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九電ビジネスソリューションズ株式会社

掲載日: 2009 年 10 月 29 日
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ソリューション概要

プロファイル
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2004 年 4 月にニシム電子工業株式会社のビジネスソリューション部門と九電情報サービス株式会社が合併し、社名を「九電ビジネスソリューションズ株式会社」に変更。「人がチカラ 技術がチカラ 笑顔がチカラ」のキャッチフレーズのもと、高度の安定性・信頼性が要求される電力事業基幹系システムの開発から運用、保守・サポートに至るサービスを長年に渡って担ってきたノウハウを生かし、事業を拡大。流通業・製造業などの企業向けソリューションサービスなどにおいても、実績をあげています。

ソフトウェアとサービス
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Active Directory
Microsoft Windows Server 2008
Microsoft Office Communications Server 2007
Microsoft Office SharePoint Server 2007
Microsoft Exchange Server 2007

メリット
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連絡を取りたい相手が「今、どのような状態にあるか」を常に確認し、状況に合わせてコミュニケーション手段を変更することが可能。
IP 電話機で、名前を検索するだけで、電話をかけることが可能。
メール利用とスケジュール管理、会議室予約が一元的に行えるようになった。
ユーザー自身は意識することなく、セキュアな文書共有が行えるようになった。
メールサーバーの移動から文書管理システムへのアクセス権限設定、電話機の移転など、人事異動時に発生するさまざまな管理を Active Directory に集約することで、管理付加を大幅に削減。

パートナー製品
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F5ネットワークスジャパン株式会社leave-ms
富士通株式会社leave-ms

ユーザーコメント
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「やはり、マイクロソフト製品の強みというのは、こうしたシステムを構築できる『統合力』にあるのでしょう。メールだけではなく、ポータルだけでもなく、文書管理やセキュリティ、プレゼンスに Web 会議と、このようにすべてがシームレス統合された環境を構築することができる。それが一番のポイントですよね」

九電ビジネスソリューションズ株式会社
執行役員 ソリューション本部 副本部長
田中 光男 氏


ワークスタイルの変革を促進するためにEnterprise CAL Suite を締結し、情報システムを一新。
社員の在席情報や電話帳、文書管理の権限管理などがシームレスに統合されたコミュニケーション環境を構築


高度の安定性・信頼性が要求される電力事業基幹系システムの開発から運用、保守・サポートに至るサービスを長い間担ってきた、九電ビジネスソリューションズでは、2008 年 7 月の本社移転を契機として、ワークスタイルの変革に着手。社内の技術者の専門化が進み、プロジェクトごとの協働連携において、より効率的なコミュニケーション手段を求めていた同社では、Enterprise CAL Suite を締結し、Windows Server 2008 をはじめとする Windows アプリケーション プラットフォームをまとめて採用し、情報システムを刷新。IP 電話と情報システムの連携をはじめ、時間と場所を問わない、便利かつセキュアなコミュニケーション環境を実現しています。


<導入の背景とねらい>
本社移転を契機として、大々的な情報システムの刷新に着手


* 九電ビジネスソリューションズ株式会社
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九電ビジネスソリューションズ株式会社

高い技術力と優れたサービスで「IT のベストパートナー」としてお客様に選ばれる企業を目指す九電ビジネスソリューションズ株式会社 (以下、九電ビジネスソリューションズ) では、お客様に対して、より最適なソリューションを、より確かな対応をもって導入するために、社内のショーケース化を推進。2004 年に誕生して以降、さまざまな最新ソリューションを社内に取り入れ、ユーザーの立場からの知見を踏まえた提案活動を推進しています。

