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渦潮電機株式会社

掲載日: 2009 年 11 月 20 日
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ソリューション概要

プロファイル
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有史以来、有数の海事都市として栄えてきた愛媛県今治市に拠を構える渦潮電機株式会社leave-ms 。2006 年に創業 60 周年を迎えた同社では、国内外を問わず高く評価されているハイテク技術力を武器に、豊富な経験と永年にわたり蓄積されたノウハウを駆使して、海洋事業と陸上事業を主軸として、さまざまなビジネスを展開。エレクトロニクスのリードオフマンとして、21 世紀を見据えています。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Windows XP Embedded
Microsoft Visual Studio

パートナー製品
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INtime
株式会社マイクロネットleave-ms

メリット
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立体的なグラフィック表現など、船内の計器類にも自然に馴染むユーザー インターフェイスによって、乗組員たちが戸惑いなく操作可能。
Windows と親和性の高いリアルタイム OS 「INtime」を併用することで、「Windows が稼働する PC なら、どれでも μs 単位の制御を実現することが可能に。
INtime 、Windows XP Embedded ともに、アプリケーション開発に Visual Studio を利用。別々の言語スキルを求められることもなく、アプリケーション開発が容易に。


ユーザーコメント
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「グラフィカルなインターフェイスを捨てることは考えられません。さらに、Windows XP Embedded には、アプリケーション開発を容易にするツールも揃っていました。
さらに、OS のサポート期間も長い。これは、建造から数えて最長 25 年は現役で航行を続ける船舶にとっては、とても重要なことです。10 年 20 年と長期間の船舶の運航を支え、乗組員の安全を確保するシステムに対し、3 年 5 年でサポートが終わってしまうということは、考えられません」


渦潮電機株式会社
経営本部 経営企画室 技術開発課
矢野 浩二 氏


建造から最長 25 年の長きにわたって航海を続ける船舶を支える「機関制御監視モニタシステム」に、Windows XP Embedded + INtime を採用。より安全で正確な航海に貢献。

船舶の航行を支えるさまざまな制御機器を製造・販売している渦潮電機株式会社。5,000 総トン以上の建造隻数ベースにおいて、日本国内で No.1 のシェアを誇る同社では、重要な「機関制御監視モニタシステム」に、Microsoft Windows XP Embedded と、株式会社マイクロネットのリアルタイム OS である「INtime」を組み合わせて採用しています。その理由は、「長期の航海を支える信頼性」と「多国籍の乗組員が惑わずに使えるインターフェイス」、さらに長寿命化の傾向にある船舶での利用にあって「OS に対する長期的なサポート」が用意されているという 3 点にあったといいます。


<導入の背景とねらい>
船舶の航行をより安全かつ高い信頼性と、誰にでもわかるインターフェイスを求めて


建造から 10 年、20 年を迎えても、現役で世界の海を航行する船舶たち。その航行を安全なものとするためには、機関部の制御を寸分の狂いなく行い、緊急時には、予備のシステムに切り替えると共に、乗組員たちに異常をアラートで知らせる「機関制御監視モニタシステム」が欠かせません。
このほか、「荷役制御監視モニタシステム」や「配電制御システム(発電機自動化装置)」など、いずれも安全な航行に欠くことのできない制御機器を製造・販売している渦潮電機株式会社 (以下、渦潮電機)。
船舶の安全に関する同社の責任は非常に重いと、経営本部 経営企画室 技術開発課 矢野浩二氏は説明します。
「当然の話ですが、船が航行している間、基本的には大海原にあって、乗組員が操作しています。電子機器に何か異常が生じても、当社エンジニアが訪船して修理することは困難です。
その状態で、何日も航海を続けるか、または乗組員の自力で修復しなければなりません。
だから、当社の製品が“機能しなくなってしまう”ということは、航行に支障を与え、多くの乗組員の命を危険にさらすことにつながります。
だからこそ、私たちは、システムを冗長化し、二重三重の安全策を講じています」。

