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社会福祉法人 真寿会 介護老人福祉施設 真寿園

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掲載日: 2014 年 7 月 28 日

Microsoft Azure を使用した SaaS 型ケア記録管理システム
「ブルーオーシャンノート」でトータル ランニング コストを 3 割削減
Windows 8 タブレットと専用ストア アプリを活用して、
時代に合ったより細やかなケアを行い、介護のケア記録管理業務の効率化を実現

写真:社会福祉法人 真寿会 介護老人福祉施設 真寿園

社会福祉法人 真寿会 介護老人福祉施設 真寿園

医療や介護の現場では、施設内を移動しながら情報を記録し、共有した情報を利用できるようにするため、タブレットの活用が進められています。先進的かつ先駆的な取り組みで介護事業を進めてきた社会福祉法人 真寿会では、介護老人福祉施設の真寿園で Windows 8 タブレットを活用し、タッチ操作に最適化された専用のアプリ「ブルーオーシャンタブレット」、「ブルーオーシャンノート」を使うことで、業務改善、業務効率化、コスト削減などを実現しています。

<導入の背景とねらい>
情報量の増加などによって
サーバー維持コストが課題に

社会福祉法人
真寿会
介護老人福祉施設 真寿園
副理事長
統括施設長
医療法人 真正会 理事
荻野 光彦 氏

1977 年に設立された介護老人福祉施設 真寿園 (以下、真寿園) は、約 10 人を 1 つの生活単位としたきめ細やかなケアを行う「ユニットケア」に取り組んでいます。また、ユニットケア リーダー研修の養成施設として指定され、年間 200 人以上の研修生を受け入れていることも特徴です。「社会福祉法人真寿会は、老人にも明日があるという理念の下、埼玉県内で第 1 号となるデイ サービス センターや相談機能を有した在宅介護支援センターを設立し、先進的な老人福祉介護事業を展開してきました。真寿園は、姉妹法人である医療法人 真正会の霞ヶ関南病院が隣接しており、医療、介護、福祉の連携が取りやすい施設となっています」と社会福祉法人真寿会 介護老人福祉施設真寿園 副理事長 統括施設長 医療法人真正会 理事の荻野 光彦 氏は話します。

真寿園では、約 20 年前の 1990 年代に OA 化を進め、園内にサーバーを立てて介護記録を行っていました。記録を簡便化させ、データとして活用して日々のケアを充実させることが目的でしたが、年がたつとともに情報量の増大によるサーバーの増設と維持コストがかかり、故障や不具合も増えたことが課題となっていました。「事業が多様化し、複雑化する中で、さまざまな面でコストがかかってきています。経費を削減しながら時代に対応できるしくみが必要でした」と荻野 氏は説明します。

<導入の経緯>
Microsoft Azure を利用した SaaS で
タッチに最適化された Windows 8 ストア アプリを提供

株式会社ブルーオーシャンシステム
代表取締役
寺岡 正人 氏

一方、真寿園の OA 化もサポートしていた株式会社ブルーオーシャンシステム 代表取締役の寺岡 正人 氏は、2010 年にベンチャーとして同社を立ち上げ、記録管理業務を効率化するシステムの開発を始めています。「イベントやセミナーなどでマイクロソフトの技術が今後進化し、クラウドの時代となっていくことを感じていました」と話す寺岡 氏は、Azure を利用して SaaS で提供される Web ブラウザー アプリケーション「ブルーオーシャンノート」を 2011 年にリリースしています。「他のクラウド サービスも選択肢として考えていましたが、技術資料やサポートが充実し、業務に強く、安心感があるという点でマイクロソフトの Azure を選択しました」 (寺岡 氏) 。

その後、Web ブラウザーだけでなく、介護の現場ではタブレットに最適化されたアプリが必要であると考えた寺岡 氏は、Windows 8 ストア アプリの開発も行い、2013 年に「ブルーオーシャンタブレット」をリリースしています。「医療や介護の現場でスムーズな入力を行うために多様なハードを選択できる Windows 8 ストア アプリを開発し、シチュエーションや用途に応じてブラウザー アプリケーションと使い分けることを考えました」と話す寺岡 氏は、Windows 8 ストア アプリの開発しやすさを次のように話してくれました。「XAML (Extensible Application Markup Language) で書かれた Web ブラウザー用のアプリケーションのプログラムを Windows 8 アプリのタッチ操作に対応するように書き換えるだけなので、開発は非常に簡単でした」。


Windows 8 ストア アプリのブルーオーシャンタブレットを使うことで、タッチ操作だけで介護記録の定型文や数値的な基礎情報の入力が行えます。

一連のケア サービスを一目で見渡して記録することができる【サービスチェック表】。数値や文字だけでなく写真も記録の一部として手軽に撮影することができる。 [拡大図]新しいウィンドウ


さまざまなデータを時系列にまとめることができ、入居者の状態を確認することができる。表示項目が選択可能になっており、介護現場の使い勝手を優先した機能が詰め込まれている。 [拡大図]新しいウィンドウ


入居者の暮らしを 24 時間軸で表現した【フローシート】。黄、オレンジ、赤の色は記録の重要性を示しており、一目で重要な記録が目に飛び込んでくるデザインになっている。 [拡大図]新しいウィンドウ


紙のチェックをイメージした【食事チェック表】。紙に書く様に指で画面をタッチするだけで記録でき、操作説明が殆どいらない直感的な操作性を実現している。 [拡大図]新しいウィンドウ


