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キャリアトーク with My Digital Life & Work Style|Vol.010 吉松 徹郎 「納得できないことがあれば、自分でとことん考え抜くことが必要です。」

柔らかい笑顔で気さくに語る吉松さん。そんな吉松さんのお仕事は、日本最大級のコスメ情報専門ポータルサイト「@cosme」の運営会社アイスタイルの社長だ。そして、吉松さんは、インターネット ビジネスがこれほど一般的になる前からサイト運営を手がける、日本のデジタルマーケティングに関するリーダーの一人でもある。

現在も、アイスタイル社は、インターネットだけでなく、実店舗も展開するなど、チャンレジし続けている。そんな企業を引っ張る吉松さんのデジタル ワーク & ライフ スタイルに迫った。

―そもそもどのようなきっかけで、起業することになったのですか。
吉松:新卒で、コンサルティング会社に入社したのですが、3 年も経つと、本を書いたり、起業したりする同期が出てきて、自分はこのままでいいのかと思いはじめましたね。

特に、当時は、インターネット ビジネスが盛り上がってきた頃だったので、すごく刺激を受けました。そこで、1999 年のゴールデン ウィークを使って事業計画書を書き上げ、3ヵ月後の 7 月にはアイスタイルを設立しました。もちろん、勢いだけではなく、それまでの経験で、消費者の声を企業、そして、他の消費者に伝える、@cosmeのようなビジネスにチャンスを感じていました。

―なるほど。素晴らしい行動力ですね。ところで、吉松さんは大学でバイオ テクノロジーを学ばれたと聞きますが、なぜ、新卒ではコンサルティング会社へ入社したのですか?
吉松:大学就職活動時は、丁度、氷河期の始まりでしたが、幸運にも数社の内定をいただくことができました。周りは内定を取るのに必至だった時代に、数社の内定を取ったことで、逆にどの会社を選んだらいいのか、わからなくなってしまいました。“大学進学も推薦で、就職先も選べない。結局、自分は何一つ決断できていない” と気づき、もう一度、就職活動をやり直しました。

2度目の就職活動の中でコンサルティング会社という業種に出会いました。当時コンサルティング会社を目指す人々は、特に志が高く、こういう仲間と働きたいなと思いました。ただ当時は、コンサルティング会社も今ほど知名度がなく、他大学の就職課まで出入りして情報を取得したりと大変でしたが …(笑) まだ、就職活動にインターネットも活用されていませんでしたしね。

―就職氷河期に、就職活動をやり直されたのですか。すごい勇気ですね。それで、希望のコンサルティング会社へは行ってみてどうでしたか?
吉松:入社当時は、自分にも自信がありました。しかし、コンサルティング会社に入社したのに最初の仕事が、プログラミング。しかも、そのプログラミングさえもうまくこなせない自分にストレスを感じました。

そこで、IT やインターネットの知識を貪欲に吸収しました。当時は、企業の IT 化が進んでいなかったこと、インターネットがちょうど、広がり始めた時期でもあり、吸収した知識を仕事にも、それ以外にも存分に活かすことができました。

さて、次ページでは、いよいよ、吉松さんのデジタル ワークスタイル、ライフ スタイルに迫ります。

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PROFILE

吉松 徹郎 (よしまつ てつろう)

1972 年茨城県生まれ
東京理科大学基礎工学部生物工学科卒業
1996 年アンダーセンコンサルティング (現アクセンチュア) 入社
主に官公庁、教育分野の BPR・新業務策定プロジェクトに従事する
1999 年アイスタイルを設立、同年 12 月@cosme (アットコスメ) オープン
2000 年に株式会社化
現在、同社代表取締役社長 兼 CEO

著書

『crmマーケティング戦略[顧客と共に]』 (共著) 東洋経済新報社発行

         

『図解でわかる くちコミマーケティング』 (共著) 日本能率協会マネージメントセンター発行

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