高い技術と信念をもって、航行の安全に寄与する渦潮電機。制御機器の信頼性の高さによって、5,000 総トン数以上の船舶建造隻数ベースにおいて、国内で No.1 のシェアを誇る同社が、「BE-D20」をはじめとする同社製機関制御監視モニタシステムの OS として採用しているのが、Microsoft Windows XP Embedded と、株式会社マイクロネット (以下、マイクロネット) の提供するリアルタイム OS 「INtime」です。

<導入の経緯>
世界標準の使いやすさと長期的な OS サポートが決め手


システム概念図
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システム概念図
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渦潮電機が Windows ファミリー製品を採用したのは、1996 年頃に登場した第 3 世代の製品からだと、矢野氏は説明します。
「当社では、1980 年に第 1 世代のモデルを製造・販売していますが、当時はまだ CPU も 8bit で、ユーザー インターフェイスも、ライン描画の簡単なものでした。1987 年に第 2 世代を開発した時に 16bit になり、1996 年になって 32bit の第 3 世代を市場に投入しました。このときに採用した OS が Windows 3.1 でした。この Windows 3.1 の採用は、とても大きなニーズに支えられての決定でした。それが、ユーザー インターフェイスの作り込みです。
船舶の乗組員は IT 技術者ではありません。日常の操作においてはもちろん、システムに何かがあり、アラートが発生している時に『どうしていいのか、わからない』のではユーザー インターフェイスの意味がありません。それに、外航の船舶は多国籍の乗組員で構成されます。だからこそ、世界共通で、使いやすい、わかりやすいインターフェイスが求められていたのです。
その点、Windows は、世界中で知らない人の方が少ないでしょう。そして、このときに私たちが開発したグラフィカルなインターフェイスは、非常に幅広く評価していただき、受け入れていただけました」。

そして、さらなる安全性と使いやすさを求めて、2002 年の 4 月頃から第 4 世代製品の開発がスタート。このときの OS として選ばれたのが、Windows XP Embedded と INtime でした。矢野氏は説明を続けます。
「グラフィカルなインターフェイスを捨てることは考えられません。さらに、Windows XP Embedded には、アプリケーション開発を容易にするツールも揃っていました。
さらに、OS のサポート期間も長い。これは、建造から数えて最長で 25 年は現役航行を続ける船舶にとっては、とても重要なことです。10 年 20 年と連続して運用されるシステムに対し、3 年 5 年でサポートが終わってしまう OS は採用できません。だから、Windows XP Embedded は当然の選択でした。
そして、船舶の安全な航行を助けるためには、精度の高いリアルタイム OS が必要です。そこで、Windows との親和性が高く、ハードウェア的な制限も少ない INtime を併せて採用することになりました」。

<製品概要と今後の展望>
デファクト スタンダードを活用し最大限の競争力を


マイクロネットの INtime は、Windows と同時並行で動作し、Windowsや Linux、LabVIEW、PLC などでは実現できない 100μs (0.1ms) 周期のアプリケーションを、特別なハードウェアを追加することなく産業用コンピューターだけで実現できます。さらに、Windowsが動作する IPC やボード コンピューター、汎用 PC で動作します。
また、アプリケーション開発のツールにも Microsoft Visual Studio を採用しているため、Windows XP Embedded と併せて導入する際の開発生産性の高さなど、さまざまなメリットがあります。

― Windows が動作する PC ならば稼働できるシステムで、μs 単位の制御を実現する。

このメリットは、特にグローバルでの競争を見据えたときに、大きなアドバンテージになるのではないかと、マイクロネット 代表取締役 山崎郁太郎氏は言います。
「海外企業を相手に競争力を強化する場合、やはり『独自のシステムで囲い込んでいく』よりも、『グローバルでデファクト スタンダードと認められているインフラを活用』して、その中で自分たちの強みを伸ばしていくということが良いのではないかと考えています」。

国内シェアを伸ばし、今後、海外市場でシェアを確保するための高い競争力を持つ商品として、この利点は重要な要素です。
「細部にわたってすべて自社で作り込んだ独自のシステムにも利点はあるでしょう。ただ、メンテナンスや拡張の容易さは重要です。長く使われてきた船舶のシステムをレトロフィットするというニーズもあるわけですから」。


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