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今回の”僕”の仕事は、クラブイベントのオーガナイズ。音と写真が融合されたPowerPointで、クライアントの心をつかみます。今回は、そんな、僕の話をお読みください。 ※このストーリーは実際のカフェを舞台としたフィクションです。登場人物名、雑誌名は、すべて架空のものです。 人気ライフ スタイル誌” Joy ”の制作を行う編集プロダクションから、クラブ イベントの運営を依頼された。次号の Joy でインドのポップ カルチャーを特集するにあたり、スポンサーとなるインドのビール メーカーが、自社製品の知名度アップを目的として Joy 編集部とのタイアップ イベントを希望しているのだという。そこで僕は、西麻布にある某クラブを借り切ってのインド フェスティバルを企画した。 当日はタブラの世界的奏者として著名な Z.F を招聘し、日本におけるインド系ラウンジ ミュージックの第一人者、武井義久を DJ にブッキングする予定だ。クラブの来場者にスポンサー製品であるインド ビールをフリー ドリンクとして提供することで、幅広く銘柄の訴求を行うという目論見である。 僕は今日、打ち合わせも兼ねて、このプロジェクトの依頼主でもある編集プロダクションの内山氏と会う約束をしたのだった。
内山氏が待ち合わせの場所に指定したのは、編集プロダクションから程近い、半蔵門の『SAN BAN CHO CAFE』だった。地下鉄の駅を出て大妻通りのゆるやかな坂道を登って行くと、梔子色に染まる街路樹の葉が、静謐な秋のひとときを彩っていた。しばらく行くと、高級マンションが建ち並ぶ閑静な裏通りの一画に、『SAN BAN CHO CAFE』の瀟洒な佇まいが見えてきた。 店内はオーク材を使用した品の良い家具でコーディネイトされ、どこか隠れ処的な従容がある。橙の落ち着いた照明が、会話を交わす客たちの顔に陰影を作り出していた。打ち合わせに適した席を希望すると、店のスタッフが快く二階の席を案内してくれた。ちょうどディナー タイムに切り替わる時間帯であるらしく、二階では別のスタッフがテーブル コーディネイトに追われていた。
窓際の席に着き、鞄の中からモバイル パソコンを取り出す。早速、PowerPointで作った企画書の最終チェックだ。一通りのチェックが終わったところで、タイミングよく内山氏がやってきた。 早速イベントの企画書をモバイルパソコンを使って説明する。内山氏は真剣な眼差しで内容の確認を始めた。企画書を説明する僕の前の内山氏の表情が曇りがちだ。僕は、最後のスライドの前で、おもむろにヘッドフォンを手渡した。 「これを聴きながら見てください」内山氏がヘッドホンを付けると同時に Enter キーを押し、最後のスライドに送る。内山氏の耳には、すでに音楽が聞こえ始めているだろう。 クラブ内のイベントイメージ写真を見ながら、インドのラウンジ ミュージックを聞いた内山氏の目が大きく見開かれた。そして、口元に笑みを浮かべて静かに頷いた。思い描いていたイメージを、ようやく共有できた瞬間だ。
「やれやれ」内心ほっとしながら僕はプレゼンを終えた。『SAN BAN CHO CAFE』のディナー タイムは、ビストロ風のカジュアルな雰囲気ながら、メニューには本格的なフランス料理の名が並ぶ。 ワインの品揃えにもオリジナリティーがあり、ここでなら良質なフランス料理を気軽に食べることができそうだ。もうすぐクリスマス。思いがけず良い店と出会ったものだ。 文:高杉圭一 今回の僕は、少し苦戦気味でしたね。でも、最後に逆転。音と写真の連動で強烈なインパクトを残せたおかげで、内山氏も大満足です。そんなプレゼンテーションをしたいあなた、PowerPoint上でのサウンドの挿入方法は、こちらをご覧ください。
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< SAN BAN CHO CAFE > Open Hours 11:30~23:00 ブイヤべース
本日のスフレ料理
本日のお肉料理
冷たいフォンダンショコラ
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