Drive Transactions 用アプライアンス

SQL Server では、Data Transactions 用アプライアンス製品として、HP EDCA (HP Enterprise Database Consolidation Appliance) を提供しています。また、Tier-1 レベルの大規模な OLTP 向けアプライアンス製品の提供も今後予定しています。

小規模 OLTP アプリケーションを統合できる HP EDCA (HP Enterprise Database Consolidation Appliance)

HP EDCA (HP Enterprise Database Consolidation Appliance) は、部門で使用している OLTP アプリケーションを Windows Server 2008 R2 Hyper-V を使って統合できる、アプライアンス型の高密度な仮想化ソリューションです。

HP EDCA は、SQL Server 2008 R2 に最適化されていると共に、Hyper-V Cloud FastTrack リファレンス アーキテクチャをベースに開発されており、データベース インフラストラクチャの構築と管理を大幅に簡略化します。

HP EDCA (HP Enterprise Database Consolidation Appliance) の機能と特徴

企業には多様な業務アプリケーションが導入されています。しかし、業務アプリケーションの中には、使用率が非常に低い一方で、特定の業務のために稼働し続けなければならないものもあります。こうした使用率が低いアプリケーション用の SQL Server インスタンスが社内に散在してしまうと、サーバーや冷却に伴う消費電力、設置スペースの増大を招く原因となります。

HP EDCA により、物理環境に分散する SQL Server インスタンスを仮想マシンとして統合できるため、電力量を削減し、設置スペースを有効に活用できるようになります。また、HP EDCA を利用することで、新しい SQL Server インスタンスを迅速、かつ効率的に展開できので、ビジネス ニーズの変化にも即応させることが可能です。

散在するデータベースの削減と使用率の向上

HP EDCA の統合ソリューションは、仮想化アーキテクチャ上に構築されているため、数百以上の SQL Server インスタンス間でシステム リソースを共有し有効に活用できます。60,000 IOPs を実現するストレージ性能によって、統合したデータベースを高パフォーマンスで運用できます。

プロビジョニング、管理、メンテナンスの簡略化

HP EDCA は SQL Server のワークロード実行用に最適化されていると共に、統合したデータ基盤の管理を簡略化し、ダウンタイムを最小化するツールが搭載されています。

  • Microsoft System Center および SQL Server ベースの使い慣れた管理機能を使って、HP EDCA やデータベースを管理することができます。
  • PRO パックや BPAツール、ストレージ管理ツールの提供により、アプライアンスの管理を効率化します。
  • メイン管理コンソールからアプライアンスの管理やメンテナンスなどのタスクをシンプルに操作できます。
  • HP ストレージ管理パックを使って、ストレージの生成やプロビジョニングを迅速に行えます。
  • インベントリ、評価、レポートを行うための強力なツールである Microsoft Assessment and Planning (MAP) ツールキットにより、ネットワーク上の SQL Server インスタンスの検出、必要なリソースの測定、配置を簡単に行えます。
  • 事前構成済みの VM テンプレートにより、新しいデータベースの作成に必要な時間と手間を節約できます。
  • テンプレートからコピーして新しい仮想マシンを展開できるのと同様に、SQL Server インスタンスのプロビジョニングを簡単に行えます。
  • セルフサービス ポータルでは、リソース使用量の配分や利用者への配賦を行えるため、リソース使用の改善に役立ちます。
  • 1 つのボタンでファームウェアやドライバーをアップデートできます。

導入と展開時間を短縮

HP EDCA は、事前構成済み、かつハードウェアと完全に統合された仮想プラットフォームや管理機能により、導入や展開にかかる時間を大幅に短縮します。

ビジネスの俊敏性を強化

HP EDCA は、ビジネスの成長に合わせて、シームレスにモジュールを拡張できるように設計されていいます。たとえば、基本ラック構成 (4 ブレード/ 28 TB のディスク)からフルラック構成 (8 ブレード/ 57 TB のディスク) への拡張も容易に行えます。また、新しい仮想マシンのプロビジョニングや追加のディスク容量が必要なデータベース用にストレージを割り当てるなども簡単に操作できます。セルフサービス ポータルでは、仮想マシンやデータベースの展開も自動的に行えます。

アプライアンスの構成とライセンス

コンポーネント
容量
  • 基本構成: 29 TB raw disk capacity
  • フルラック構成: 57 TB raw disk capacity
ハードウェア
  • 基本構成: HP ProLiant BL465c Server Blade × 4 (8 プロセッサ、96 コア、1024 GB メモリ)
  • フルラック構成: HP ProLiant BL465c Server Blade × 8 (16 プロセッサ、192 コア、2048 GB メモリ)
オペレーティング システム Windows Server 2008 R2 Datacenter (OEM)
※プレインストール済み、ライセンスが含まれています。
ソフトウェア
  • Windows 2008 R2 Datacenter (OEM)
  • 以下の HP EDCA 管理ツール (インストール済み、ライセンスを含む)
    • Enhanced MAP tool
    • Enhanced BPA tool
    • Microsoft Appliance パック
    • Microsoft PRO パック
    • HP Storage Management Tool
    • HP Insight Control -- System Center
  • Microsoft Database Consolidation 2012 software (インストール済み、ライセンスは別途必要です)
    ※System Center と SQL Server テクノロジで構築された製品で以下の管理ソフトウェアが含まれています。
    • Self Service Portal Version 2.0
    • Custom Microsoft appliance management tools
  • SQL Server 2008 R2 (インストール済み、保有済みのライセンスを使用)
サポート アプライアンスを構成するハードウェアとソフトウェアのサポートを統一するために、HP 社とマイクロソフトによるサポートを提供します。
ワークロードのサポート Tier 2/tier 3 SQL Server workloads
保障 3 年間

注:アプライアンス上の仮想マシンで実行する SQL Server インスタンスごとに SQL Server のライセンスが必要です。仮想マシン間で SQL Server を移動する場合、サーバーのモビリティに対応する SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2 以降のライセンスが必要です。