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ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社

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掲載日: 2013 年 6 月 19 日

お客様に安心を提供する「遠隔モニタリング システム」を、より高画質、高品質なサービスへ発展させるべくサービス提供基盤にクラウドを選択。Visual Basic 6.0 資産を活かし、短期かつ低コストな移行を実現するために Windows Azure 仮想マシンを活用

ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社は、飲食店を中心に店舗運営から防犯まで強力にサポートする ASP (Application Service Provider) 型の遠隔モニタリング システム「RMS (Remote Monitoring System)」を展開しています。同社では、従来活用していたデータセンターの更新を迎えたことを期に、サービス提供基盤をクラウド サービスに切り替えることを決断。それは、全国に設置されたネットワーク カメラと常に交信し、毎時 1 TB ものデータを処理しているこのシステムの完全冗長化を果たすと共に、将来にわたるサービスの拡大を、より少ないコストで支えていくための決断でした。そして、Amazon Web Services など複数のクラウド サービスを比較検討した結果、同社が採用したソリューションが、リリースを迎えたばかりの、”Windows Azure 仮想マシン” の活用でした。

<導入の背景とねらい>
急速に増え続ける顧客数に対応し、将来にわたって充実したサービスを提供できる基盤としてクラウドを選択

近年、比較的少ないスタッフ数で店舗運営を行っている飲食店などを中心に、人の目が行き届かないフロア内、およびレジ周りの安全と安心を確保するソリューションの需要が高まっています。
こうした需要に応えるものとして、ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社 (以下、ユニバーサルソリューションシステムズ) では、店舗運営から防犯まで強力にサポートする ASP (Application Service Provider) 型の遠隔モニタリング システム「RMS (Remote Monitoring System)」を展開。飲食店や美容室を主要顧客として全国にサービス提供しています。

RMS はインターネット回線を通じてカメラ映像を確認できるシステムであり、センサーが来店客などの「動体」を検知すると 30 秒間にわたって画像を撮影するようになっています。撮影画像は管理画面からリアルタイムで確認できるほか、録画再生も行えます。複数のチェーン店を管理画面 1 つで監視できることから、マネジメント業務の効率化に貢献しています。
しかも、低コストに導入できることから、「お客様の数はこの半年の間、急激に増え続けている」と、ユニバーサルソリューションシステムズ システム事業本部 商品管理部 テクニカルマネージャー 井田 明 氏は話します。

現在、1,500 社を対象にサービスを提供している同社では、今後の顧客数拡大と、増え続ける画像データの保全を考慮して、サーバーの老朽化を契機として 1 つの選択を行っています。それが、オンプレミスのデータセンター利用から、パブリック クラウド サービスへ、「RMS」のサービス提供基盤を切り替えるというものでした。
全国 3,000 台のネットワーク カメラから 1 時間で 1 TB のデータが送られているこの「RMS」を、確実に支えお客様のデータを安全に管理するために、ユニバーサルソリューションシステムズでは複数のクラウド サービスを比較検討。
その結果、選ばれたのがマイクロソフトの提供する Windows Azure でした。

<導入の経緯と概要>
Visual Basic 6.0 で開発したシステムを Windows Azure 仮想マシン上に ”そのまま“ 移行

ユニバーサルソリューションシステムズのシステム開発を請け負っている株式会社アルネッツのシステム開発本部 ビジネスソリューション1課 井上 恭兵 氏は、Windows Azure を選択した理由について「データベースを含む旧資産を、ほぼそのまま移行できることがポイントだった」と説明します。
「IaaS (Infrastructure as a Service) のクラウド サービスである Amazon Web Services も検討しましたが、データベース構築に課題がありました。一方、PaaS (Platform as a Service) である Windows Azure には SQL Server 同様の感覚で使える SQL データベースが用意されていました。もともと RMS のシステムには Windows Server と SQL Server を使用していましたので、ほぼそのまま移行すればいいという印象でした」。

こうして Windows Azure の本格的な検証に移った同社は、ほどなく新しい決断を行っています。それが、「PaaS である Windows Azure を IaaS として活用する」ことでした。
「実は、RMS のアプリケーション開発が Visual Basic 6.0 (VB6) で行われていたために、PaaS の Windows Azure にはそのまま移行させることができなかったのです。そこで、プレビュー版がリリースされたばかりの Windows Azure 仮想マシンを使って、Windows Azure を IaaS として活用し、ゲスト OS 上に VB6 資産をそのまま移行させる検証を始めました」(井上 氏)。

