マイクロソフト イノベーション センター ホーム > Interoperability 相互運用性ホーム > IPv6 > よく寄せられる質問

Microsoft Windows の IPv6: よく寄せられる質問

公開日 : 2002 年 9 月 23 日 | 更新日 : 2011 年 9 月 1 日

この FAQ では、Microsoft Windows オペレーティング システム ファミリの IPv6 プロトコルについてよく寄せられる質問への回答を紹介します。質問をクリックすると、その質問への回答が表示されます。すべての回答を一度に表示するには [すべての回答を参照する] をクリックします。

このページの内容

関連リンク


すべての回答を参照する

IPv6 に関する情報

Q.IPv6 の概念に関する情報はどこで入手できますか。
A.

IPv6 の概念とプロトコルに関する詳しい説明については、Microsoft Press 発行の『Understanding IPv6, Second Edition (英語) 別ウィンドウが開きます』またはホワイト ペーパー「IP バージョン 6 の入門ガイド 別ウィンドウが開きます」を参照してください。Microsoft Windows の IPv6 の詳細については、Microsoft IPv6 に関するリソースのページを参照してください。

Q.Windows の IPv6 プロトコルにオンライン ヘルプはありますか。
A.

はい。Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、または Windows Server 2008 の [ヘルプとサポート] から目次、索引、または全文検索を使用して、IPv6 のオンライン ヘルプにアクセスできます。IPv6 のオンライン ヘルプでは、IPv6 の概念、機能、手順、構成、およびトラブルシューティングについて説明しています。

Windows 7 または Windows Vista で IPv6 のヘルプの内容にアクセスするには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックし、「IPv6」と入力して Enter キーを押します。

Q.Windows のどのバージョンで IPv6 のサポートを提供していますか。
A.

Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、および Windows Server 2008 は、プロトコル スタックを備え、組み込みのアプリケーションとシステム サービスにシステム側の IPv6 サポートを提供しています。これらのバージョンの Windows が備えている IPv6 プロトコル スタックは、IPv4 と IPv6 を統合した実装であり、次世代の TCP/IP スタックとされています。詳細については、「Windows Vista および Windows Server "Longhorn" の次世代の TCP/IP スタック 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Microsoft では、Windows Server 2003、Windows XP Service Pack 1 (SP1) 以降、および Windows CE .NET 4.1 以降でも、IPv6 プロトコル スタックを提供してサポートしています。ただし、これらのオペレーティング システムは、組み込みのアプリケーションとシステム サービスに対する IPv6 のサポートが限られているので、IPv6 の展開での使用はお勧めできません。

Q.Windows 2000 と Windows 98 は IPv6 をサポートしていますか。
A.

いいえ。Windows 2000、Windows 98 も含め、Windows の旧バージョンで IPv6 のプロトコル実装をサポートする予定はありません。

Q.IPv6 の無効化に関する Microsoft の推奨事項は何ですか。
A.

IPv6 が既定でインストールされて有効になっている Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2008 を実行しているコンピューターで、IPv6 を無効にしている組織があることは残念です。多くの場合は、IPv6 を使用するアプリケーションやサービスを実行していないという前提に基づいて IPv6 を無効にしています。また、IPv4 と IPv6 の両方を有効にすると DNS と Web のトラフィックが実質的に 2 倍になるという誤解によって IPv6 を無効にしていることもあります。これは正しくありません。
Microsoft の見解では、IPv6 は Windows オペレーティング システムの必須部分です。そのことから、このオペレーティング システムの開発過程では、Windows 標準のアプリケーションとサービスをテストする際に IPv6 を有効にして、これらに組み込んでいます。Windows は IPv6 が具体的に存在することを前提として設計されているので、Microsoft では、IPv6 を無効にした場合の影響を見極めるテストを実施していません。Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、またはこれら以降のバージョンの Windows では、IPv6 を無効にすると機能しなくなるコンポーネントがあります。また、IPv6 を使用していないように見えるアプリケーションでも、実際には IPv6 を使用していることがあります。リモート アシスタンス、ホームグループ、DirectAccess、Windows Mail などが、このようなアプリケーションに該当します。
したがって、使用しているネットワークがネイティブやトンネルの IPv6 対応ネットワークではない場合でも、IPv6 を有効のままにしておくことをお勧めします。IPv6 を有効にしておくことで、IPv6 専用のアプリケーションが無効になることがありません。このようなアプリケーションとして、Windows 7 のホームグループ、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の DirectAccess などがあります。また、IPv6 の有効化により、ホストでは IPv6 で機能強化された接続を利用できます。

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の IPv6

Q.Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の IPv6 サポートの新機能は何ですか。
A.

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の IPv6 での変更内容は次のとおりです。

  • ホームグループ
  • DirectAccess
  • IP-HTTPS
  • 移行テクノロジのグループ ポリシー設定

詳細については、「Windows Server 2008 R2 と Windows 7 における IPv6 のサポート 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Windows Vista および Windows Server 2008 の IPv6

Q.Windows Vista および Windows Server 2008 の IPv6 サポートの新機能は何ですか。
A.

Windows Vista および Windows Server 2008 の IPv6 での変更内容は次のとおりです。

  • デュアル IP レイヤー アーキテクチャ
  • 既定によるインストールと有効化
  • グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) ベースの構成
  • IPsec の全面的サポート
  • Multicast Listener Discovery バージョン 2 (MLDv2) のサポート
  • リンクローカル マルチキャスト名前解決 (LLMNR) のサポート
  • URL (Uniform Resource Locator) のリテラル IPv6 アドレス
  • ipv6-literal.net 名のサポート
  • Point-to-Point プロトコル (PPP) による IPv6
  • Dynamic Host Configuration for IPv6 (DHCPv6) のサポート
  • ランダムなインターフェイス ID

詳細については、「Windows Vista および Windows Server 2008 の IPv6 への変更 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 R2、および Windows Server 2008 で IPv6 を無効にするにはどうすればいいですか。
A.