そうした活動の一環として、九電ビジネスソリューションズでは、マイクロソフトのソリューションも積極的に導入。2004 年に Windows Server 2003 の Active Directory を導入し、認証基盤を構築。さらに、2006 年には Exchange Server と Microsoft Windows Rights Management Services (RMS) を導入して、セキュアなメッセージング環境を構築し、活用してきました。
そして、2008 年の 7 月に本社を福岡市中央区の電気ビル北館に移転したことを契機として、社内のワークスタイル変革にむけてコミュニケーションを活性化させるべく、Microsoft Enterprise CAL Suite を締結し、全体のコストを抑えつつ、情報系のシステムを整備しています。
製品としては、Windows Server 2008 を導入して Active Directory をアップデート。仮想化技術であるHyper-VTM を活用してサーバーの集約、統合を図るとともに、Office SharePoint Server 2007、そして Office Communications Server 2007 を導入し、高可用性を実現するために F5ネットワークスジャパン株式会社のトラフィック管理装置「BIG-IP Local Traffic Manager」も導入しました。IP 電話と、Office Communications Server が提供するプレゼンス (在席情報) と、Exchange Server のアドレス帳を連動させることで、電話とメールとインスタント メッセージとがシームレスに統合され、状況に応じたコミュニケーションが行える環境を実現しました。さらに、拠点間を結ぶ Web 会議のシステムも整備されています。

田中 光男 氏
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九電ビジネスソリューションズ株式会社
執行役員
ソリューション本部 副本部長
田中 光男 氏

* 岡 直 氏
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九電ビジネスソリューションズ株式会社
カスタマーサポート本部
テクニカルサポート部
第 5 システムテクニカルグループ長
岡 直 氏

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こうしたシステム環境を構築した背景には、下記の 2 つの理由がありました。
1. 専門化が進む社内の各チームが、プロジェクト単位で効率的に連携し、コミュニケーションを図るための環境作り。
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2. ビル移転に伴い、富士通株式会社の IP 電話システムを導入し、全社員の電話番号を固定化。人事異動も多い同社において、異動のたびに電話番号の設定変更作業にコストをかけずに済むように、IP 電話と情報系システムを連携させて、電話番号の一元管理を行う。


そしてもちろん、社内に展開したこのコミュニケーション環境を、今後、お客様への提案に活かしていくというねらいもあると、九電ビジネスソリューションズ 執行役員であり、ソリューション本部 副本部長である田中光男氏は説明します。
「お客様の、IT に対するイメージはさまざまです。そうした中、個人のリテラシーに影響されることなく、どなたにでも、自然に活用されるコミュニケーション環境を勧めることが大切です。新しいテクノロジーを提示して、ただ『プレゼンスがわかるから便利です』、と言われても、それがどれだけ役に立つか、すぐにピンと来る人はほとんどいないでしょう。それは、私も含め、弊社の社員にとっても同じことでした。情報系のソリューションは特に“使ってみなければわからない”ですから。しかし、今、私たち自身が活用してみてわかるのは、『一度使い始めると、これがない状態に戻ることは考えにくいほど便利』だということです」。

九電ビジネスソリューションズ カスタマーサポート本部 テクニカルサポート部の第5システムテクニカルグループ長である岡直氏は次のように続けます。
「このようなコミュニケーション環境は、ほかの基幹系のように“なくてはならない”ものではありません。しかし、プロジェクトが大型化している近年、当社内でも、拠点をまたいだチームの専門化が進んでおり、プロジェクトごとの協働連携において、より効率的なコミュニケーションを図る手段が求められていたことは事実です。そして、本社移転を契機とした今回のシステム構築は、そうしたニーズにしっかりと応えるものだと思います」。