<Windows Azure 導入効果>
初期費用は 1,000 万 対 ゼロ。5 年間のランニング コスト比較もわずか 5 分の 1

Windows Azure 仮想マシンを検証した井上 氏は「予想以上に便利だった」と話します。
「今回、VB6 資産を活かすために仮想マシンを活用していますが、プロジェクトを進めている中で感じたのは『とにかく融通が利く』ということでした。
RMS では、カメラから信号を受け取って、画像を受け取りに行くという処理を頻繁に行っています。この処理を行うサーバーを PaaS 上に構築するには、複数のコンポーネントをインストールするにも、毎回再起動を行う必要があるなど、技術的なハードルが高かったのです。しかし、Windows Azure 仮想マシンであれば、開発環境で構築したものをイメージ化して、それを仮想マシン上で復元するだけで済んでしまいます。普段通りにスムーズに開発を進められました」。

Live 画面

Live 画面 [拡大する] 新しいウィンドウ

開発がスムーズに進んだ上に、オンプレミスのデータセンター利用時と比べた際のコスト メリットも「圧倒的だった」と井上 氏は続けます。
「データセンターで物理サーバーを再構築した際の見積りも求めてみたのですが、1,000 万円を軽く上回っていました。対して、Windows Azure 活用の初期費用は、ほとんどゼロに近かったのです。さらに、5 年間運用した際のランニング コストも試算してみましたが、5 倍近く差がつきました。ここまで違うと、物理サーバーには戻れませんよ」。

この圧倒的なコスト差と、サーバーリソースを潤沢に活用できるクラウドのメリットを活かし、ユニバーサルソリューションシステムズでは、「RMS」で保管する画像データの完全冗長化を実現。お客様のデータをしっかりと守れる環境を実現しています。

Windows Azure 活用によって、新しい競争力を手に入れたユニバーサルソリューションシステムズでは、「RMS」のサービスを、さらに拡充させていくことを検討していると、井田 氏は言います。
「サービス提供基盤を Windows Azure に変えたことで、ストレージの心配がなくなりました。リソースの追加も簡単です。現在使用しているネットワーク カメラでは秒間 3 コマの画像を、動体検知から 30 秒間撮影するように設定しています。他社のソリューションでは秒間 1 コマで 10 秒間というものもありますから、現時点でも十分優位性があるのですが、Windows Azure のストレージ容量を活かして、今後はさらに高画質、高品質な動画のサービス提供が可能になるでしょう。音声録音の要望にも対応できます。当社の競争力強化として、このメリットは非常に大きいです」。

<今後の展望>
サーバー更新やメンテナンスなどの負荷から解放され、予算と人的リソースを新サービスの開発に集中

最後に井田 氏は次のように締めくくります。
「これまで、5 年ごとのサーバー更新や、日常のメンテナンスに予算をとられてきましたが、Windows Azure 仮想マシンを使ってクラウド化したことで、もっとも大切なサービス設計に専念することができました。今後は、常時録画が求められる金融向けの遠隔監視システムなどにも乗り出していきたいと考えています。そうした、高度なサービスに着手できるだけのインフラが、5 分の 1 のコストで手に入ったわけですから、非常にありがたいですね」。

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ソリューション概要

プロファイル

ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きますは、1996 年にインターネットを通じた情報提供、フランチャイズ支援等を目的に設立され、2005 年に商号を現在のユニバーサルソリューションシステムズ株式会社に変更。店舗運営を行う企業向けにユーザーの集客や POS 管理システムなどの提供を中心に展開しています。

導入メリット

  • 古い言語を使ったシステムも Windows Azure 仮想マシン上に、ほぼそのまま移行可能
  • SQL Server とほぼ同等の機能を持つ SQL データベースを標準で用意
  • 従量課金制の PaaS であるため、サーバー構築などに要する初期費用が、ほとんどかからない
  • ストレージ容量の追加も、容易かつ安価

ユーザーコメント

「サービス提供基盤を Windows Azure に変えたことで、ストレージの心配がなくなりました。リソースの追加も簡単です。現在、ネットワーク カメラでは秒間 3 コマの画像を、動体検知から 30 秒間撮影するようになっています。他社のソリューションでは秒間 1 コマで 10 秒間というものもありますから、現時点でも十分優位性があると自負していますが、このストレージ容量を活かして、今後はさらに高画質、高品質な動画の撮影、保存が可能になるでしょう。音声録音の要望にも対応できます。当社の競争力強化として、このメリットは非常に大きいです」。

ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社
システム事業本部 商品管理部
テクニカルマネージャー
井田 明 氏

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