Windows XP および Windows Server 2003 とは異なり、Windows Vista および Windows Server 2008 では IPv6 をアンインストールできません。ただし、Windows Vista および Windows Server 2008 では、次のいずれかの手順を実行すれば IPv6 を無効にできます。

  • [ネットワーク接続] フォルダーで、使用しているすべての接続とアダプターのプロパティを取得し、[この項目は次の接続を使用します] のリストで [インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] コンポーネントの横にあるチェック ボックスをオフにします。
    この方法では、LAN のインターフェイスと接続上で IPv6 が無効になりますが、トンネル インターフェイスや IPv6 ループバック インターフェイスでは IPv6 が無効になりません。
  • 0xFFFFFFFF に設定した次のレジストリ値 (DWORD 型) を追加します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters\DisabledComponents
    この方法では、すべての LAN のインターフェイス、接続、およびトンネル インターフェイス上で IPv6 が無効になりますが、IPv6 ループバック インターフェイスでは IPv6 が無効になりません。このレジストリ値を有効にするには、コンピューターを再起動する必要があります。

DisabledComponents レジストリ値の詳細については、「Windows Vista で IPv6 を構成する 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

IPv6 を無効にすると、Windows ミーティング スペースなど、Windows ピアツーピア ネットワーク プラットフォームまたは Teredo 移行テクノロジを使用するアプリケーションはすべて使用できなくなります。

インストール、構成、および使用

Q.Windows Vista または Windows Server 2008 で IPv6 プロトコルをインストールするにはどうすればいいですか。
A.

Windows Vista および Windows Server 2008 の IPv6 プロトコルは既定でインストールされ、有効になっています。[ネットワーク接続] フォルダー ([ネットワークと共有センター] から利用可能) で接続またはアダプターのプロパティを取得すると、[構成] タブに [インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] コンポーネントとして IPv6 プロトコルが表示されています。

Q.Windows Server 2003 で IPv6 プロトコルをインストールするにはどうすればいいですか。
A.

Windows Server 2003 の IPv6 プロトコルをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ネットワーク構成を変更する特権を持つユーザー アカウントでコンピューターにログオンします。
  2. [スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックして、[ネットワーク接続] をダブルクリックします。
  3. 任意のローカル エリア接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [インストール] をクリックします。
  5. [ネットワーク コンポーネントの種類の選択] ダイアログ ボックスで [プロトコル] をクリックし、[追加] をクリックします。
  6. [ネットワーク プロトコルの選択] ダイアログ ボックスで [Microsoft TCP/IP version 6] をクリックし、[OK] をクリックします。
  7. [閉じる] をクリックすると、ネットワーク接続の変更内容が保存されます。

別の方法として、Windows Server 2003 のデスクトップで [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントして [コマンド プロンプト] をクリックします。コマンド プロンプトで「netsh interface ipv6 install」と入力します。

IPv6 でリモート プロシージャ コール (RPC) アプリケーションを使用するには、コンピューターを再起動する必要があります。

Q.Windows XP で IPv6 プロトコルをインストールするにはどうすればいいですか。
A.

Windows XP SP2 以降に IPv6 プロトコルをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ネットワーク構成を変更する特権を持つユーザー アカウントでコンピューターにログオンします。
  2. [スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックして、[ネットワーク接続] をダブルクリックします。
  3. 任意のローカル エリア接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [インストール] をクリックします。
  5. [ネットワーク コンポーネントの種類の選択] ダイアログ ボックスで [プロトコル] をクリックし、[追加] をクリックします。
  6. [ネットワーク プロトコルの選択] ダイアログ ボックスで [Microsoft TCP/IP version 6] をクリックし、[OK] をクリックします。
  7. [閉じる] をクリックすると、ネットワーク接続の変更内容が保存されます。

別の方法として、Windows XP のデスクトップで [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントして [コマンド プロンプト] をクリックします。コマンド プロンプトで「netsh interface ipv6 install」と入力します。

Windows XP SP1 に IPv6 プロトコルをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ネットワーク構成を変更する特権を持つユーザー アカウントでコンピューターにログオンします。
  2. [スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックして、[ネットワーク接続] をダブルクリックします。
  3. 任意のローカル エリア接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [インストール] をクリックします。
  5. [ネットワーク コンポーネントの種類の選択] ダイアログ ボックスで [プロトコル] をクリックし、[追加] をクリックします。
  6. [ネットワーク プロトコルの選択] ダイアログ ボックスで [Microsoft IPv6 Developer Edition] をクリックし、[OK] をクリックします。
  7. [閉じる] をクリックすると、ネットワーク接続の変更内容が保存されます。

別の方法として、Windows XP のデスクトップで [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントして [コマンド プロンプト] をクリックします。コマンド プロンプトで「netsh interface ipv6 install」と入力します。

サービス パックをインストールしていない Windows XP に IPv6 プロトコルをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ネットワーク構成を変更する特権を持つユーザー アカウントで、Windows XP を実行しているコンピューターにログオンします。
  2. コマンド プロンプトを開きます。Windows XP のデスクトップで [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントして [コマンド プロンプト] をクリックします。
  3. コマンド プロンプトで「ipv6 install」と入力します。

Windows XP のバージョンに関係なく、IPv6 で RPC アプリケーションを使用するには、コンピューターを再起動する必要があります。

Q.サービス パックをインストールしていない Windows XP で IPv6 プロトコルがインストール済みかどうかを確認するには、どうすればいいですか。[ネットワーク接続] にあるプロトコルの一覧には、インストールした IPv6 プロトコルが表示されません。
A.

サービス パックがインストールされていない Windows XP に IPv6 プロトコルをインストールする場合は、[ネットワーク接続] フォルダーでプロトコルをインストールする標準的な手順を使用しません。したがって、IPv6 プロトコルはインストール済みのプロトコルとして表示されません。IPv6 をインストール済みどうかを判断するには、コマンド プロンプトで「ipv6 if」と入力します。IPv6 をインストール済みであれば、その IPv6 インターフェイスとその構成が表示されます。インストールしていない場合は、IPv6 がインストールされていないことが Ipv6.exe ツールで示されます。

Q.Windows XP SP1 以降または Windows Server 2003 で IPv6 プロトコルをアンインストールするにはどうすればいいですか。
A.

