡大学では創立 75 周年を出発点に、新たな未来を切り開いていくために、新図書館棟や商学部棟 (仮称) の建設に着手すると共に、2010 年 9 月には新しい教育研究システム「FUTURE4」を稼働させました。FUTURE4 は、(1) クラウドによる電子メール システムやグループ学習支援システム、遠隔講義システムなどの先進サービスの提供、(2) 回線二重化によるシステム停止時間の最小化などの安全性と信頼性の向上、(3) 電力使用状況の監視と消費電力のコントロールなどの環境対策、(4) ネットワークまで含めた機器類の一元管理による効率的運用、というコンセプトを掲げています。これによって、5 ~ 10 年先を見据えた高機能かつ先進的で、安心かつ安全な教育研究環境のインフラが整備されました。福岡大学 総合情報処理センター長 工学博士 本田 知宏 氏が語ります。

「福岡大学の魅力をシステム面からも打ち出そうと、ユーザーの目線に立った環境整備を行いました。特に、センターが管理する PC は合計約 1,400 台に上り、学内 18 か所の PC 教室と、学生が自由に使える 10 か所のオープン端末室に設置されています。また、学生の能力を十分に引き出すために、ワークショップなどの共創型グループ教育ができるように、グループ学習支援システムも導入しました。そのための 2 か所の専用教室にはタブレット PC やタッチ パネル式大型プラズマ ディスプレイなどの最先端の ICT 機器や自由で多彩なレイアウトが可能な正三角形のデスクなどが備えられています。講義や講演をリアル タイムにハイビジョン映像で配信、受信できる遠隔講義システムも導入し、中国や韓国の協定大学などとの共同講義など、国際化にも対応できる環境を整えました」。


<導入の経緯>
トラブルの続発から、独自メール システムの構築/運用を止め、
Outlook Live の導入を決定


藤村 丞 氏
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福岡大学
総合情報処理センター
研究開発室 室長
准教授
藤村 丞 氏

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福岡大学は 2005 年に稼働を開始した「FUTURE3」で、それまで使用していた POP サーバーと SMTP サーバーによる学内専用メール システムに代えて、 Web メール システムを採用しました。ところが 2007 年ころから、やり取りされるメールの量が増え、ブラウザーで Web メール用の画面が表示できないなどのトラブルが起こるようになりました。加えて、スパム メールの流入が爆発的に増えたことが、メール システムを圧迫し、トラブルに拍車をかけました。

福岡大学 総合情報処理センター 研究開発室 室長 准教授 藤村 丞 氏が語ります。

「システムの負担を軽減するために、受信から 90 日以上経過したメールを総合情報処理センターが正式な手続きを踏んだうえで削除しようとしましたが、作業に 10 日以上かかることがわかりました。一方で自分たちでスパム対策を行おうとすると、福岡大学の全ユーザー 2 万数千名分のライセンス料が必要になり、とてつもない費用が発生してしまいます。そのため、FUTURE3 の Web メール システムが抱える問題は技術的に解決する手立てがなく、行き詰まってしまいました。その結果、教員の大半は別に存在する教職員用メール システムを使うようになり、学生と教員が共通で利用する教育用電子メール システムはほとんど使われない状態が生まれてしまいました」。

そこで総合情報処理センターでは、教育用に使うメール システムの信頼性を確保するため、新たなメール システムについて、従来の自前で構築/運用するという方法から、プロバイダーが提供するクラウド型メール システムへの切り替えの検討を開始しました。そして、センター内のワーキング グループで学内の教務システムとの連携、ハードウェアや人件費を含む初期投資コスト、運用コストなどについて試算しました。その結果、2008 年夏に、これからの IT 分野の大きなトレンドになるだろうと考えられるクラウド型メール システムを利用するという結論を出しました。

そのうえで、複数の大手プロバイダーのサービスを比較検討し、2009 年 11 月、最終的に大学の独自ドメインをつかったメール (Outlook Live) とWindows Live の各種サービスを無償で利用できる Microsoft® Live@edu を導入することにしました。採用にあたって、福岡大学では学内の統合認証システムとの連携、運用コスト、Web メール画面への広告不表示とメール内容がスキャンされないこと、 Windows® 搭載の PC で最大限活用できるサービス提供の見通し、の 5 点で各プロバイダーのサービスを比較しました。

「その中で、すべての条件を満たしていたのは唯一 Microsoft Live@edu だけでした。選定にあたって、教育機関として注意したのは Web メール画面の広告の有無です。教育の一環として使うメール システムなので、Web メール画面に広告が入らないようにしたいと考え、広告が表示されない Microsoft Live@edu を選びました」 (本田 氏)。

また、マイクロソフトから、さまざまなファイルが保存可能なオンライン ストレージ Windows Live SkyDrive や、検討当時はまだサービスが開始されていませんでしたが、 Office ファイルの表示、編集、共有がどこからでも可能な Microsoft® Office Web Apps などが発表され、それらへの期待も Microsoft Live@edu を選んだ理由の 1 つでした。その一方で、1 アカウントあたりのメール保存容量は 10 GB と十分な容量が提供されており、それまでのメール システムに比べるとたいへん余裕があったので、保存容量自体は比較検討のうえではあまり重要ではありませんでした。


