ビジネス TOP導入事例 > 株式会社ムビチケ

株式会社ムビチケ

掲載日: 2011 年 7 月 26 日
* Logo Image
*
*
ダウンロード

Download File 5172-WI2.xps
*
XPS ファイル 851 KB
XPS ファイルを表示する方法については、こちらをご参照ください。

Download File 5172-WI2.pdf
*
PDF ファイル 697 KB
Adobe Reader を利用してPDF ファイルを閲覧・印刷することができます。ダウンロードはこちらleave-msからできます。


ソリューション概要

プロファイル
*
*
*
株式会社ムビチケleave-msは、株式会社角川メディアハウス 他の出資により、映画の前売券販売サービス「ムビチケ」の立ち上げに合わせ、2011 年 7 月に設立された新進企業です。国内の映画業界における電子化を進め、世界の映画提供サービスの中における日本のポジションの向上を図りたいとの意向に基づき、配給会社、シネコンとの協業を図りながらビジネスを展開しています。

ソフトウェアとサービス
*
*
*
Windows Azure Platform
 - Windows Azure
 - Microsoft SQL Azure
Microsoft Visual Studio
Microsoft Exchange Online

パートナー企業
*
*
*
* 株式会社システムコンサルタント

メリット
*
*
*
短期間、低コストでのオンライン チケッティング システムの実現
Windows および Microsoft .NET Framework など、既存の開発ノウハウの最大限の活用
将来的なオンプレミス Windows 環境とのシームレスな連携の保証


ユーザーコメント
*
*
*
「コストや開発期間、そして将来性も考え "クラウド" が最適な選択肢であると判断しました。Windows Azure Platform の選択は、マイクロソフトが持つ世界的なブランド力と、グローバルな視点、サービスの信頼性を評価したものです。Windows Azure Platform がなければ、この新事業はスタートできなかったと思います」

株式会社ムビチケ
代表取締役社長
髙木 文郎 氏


映画界に貢献する "世界初" の大規模なオンライン サービスを Windows Azure Platform 上に短期間で構築。予測不能のトラフィックに備えた拡張性を確保

株式会社ムビチケでは、映画観賞券の前売券購入と座席予約ができるオンライン サービス「ムビチケ」を 2011 年 9 月 1 日から開始しています。同サービスは、複数の映画配給会社および興行会社が参加した大規模な仕組みであり、世界でも初の試みとなっています。「前例がないために、まったくシステム規模の予測が立たない」という状況の中、システムの開発コストを可能な限り抑制し、短期での構築を実現するために、同社がサービス提供基盤として選択したのが、Windows Azure Platform でした。


<導入の背景とねらい>
「気が遠くなるほどの設備投資」というリスクを回避し、"世界初" のサービスを短期構築


* 髙木 文郎 氏
*
株式会社ムビチケ
代表取締役社長
髙木 文郎 氏

*
株式会社ムビチケ (以下、ムビチケ) は、オンラインによる映画の前売券販売サービス「ムビチケ」を提供する新しい会社です。同社が展開する「ムビチケ」は、複数の配給会社と興行会社が参加する世界でも初の試みとなるオンライン サービスです。

「ムビチケ」では、予告編のストリーミングや、お客様によるレビューなどを参考にしながら、複数の映画配給会社の提供するロードショーの前売券が購入できます。また、購入後公開時に上映会の座席を予約することも可能なため、長時間劇場前に並んで待たされたりする必要もなく、ゆっくりと映画を楽しむことが可能です。
本サービスを開始した最大の目的は「映画館鑑賞人口の拡大」にあると、ムビチケ 代表取締役社長の髙木文郎氏は話します。
「映画の前売券を購入する場合の窓口は、プレイガイドや映画館にほぼ限られており、お客様にとって手間があったと思います。中には、日中に足を運んでいただくことができず、前売券の購入時期を逃してしまわれた経験をお持ちの方も少なくないと思います。
それに対して、オンラインで前売券販売と指定席予約まで提供することができれば便利なのではないか? なおかつ複数の配給会社、興行会社と連携することで、ロードショー中の作品を不自由なく選ぶことができれば、お客様に喜んでいただけるのはないか、と考えました」

複数の配給会社、興行会社とサービス開始のプランを共有したムビチケでは、2010 年末からシステムの構築を開始。業界が最も盛り上がるサマーシーズンのサービス開始を目指し、わずか半年間という急ピッチでのシステム開発を目指します。
しかし、配給会社をまたいで前売券をオンライン販売し、さまざまな興行チェーンの座席予約にまで直結するという大規模な連携によるシステムは、国内はもとより世界でも前例がありません。

開発に際しては、課題が山積みであったと髙木氏は振り返ります。

「開発開始に際しては、『いったいどれだけのアクセスを想定してシステムを構築すれば良いか』がまったく見えていませんでした。
その理由としてはまず、映画先進国であるアメリカにもない "世界に先駆けたサービス" であるということが一番に挙げられます。夏休みと冬休みをピークとしてシーズンごとに需要の差が生じますし、最近ではコンサートや演劇、スポーツなどを劇場中継する ODS (非映画デジタルコンテンツ : Other Digital Stuff) も盛んになっており、短期的なチケット販売の需要も発生していました。
これら要素を総合的に判断し、アクセス数のピークなどを予測するためのマーケティング データが不足していたのです」