Windows XP SP1 以降または Windows Server 2003 の IPv6 プロトコルの場合は、次の手順を実行します。

  1. ネットワーク構成を変更する特権を持つユーザー アカウントでコンピューターにログオンします。
  2. [スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックして、[ネットワーク接続] をダブルクリックします。
  3. 任意のローカル エリア接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [Microsoft TCP/IP version 6] (Windows XP SP2 以降または Windows Server 2003 の場合) または [Microsoft IPv6 Developer Edition] (Windows XP SP1 の場合) をクリックして、[アンインストール] をクリックします。
  5. Microsoft IPv6 Developer Edition プロトコルまたは Microsoft TCP/IP version 6 プロトコルのアンインストールを確認するプロンプトが表示されたら、[OK] をクリックします。

別の方法として、Windows XP または Windows Server 2003 のデスクトップで [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントして [コマンド プロンプト] をクリックします。コマンド プロンプトで「netsh interface ipv6 uninstall」と入力します。

サービス パックをインストールしていない Windows XP で IPv6 プロトコルをアンインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ローカル管理者の特権を持つユーザー アカウントでコンピューターにログオンします。
  2. Windows XP のデスクトップで [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントして [コマンド プロンプト] をクリックします。
  3. コマンド プロンプトで「ipv6 uninstall」と入力します。

Windows XP および Windows Server 2003 とは異なり、Windows Vista および Windows Server 2008 では IPv6 をアンインストールできません。ただし、Windows Vista および Windows Server 2008 では、次のいずれかの手順を実行すれば IPv6 を無効にできます。

  • [ネットワーク接続] フォルダーで、使用しているすべての接続とアダプターのプロパティを取得し、[この項目は次の接続を使用します] のリストで [インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] コンポーネントの横にあるチェック ボックスをオフにします。
    この方法では、LAN のインターフェイスと接続上で IPv6 が無効になりますが、トンネル インターフェイスや IPv6 ループバック インターフェイスでは IPv6 が無効になりません。
  • 0xFF に設定した次のレジストリ値 (DWORD 型) を追加します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters\DisabledComponents
    この方法では、すべての LAN のインターフェイス、接続、およびトンネル インターフェイス上で IPv6 が無効になりますが、IPv6 ループバック インターフェイスでは IPv6 が無効になりません。このレジストリ値を有効にするには、コンピューターを再起動する必要があります。
Q.使用している IPv6 アドレスを確認する方法はありますか。
A.

既定の IPv6 では、IPv6 インターフェイスごとにリンク ローカル IPv6 アドレスが構成されます。リンク ローカル アドレスにはプレフィックスとして FE80::/64 が使用されています。ルーターのアドバタイズ メッセージを送信するルーターが存在するかどうかに応じて、追加のグローバル アドレスや一意のローカル アドレスも構成されます。

Windows Vista、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows XP SP2、および Windows XP SP1 では、ipconfig コマンドを使用して IPv6 アドレスを確認できます。次に例を示します。

c:\>ipconfig
Windows IP Configuration
Ethernet adapter Ethernet:
Connection-specific DNS Suffix . : wcoast.corp.example.com
IP Address. . . . . . . . . . . . : 157.54.139.57
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.252.0
IP Address. . . . . . . . . . . . : 2001:db8:8311:f282:1460:5260:c9b1:fda6
IP Address. . . . . . . . . . . . : 2001:db8:8311:f282:b973:4db8:97e2:e978
IP Address. . . . . . . . . . . . : 2001:db8:8311:f282:200:39ff:fe0e:fc35
IP Address. . . . . . . . . . . . : fec0::f282:200:39ff:fe0e:fc35%1
IP Address. . . . . . . . . . . . : fe80::200:39ff:fe0e:fc35%4
Default Gateway . . . . . . . . . : 157.54.136.1
fe80::210:ffff:fed6:58c0%4v Tunnel adapter 6to4 Tunneling Pseudo-Interface:
Connection-specific DNS Suffix . : wcoast.corp.example.com
IP Address. . . . . . . . . . . . : 2002:9d3b:8b39::9d3b:8b39
Default Gateway . . . . . . . . . :
Tunnel adapter Automatic Tunneling Pseudo-Interface:
Connection-specific DNS Suffix . : wcoast.corp.example.com
IP Address. . . . . . . . . . . . : fec0::f70f:0:5efe:157.54.139.57%1
IP Address. . . . . . . . . . . . : 2001:db8:8311:f70f:0:5efe:157.54.139.57
IP Address. . . . . . . . . . . . : fe80::5efe:157.54.139.57%2
Default Gateway . . . . . . . . . : fe80::5efe:157.56.253.8%2

Windows Vista、Windows Server 2008、 Windows Server 2003、Windows XP SP2、 および Windows XP SP1では、netsh interface コマンドを使用して IPv6 アドレスを確認することもできます。次に例を示します。

Interface 4: Ethernet
Addr Type DAD State Valid Life Pref. Life Address
--------- ---------- ---------- ---------- -----------------------------------
Anonymous Preferred 596758 78191 2001:db8:8311:f282:1460:5260:c9b1:fda6
Anonymous Deprecated 510530 0 2001:db8:8311:f282:b973:4db8:97e2:e978
Public Preferred 2591874 604674 2001:db8:8311:f282:200:39ff:fe0e:fc35
Public Preferred 2591874 604674 fec0::f282:200:39ff:fe0e:fc35
Link Preferred 4294967295 4294967295 fe80::200:39ff:fe0e:fc35
Interface 3: 6to4 Tunneling Pseudo-Interface
Addr Type DAD State Valid Life Pref. Life Address
--------- ---------- ---------- ---------- -----------------------------------
Other Preferred 4294967295 4294967295 2002:9d3b:8b39::9d3b:8b39
Interface 2: Automatic Tunneling Pseudo-Interface
Addr Type DAD State Valid Life Pref. Life Address
--------- ---------- ---------- ---------- -----------------------------------
Public Preferred 2591700 604500 fec0::f70f:0:5efe:157.54.139.57
Public Preferred 2591700 604500 2001:db8:8311:f70f:0:5efe:157.54.139.57
Link Preferred 4294967295 4294967295 fe80::5efe:157.54.139.57
Interface 1: Loopback Pseudo-Interface
Addr Type DAD State Valid Life Pref. Life Address
--------- ---------- ---------- ---------- -----------------------------------
Loopback Preferred 4294967295 4294967295 ::1
Link Preferred 4294967295 4294967295 fe80::1

IPv6 の構成の詳細については、「Windows ツールを使用して IPv6 構成情報を取得する 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.IPv6 アドレスはどのように決まりますか。
A.