帳票イメージの画面でタッチ操作による直接入力や写真撮影ができ、手書きインク入力によるコメントの添付も可能。訪問先の環境を早く正確に伝えることができる。 [拡大図]新しいウィンドウ

<導入効果と今後の展望>
入居者のケアを行いながら簡単に入力でき
情報をリアル タイムに共有して連携できる

社会福祉法人
真寿会
介護老人福祉施設 真寿園
施設長
平山 政浩 氏

社会福祉法人
真寿会
介護老人福祉施設 真寿園
介護福祉士
介護支援専門員
施設ケア部
ユニットリーダー
黒川 靖子 氏

ブルーオーシャンタブレットを寺岡 氏に提案された荻野 氏は、当時を次のように振り返ります。「リスク マネージメントやケア・記録の質を考えれば、入居者様に近い場所でケアを行いながら、同時に閲覧、記録も行えることが非常に重要で、Windows 8 タブレットは非常に魅力的でした。また、クラウド サービスを使うことでサーバーを管理する必要がなくなり、概算でトータル ランニング コストを 3 割削減できるため、導入する価値があると考えました」。

真寿園では、介護記録の定型文や数値的な基礎情報の入力はタッチで行い、生活記録はキーボードで入力することを考えて Microsoft Surface を導入し、今後も Windows 8 タブレットの導入数を増やしていく予定です。

「以前のシステムで使っていた PDA は、送信を完了しなければサーバーに情報が反映できませんでしたが、今回のシステムは Windows 8 タブレットに入力すればすぐにクラウドに保存され、PDA では困難だった情報の閲覧がより大きな画面ででき、スタッフ間でリアルタイムで情報共有することができます」と社会福祉法人真寿会 介護老人福祉施設真寿園 施設長の平山 政浩 氏は話します。これにより、朝の状況を確認しながら日中のケアを行うなど、ケアが途切れることなく、連続したものとなりました。また、食事などの入居者の状態を介護士間、または看護師などの他の職種の間で共有して連携することができ、膨大な紙を使っていた家族への説明もタブレットの画面を見せながら行えるようになりました。

現場で実際に介護を行っている社会福祉法人真寿会 介護老人福祉施設真寿園 介護福祉士 介護支援専門員 施設ケア部 ユニットリーダーの黒川 靖子 氏も Windows 8 タブレットの効果を次のように感じていると話します。「入居者様を隣でケアしながら手軽に入力でき、使いやすいですね。業務の中で記録できることによって気持にも余裕ができ、コミュニケーションの時間を増やせてしっかり寄り添うことで、転倒などのリスクも軽減されています」。また、以前は現場でメモし、業務後に情報を入力していたため、自然と情報量が少なくなっていましたが、Windows 8 タブレットを使うことで詳細な記録をリアルタイムに入力でき、残業時間を減らす効果もあると言います。

「Windows 8 タブレットは利便性が高く、今後も広がっていくと思います。ブルーオーシャンノートでは個人の数多くのデータが蓄積されるので、これらを活用してケア プランに活かしていくことを続けていきたいですね。今後は、サービス付き高齢者向け住宅や在宅の強化など、介護の多機能化を目指していかなければなりません。また、それらの施設で相互に利用者が移動する可能性もあるので、ブルーオーシャンノートの柔軟性と拡張性、タブレットのポータビリティーを利用したしっかりとしたネットワークを組んで、共通の考え方で運用していくことが重要だと考えています」と荻野 氏は話します。地域の核となる真寿園は、今後も先進的な取り組みで介護福祉サービスを展開し、きめ細やかなケアを行っていきます。


Windows 8 タブレットとアプリを使うことで、入居者と寄り添いながら、ケアと介護情報入力の質を高めていくことができる。

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ソリューション概要

プロファイル

「老人にも明日がある」を事業理念に介護老人福祉施設や通所介護、訪問介護、地域包括支援センター、グループホームなどの事業を行っている社会福祉法人 真寿会外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きますは、埼玉県川越市を中心に介護事業を展開しています。真寿会が運営する介護老人福祉施設 真寿園は、「寄り添う」「ゆっくり」「楽しく暮らす」をコンセプトに、川越の街並みを意識した「楽しく活気あふれる小さな街をつくる」をテーマにしています。この命題に対する答えの一つが「ユニットケア」という形で具現化を目指し、要介護になっても、個人個人の暮らしを大切にした介護を受けられる施設です。

導入ソフトウェアとサービス

導入メリット

  • オンプレミスのサーバー/クライアント システムを Microsoft Azure を利用した SaaS 型ケア記録管理システム「ブルーオーシャンノート」に変えることで、サーバー維持費などのトータル ランニング コストを 3 割削減。
  • タッチに最適化された Windows 8 ストア アプリ「ブルーオーシャンタブレット」を使うことで、入居者に寄り添いながら記録作業を行うことができ、ケア サービスの向上と職員間のリアルタイム連携を実現。
  • 介護の現場でより詳細な情報を閲覧、記録でき、職員の残業時間も減少。

ユーザーコメント

「リスク マネージメントやケア・記録の質を考えれば、入居者様に近い場所でケアを行いながら、同時に閲覧、記録も行えることが非常に重要です。そのためには、Windows 8 タブレットは非常に魅力的でした。また、クラウド サービスを使うことによって、サーバーなどを管理しなくてもよくなり、概算でトータル ランニング コストを 3 割削減できることもわかったので、Windows 8 タブレットとブルーオーシャンノートを導入する価値があると考えました」 

社会福祉法人 真寿会
介護老人福祉施設 真寿園
副理事長
統括施設長
医療法人 真正会 理事
荻野 光彦 氏

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