Microsoft® SQL Server® と Microsoft® Office 2007 による営業分析 BI 導入。 営業会議の質がアップし、需要トレンドの把握を実現
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吉田産業株式会社 (以下、吉田産業) は、栃木県と山形県の大企業から中小企業までの工場、約 500 社を顧客とする、工業用化学薬品の商社です。同社は、Microsoft SQL Server と Microsoft Office 2007 により、営業分析 BI を構築・導入。従来は、営業会議で疑問に思うことがあっても、具体的な根拠がないため指摘できずに終わっていましたが、営業分析 BI 導入後は、その場で数値を集計し、プロジェクターに表示しながら指摘できるようになり、営業会議の質がアップしました。また、15 年前までさかのぼって売上げデータを分析できるため、需要のトレンドを明確に把握できるようになりました。
<導入の背景>
業界内での競争激化とともに市場が縮小。
最新の営業データを分析する必要に迫られた化学薬品業界では、ここ数年、特に 2008 年秋のリーマン ショック以降、競争が激化しています (図 1)。栃木県は、東京から約 100 キロとそれほど遠くない距離にあるので、東京の競合他社が取引先を求めて営業にやってきます。そのため、吉田産業が拠点とする栃木県でも東京の商社が新規開拓のために同社の顧客先へ営業に来るようになりました。
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 図 1 吉田産業の本社は、東京都心部まで約 100 キロ、仙台まで約 220 キロ、日立まで約 70 キロという好立地にある。

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競争が激化する一方、市場自体は縮小傾向にあります。リーマン ショック以降、製造業の不況は深刻さを増しております。同社の顧客である化学工場では稼働率が下がっていることから、栃木からの撤退を余儀なくされたところも出ています。工場向け化学薬品の分野は、景気など外部環境の影響を受けやすいためで、顧客の需要量が売上高に直結します。工場での需要が低下してしまうと、売り上げの減少は避けられません。
これまでも、同社では売り上げの増減はありましたが、平均するとある程度の売上げ高になっていました。しかし、リーマン ショック以降は、業界を取り巻く動向が変わってしまったため、最新の営業状態を随時把握し、改善すべき点についてはすぐに対策を取る必要が出てきました。
<導入の経緯と効果>
その場で、すぐに分析できるように
営業会議の質が変化こうした課題を解決するために、吉田産業では、日本コンピューター・システム・サービス株式会社 (以下、日本コンピューター・システム・サービス) の協力のもと、2009 年 5 月から SQL Server を導入、15 年分の売り上げデータを分析するための「営業分析 BI」として活用しています。売り上げデータの分析内容としては、(1) 顧客別、商品別の売上げと粗利の集計、(2) 集計データの前年との比較、(3) 集計データの時系列や商品ごとでのトレンド把握 (最高 15 年前までさかのぼることが可能) の 3 つになります。
SQL Server を使った営業分析 BI は、同社のシステム構築を担当する日本コンピューター・システム・サービスからの提案を受けて、検討の結果、導入に至ったものです。検討の際、同社では、実際の数字を使って試用してみるなど、で実際の利用イメージをつかむことによって、導入するか否かを検討しました。説明だけ聞いてもなかなか理解できない点や実際にどのように役に立つのかという点についても、実際の数字に基づいた売上げグラフなどを表示することによって、BI が直感的に役に立つものであるという点について理解を深めてもらい、安心して導入することが可能となりました。
同社で営業分析 BI を導入したことで、具体的には以下のような効果がもたらされています。
効果 1.「面倒なのでやらない」であったのが「その場ですぐやる!」に変わった
これまでは、数字を分析する場合は手作業での集計を行う必要があったため、実際に行われるケースは限られていました。しかし、営業分析 BI を導入したことで、簡単な操作で集計・分析ができるようになりました。
効果 2.「細かい数字は後日検討」していたのが「営業会議中に分析してプロジェクタに表示する」ようになった
同社で営業分析 BI を導入する前に行われていた手作業での集計では、営業会議で社員からの報告に矛盾を感じた場合、「後ほど数字を調べて、再検討」という結論で先送りせざるをえず、結局うやむやになりがちでした。営業分析 BI を導入した現在では、その場で営業分析 BI を使って営業数値を集計し、そのままグラフ化してプロジェクタに表示して、それを元に指摘することができます。そのため、営業会議にあいまいさがなくなり、迅速に判断を下せるようになりました。
効果 3.「単年、単月のデータしかわからない」が「15 年分のトレンドが追える」ようになった
同社で従来使われていたシステムは、単年、単月のデータ (帳票) しか出すことができず、分析の基本ともいえる「対前年比較」さえも、すぐ用意することができませんでした。営業分析 BI を導入したことによって、現在では、最高で過去 15 年前までにさかのぼって、時系列での営業数字トレンド (需要トレンド) を見ることができるようようになりました。
吉田産業株式会社 総務部 吉田 賢司 氏は、SQL Server と営業分析 BI の導入効果について次のように語ります。
「営業分析 BI は、使い慣れている Microsoft
® Excel
® のインターフェースで、『速い、カンタン、ビジュアル』の三点で成り立っているところが優れています。以前は、基幹システムの数字を Excel に転記して、手作業で集計・分析していましたが、その頃から比べると大変便利になりました。営業会議中でも、リアルタイムの分析が可能です」。
<今後の展望>
将来的には SQL Server を活用した「在庫分析」も行いたい今回の SQL Server と営業分析 BI の導入を通じて、吉田産業の営業は大きく進化しました。今後は、この BI をより一層活用して、営業分析だけでなく、在庫分析、キャッシュフロー分析など、同社のあらゆる経営指標を分析できるようにすることも考えています。また、次期システムでは、パフォーマンスおよびデータ暗号化などセキュリティ面での強化を図るため、SQL Server Enterprise 版の導入も検討しています。
「マイクロソフトには、今後も製品とサービスをさらに進化させ、吉田産業の顧客満足度向上と企業価値向上の取り組みをご支援いただくことを希望します。今後ともよろしくお願いします」と吉田 氏はマイクロソフトへの期待で締めくくりました。
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