ユニキャスト IPv6 アドレスは 3 種類あります。

  • グローバル アドレスはパブリック IPv4 アドレスと同等であり、IPv6 インターネットで使用します。
  • リンク ローカル アドレスは、現在の Microsoft オペレーティング システムで使用している IPv4 ベースの APIPA (Automatic Private IP Addressing) アドレスと同等であり、リンクで使用します。
  • 一意のローカル アドレス (ローカル アドレスともいいます) は、プライベートでありながら、組織で一意のアドレスを提供します。

リンク ローカル アドレスは、インターフェイスごとに自動的に構成されます。グローバル アドレスと一意のローカル アドレスは、プレフィックス情報のオプションを収めたルーター アドバタイズ (RA) メッセージの受け取りに基づいて自動的に構成されます。IPv6 ルーターは RA メッセージを送信します。

IPv6 アドレスの自動構成の詳細については、「IP バージョン 6 の入門ガイド 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.リンク ローカル アドレスは、どのようにして得られますか。
A.

リンク ローカル アドレスは、リンク ローカル プレフィックス FE80::/64 と 64 ビットの IPv6 インターフェイス識別子 (ID) の組み合わせです。

Windows XP および Windows Server 2003 では、EUI (Extended Unique Identifier)-64 アドレスから IPv6 インターフェイス ID が得られます。EUI-64 アドレスは、ネットワーク アダプターに割り当てられ、またネットワーク アダプターが持つ 48 ビットのメディア アクセス制御 (MAC) アドレスから得られます。48 ビット (6 バイト) のイーサネット MAC アドレスから EUI-64 アドレスを作成するには、イーサネット MAC アドレスの 3 番目のバイトと 4 番目のバイトとの間に 16 進数の桁 0xff-fe を挿入します。

たとえば、MAC アドレスが 00-60-08-52-f9-d8 の場合は、0x08 (3 番目のバイト) と 0x52 (4 番目のバイト) の間に 16 進数の桁 0xff-fe を挿入し、00-60-08-ff-fe-52-f9-d8 という EUI-64 アドレスを形成します。

EUI-64 アドレスから IPv6 インターフェイス識別子を取得するには、ユニバーサル/ローカル ビットをその補数に変更します (1 であれば 0 にして、0 であれば 1 にします)。ユニバーサル/ローカル ビットとは、EUI-64 アドレスの最初のバイトの中で、下位から 2 番目のビットです。たとえば、EUI-64 アドレスが 00-60-08-ff-fe-52-f9-d8 であれば、0x00 の下位から 2 番目のビットは 0 なので、それを補数である 1 に変更します。その結果、最初のバイト 0x00 は 0x02 になります。したがって、EUI-64 アドレス 00-60-08-ff-fe-52-f9-d8 (これは、イーサネット メディア アクセス制御アドレス 00-60-08-52-f9-d8 に対応しています) に対応する IPv6 インターフェイス識別子は 02-60-08-ff-fe-52-f9-d8 です。

リンク ローカル アドレスは、コロンと 16 進数による IPv6 表記で表した 64 ビットのインターフェイス識別子にプレフィックス FE80::/64 を組み合わせたものなので、この例で挙げたノードのリンク ローカル アドレスは、プレフィックス FE80::/64 とインターフェイス識別子 02-60-08-ff-fe-52-f9-d8 との組み合わせで、fe80::260:8ff:fe52:f9d8 になります。

Windows Vista および Windows Server 2008 の場合、既定ではインターフェイス識別子は EUI-64 アドレスに基づいて得られるのではなく、ランダムに得られます。ランダムなインターフェイス ID を無効にするには netsh interface ipv6 set global randomizeidentifiers=disabled コマンドを使用し、有効にするには netsh interface ipv6 set global randomizeidentifiers=enabled コマンドを使用します。

Q.複数のインターフェイスがあるのはなぜですか。
A.

Windows Server 2003、Windows XP SP2、または Windows XP SP1 で netsh interface ipv6 show interface コマンドを入力すると、すべての IPv6 インターフェイスの一覧が表示されます。

  • インターフェイス インデックス 1 は、ループバックで使用される疑似インターフェイスです (ループバック疑似インターフェイスといいます)。
  • インターフェイス インデックス 2 は、IPv6 移行テクノロジである Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) で使用される疑似インターフェイスです (自動トンネリング疑似インターフェイスといいます)。
  • インターフェイス インデックス 3 は、6to4 トンネリングで使用される疑似インターフェイスです (6to4 トンネリング疑似インターフェイスといいます)。
  • 他のインターフェイスには、作成された順番に連番が割り当てられます。この順番はコンピューターごとに異なります。

ループバック疑似インターフェイス以外のインターフェイスは状況に応じて異なります。LAN インターフェイスのリンク ローカル アドレスでは、この記事にある質問「リンク ローカル アドレスは、どのようにして得られますか。」への回答のとおり、イーサネット MAC アドレスから得られる IPv6 インターフェイス識別子が使用されます。

Q."自動トンネリング疑似インターフェイス" があるのはなぜですか。
A.

Windows XP および Windows Server 2003 の IPv6 では、"自動トンネリング疑似インターフェイス" を使用して IPv4 ヘッダーで IPv6 パケットをカプセル化し、IPv4 ネットワークで IPv6 パケットを送信できるようにしています。既定の IPv6 では、自動トンネリング疑似インターフェイスでリンク ローカル Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) アドレスが構成されます。このリンク ローカル ISATAP アドレスは、fe80::200:5efe:w.x.y.x または fe80::5efe:w.x.y.x という形式をとります。w.x.y.x はコンピューターに割り当てられている IPv4 アドレスです。

Q.IPv6 アドレスを手動で構成するにはどうすればいいですか。
A.

大半のホストでは、IPv6 アドレスを手動で構成する必要はありません。Windows の IPv6 プロトコルは、すべてのイーサネット インターフェイスに対するリンク ローカル アドレスの自動構成に使用されるほか、ルーターの検出にも使用され、ローカルの IPv6 ルーターや ISATAP ルーターの存在を検出して、追加の IPv6 アドレスを自動構成します。ルーターの検出では、ネットワーク セグメントに設置した適切な構成の IPv6 ルーター、または ISATAP ルーターが必要です。

IPv6 ルーターや ISATAP ルーターがなくても、Windows を実行しているコンピューターで netsh interface ipv6 add address コマンドを使用すれば、手動でインターフェイスに追加の IPv6 アドレスを構成できます。このコマンドでは、インターフェイス、アドレス、優先する有効期間と有効期間、およびアドレスをユニキャストとするかエニーキャストとするかを指定できます。手動で構成したアドレスは、他の IPv6 ノードと通信するために到達可能であることが必要です。

詳細と例については、「IPv6 の手動構成 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.IPv6 ルーティングを有効にするにはどうすればいいですか。
A.