新しい市場でマーケティング データも存在しない中、ピーク時のトラフィックやデータ管理の問題に対応しながら、将来的な拡張性までをカバーできるシステムを考える必要があったため「気が遠くなるほどの設備投資が必要になると思われました」と髙木氏は言います。

しかし、この悩みも、株式会社システムコンサルタント (以下、システムコンサルタント) の提案内容を見て解消したと髙木氏は言います。それが、マイクロソフトのパブリック クラウド サービスである Windows Azure Platform をサービス提供基盤として活用するプランでした。

「これだ! と直感しました。コストや開発期間、そして将来性も踏まえ "クラウド" が最適な選択肢だろうと考えてはいたのですが、マイクロソフトの世界的なブランド力と、チケット販売事業におけるシステムコンサルタントの高いスキルとナレッジが決め手になりました」

<Windows Azure Platform のメリット>
SQL Server や .NET Framework など既存のノウハウを活用し、スピーディに開発


こうして「ムビチケ」の開発は、Windows Azure Platform をインフラとして順調に進行。2011 年 9 月 1 日にサービス インを迎えています。

構築を担当したシステムコンサルタント 第一営業部 クラウドシステムインテグレートサービス担当 マネージャーの坪田竜一氏は、Windows Azure Platform 採用のメリットについて次のように話します。
「オンプレミスでサーバーを調達する従来のアプローチでは、今回のような大規模なシステムを半年という短期で構築することは不可能です。その点、Windows Azure Platform は PaaS (Platform as a Services) ですから、インフラの構築・運用の手間とコストが大幅に削減できます。さらに、RDB (Relational Database) として SQL Azure まで用意されており、従来の Windows Server と SQL Server を使ってきたノウハウが、ほとんどそのまま活かせます」

アプリケーション開発においても、従来築き上げてきたナレッジがそのまま活かせたことが大きいと、システムコンサルタント オープンシステム統括部 町田耕大氏が説明を続けます。

「Windows Azure の場合、Windows プラットフォームや .NET Framework を使ったこれまでの開発経験をそのまま活かすことができます。おかげで短期間でのシステム立ち上げを実現できました」
また、将来的な拡張に関しては「オンプレミスとの連携」が大きなメリットとして生きてくるだろうと、同 オープンシステム統括部 マネージャー 小林洋一氏は話します。
「将来的には、オンプレミスとの連携も想定されます。そのような場合でもオンプレミスの Windows プラットフォーム環境とシームレスに連携可能な点が、Windows Azure Platform 活用の大きなメリットと言えるでしょう」

髙木氏は「今回の短期開発実現にはマイクロソフト コンサルティング サービスの支援に加え、システムコンサルタントが持つ業務ノウハウや開発への真摯な取り組みが不可欠でした」と強調します。
「私たちからの依頼をただ受けるのではなく『このようなケースも想定できます』、『こんなケースの場合は対応できなくなってしまいます』という具合に、常に先回りした対策を立てていただけたことは、非常に大きなメリットでした」

* 坪田 竜一 氏
*
株式会社システムコンサルタント
第一営業部
クラウドシステム
インテグレートサービス担当マネージャー
坪田 竜一 氏

* 小林 洋一 氏
*
株式会社システムコンサルタント
オープンシステム統括部
マネージャー
小林 洋一 氏

* 町田 耕大 氏
*
株式会社システムコンサルタント
オープンシステム統括部
町田 耕大 氏

*
<今後の展望>
PC に加え携帯電話やスマートフォンでのサービスを展開。マーケティング情報の収集および分析にも期待


「ムビチケ」は、既にフェーズ 2 と位置づける次期ステージにその一歩を踏み出しています。髙木氏は、今後の展望について「初期サービス提供時の PC ベースに加え、携帯やスマートフォンでのサービス提供も行っていきたい」とその意欲を話します。
さらに、紙ベースのチケット運用からオンライン化、デジタル化されることで、新たな付加価値が発生する点を強調します。

「今後の大きな期待として、マーケティング情報の収集や分析が可能になる点が挙げられます。『ムビチケ』の会員データベースに多くの情報が蓄積されていけば、『こんな映画を見た人は、他にこのような作品のチケットを購入した』という傾向や、年齢や性別の分布、さらにアンケートを活用して潜在的な興味と映画の関係までが、デイリーでわかってきます。これは映画会社の方々にとって非常に貴重な情報となるはずです。
こうしたマーケティング データを活用し、会員の方々に配布させていただくデジタル ノベルティなどのサービスの充実などにもフィードバックできるでしょう。
そのためにも、まずは『ムビチケ』が多くの会員様に、ストレスなくご利用いただけるサービスでなければなりません。今後のアクセス数の増加にも Windows Azure Platform が期待通り、柔軟に応えてくれることと思います」



本ケーススタディに記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
本ケーススタディは情報提供のみを目的としています。Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。
ページのトップへ