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人気のコンテンツ「伝説のプレゼンターを目指せ!」の第2弾が始まりました。 元トップ戦略コンサルタントの三谷宏治氏が、自身の豊富なプレゼンテーション経験によって培われた「プレゼンの極意」をあなたに伝授するこの企画。 連載は、第 2 弾になって、ますます実践的になってきました。 まだ、前シリーズをお読みでない方、前シリーズもお読みなり、「プレゼンの極意」の基礎を学ぶと、さらに理解が深まりますよ。では、シリーズ第 2 弾、「座らないプレゼンター」をお楽しみください。 お客さま (クライアント) の前でプレゼンテーションをするようになったとき、先輩に言われた。 「絶対に、座るな。プレゼンターである限り、立ったままでいろ」 実際、様々な議論が飛び交う役員報告会で、5 時間立ちっぱなしだったこともある。その間、一瞬たりとも座っていない。
目次 STAND: 立て、立ち続けろ、決して座るな 立っていること、これは、義務ではなく権利だ。プレゼンターに許される最高の特権と言っても良い。 相手が誰であろうと、何十人いようと、普通はみんな、座っている。その中で、たった一人、立って歩き回っていられる。「場の支配」のために、これほど有利なポジションがあろうか。 参加者間の議論が長引くと、事務局の方が気を利かせて言ってくれることがある。「暫く掛かりますから座っていて下さい」。 わざわざイスを持ってきて、「どうぞ」と勧めてくれたりするかも知れない。 もちろん答は NO だ。にこりとしながら「大丈夫です。この方が楽なので」 だって、立っている人間は、自動的に議論のファシリテーターにもなれるのだから。そして、議論を斜め上から静かに見下ろす。必要な介入の瞬間を見極めるために。 立て、立ち続けろ。決して座ってはいけない。必要なら、事前に背筋を鍛えよ。 ALONE: 舞台に役者は一人 プレゼンターとして、そして、ファシリテーターとして、あなたは一人、舞台に立っている。スポットライトのあたる、たった一人の役者だ。 その時にどれだけ自身の姿勢に気を遣っているだろうか。その姿勢の発するイメージやメッセージに気が付いているだろうか。体の傾き、手の位置、腕の角度、顔の向き、視線の高さ・・・。あなたの姿勢は、もの凄く雄弁だ。 20 年前一度だけ、「姿勢の研修」を受けた。会社でのもので、数名が参加した。講師は定年退職後、個人でスピーチ研修業を営む元 NHK アナウンサー A さん。 まずは一人一人、OHP 一枚での自己紹介プレゼンテーション。彼はそれに対して鋭い指摘をバンバン入れる。そして、手足をとっての姿勢矯正。 「基本は自分を大きく見せることです」と彼は言う。「大きさが信頼を生むのです」 彼は自分でやってみせる。「足を少し開いて、胸を張り、腕を少し拡げて、手を上げましょう」「どうです?」 彼は 160cm ちょっとの小柄な体格。それが、確かに大きく安定して見える。 尊大でなく、しかし威厳持って自分を大きく見せる。そんな自分独自の「姿勢」を追究した、貴重な 2 時間だった。 舞台の上で、たった一人スポットライトを浴びて、注目される孤独。それに優雅に耐えるべし。喋る前からそれは始まっている。あなた(の姿勢)は観客たちに多くのメッセージを発しているのだから。確信、不安、集中、余裕… 立ち姿に、喋り姿に自信、ありますか。まずは鏡の前での練習から。 |
三谷 宏治 金沢工業大学 教授(虎ノ門キャンパス) 1964 年大阪生まれ、 2 歳半から福井で育つ。 福井県立 藤島高校卒業後、浪人し上京。駿台予備校を経て東京大学 理科一類に入学。理学部 物理学科に進学するも、学部卒での「文系就職」の途を選ぶ。 87 年~ 96 年、ボストンコンサルティンググループ勤務 (内、 91 年夏~ 92 年末まで INSEAD 留学 MBA 修了、 1 年半のフランス、欧州生活を送る。) 96 年~ 2006 年までアクセンチュア勤務。03 年~ 06 年まで同社 戦略グループ統括 エグゼクティブ・パートナー。同グループの 200 名超への成長に貢献。 現在、『子どもたちへの教育』を主軸に活動中。金沢工業大学 教授(虎ノ門キャンパス)、グロービス経営大学院 客員教授、早稲田大学 非常勤講師。妻、長女、次女、三女と東京都世田谷区に在住。 ※著書より 著書 「トップコンサルタントがPTA会長をやってみた」(英治出版) 「突破するアイデア力」(宝島社新書)
「観想力 空気はなぜ透明か」 「CRM 顧客はそこにいる」(共著) 「crmマーケティング戦略 顧客と共に」(いずれも東洋経済新報社) |










