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ソフトバンクモバイル株式会社

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掲載日: 2010 年 10 月 5 日

ソフトバンクモバイル株式会社

ソフトバンクモバイル株式会社

1 年間で基地局倍増を目指す「電波改善宣言」の実現を支えるジオメディアサービスを構築。10 年間蓄積してきたデータと、お客様から日々寄せられている 450 万件以上ものデータを活かした大規模データベースを構築。

ソフトバンクモバイル株式会社では、お客様との対話をきっかけとして、約 6 万局ある基地局を、1 年で倍増させる取り組みを進めています。この取り組みを効率的に支えるために、従来から活用してきた GIS (地理情報システム : Geographic Information System) を強化。流動人口データの活用や、モバイルとの連携、最新情報の一般公開など、さまざまなジオメディアサービス (位置情報関連サービス) を構築しています。このジオメディアサービスのデータベースとして、30 億ものレコードを支えているのが、SQL Server 2008 R2 Enterprise エディションです。そして、一般公開向けの Web サービスを含めた基盤として、ソフトバンクテレコム株式会社のクラウド サービス「ホワイトクラウド」と、マイクロソフトのクラウド サービスである Windows Azure が活用されています。

<導入の背景とねらい>
増大するお客様のニーズに対応するために、3 段構えの施策で、全国の電波状況を改善

ソフトバンクモバイル株式会社
取締役専務執行役員 兼 CTO 宮川 潤一 氏
Twitter :
 @miyakawa11外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きます

携帯電話市場に参入して以来、斬新なサービスやお客様のニーズを先取りした商品ラインナップ、さらにスマートフォンの本格展開など、さまざまな話題を提供し、勢いに乗るソフトバンクモバイル株式会社 (以下、ソフトバンクモバイル)。

そのソフトバンクモバイルが、ユーザーに向けて大きな宣言を行ったのが、2010 年 3 月 28 日のことでした。宣言のタイトルは「ソフトバンク電波改善宣言」。それは、2002 年に第 3 世代移動通信システム (3G) 対応サービスを開始して以降、増設し続けてきた基地局を、2010 年度の間に "倍増" させることで、お客様から寄せられる電波状況への不満を解消していくというものでした。
同社 取締役専務執行役員 兼 CTO 宮川潤一氏は、次のように説明します。
「当社が 2010 年 3 月までに設置してきた 3G の基地局が、約 6 万局。これは世界的に見ても大きな数字です。しかし、電波というのは生き物ですからビルに電波が反射して死角が生まれるなど、さまざまな要因によってお客様にご不便を感じさせてしまうことがあります。お客様からお叱りをいただいたことを反省するとともに、こうした状況を改善するために、『基地局倍増』『小型基地局の無料提供』『Wi-Fi ルーターの無料配布』という 3 つの施策を推進するというのが『電波改善宣言』の実施内容になります」

「電波改善宣言」の実施内容は、基地局を倍増させることで広域的な電波向上を図るとともに、基地局の電波干渉が起きる場所や同社が使用する 2GHz の電波が届きにくい場所にもピンポイントに対応できる策として小型基地局 (フェムトセル) を無料で提供。さらに、電波の利用負荷を分散するための Wi-Fi 利用を促進するために、一般の店舗やユーザーへ Wi-Fi ルーターの無料配布を行うという 3 段構えとなっています。

さらに、このプロジェクトのユニークな特長が「お客様とのオープンかつ柔軟な関係」によって推進されていることにあります。
「実は『電波改善宣言』の始まりは、Twitter からでした。当社ではお客様との関係構築について、さまざまな角度から取り組んでおり、その 1 つとして Twitter の利用があります。当社代表である孫も多くの方にフォローいただき、さまざまなお客様の声を直接いただいています。その中で、やはり電波状況に関して不満を感じられているお客様も多くいらっしゃいました。ただし、先ほども少しお話しましたが、電波の特性上、単純に基地局を増やせばいいというものではありません。電波干渉度合や地下など入り組んだ場所などを含め、電波状況の確認に大変な時間がかかってしまいます。
そこで、全国のお客様から『ここがつながらない』というご報告をいただいて、当社で分析し、その場所をピンポイントで確認をしていく――つまり、お客様の声に沿って電波状況を改善させていくことを考えました。そのために、スマートフォン向けの『電波チェッカー』というアプリケーションをご用意し、"電波の入らない場所をボタンで押すだけ" で、私たちに改善要求を送信いただけるようにしたのです」

