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第2回 “ 夕焼け中毒 ”になるまで 東京から海の近くの街に引っ越して、よく空を見上げるようになった。もちろん東京に住んでいた時にだって見ていた筈なのだが、ビルやマンションに遮られた空はやはり狭い。地平線が見えることなんてまずない。だから朝日が登ってくる時や夕日が沈んでいく瞬間なんて滅多に見られない。その点、何の障害物もない海の上には毎日大きな空が広がっている。天気がいい日には壮大な夕焼け劇場が上映される。 空を見上げる時間が増えると自然に気づくことだが、その表情は日や時間帯によってまったく異なる。いやそれどころか、注意深く見ていると、分単位や秒単位でも刻一刻と変化しているのがわかる。まったく同じ表情をした空は存在しないのだ。そんなの当たり前なのだろうが、それまであまり空を見上げることのない生活をしていると、なかなかスゴイことのような気がしてくるから不思議だ。どうしてもその一瞬を写真に撮って記録したくなってくる。だからデジカメを買った。いつでも鞄やポケットに入れておけるようなコンパクトサイズのものだ。 昔から写真を撮ることは好きだった。でも整理するのは苦手。旅行に行った時などにせっかく撮りためても、現像して一度見て終わり。その点デジカメだと、パソコンに取り込んでしまえば自動的に整理してくれる。写真を撮った日時もわかるし、コメントをつけて保存することもできる。後で探したい時も、クイック検索ですぐに見つかるし、スライドショーを楽しむこともできる。無精者の自分が空を撮影するにはぴったりだ。またアナログのカメラだと、例えいい写真が撮れたなと思っても、人に見てもらう機会なんてなかなかないものだが、デジタルだとメールで送って誰かに見てもらうことも簡単だし、ブログに発表すれば世界中の人間に見てもらうことだってできる。 そんな訳で、隙があれば空を見上げ写真を撮る日が続いている。特に日の出や日没の頃の空は、表情の変化がダイナミックで、毎日ぜんぜん違うので飽きることがない。日が登ってきたり沈んだりするのと反対側の空も、ちゃんと赤く焼けるのを初めて知った。日が沈みきった後、数十分してからの空のグラデーションの美しさといったら! 夕方、部屋で仕事していても、西の空がオレンジに染まっていると、ソワソワしてしまう。日没に間に合うように、走って海辺まで行くことも珍しくない。これはもう完全な“夕焼け中毒”だ。
文:川上 徹也
iNNO. by Microsoft 編集部より :
夕焼けは、きれいですよね。私も、 1 瞬で表情を変える空の表情にドキドキさせられることも多いです。その瞬間を写真に収める。なんとも素敵な趣味ですね。 Windows Vista なら、写真のインポートや、整理、検索、基本的な修整に加え、友人や家族と共有することもできます詳しくは、「Microsoft Windows Vista : プレミアム デジタル ライフ : 日々の瞬間を一生の思い出に変えよう。」をご覧ください。 |