<システムの概要>
メール、IP 電話、セキュアな文書管理など、さまざまな要件をシームレスに統合


田中氏が、「便利」だと評するこのコミュニケーション環境では、全社員のアドレス帳とプレゼンスが、Microsoft Office Outlook や IP 電話、インスタント メッセンジャーと連動していています。そのため、たとえば、電話をかける際にも、紙の電話帳を探すことなく、IP 電話の端末上で相手先を検索し、すぐに電話がかけられるようになっています。
さらに、「相手が今、席にいるかどうか」そして、「ミーティング中」や「取り込み中」などのステータスが Microsoft Office Communicator に表示されるため、電話をかけてもつながるかどうかが、その場でわかるようになっています。このプレゼンスは、Outlook でメールを使っている時も、Office Communicator のインスタント メッセージングを利用する際にも表示されているため、状況に応じて、メールを送信するか、インスタント メッセージで対話するか、電話をかけるか、その時々に一番便利なコミュニケーション手段を、即座に選べるようになっています。

しかし、九電ビジネスソリューションズが、新規に構築した情報システムの特徴は、これだけではありません。

同社では従来から RMS のライセンスを個別に購入して活用。重要情報を含むメールの暗号化を実施していましたが、今回、Enterprise CAL Suite を締結したことで、ライセンス全体のコストを最適化して、活用範囲を拡大しています。
SharePoint Server の文書管理機能を活用したドキュメント共有において、Active Directory によるユーザー管理と連携し、詳細な権限設定を実施。さらに、RMS とも連携させることで、“ドキュメントが万が一外に持ち出されても、権限のない人間には開くことができない”というセキュアな環境を構築しています。
また、SharePoint Server の採用に伴い、もともと内製したポータル サイトで行っていた会議室予約の機能を、Outlook に統合。かつては、ポータル サイトから会議室を予約し、Outlook から会議の案内を送信する、という手間が生じていたものを、“会議室予約と同時に、会議の開催連絡をメール送信する”という利便性を確保しています。

九電ビジネスソリューションズ カスタマーサポート本部 テクニカルサポート部の第5システムテクニカルグループ長である岡直氏は、次のように説明します。
「当社では、2004 年に Exchange Server を導入したときから、基本的に機密情報に関わるメールのやり取りは、RMS によって“閲覧制限”や“転送禁止”などの制限を設定するように推奨してきました。そして、SharePoint Server に関しては 3 年ぐらい前から検討していたのですが、今回の社屋移転に伴い、ポータル サイトそのものの見直しが入ったことで、導入決定に至りました。さらに、IP 電話とのシステム連携もある、それならば、Office Communications Server も併せて導入した方がメリットは大きい。…そう考えたときに、ライセンスを個別に調達するのではなく、Enterprise CAL Suite を選んだ方がコスト メリットも得られると判断し、今回のシステム構築に至っています」。
図 システム概念図
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システム概念図 [拡大図]
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<導入効果>
業務に自然に溶け込み、今では「なくてはならない」システムに


落石 考紀 氏
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九電ビジネスソリューションズ株式会社
カスタマーサポート本部
テクニカルサポート部
第5システムテクニカルグループ 副長
落石 考紀 氏

* 水野 敦子 氏
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九電ビジネスソリューションズ株式会社
カスタマーサポート本部
テクニカルサポート部
第5システムテクニカルグループ
水野 敦子 氏

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このコミュニケーション環境を一ユーザーとして利用した感想として、「とても自然に業務に溶け込んできて、非常に使いやすく、利便性が高い」と、田中氏と岡氏は声を揃えます。
「自分自身の利用としては、電話をかける回数が減って、インスタント メッセージを利用することが増えました。メールに書くほどの要件ではないけれど、質問の回答が欲しいときなどは電話でメモを取るよりも、インスタント メッセージで回答を受け取ってコピペした方が便利です。それに、その場で反応が返ってくるので、メールよりも安心できる時はありますね」と岡氏。

田中氏は、「今は Outlook で、プレゼンスもわかりますし、スケジュール表と会議室予約も連携しています。ですから、空いている時間があると、皆、ドンドンと会議などの予定を入れ込んでくるようになりました。おかげで予定が簡単に埋まるようになりました。これも便利になった結果ですね。それだけ、社員間のコミュニケーションが活性化したということでしょう」と笑います。