ソフトバンクモバイルの電波状況改善への取り組みは、これまでも継続的に行われてきました。そのために、ソフトバンクモバイル社内では、従来から GIS のデータベースを構築し、基地局情報やエリア シミュレーションなどを蓄積し、分析してきました。
事業部署ごとに運用されてきた GIS を、2005 年に統合し、モバイル インフラ情報やブロードバンド インフラ情報、それぞれの営業情報を、網羅的に把握・分析できる「統合型 GIS-DB」を構築。さらに、これらのデータ活用を促進させるために、社内ユーザーが誰でも、いつでも活用できる「ジオメディアサービス」として Web サービス化。コールセンターや技術窓口でも活用することで、基地局の増設候補地の選定など、さまざまな活動の迅速化に役立てながら今に至っています。

■ 「電波改善宣言」全体フロー

「電波改善宣言」全体フロー

しかし、「電波改善宣言」は、10 年近くかけて増設してきた基地局数を、1 年で倍増させるという苛烈な取り組みです。この取り組みを実現させるために、ソフトバンクモバイルでは、データ活用を強化し、より迅速に作業が進むようにモバイル向けジオメディアサービスを開発。スマートフォンに搭載した専用アプリケーションとの連携により、「お客様から寄せられた情報を蓄積された各種データと照らして即座に分析・把握し、簡単な現地確認を行うだけで対応策の是非を決定できる」体制を確立し、基地局の建設作業のスピードアップを図っています。
さらに、Twitter という開かれた場所で、お客様に確約する形で始まったこのプロジェクトの進捗は「逐一お客様に公開するべきだ」という孫社長以下、ソフトバンクモバイルとしての強い意思がありました。
そこで、こうした日々の電波改善状況を、リアルタイムでお客様に開示するための一般公開向けジオメディアサービス「電波状況ピンポイント検索」外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きますの開発にも同時並行で着手。Twitter での反響を含め、全国のお客様からの大量のアクセスが予想されるこのシステムに必要な可用性とスケーラビリティを備えたシステム構築を短期間に実現して、2010 年 10 月に公開完了。お客様と直接対話し、その要望に応え、結果を公開して、さらなるご意見を伺うという「リアルタイム マーケティング」を実践しています。

そして、これら GIS ならびにジオメディアサービスを支えてきたデータベースが、Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise エディションであり、膨大なデータのリソースの一部として利用されたのが、Windows Azure Platform でした。

<システムの概要>
RDB 活用で、快適なジオメディアサービスを実現
30 億レコードを快適運用

ソフトバンクモバイル株式会社
モバイル・ソリューション本部
エリア情報統括部
エリアソリューション企画部
部長 柴山 和久 氏
Twitter :
 @Agoop外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きます

ソフトバンクモバイルが、2004 年にスタンドアローンで GIS の活用を開始して以来、蓄積・活用されてきたデータを格納しているデータベースが、SQL Server です。同社 モバイル・ソリューション本部 エリア情報統括部 エリアソリューション企画部 部長 柴山和久氏は、次のように振り返ります。
「構築当初には SQL Server でいいのか ? という意見もありました。しかし、社内の技術者に Windows Server や SQL Server に精通している者が多かった事もあり、SQL Server をベースに、RDB (Relational Database) を構築しました。結果、今日までデータ量が増え続ける中で、SQL Server もバージョンアップを重ねながら、安定稼働しています」

こうして、長年にわたる稼働実績が認められて、今回の再構築に際しては SQL Server 2008 R2 Enterprise エディションを採用。30 億レコードものデータを運用しています。
新たに強化されたジオメディアサービスでは、地図データに API (Application Programming Interface) で提供されている Bing Maps for Enterprise を活用。インターフェイスを、Microsoft Silverlight を活用して作り込んでいます。
柴山氏は、ここに至る経緯について、次のように説明します。
「最初にジオメディアサービスとして構築したのは、ブロードバンド インフラ情報でした。GIS 用のミドルウェアを使うと、地図の上に情報をプロットする『空間結合』という技術を使うことになるのですが、この処理に非常に時間がかかってしまうのです。当時 ADSL で 500 万ユーザーでしたが、たとえば東京都の情報を見ようとして半日たっても情報処理が終わらないほどで、とても実運用には耐えられませんでした。
そこで、一般的な Web の技術を利用して、ジオメディアサービスを実現することにしました。ここで重要なポイントになるのが、SQL Server 2008 以降、Spatial データ型 (geometry、geography) が標準でサポートされるようになったという事実です。この機能を活用して RDB テーブルのリレーショナル構造設計を行い、比較的変化のない建物情報の座標とマッチングすることで、Web 画面への表示速度も約 10 倍以上を実現することが可能となりました。さらに、データを RDB にしているために、Excel にエクスポートして活用するなど、普段の分析・解析業務もスムーズに行えます」

