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マイデジタルワインライフ 第5回

第 5 回 ロゼと桜のマリアージュ

桜の樹の下には死体が埋まっているという話があったけど、じゃあ葡萄の木の下には何が埋まっているんだろう?

流行のビオディナミ、というやりかたでワインを造っているひとたちは牛の角を埋めたりしているらしいけど … それはさておき桜の季節の到来。桜といえば花見。花見にはお酒はつきもの。今年の花見はワインでどうぞ。

私が花見におすすめしたいのはロゼワイン。色がなんといっても春らしいしロゼをあえて飲む機会も少ないし、花見につきもののおつまみ・料理にも意外とあうものが多いというのがその理由である。

一口にロゼといっても色は薄いピンクから紅色、オレンジがかったものまで幅広い。造り方もまたひとつではなく、おおまかに言って、

1. 赤ワインのようにつくるロゼ 2. 白ワイン工程のロゼ 3. 色の違う果もろみを混ぜて造る

混醸法がある。それによって味わいも違うのだが難しいことはおいといて「ロゼっていろんなつくり方があるんだ」と頭の片隅にでも留めておいていただければうれしい。ちなみに赤ワインと白ワインを混ぜてロゼにすることはヨーロッパのほとんどで禁止されている。

さて、料理との相性だが、甘くないロゼはおでん、焼鳥の塩、中華 (特に餃子や春巻とあわせてみたい)、アジア系 (マレーシア、シンガポール料理がおすすめ) などにもあうものが多いので特別になにか用意しなくともよい。赤ワインの果実味と白ワインの清涼さを兼ね備えたロゼワイン。おろそかにされがちな存在だけどなかなかどうしてあなどれない。温度はちょっとつめための 8℃ 前後でどうぞ。白い紙コップだとちょっと興ざめ、かといってちゃんとしたグラスを持ち運ぶのも大変だと思っていたら透明プラスティックの脚付のワイン グラスを見つけた。ワインを買う際ついでにどうぞ。

具体的にはフランスのロワール地方のアンジュー ロゼ、ローヌ地方のタヴェルあたりから試してみてください。個人的には花見にはプロヴァンス地方のロゼが飲みたい。リッチなあなたは当然ロゼのシャンパーニュで。シャンパン グラスに舞い落ちる桜の花びらはさぞや美しいことでしょう。

船戸陽子(ふなと・ようこ)
日本将棋連盟所属女流棋士 二段 / 日本ソムリエ協会認定ソムリエ
棋士とソムリエを兼業してる世界で唯一の女性

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