両氏のお話にあるように、社内のシステム利用率は高く、目標としていた“ワークスタイルの変革”にも、寄与できているのではないかと、同 第5システムテクニカルグループ 副長の落石考紀氏は言います。
「はじめは、『プレゼンスって何?』という反応の多い中で始まったプロジェクトですが、実際に導入されてみると、社員の皆さんに、ごく自然に活用してもらえています。まだまだ、社内への告知と説明が必要な部分もありますが、今では、IP 電話でも Outlook でも名前で検索すれば電話もメールもできますので、人事異動の際にも社内の座席表や電話帳を紙で作成する必要もなくなりました。これだけでも、管理の効率化が図れています」。
さらに、メールとポータル、ファイル管理、そして電話帳などが、すべて Active Directory による認証基盤の中に集約されたことで、運用管理に関して大幅な効率化が実現できたと、同 第5システムテクニカルグループ 水野敦子氏は言います。
「今までは、内製したポータルサイトがあり、一部には Q-mail も使われていました。さらに、電話も IP 電話ではありませんでしたので、人事異動の際には、いくつものマスターにユーザー情報の変更を反映しなければならなかったのですが、今は、すべてが一元的に管理できています。1 か所で変更を反映すれば、メールも文書管理もポータルも電話もすべて使えるようになりますから、大変助かります。運用面のコストは確実に下がっていると思います」。

<今後の展望>
Windows Phone など、現在準備中のソリューションを年内に展開


今後は、「まだ使い切っていない機能を使っていくことが優先課題」であると、落石氏は言います。
「今回、IP 電話とシステムの連携だけではなく、ポータルや Web 会議など、非常に多くの機能を導入しています。その中でポータルの構築も、完全には終わっていないですし、Web 会議の利用促進は、これから始めていくところでもあります。
まずは、今導入している機能、そして構築準備しているものの、まだサービスを開始していない機能などを、十分に使いこなすことが先決で、追加の機能拡張などはまだ先の話になります」。

九電ビジネスソリューションズにおいて、今後の活用が期待されている機能、およびサービスは、以下の通りです。

ポータル サイトの充実
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Web 会議システムの活用促進
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Windows Phone の配布
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Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージング用の Outlook 機能であるボイスメール機能のサービスイン


ポータル サイトに関しては、今後、デザインなども含めて作り込んでいく予定であると言います。また、Windows Phone に関しては、Exchange Server 2007 において、Outlook Mobile Access (OMA) が廃止されたことに対応して、導入が検討されています。
機能面に関しては特に問題はなく、現在は、運用上のセキュリティ ポリシーを策定している最中であると言います。
「Windows Phone に関しては要望も多いため、セキュリティ ポリシーが確定次第、展開したいですね」(落石氏)。
また、ボイスメール機能に関しては、すでに構築は完了しており、今は社内に対して、その使い方などをどのように周知徹底させていくかを検討している段階であると言います。

田中氏はこの統合されたコミュニケーション環境を評して、次のように締めくくります。
「やはり、マイクロソフト製品の強みというのは、こうしたシステムを構築できる『統合力』にあるのでしょう。メールだけではなく、ポータルだけでもなく、文書管理やセキュリティ、プレゼンスに Web 会議と、このようにすべてがシームレス統合された環境を構築することができる。それが一番のポイントですよね。
しかし、当社が今回のシステム構築を実施したきっかけが、本社の社屋移転にあるように、お客様の情報システムを刷新するには、何か大きなきっかけが必要とされていることも事実です。
使い始めて見るとこれほど便利な環境もないのですが、『なくてはならない』ものではありません。それをどのようにアピールして、お客様に認めていただくか。
そのためにも私たち自身、今後もこのシステムの利活用を続けて、ノウハウをためていきたいと考えています」。


本ケーススタディに記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
本ケーススタディは情報提供のみを目的としています。Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。
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