電波状況ピンポイント検索画面

■ 電波状況ピンポイント検索画面
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電波状況ピンポイント検索結果

■ 電波状況ピンポイント検索結果
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構築に際しては、Oracle Database も比較検討されたと、同 エリアソリューション企画部 開発企画課 課長 曽我雄司氏は振り返ります。
「選定にはそれほど迷いませんでした。SQL Server であれば、デフォルト設定のままでもある程度のパフォーマンスを保持できるのですが、Oracle の場合は、パラメーターのチューニングが非常にシビアだという事実がありました。それに、マイクロソフト本社からのサポートも得て、SQL Server と Bing Maps などを活用したシステムのアーキテクチャについて、定期的にレビューを重ねてきました。何より今まで SQL Server を使用して安定稼働を続けてきた実績と、Oracle と比較して保守・導入に関するコストが約 1/3 へ抑えられることから、SQL Server 2008 R2 の採用はスムーズに決まりました。

 Siliverlight を活用した新ジオメディアサービス (近日社内展開予定)

■ Siliverlight を活用した新ジオメディアサービス
 (近日社内展開予定) [拡大する]

たとえば『電波状況ピンポイント検索』には相当なトランザクションが発生すると予想されます。2 千万以上の既存顧客だけではなく、他キャリアからの乗り換えを検討している潜在顧客の方々が、24 時間 365 日、思い思いに電波状況を確認したい場所をピンポイントで指示して、データベースからの返答を待つわけですから、システムとしては本当に厳しい。ですが、SQL Server 2008 R2 ならば問題なく対応できると期待しています。さらに、Bing Maps は API ですからデータベース内に抱える必要もありませんし、過去、事業部単位で地図情報を購入していた時に比べれば、70% のコストダウンが図れています。さらに、Silverlight に、Bing Maps のコントローラーが搭載されているため、インターフェイスの開発も進めやすかったです」

こうして、「統合型 GIS-DB」のデータベースを活用して新しく作られたシステムは、スマートフォン時代に適合した「誰でも、いつでも、どこででも使えるジオメディアサービス」として、社内に公開されています。
その代表的機能が、継続的な取り組みによって蓄積されたデータを基にソフトバンクグループが開発した、流動性人口推定データです。このデータは、居住人口、就学・就業者人口に留まらず、買物人口、レクリエーション人口、観光人口などを、時系列 (時間帯別・曜日別・月別<季節別>) 別に推定した、世界初のデータです。このデータを使用すると、詳細な流動人口を動的な画面によって把握することが可能。建物の配置といった半ば固定された状況把握に加え、基地局への時間別のアクセス数の変化を把握・分析することで、より詳細な電波改善プランを立てることが可能になっています。
さらに、システム投資を最小限に抑える目的で、この流動性人口推定データなど一般に開示可能な情報については、パブリック クラウドである Windows Azure Platform を活用するべく展開中。システム全体で、テクノロジーの適材適所を徹底することで、システム構築コストの最適化を図っています。

ソフトバンクモバイルが現在推進している電波改善の重要な要素である「お客様からの情報提供」は、スマートフォン用のアプリケーションである「電波チェッカー」だけでも、2010 年 10 月現在で、450 万件の情報が寄せられています。「電波チェッカー」では、屋外の電波状況を歩きながら継続的に、ソフトバンクモバイルに報告できるほか、圏外となった場所を地図上でクリックして登録し、事後報告することができます。