IPv6 ルーティングを有効にするには、netsh interface ipv6 set interface コマンドを使用して、適切なインターフェイスでの転送とアドバタイズを有効にし、続いて netsh interface ipv6 add routes コマンドを使用して、公開するサブネット プレフィックスを構成する必要があります。Windows を実行している IPv6 ルーターが自身を既定のルーターとしてアドバタイズできるようにするには、既定のルートを構成して公開する必要があります。

詳細と例については、「IPv6 の手動構成 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.ゾーン ID とは何ですか。また、なぜそれが必要なのですか。
A.

リンク ローカル アドレスとサイト ローカル アドレスは再使用可能です。リンク ローカル アドレスは各リンクの範囲内で再使用されます。サイト ローカル アドレスは、組織の各サイトの範囲内で再使用できます。このアドレス再使用の範囲が原因で、リンク ローカル アドレスとサイト ローカル アドレスにはあいまいさが存在しています。どの宛先のどのリンクを探し出すか、またはどのサイトの範囲で宛先を探し出すかを指定するには、別の識別子が必要になります。この識別子がゾーン識別子 (ID) で、スコープ ID とも呼ばれます。ゾーン ID は、ネットワークの中で指定のスコープを持つ接続先を特定します。

リンク ローカル アドレスまたはサイト ローカル アドレスに関連付けたゾーンを識別するために RFC 4007 で規定されている構文は Address%zone_ID です。Address はリンク ローカルまたはサイト ローカルのユニキャスト IPv6 アドレス、zone_ID はゾーンを表す整数値です。ゾーン ID の値は、送信元のホストを基準として定義します。したがって、物理的には同じゾーンであっても、ホストが異なるとゾーン ID は異なる値になることがあります。たとえば、接続先リンクのゾーンを表すためにホスト A では 3 が選択され、同じリンクを表すためにホスト B では 4 が選択されます。

Q.FE80 で始まるアドレスに対して ping を実行できないのはなぜですか。
A.

Windows Server 2003 および Windows XP SP1 以降の IPv6 プロトコルには、IPv6 対応の Ping.exe ツールが用意されています。この新しい Ping は、指定の宛先に ICMPv6 エコー要求メッセージを送信し、このメッセージに対する応答であるエコー返答メッセージの往復時間統計を表示します。IPv6 アドレスを使用して ping を実行する Ping.exe の構文は、ping IPv6Address [%ZoneID] です。

ZoneID オプションで、ICMPv6 エコー要求メッセージの宛先のスコープまたはゾーンを指定します。リンク ローカル アドレスで指定するゾーン識別子 (ID) は、netsh interface ipv6 show interface コマンドの出力に表示されるインターフェイス インデックスに等しいことが普通です。サイト ローカル アドレスで指定するゾーン ID は、netsh interface ipv6 show interface level=verbose コマンドの出力に表示されるサイト番号と等しくなります。複数のサイトを使用しない場合、サイト ローカル アドレスのゾーン ID は不要です。Ipconfig コマンドの表示からゾーン ID を取得することもできます。アドレスの表示の中で "%" 文字に続く数字がゾーン ID です。宛先がグローバル アドレスであれば、ゾーン ID は不要です。

たとえば、ゾーン ID 4 (インストールされているイーサネット アダプターのインターフェイス インデックス) を使用して、リンク ローカル アドレス FE80::260:97FF:FE02:6EA5 にエコー要求メッセージを送信するには、次のコマンドを使用します。

ping fe80::260:97ff:fe02:6ea5%4

ゾーン ID はローカルで定義されているので、送信元ホストのゾーン ID が、同じゾーンに対して宛先ホストが持つゾーン ID と異なることがあります。たとえば、ホスト A とホスト B が同じリンクに接続していて、このリンクに対するホスト A のゾーン ID は 4 で、同じリンクに対するホスト B のゾーン ID は 3 であるとします。ホスト A からホスト B に対して ping を実行する場合、その ping コマンドで使用するゾーン ID は 4 です。一方、ホスト B からホスト A に対して実行する ping コマンドで使用するゾーン ID は 3 です。

Q.Hosts ファイルのエントリでゾーン ID を認識できますか。
A.

いいえ。Hosts ファイルのエントリで IPv6 アドレスのゾーン ID を指定する機能は存在しません。したがって、Hosts ファイルにはリンク ローカル アドレスのエントリを記述しないようにします。サイト ローカル アドレス (使用するサイトが 1 つのみの場合) またはグローバル アドレスについてのみ、Hosts ファイルを使用します。

Q.インターネットで IPv6 トラフィックを送信するにはどうすればいいですか。
A.

移行テクノロジである 6to4 または Teredo を使用すれば、インターネットの IPv4 の部分で IPv6 トラフィックを送信できます。6to4 は Windows のすべてのバージョンでサポートしています。Teredo は、Windows Server 2003 SP1、Windows XP SP2 以降、および Advanced Networking Pack for Windows XP (英語) 別ウィンドウが開きます を組み合わせた Windows XP SP1 でサポートしています。6to4 および Teredo の詳細については、「IPv6 Transition Technologies (英語) 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.IPv6 ルーターを使用せずに IPv6 トラフィックを送信するにはどうすればいいですか。
A.

IPv6 ルーターがない場合は、同じサブネットにある 2 つのホスト (またはリンク) 間で、それらホストのリンク ローカル アドレスを使用してトラフィックを送信できます。

既存の IPv4 ルーティング インフラストラクチャを使用して、互いに異なるサブネットにあるホスト間で IPv4 にカプセル化した IPv6 トラフィックを送信するには、Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) を使用します。詳細については、ホワイト ペーパー「IPv6 Transition Technologies (英語) 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.Windows で Teredo クライアントを使用しても、IPv6 インターネット上にある場所にアクセスできないのはなぜですか。
A.

Windows に付属の Teredo クライアントを使用して、ネットワーク アドレス変換器 (NAT) 経由で IPv6 インターネットにアクセスするには、IPv4 インターネットおよび IPv6 インターネットに接続して稼働している Teredo リレーが必要です。Microsoft では、Windows ベースの Teredo クライアントが IPv6 インターネット上の場所にアクセスできるように稼働可能な Teredo リレーを現時点では提供していません。

Q.Windows Server 2003 で DNS サーバー サービスの IPv6 逆引き参照を構成するにはどうすればいいですか。
A.

