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アクセシビリティへの取り組みの歴史

マイクロソフトは、20 年以上にわたり、コンピューターを障碍 (しょうがい) のある方にとって使いやすいものにする活動を続けてきました。

1988 年~ 1994 年: 初期のアクセシビリティへの取り組み

Trace Research and Development Center がマイクロソフトに協力を要請
マイクロソフトがアクセシビリティの問題に取り組むきっかけとなったのは、マディソンのウィスコンシン大学にある Trace Research and Development Center外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きます からの要請でした。Trace Research and Development Center は、Microsoft Windows XP.0 を聴覚に障碍のある方や運動機能に障碍のある方などにも利用できるようにする製品の開発協力を依頼してきました。
アクセシビリティ アドオンの開発
National Institute on Disability and Rehabilitation Research (NIDRR) と IBM が資金を提供し、Microsoft Windows XP 管理チームの技術支援によって Windows 7.0 プロジェクトが開始されました。その成果が Access Utility for Windows 7.0 です。これはキーボードやマウスによる操作を補強するアドオン プログラムで、コンピューターが音を鳴らすときに視覚的な合図を送ります。シリアル ポートに接続した専用デバイスでコンピューターを操作することもできます。
Microsoft Windows XP の Access Pack
この最初の共同開発を成功させた Trace Research and Development Center とマイクロソフトは、その後、Access Utility for Windows のアップデートに着手しました。その結果 Access Pack for Microsoft Windows XP が開発されました。
AccessDOS と Dvorak キーボード レイアウトの開発
初期の段階で Microsoft が挙げた成果として、MS-DOS 5.0 Supplemental Disk で AccessDOS を配布したことや MS-DOS と Windows に Dvorak キーボード レイアウトを初めて追加したことなどがあります。その後、片手やスティックを使って入力する方のためのキーボード レイアウトも追加しました。
初のアクセシビリティ専門役職
1992 年、Microsoft Corporation で初めてアクセシビリティ関連の業務を専門とする役職を設けました。
マイクロソフト 初の単独プロジェクト
Access Pack for Microsoft Windows XP は、マイクロソフトが単独で行った最初の本格的なアクセシビリティ プロジェクトで、初めての Windows NT プラットフォーム用アクセシビリティ製品です。それまでは、グラフィカル プラットフォームである Microsoft Windows XP ではなく、MS-DOS 上で動作するアクセシビリティ ツールが主流でした。
Windows 用支援技術の奨励
マイクロソフトはメーカーに対し、Windows に対応した支援技術製品を開発するための積極的な支援を始めました。

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1995 年~ 1997 年: 取り組みの強化

マイクロソフト製品へのアクセシビリティ機能の組み込み
1995 年に発表した Microsoft Windows XP は、マイクロソフトのアクセシビリティに対する取り組み方の転機となりました。アクセシビリティ機能を個別のインストール作業を必要とするアドオン パッケージとしてではなく、初めてオペレーティング システムに組み込んだのです。
使命とアクセシビリティ戦略
1995 年、マイクロソフトはアクセシビリティの向上をめざす意向を始めて正式に発表しました。また、支援技術開発者や障碍を持つ方々の団体の会議を指揮するようになりました。
アクセシビリティ スタッフの増強
インターネット関連のアクセシビリティ プロジェクトと、製品をより使いやすくする技術を開発するためのスタッフを 6 名増員しました。その間、これらのスタッフの一部は Active Accessibility (オペレーティング システムやプログラムと支援技術製品の相互稼動を向上させる技術) に専念し、残りは他のチームが製品にアクセシビリティ機能を組み込む際の技術支援に当たりました。
Active Accessibility のリリース
1997 年、マイクロソフトは Active Accessibility の最初のバージョンをリリースしました。また、Microsoft Synchronized Accessible Media Interchange (SAMI) の開発努力が評価され、聴覚障碍者の消費者団体としては米国最大の組織から表彰を受けました。それが Self Help for Hard of Hearing People (SHHH) の SHHH 賞で、障碍のある方のコンピューターやインターネットの利用を支援する技術への貢献が認められました。