システム構成概要

■ システム構成概要
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最新のジオメディアサービスでは、こうして寄せられる電波情報を、流動性人口推定データなど、同社が蓄積しているさまざまなデータと照合し、電波改善の方針を策定。現地に赴いて電波干渉状況などを把握する必要がある場合には、管理者は PC 画面上から、作業員に確認ポイントをジオメディアサービスの地図上からピンポイントで指示。作業員は、その指示を Windows Phone 用のジオメディアサービス画面で確認して、現地に移動します。そこで専用アプリケーションを操作して、より詳細な情報を収集し、本社に送信。最終的な改善策の決定に役立てます。このアプリケーションの操作は、基本的に「ボタンをクリックするだけ」で完了してしまうため、専門の技術員を要しません。その分、より多くの箇所に、より迅速に確認対応することが可能になっています。

こうして、さまざまな施策と仕組みに支えられ刻一刻と進む電波改善状況を即時的に公開するジオメディアサービス「電波状況ピンポイント検索」は、全国のお客様からアクセスが集中することに備えて潤沢なリソースを確保するべく、ソフトバンクテレコム株式会社の「ホワイトクラウド」を Windows Server 2008 R2 Hyper-V によって仮想化されたプライベート クラウド サービスとして活用して、公開されています。このサービスでは、「住所」「ランドマーク」「駅名」などによる地図検索を使い、電波状況を確認したい地点が表示されたら、その中の任意の 1 点をクリックすることで、自宅や勤務先など「電波が通じるかどうか」あるいはまた「その場所の電波改善の進捗がどのようになっているか」が確認できるようになっています。

<導入効果>
詳細な分析で電波状況調査を効率化し、Excel で経営戦略立案にもデータ活用

ソフトバンクモバイル株式会社
モバイル・ソリューション本部
エリア情報統括部
エリアソリューション企画部
開発企画課
課長 曽我 雄司 氏

ソフトバンクモバイル株式会社
モバイル・ソリューション本部
エリア情報統括部
エリアソリューション企画部
開発企画課
柗本 浩 氏

ソフトバンクモバイル株式会社
モバイル・ソリューション本部
エリア情報統括部
エリアソリューション企画部
開発企画課
宮部 悦男 氏

今回、ソフトバンクモバイルが構築したジオメディアサービス構築におけるメリットは、さまざまです。
主だった効果を、システム面、そして活用面に分けると次のようになります。

【システム構築におけるメリット】
 1. SQL Server 2008 R2 と IIS の活用により、レスポンスの快適なジオメディアサービスを実現
 2. Bing Maps と Silverlight の活用により、使いやすく、見やすいインターフェイスを短期間で構築
 3. Hyper-V を活用した「ホワイトクラウド」と「Windows Azure」を使い分けることでスケーラビリティとコストを最適化

【活用面におけるメリット】
 1. モバイル向けジオメディアサービスと Windows Phone 用アプリケーションの組み合わせによる確認調査で、450 万件も寄せられる情報 (2010 年 10 月現在) に基づき電波改善の取り組みを迅速化
 2. ジオメディアサービスによる社内での情報共有により、コールセンターから技術部門まで、一貫した情報を基に、迅速なお客様対応を実現
 3. RDB に蓄積された 30 億レコードもの膨大なデータを、Microsoft Office Excel にエクスポート可能。日々の分析・解析業務のほか、事業計画やマーケティングに活用
 4. 「電波チェッカー」や「電波状況ピンポイント検索」などのサービスによって、お客様からの要望受け入れから改善までのシームレスな関係構築 (情報提供) を実現

柴山氏は、次のように話します。
「まず、電波改善への効果について言えば、データ活用が深化した成果がはっきりと表れています。従来であれば、まずは現地に赴いて、専用の機器を使って計測・調査を行わなければなりませんでしたが、今では、ジオメディアサービス上でシミュレーションを行い、事前に調査地点を絞ることができます。さらに、現地調査も、専門の技術員を派遣することなく、Windows Phone 用に開発したアプリケーションのボタンを押すだけで確認調査が完了してしまいます。これまで 1 日に 2 ~ 3 件しか回れなかったのが、今では 6 件、8 件と回れるわけですから、効率が段違いです」

さらに、基地局の種類を選定する上でも役に立っていると柴山氏は続けます。
「たとえば、小型基地局などの選択肢を考える際に、流動人口推定データが役に立ちます。一見、小型のもので十分に対応できそうな場所でも、『昼間は人が多く、このポート数では対応しきれない』ということが分かれば、それにあった基地局を選択することができます。そうした分析が、ほとんどすべて、机上で行えます。費用対効果は、非常に大きいですね」