<システムの概要>
総発行 ID 約 3 万のOutlook Live 環境
ポータル サイトからのアクセスでメールを利用


Outlook Live への移行は統合認証システムとの連携も含めて順調に進み、2010 年 6 月には、総発行 ID 数約 3 万という大規模な Outlook Live による電子メール システムが稼働を開始しました (図1)。これによって、インターネットへ接続できる環境があればいつでもどこでも使え、1 アカウントあたり 10 GB のメール保存容量と 1 通あたり最大 20 MB のメールが受信できる福岡大学の電子メール環境ができあがりました。また、このシステムでは学生、教員ともファイルを SkyDrive で、インターネット上のオンライン ストレージに保存することが可能です。新しいメール システムは統合認証システムと連携しており、ユーザーは福岡大学のポータル サイトからログインしてWeb メール画面に入り、利用するようになっています。

図1 Outlook Live を使ったメール システム構成図
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図1 Outlook Live を使ったメール システム構成図 [拡大図]
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「Outlook Live の導入はメール システムの置き換えなので、まずメールそのものの機能で便利なものから使い始めて、徐々にサポートされているさまざまなサービスを使っていけるようにしようと考えています。たとえば、メールのリダイレクト機能 (オリジナルから届いたものとして表示される転送) は学校側にとっては効果的な使い方ができ、学生にとっても、非常に便利な機能です。「緊急通報」というキーワードのメールが携帯電話に転送されるように、学生がフィルタリング設定をしておけば、事故や災害などの緊急メールが来た場合、自分の携帯電話で直ちに受け取ることができます。今後は、これを緊急通報システムとして、学生の間に広めていきたいと考えています」 (本田 氏)。

一方、福岡大学では Outlook Live を導入するにあたって、運用方針はできる限り、シンプルにして、総合情報処理センター側で細かな設定は行っていません。その分、学生自身が提供されている機能をうまく使えるようにするために、さまざまな形でサポートを行っています。これによって、学生の IT リテラシー向上とセンター側の運用負荷を減らすことができます。


<導入の効果>
スパム フィルターでスパム メールを確実にブロック。
スパム対策費の大幅な削減に成功


カット オーバー後、Outlook Live は極めて順調に稼働しており、福岡大学では当初の計画とおり、学生と教員が共通に使える高い信頼性を持つ教育用メール システムを実現できたと高く評価しています。

「ユーザーからの苦情は格段に減少しました。ユーザーにとって利便性の高いメール システムをようやく手に入れることができたと満足しています。運用管理のモニタリングで、何十万通かのメールを 1 分おきに受信する設定にして試してみましたが、メールは問題なく受信できており、クラウド コンピューティングの威力を実感しました」 (藤村 氏) 。

また、抜群の性能のスパム フィルターによって、迷惑メールなどは確実にブロックされており、以前に試算した膨大なスパム対策費用から考えると、最小限の費用で極めて大きな効果を上げることができています。

「自前でメール システムを運用していた時のサーバーの管理やメールが使えなくなった学生への対応などの業務から完全に解放されました。その結果、その分を他の業務に振り向けることができるようになり、たいへん助かっています」 (藤村 氏)。


<今後の展望>
Microsoft Live@edu を常用共有基盤に、
SkyDrive などクラウド サービスの利用促進を目指す


福岡大学では今後、Outlook Live のメール サービスをベースにしながら、さまざまなサービスの利用を拡大していく考えです。その中で、最も注目しているのが SkyDrive です。現在、データの保存や受け渡しに USB メモリーが多用されていますが、紛失した際の情報漏えいの可能性などセキュリティ上、多くの問題があります。

「そこで、SkyDrive を使って、データをクラウド上に預けておいて、必要なものはそこから取り出すようにします。USB メモリーよりはるかに安全なうえ、ファイルの共有ができるので、ゼミ程度の人数の学生であれば、SkyDrive 上でファイルの共有もできます。『おもしろそうなので、やってみたい』と学生の反応も良かったので、ゼミ生や大学院生と SkyDrive 上のファイルを使ったペーパー レスのゼミを始めたところです」 (本田 氏)。

一方、システム全体で見ると、教員や学生が使うフォルダーが格納されたファイル サーバーの運用が総合情報処理センター業務のかなりの部分を占めていました。そこで、セキュリティを確保しながら、これらのフォルダーをオンライン ストレージに移すことができれば、ファイル サーバーが不要となり、学生や教員も自宅などで自由にデータを取り出すことができます。福岡大学は、その実現のために、SkyDrive を初めとしたクラウド サービスの活用を検討しています。加えて、将来的には、大学で使っている専門的なアプリケーションもクラウド上で動かしたいと考えています。

「教員個人としての意見になりますが、学生には 4 年間の大学生活の中で、コミュニケーションをとりながら、チームとして課題に取り組むなど、高校とは違った雰囲気で学ぶ経験をして、卒業してほしいと考えています。そのための基盤となるのが今回導入した Microsoft Live@edu で、教員と学生のやり取りだけでなく、学生同士のコミュニケーションのベースとして、学生のグループでも使ってもらえれば、携帯電話で連絡を取り合うより使いやすく、いろいろな場面で役に立つと思います」 (本田 氏) 。

このように、福岡大学では Microsoft Live@edu を教員と学生の情報共有の基盤として使いながら、クラウド サービスをさまざまな形で活用していく考えです。
本ケーススタディに記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
本ケーススタディは情報提供のみを目的としています。Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。
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