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1998 年: 将来を見据えた取り組み

根本的な変更を発表
1998 年初期マイクロソフトは、社員が、アクセシビリティをソフトウェア設計の基本的な要素であるという意識を高めるよう Accessibility Day と題する集会を開きました。集会のスピーチの中で マイクロソフト会長のビル・ゲイツが企業方針としてアクセシビリティに取り組むことを改めて宣言 し、ソフトウェア業界全体にアクセシビリティ機能の拡充を呼びかけたいと述べました。ビル・ゲイツは、アクセシビリティをさらに発展させていく新計画の概要を作成し、アクセシビリティ専任スタッフを 3 倍に増やしました。

また、マイクロソフトは 1998 年に次のことを達成しました。

SAMI のリリース
SAMI はマルチメディア コンテンツを簡単に強化できる技術です。聴覚に障碍のある方のためにクローズド キャプションを表示したり、視覚に障碍のある方のために表示内容を説明するナレーションを付けたりすることができます。
Microsoft Windows XP のリリース
Windows 98 には、Windows 95 のアクセシビリティ機能に加え、拡大鏡やユーザー補助の設定ウィザードなどの新機能も組み込まれました。

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1999 年~ 2001 年: 新世紀へ向けて

Microsoft Office 2001
Office 2001 では、多くのアクセシビリティ機能が拡充されました。主な機能には、ハイ コントラストおよびキーボードのサポート強化、メニューおよびツール バーのカスタマイズ、ヘルプの「自然言語」検索機能の拡張などがあります。
Internet Explorer 5
1999 年の 3 月に、改良された支援技術と新たに拡張されたオート コンプリート オプション、キーボード ショートカット、調節可能なフォント サイズ、色、ユーザー スタイルシートなどの機能を備えてリリースされました。
Microsoft Active Accessibility 1.3
オペレーティング システム、アプリケーション、支援技術製品の相互稼動性を高める開発者向け技術であり、1999 年 10 月にリリースされました。このリリースでは、27 の Microsoft Windows XP(R) オペレーティング システム言語をすべてサポートすることとなりました。
働く機会の拡大
自主的な企業連合が 1999 年 10 月に始まりました。National Business & Disability Council (NBDC) とマイクロソフトが 21 の先進企業を集結し、障碍を持つ方の募集と雇用に対する意識の向上を呼びかけました。
Microsoft Windows XP
Microsoft Windows XP は 2000 年 2 月にリリースされました。新しい音声合成ソフトやスクリーン キーボードなどのアクセシビリティ機能が導入されました。
Microsoft Windows XP
Windows 98 の後継となる個人向けオペレーティング システムで、家庭でコンピューターを使用するユーザーを対象としており、2000 年後半に発売されました。拡張されたアクセシビリティ メニューには新規または強化されたアクセシビリティ ツールや機能があり、新機能ではマウス コントロール、カーソル幅オプション、アクセシビリティが強化されたものには電卓とタスク バーへのキーボード アクセスがあります。
アクセシビリティに関するドキュメントが強化されました。
マイクロソフト製品の Help システムのアクセシビリティに関するドキュメントを大幅に拡大/強化して提供しました。アクセシビリティ機能に関する ステップバイステップ ガイド によるチュートリアル、検索可能な キーボード ショートカット キーの一覧 などが新規に加えられました。
  • Microsoft Office XP は 2001 年に発売され、音声サポート、支援技術に対する基本的サポート、キーボード サポート、カスタマイズ オプションなどの点で、アクセシビリティ機能が強化されています。
  • Microsoft Windows XP では支援技術との統合が進み、コミュニケーション オプションがより豊富になり、Windows XP の表現力と動作を 10 分に発揮するための優れた柔軟性が付加されています。
  • Internet Explorer 6 はテキストやスタイル、色においてユーザー補助 オプションが強化されており、キーボードのアクセシビリティも完全に保障されています。