IPv6 逆引き参照ゾーンを作成する手順は次のとおりです。

  1. DNS スナップインで、[逆引き参照ゾーン] を右クリックして [新しいゾーン] をクリックします。
  2. 新しいゾーン ウィザードの [新しいゾーン ウィザードの開始] ページで [次へ] をクリックします。
  3. [ゾーンの種類] ページで、適切なゾーンの種類をクリックして [次へ] をクリックします。
  4. [Active Directory ゾーン レプリケーション スコープ] ページで、ゾーン レプリケーションの適切な動作をクリックして [次へ] をクリックします。
  5. [逆引き参照ゾーン名] ページで [逆引き参照ゾーン名] をクリックします。
  6. ip6.arpa ドメインでの IPv6 逆引き参照ゾーン名を、ニブルを逆方向に記述した値で入力して [次へ] をクリックします。
    たとえば、2001:db8:0:39fa::/64 プレフィックスの IPv6 逆引き参照ゾーンの場合は、a.f.9.3.0.0.0.0.8.b.d.0.1.0.0.2.ip6.arpa が IPv6 逆引き参照ゾーン名になります。
  7. [動的更新] ページで、動的更新の適切な動作をクリックして [次へ] をクリックします。
  8. [新しいゾーン ウィザードの完了] ページで [完了] をクリックします。

コンソールのツリーに新しいゾーンの名前が表示されます。

IPv6 ベースの Windows DNS クライアントでは、その IPv6 逆引き参照のレコードが DNS 動的更新では登録されません。IPv6 ポインター (PTR) を手動で追加する手順は次のとおりです。

  1. [逆引き参照ゾーン] リストで、適切な IPv6 逆引き参照ゾーンを右クリックして [新しいポインター (PTR)] をクリックします。
  2. [ホスト IP] の番号として、ホストの IPv6 アドレスのインターフェイス ID を、ニブルを逆方向に記述した値で入力します。
    たとえば、インターフェイス ID が 2c08:3fac:9db:67f9 であれば、ホスト IP の番号は 9.f.7.6.b.d.9.0.c.a.f.3.8.0.c.2 になります。
  3. [ホスト名] にホストの完全修飾ドメイン名を入力します。
  4. [OK] をクリックします。

IPv6 の機能

Q.Windows の IPv6 プロトコルは、インターネット プロトコル セキュリティ (IPsec) をサポートしていますか。
A.

はい。Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、および Windows Server 2008 の IPv6 プロトコルは、IPsec を全面的にサポートしています。

Windows Server 2003 および Windows XP の IPv6 プロトコルでは、次の制限付きで IPsec をサポートしています。

  • トランスポート モードとトンネル モードの両方で、認証ヘッダー (AH) およびカプセル化セキュリティ ペイロード (ESP) をサポートしています。ただし、Windows の IPv6 プロトコルの ESP では、データの暗号化をサポートしていません。
  • Windows の IPv6 プロトコルによる IPsec では、インターネット キー交換 (IKE) を使用してセキュリティ アソシエーション (SA) をネゴシエートすることはできません。IPsec ポリシーと SA は手動での構成が必要です。また、AH または ESP 向けに Message Digest 5 (MD5) または Secure Hash Algorithm 1 (SHA-1) のキー付きハッシュを計算するためのキーも手動で構成する必要があります。
  • IPv6 トラフィックの IPsec は、IPv4 トラフィックの IPsec からは完全に独立しています。IPv6 の IPsec ポリシーは、IP セキュリティ ポリシー スナップインでは管理されていません。Windows の IPv6 プロトコルで使用する IPsec ポリシーと SA は、Ipsec6.exe ツールを使用して手動で構成する必要があります。詳細と例については、Windows Server 2003 または Windows XP のヘルプにある「2 つのローカル リンク ホスト間で IPsec を使用する」を参照してください。
Q.Windows の IPv6 プロトコルは、Mobile IPv6 をサポートしていますか。
A.

Windows XP および Windows Server 2003 の IPv6 プロトコルは、インターネット ドラフト『Mobility Support in IPv6』 (現在は RFC 6275) のバージョン 13 で説明している対向ノードのサポートを提供します。Windows の IPv6 プロトコルは、モバイル ノードやホーム エージェントをサポートしていません。既定では対向ノード機能は無効になっています。また、認証で認証ヘッダー (AH) を使用するにはバインディング アップデートが必要です。対向ノード機能を有効にするには、netsh interface ipv6 set mobility correspondentnode=enabled コマンドを使用します。

Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 R2、および Windows Server 2008 の IPv6 プロトコルは、Mobile IPv6 をサポートしていません。

Mobile IPv6 の詳細については、「モバイル IPv6 の紹介 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.ping を実行するにはどうすればいいですか。
A.

Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows XP SP1 以降、および Windows Server 2003 には、IPv6 対応バージョンの Ping.exe ツールが付属しています。この Ping.exe ツールを使用してリンク ローカル アドレスに ping を実行する場合は、ゾーン識別子 (ID) の指定が必要になることがあります。この ID は、ICMPv6 エコー要求メッセージを送信するインターフェイスを指定します。リンク ローカル アドレスの場合は、netsh interface ipv6 show interface コマンドの出力に表示されるインターフェイス インデックスは通常、ゾーン ID と等しくなります。

宛先がグローバル アドレスであれば、ゾーン ID は不要です。

たとえば、ゾーン ID 4 (インストールされているイーサネット アダプターのインターフェイス インデックス) を使用して、リンク ローカル アドレス fe80::260:97ff:fe02:6ea5 に ICMPv6 エコー要求メッセージを送信するには、次のコマンドを使用します。

ping fe80::260:97ff:fe02:6ea5%4

Q.Windows の IPv6 プロトコルはドメイン ネーム システム (DNS) をサポートしていますか。
A.

