2 億 5,000 万レコードのデータを自在に分析できるように Microsoft® SQL Server® で、顧客情報データ ウェアハウスを構築
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オルビス株式会社 (以下、オルビス) は、「肌が求めるのは油分ではなく水分である」との考えのもと、100% オイルカット (無油分) のスキンケア製品を開発、販売するなど、「お肌とカラダによいもの」を一貫して提供している化粧品の販売会社です。2009 年に同社は、これまで Oracle Database で構築していた「顧客情報データ ウェアハウス」を Microsoft SQL Server で再構築しました。従来のデータ ウェアハウスは、動作が遅く、分析を自由に行うことが難しい状況でしたが、SQL Server を使ってデータ ウェアハウスを再構築することで、その問題を解決できました。
<導入の背景>
動作が遅く、やりたいデータ分析ができなかった
 オルビス株式会社 情報システム部 部長 助川 勝弘 氏
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オルビスは、科学の目を通して効果と安全性を追求し、「お肌とカラダによいもの」を作り続ける化粧品の販売会社です。
購入されたお客様には、定期的にカタログその他の案内をダイレクト メールの形で送っていますが、お客様それぞれの属性やニーズ、興味などに応じて、送付内容を変えています。このあたりの事情について、オルビス株式会社 情報システム部 部長の助川 勝弘 氏は次のように語ります。
「多くのお客様にダイレクト メールをお送りするうえで、このようなきめ細かい調整を適切に行うには、情報システムによるお客様情報の正確な分析が不可欠です。以前のデータ ウェアハウス (および分析システム) では、お客様情報の分析に時間がかかるうえ、基幹システムからデータ ウェアハウスへの夜間バッチによるデータ コピーも遅く、必要な分析作業が滞っていました」。
以前は、データ ウェアハウスにデータ分析システムを組み合わせて、ダイレクト メール送付先の抽出や顧客情報分析などを実施していましたが、送付先抽出作業だけで 30 分 ~ 1 時間を要する状態でした。同時に 2 つのタスクを行うとなると、さらに負荷がかかって処理時間が長引くため、「送付先抽出タスクを行っている間は、分析タスクを実行するべからず」が不文律になっていたのです。
また、夜間バッチによるデータ コピーが遅いことも、新しい分析作業の阻害要因となっていました。
当時、オルビスでは、データ分析内容として、「顧客情報 RFM 分析」の他に、「過去 5 年分のデータの分析」「顧客の動き、商品の動き、プロモーションの動向などの分析」も行いたいと考えていました。しかし、それを行うには、さらに大量のデータを夜間バッチでコピーする必要があります。そのような大量のデータ コピーは、当時の夜間バッチのスピードを考えると不可能で、新しい分析への着手は断念せざるを得ませんでした。
「この『自由度の低さ』を解消するため、2008 年末に、新たなデータ ウェアハウス (データベース) の構築を決めたのです」(助川 氏)。
<導入の経緯>
大規模なデータ ウェアハウス構築も可能と判明。
価格も他社より 1 桁少ない SQL Server の導入を決定 | 
 オルビス株式会社 情報システム部 主任 佐々木 哲哉 氏
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データ ウェアハウスの再構築にあたり、SI (System Integration) 企業の候補を、「以前のシステムを構築、運用した A 社、大手 B 社、株式会社ブレインパッド (以下、ブレインパッド) の 3 社に絞り、各社の提案を比較しました。その際にオルビス側が適用した比較基準は以下の 5 点です。
1) 夜間バッチなどデータベースの動作が高速であること
2) データベースのライセンス費用を含む、システム構築の総費用がリーズナブルであること
3) 各種データ分析が確実、高速、柔軟に行えること
4) 将来性 (拡張性) が高いこと
5) 新しい分析を実施したいときに、その要望に柔軟に対応できること
比較検討の結果、マイクロソフトの SQL Server と自社のキャンペーン管理システム ツール「smartFOCUS」を組み合わせて使うという、ブレインパッドの提案がオルビスの要件を最も満たしていました。検討の経緯について、オルビス株式会社 情報システム部 主任の佐々木 哲哉 氏は、次のように説明します。
「特に優れていたのは、高速性とコストでした。ブレインパッドからの提案金額は、他の 2 社からの提案金額に比べると、イニシャル コストから保守および運用コストまでを含めて、桁が 1 つ違うほど低い価格でした。当初、SQL Server は小規模システム向けのデータベースという先入観を持っていたので、提案されたとき違和感があったのも事実です。しかし、以前、別のデータ分析プロジェクトで非常に良い仕事をしてくれたブレインパッドが SQL Server を提案するなら、間違いはないだろうと考えました」。
また、他社の提案は、「高速性確保のために、高価なハードウェアやソフトウェアを増強する」という内容で、同社のニーズからするとオーバー スペック気味でした。一方、ブレインパッドの提案は、製品選定とシステム仕様の両面で、手堅く、納得できる内容でした。
「以前のシステムでは、ソフトウェアの保守費用だけみても、非常に大きなコスト負荷がかかっていましたから、まずはブレインパッドの提案どおり SQL Server を導入し、検証してみようと判断しました」(佐々木 氏)。
<導入の効果>
2 億 5,000 万レコードを格納できる SQL Server により
以前は不可能だった分析がスムーズに新システム導入以来、SQL Server は非常に安定して稼働しています。導入してから 1 年以上経過した現在も、SQL Server が原因で、システムに支障が起きたことはありません。ちなみに、SQL Server が格納している情報は、以下のとおりです。
1) 顧客マスター (約 1,000 万人分)
2) 顧客購買履歴 (約 2 億レコード)
3) ダイレクト メール送付履歴 (約 2 億 5,000 万レコード)
これだけ膨大なレコードを格納していても、従来のシステムでは不可能だった分析をスムーズに行うことができるようになりました。
また、容易に CPU 使用率が 100% になるなど、ソフトウェアが原因でハードウェアのリソースが限界に達するといった現象もなくなりました。
先日、外部のベンダーに、システム全体のパフォーマンス調査を依頼したところ、SQL Server は「ディスク I/O が少ない。ページ キャッシュを上手く使っている。メモリなどシステム リソースの使い方がスマートだ」との評価を受けました。
「この 1 年間の経験により、私自身、SQL Server に対するイメージが変わりました。パフォーマンスと安定性、そしてソフトウェアのコストと保守コストをトータルに考えると、今まで考えていた以上の規模のシステムであっても、SQL Server で十分対応が可能だと思います」(佐々木 氏)。
<今後の展望>
パフォーマンス向上やストレージ容量の削減を検討。
マイクロソフトの今後の製品と技術サポートに期待今回の導入で、SQL Server と smartFOCUS により、高速かつ安定的に動作する顧客情報データ ウェアハウスを構築したオルビスは、今後も、顧客コミュニケーションを量と質の両面から改善し続けたいと考えています。
「マイクロソフトには、優れた製品と技術サポートを通じて、オルビスの顧客満足向上の取り組みをご支援いただきたく、期待しています」(助川 氏)。
さらなる顧客満足を目指すオルビスでは、膨大な顧客データをいかに活用するかを視野に入れ、最新の SQL Server 2008 R2 Enterprise 版の標準機能である圧縮機能などを活用することで、データ ウェアハウスのさらなるパフォーマンス向上やストレージ容量の削減を目指しています。
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