
日本におけるウェブ ユーザビリティーの概念を創出した書として令名が高い『ユーザ中心ウェブ サイト戦略』本書の上梓にあたった武井さんは、ユーザの観点からウェブ戦略立案やサイト構築を行うユーザビリティー コンサルティング企業『株式会社ビービット』で、取締役・業務執行責任者を務めている。インタビューの席に黒のスーツ姿で現れた武井さんは、背筋が伸びた凛とした佇まいが印象的。今回のキャリア トークは、ウェブ ユーザビリティーの第一人者として活躍する武井由紀子さんに迫った。
―株式会社ビービットの取締役・業務執行責任者として、現在はどのようなお仕事に携わっているのでしょうか? ―仕事の性格上パソコンと向き合う機会が多いと思いますが、武井さんの業務の中でパソコンはどのような役割を担っているのでしょう? ―一日どれくらいの時間パソコンと向き合っていますか? ―そもそも、どのようなきっかけでパソコンと出会ったのでしょうか? それで先輩に聞いてみたら、これはパソコンに入れて使うんだよってことになり、早速大学のコンピューター ルームにいって、よく分からないままに使ってみたのが最初ですね。使い方は、コンピューター ルームで席を隣り合わせた人や先生に聞きながら次第に覚えていきました。 ―現在ビービットのキーワードともなっている “ユーザビリティー” ですが、武井さんが “ユーザビリティー” というものを説明する場合、どのような表現になりますか? 社内にあるテスト ルームでプロジェクト毎にユーザビリティー調査というものを行うのですが、それらの様子をクライアントの方にも見学していただけるようになっていて、「ユーザさんがサイトを使う様子」をまざまざと見ることができます。実際にサイトがどう使われているのかは、案外見る機会が少ないですし、この調査ではユーザーさんのニーズや心理まで深堀りしていきますので、一部上場企業の役員、有名企業の社長さんまで見学に来て頂くこともあります。 ―日本においてはここ数年で汎用語となった “ユーザビリティー” ですが、やはり 2001 年に上梓された『ウェブ ユーザビリティー ルール ブック・顧客を増やすサイト設計』が多大な影響を与えていますよね。 |
武井 由紀子 (たけい ゆきこ) 東京都出身。早稲田大学・政治経済学部・経済学科卒業後、アンダーセン コンサルティング (現アクセンチュア) に入社。金融機関の組織戦略、官公庁のシステム開発等に携わった後 2000 年に同社を退社。同年アンダーセン コンサルティングのメンバーと共に『株式会社ビービット』を設立。 2001 年『ウェブ ユーザビリティー ルール ブック・顧客を増やすサイト設計』、2006 年『ユーザ中心ウェブサイト戦略』を上梓。現在は大手企業のウェブ コンサルティング等を行う。 |