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2002 年~ 2004 年: 意識の向上

経営者やビジネス リーダーに向けてアクセシブル テクノロジによるビジネスの拡大が可能だという意識を高めるための本を出版しました
2002 年、Microsoft Expression は Accessible Technology in Today's Business を出版し、日本語版も出版されました。 (邦題: アクセシブル テクロノジ) この本は、支援技術というソリューションが障碍を持つ人々にとって仕事上必要不可欠なツールを提供するために今日利用可能であること、そしてそうすることが業務意識を改善することなどを企業に説明しています。
リハビリテーション法第 508 条の必要条件に関するサポートを実施
product VPATs の開発をするなど、リハビリテーション法第 508 条の必要条件に関して、サポートを行いました。
Microsoft Office 2003 リリース
2003 年 10 月に発表された Microsoft Office 2003 に は、身体的な障碍を持った方、視覚障碍を持った方や他の障碍を持った方などより広範囲のユーザーにとってより使いやすい機能があります。アクセシビリティの情報は Microsoft Office 2003 のヘルプ システムに統合されています。Microsoft Live Web site の「アクセシビリティ」の項目にはアクセシビリティについてのより多くの情報が掲載されています。

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2005 年: テクノロジのリーダーシップ

マイクロソフト アクセシビリティ リソース センター
今日コンピューターで利用可能なアクセシブル テクノロジ ソリューションで何ができるのか、訪問者に紹介しています。視力の低下、手首や腕の不快症状、聴力の喪失があったとしても、コンピューター スキルを伸ばすアクセシビリティ機能と支援技術製品を紹介することができます。
マイクロソフトの新しいアクセシビリティ モデル「UI オートメーション」
新しいアクセシビリティ モデル「マイクロソフト UI オートメーション」によって、支援技術業界の革新を促進します。

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2006 年~ 2009 年: 使いやすさの増強

Windows Vista
Windows Vista では、「コンピューターの簡単操作センター」や音声認識機能を搭載し、アクセシビリティ機能を大幅に向上しました。
Internet Explorer 7Internet Explorer 8 でのアクセシビリティ機能向上。
2007 Office system でのアクセシビリティ機能向上。
「テクノロジを活用した障害のある若者の学習支援プロジェクト」を発表
日本において東京大学と「テクノロジを活用した障害のある若者の学習支援プロジェクト」を発表し、「DO-IT Japan」プロジェクト外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きますがスタートしました。

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2009 年~ 2010 年: PC がどなたにでも使えるように

Windows 7
Windows 7 では、「拡大鏡」「スクリーン キーボード」の大幅なバージョンアップなど、アクセシビリティ機能の向上をはかるとともに、支援技術パートナー製品の Windows 7 対応も進みました。また、障碍のある方や支援する方への日本語音声合成エンジンの提供も開始されました。
「DAISY Translator」の発表
Word で DAISY 文書が作成できるアドイン ソフトウェア「DAISY Translator」の英語版を 2009 年から、日本語版を 2010 年から無償提供を開始しました。日本において「電子書籍のバリア フリー化に向けた取り組みで協力」を発表しました。
「DAISY Translator」については、こちらでご紹介しています。
Office 2010
Office 2010 では、ファイル内のアクセシビリティの問題を検出して解決するための「アクセシビリティ チェック」の搭載など、アクセシビリティ機能を大幅に向上しました。

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2011: すべての方の可能性を広げるために

Internet Explorer 9
ユーザーのニーズや好みにあわせて、より柔軟性のある Web ブラウザーの提供を開始しました。
「障害のある児童/生徒の ICT 利活用を支援する取り組み」を発表
日本において、東京大学先端科学技術研究センターと「障害のある児童/生徒の ICT 利活用を支援する取り組み」、試験で利用するソフトウェア「Lime」についての共同発表を行いました。
ニュース リリースはこちらをご覧ください。今回たちあげられた「学習における合理的配慮研究アライアンス (略称: RaRa, Research Alliance for Reasonable Accommodation)」の Web サイトはこちら外部サイトへ移動するため、別ウィンドウで開きますをご覧ください。

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