さらに、ソフトバンクモバイルが蓄積してきたさまざまなデータは、GISやジオメディアサービス上での活用だけではなく、SQL Server の RDB から Excel に書き出して、経営層の意思決定を支えるさまざま局面で活用されていると柴山氏は話します。
「当社の中では、会議用の資料としても Excel が良く使用されています。ジオメディアサービスのデータベースから Excel にデータを落として、分析を行い、経営戦略の立案に利用しています。このとき、Excel のまま発表資料をまとめて会議に挑めば、その場でシミュレーションの数値を変更するなど、柔軟な話し合いが可能ですから」

<今後の展望>
お客様との新しい関係性をもって 30 年続ける取り組みに

ソフトバンクモバイルの「電波改善宣言」は、まだ始まったばかりです。しかし、ジオメディアサービスを通じてお客様が、逐一進行状況を把握できるようになった今、ソフトバンクモバイルとして、お客様との継続的な関係構築における、新たな方法が生まれたと、宮川氏は話します。
「これは、お客様とのリレーションシップを、もっと深めたいという想いで取り組んでいるプロジェクトです。今まで、企業の想いがあってネットワークを構築してきましたが、そこの視点を変えて、『お客様の声を聴いて、お客様に問いかけてみて、お客様と合意しながらサービスを作り上げていく』ということにチャレンジしています。
スマートフォンをはじめ、デバイスもドンドンと進化し、お客様の使い方もそれに応じて変わっていきます。しかし、Twitter などの手段によって、そうしたお客様の声を直接伺うことができるようにもなりました。こうした声を伺わせていただきながら、新しい領域に踏み込んでいくことは、大きな意味があると思います」

最後に宮川氏は言います。
「私たちソフトバンクモバイルの取り組みは、今後も続いていきます。今年は、1 年で基地局倍増という大きな目標を掲げましたが、お客様により良いサービスを提供させていただくための取り組みは、10 年、 20 年、30 年と続けていきます。
当社では、ずっとデータを蓄積してきていますし、今後もそれは変わらないでしょう。電波は生き物です。今後も、町の変化に合わせて、状況も変化していくことでしょう。ビルが建て替わった時に、お客様から『つながらない』というお叱りをいただいたとき、なぜ、そうした変化が起きたのかを把握できるかどうかが、大きな差につながります。
そういう意味で、今回構築した一連のシステムは、20 年、30 年後の後輩たちに託すための、貴重な資産であると思っています」

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ソリューション概要

プロファイル

ソフトバンクモバイル株式会社外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きますは、2006 年 4 月に、ボーダフォン株式会社をソフトバンクグループ傘下に収め、2006 年 10 月に現在の社名に変更して以降、「低額な基本料金の設定」や「加入電話同士の無料通話」など、さまざまなサービスを打ち出して話題を提供してきました。近年ではスマートフォンの流行に大きく貢献。契約者数を大きく伸ばしています。


(関連リンク)
電波改善宣言外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きます
@masason「やりましょう」進捗状況外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きます

導入メリット

  • SQL Server 2008 R2 Enterprise エディションを活用することで、30 億のレコードから、求めるデータを 2 ~ 3 秒で抽出
  • SQL Server 2008 R2 Enterprise エディションと IIS の活用により、レスポンスの快適なジオメディアサービスを実現
  • Bing Maps と Microsoft Silverlight の活用により、使いやすく、見やすいインターフェイスを短期間で構築
  • 「ホワイトクラウド」と「Windows Azure」を使い分けることでスケーラビリティとコストを最適化
  • RDB に蓄積された 30 億レコードもの膨大なデータを、Microsoft Office Excel にエクスポート可能。日々の分析・解析業務のほか、事業計画やマーケティングに活用
  • マイクロソフト本社より来日した開発者が行った「アーキテクチャ デザイン レビュー」によって、システム全体の最適化をアドバイス

ユーザーコメント

「私たちソフトバンクモバイルの取り組みは、今後も続いていきます。今年は、1 年で基地局倍増という大きな目標を掲げましたが、お客様により良いサービスを提供させていただくための取り組みは、10 年、 20 年、30 年と続けていきます。そういう意味で、今回構築した一連のシステムは、20 年、30 年後の後輩たちに託すための、貴重な資産であると思っています」

ソフトバンクモバイル株式会社
取締役専務執行役員 兼 CTO
宮川 潤一 氏

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本ケーススタディは情報提供のみを目的としています。Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。

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