はい。Windows の IPv6 プロトコルは、次のように DNS をサポートしています。

  • DNS クライアントは、AAAA (クアッド A) レコードとも呼ばれる IPv6 ホスト リソース レコードのクエリ、処理、および動的登録をサポートします。Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、および Windows Server 2008 では、IPv4 と IPv6 のどちらでも DNS メッセージを交換できます。Windows XP および Windows Server 2003 では、IPv4 でのみ DNS メッセージの交換が可能です。
  • Windows Vista および Windows Server 2008 の DNS クライアントでは、FEC0:0:0:FFFF::1、FEC0:0:0:FFFF::2、および FEC0:0:0:FFFF::3 の各 DNS サーバー アドレスが自動的に構成されます。netsh interface ipv6 add dns コマンドを使用して、IPv6 対応 DNS サーバーの別の IPv6 アドレスを構成することもできます。
    Windows XP および Windows Server 2003 の IPv6 でもこれらの DNS サーバー アドレスを構成でき、netsh interface ipv6 add dns コマンドもサポートしていますが、DNS メッセージは IPv4 でのみ送信可能です。
  • Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、および Windows Server 2003 の DNS サーバー サービスは、IPv6 ホスト リソース レコードの格納、クエリ、および動的登録をサポートしています。DNS メッセージは IPv4 と IPv6 のどちらを使用しても交換できます。Windows Server 2003 で DNS サーバー サービスを有効にして IPv6 で DNS を使用するには、dnscmd /config /EnableIPv6 1 コマンドを使用した後、DNS サーバー サービスを再開します。

Windows Server 2008 の DNS サーバー サービスでの IPv6 サポートの詳細については、「Windows Server 2008 における DNS の機能拡張 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.Web ブラウザーで IPv6 を強制的に使用するにはどうすればいいですか。
A.

インターネット拡張 DLL である Wininet.dll を使用すると、Web ブラウザーから IPv6 対応の Web サーバーにアクセスできます。たとえば、Microsoft Internet Explorer で Wininet.dll を使用し、Web サーバーに接続して Web ページを表示します。URL にある Web サーバーの名前に対してドメイン ネーム システム (DNS) クエリ (または Hosts ファイル) を実行し、IPv6 アドレスが返されると、Internet Explorer では IPv6 を使用して Web ページをダウンロードします。これによって、IPv6 にのみ解決できる名前に接続できます。DNS クエリで IPv6 アドレスが返されることを確認するには、Ping.exe ツールを使用して Web サーバーのドメイン名に ping を実行してみます。

RFC 3896 で規定されたリテラル IPv6 アドレスの書式を使用している URL は、Windows Server 2003 と Windows XP のどちらに付属するバージョンの Internet Explorer でもサポートされていません。Internet Explorer 以外のアプリケーションでは、リテラル IPv6 アドレスを使用して接続します。

Windows Vista および Windows Server 2008 の Internet Explorer では、RFC 3896 で規定されたリテラル IPv6 アドレスの書式を使用する URL をサポートしています。

注意: プロキシ サーバーを使用するように構成した Internet Explorer では、IPv6 の Web サイトを参照できません。プロキシ サーバーを使用するように Internet Explorer を構成すると、Web サイトに対するすべての名前解決要求はそのプロキシ サーバーに転送されます。そのプロキシ サーバーが IPv6 対応でない限り、ローカルまたはリモートの IPv6 Web ページに対するプロキシベースの要求は失敗します。プロキシ サーバーを使用せずに機能するように Internet Explorer を構成する方法については、Internet Explorer のヘルプを参照してください。

Q.Microsoft Internet Explorer などのアプリケーションで、ドメイン名を IPv6 アドレスに解決できない DNS サーバーがあるのはなぜですか。
A.

その DNS サーバーは、AAAA (IPv6 アドレス) リソース レコードをサポートしていないので、権限のある応答では NXDOMAIN または NAME_ERROR (反応コードまたは RCODE が 3) が返され、DNS サーバーから正しい応答が得られません。詳細については、Microsoft サポート技術情報 815768 別ウィンドウが開きます を参照してください。

Q.Windows で IPv6 対応になっているツール、アプリケーション、コンポーネント、およびアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) として何がありますか。
A.

Windows Server 2008 では、それに付属するすべてのネットワーキング アプリケーションとネットワーキング サービスで IPv6 による動作を全面的にサポートしています。ただし、Internet Information Services (IIS) の FTP (File Transfer Protocol) Publishing サービスと SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) Server サービスは除きます。Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 1 の SMTP 機能には、IPv6 対応の SMTP サービスが用意されています。Windows Vista では、それに付属するすべてのネットワーキング アプリケーションとネットワーキング サービスで IPv6 による動作を全面的にサポートしています。ただし、Internet Information Services (IIS) の FTP (File Transfer Protocol) Publishing サービスは除きます。

Windows Server 2003 では、次の機能が用意されています。

  • Ipconfig、Ping、Tracert、Pathping、Netstat、および Route の各コマンドの IPv6 対応バージョン
  • IPv6 によるファイルとプリンターの共有
  • IPv6 対応の Microsoft Internet Explorer および Internet Information Services (IIS) Web サービス (Wininet.dll では、リテラル アドレスの使用がサポートされていません)
  • Telnet クライアント (Telnet.exe)、Telnet サーバー (Tlntsvr.exe)、FTP (File Transfer Protocol) クライアント (Ftp.exe)、および Windows Media Services の IPv6 対応バージョン
  • Windows Sockets、Remote Procedure Call (RPC)、Internet Protocol Helper (IPHelper)、Distributed Common Object Model (DCOM)、および Win32 Internet Extensions (WinInet) の各 API での IPv6 サポート
  • ネットワーク モニターの IPv6 ヘッダー解析のサポート

Windows XP は、ファイルとプリンターの共有、IPHelper API、および DCOM API を IPv6 ではサポートしていません。

Q.Windows Server 2003、Windows XP Service Pack 2 (SP2)、Windows XP Service Pack 1 (SP1)、および Service Pack をインストールしていない Windows XP では、IPv6 プロトコルはそれぞれどのように異なっていますか。
A.

Service Pack をインストールしていない Windows XP の IPv6 プロトコルは、開発者向けプレビューとして提供されていました。Windows Server 2003、Windows XP SP1、および Windows XP SP2 の IPv6 プロトコルは稼働環境対応であり、サポート対象のプロトコルです。

Windows XP には、ファイルとプリンターの共有、IPHelper API、および DCOM API の IPv6 サポートは用意されていません。

Windows XP には、Windows Server 2003 では用意されていない次のツールが付属しています。

  • IPv6.exe: IPv6 プロトコルの構成に使用します。Windows XP SP2 および Windows XP SP1 で IPv6 を構成する方法としては、netsh interface ipv6 コンテキストのコマンドの使用をお勧めします。
  • Ping6.exe: Windows XP SP2 および Windows XP SP1 で使用するツールとして、Ping.exe ツールの IPv6 対応バージョンをお勧めします。
  • Tracert6.exe: Windows XP SP2 および Windows XP SP1 で使用するツールとして、Tracert.exe ツールの IPv6 対応バージョンをお勧めします。

Windows Server 2003 Service Pack 1 以降および Windows XP SP2 以降には、Teredo および Windows ファイアウォールのサポートが用意されています。

Q.Internet Explorer は、IPv6 文字列リテラルを使用した URL (Uniform Resource Locator) をサポートしていますか。
A.

Windows XP および Windows Server 2003 で提供するインターネット拡張 DLL である Wininet.dll では、RFC 3896 で規定しているリテラル IPv6 アドレスの書式を使用した URL をサポートしていません。Wininet.dll では、URL にある Web サーバー名の名前解決で IPv6 アドレスが返された場合に、その Web サービスへのアクセスで IPv6 をサポートします。

Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 R2、および Windows Server 2008 の Internet Explorer と Wininet.dll は、RFC 3896 で規定しているリテラル IPv6 アドレスの書式を使用した URL をサポートしています。

注意: プロキシ サーバーを使用するように構成した Internet Explorer では、IPv6 の Web サイトを参照できません。プロキシ サーバーを使用するように Internet Explorer を構成すると、Web サイトに対するすべての名前解決要求はそのプロキシ サーバーに転送されます。そのプロキシ サーバーが IPv6 対応でない限り、ローカルまたはリモートの IPv6 Web ページに対するプロキシベースの要求は失敗します。プロキシ サーバーを使用せずに機能するように Internet Explorer を構成する方法については、Internet Explorer のヘルプを参照してください。

Q.IPv6 トラフィックを取り込んで表示するにはどうすればいいですか。
A.

IPv6 パケットを取り込むには、ソフトウェアベースまたはハードウェアベースで、IPv6 ヘッダーを解析する任意のプロトコル アナライザー (ネットワーク スニファーともいいます) を使用します。たとえば、Windows Server 2003 に付属するバージョンのネットワーク モニターまたはネットワーク モニター 3.1 (英語) 別ウィンドウが開きます 以降を使用できます。

Windows Server 2003 に付属するバージョンの Microsoft ネットワーク モニターをインストールする手順は次のとおりです。

  1. [スタート] ボタンをクリックして [設定] をポイントします。[コントロール パネル] をクリックして [プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。
  2. [プログラムの追加と削除] で [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
  3. Windows コンポーネント ウィザードで、[管理とモニタ ツール] を選択して [詳細] をクリックします。
  4. [管理とモニタ ツール] ウィンドウで、[ネットワーク モニタ ツール] チェック ボックスをオンにして [OK] をクリックします。
  5. 追加のファイルを要求するメッセージが表示された場合は、Windows Server 2003 のセットアップ CD を挿入して、これらのファイルがあるネットワーク上の場所へのパスを入力します。

IPv6 アプリケーションの開発

Q.既存のソケット関数の変更はどこに文書化されていますか。
A.

既存のソケット関数に対する変更は、RFC (Request for Comments) 3493「Basic Socket Interface Extensions for IPv6」で文書化されています。Windows Server の IPv6 での Windows Socket サポートの詳細については、「IPv6 Guide for Windows Sockets Applications (英語) 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q. IPv6 アプリケーションの開発に必要なツールは何ですか。
A.

IPv6 アプリケーションの開発に必要なツールは次のとおりです。

  • 2000 年 1 月以降の Microsoft Platform Software Development Kit (SDK) (MSDN の Web サイトで入手可能)
  • Microsoft Visual C++ version 6.0 以降
  • IPv6 をインストール済みで、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows Server 2003、または Windows XP SP1 以降を実行しているコンピューター
Q.IPv4 コード用に作成した既存の Windows Socket で IPv6 をサポートするには、どのような変更が必要ですか。
A.

Windows Platform SDK には、Checkv4.exe というツールが用意されています。Checkv4.exe は、ソース コード ファイルをスキャンして、IPv6 をサポートするために変更が必要なコードを洗い出します。Checkv4 では、そのコードの行番号とコードに推奨の変更内容を示すメッセージが表示されます。次は Checkv4.exe の出力例を示しています。

test.c(35) : gethostbyname : use getaddrinfo instead
test.c(40) : gethostbyaddr : use getnameinfo instead
test.c(48) : SOCKADDR_IN : use SOCKADDR_STORAGE instead, or use
SOCKADDR_IN6 in addition for IPv6 support
test.c(57) : AF_INET : use AF_INET6 in addition for IPv6 support
test.c(89) : inet_addr : use WSAStringToAddress or getaddrinfo with
AI_NUMERICHOST instead

詳細については、「Using the Checkv4.exe Utility (英語) 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

IPv4 と IPv6 の両方で機能するようにアプリケーションを変更する方法の詳細については、「IPv6 Guide for Windows Sockets Applications (英語) 別ウィンドウが開きます」を参照してください。

Q.Windows 95 以上および Windows NT version 4.0 で IPv6/IPv4 アプリケーションを実行できるようにするにはどうすればいいですか。このリリースに .LIB ファイルがないのはなぜですか。Wspiapi.h とは何ですか。また、どのように使用すればいいですか。
A.

Windows 用 IPv6 プロトコルのこのバージョンでは、IPv6 をサポートしていないプラットフォーム上でも IPv6/IPv4 アプリケーションの実行を可能にするダイナミック リンクのサポートを採用しています。このダイナミック リンクのサポートは既定で有効になっていて、Platform SDK の Wspiapi.h ファイルに収められています。プロジェクトには、このファイルを直接インクルードしないようにする必要があります。

今後のバージョンの Windows では、_WIN32_WINNT に 0x500 を超える値が定義されるようにすることにより、IPv6 対応アプリケーションで消費する領域を少なくして、OS による補足サポートの必要性を排除できるようになります。_WIN32_WINNT の詳細については、Platform SDK ドキュメントを参照してください。


関連情報

マイクロソフトに関する詳細な情報については、下記のプレス専用連絡先までお問い合わせください。 (報道関係者のみ)
Rapid Response Team Waggener Edstrom Worldwide (503) 443-7070 rrt@waggeneredstrom.com