顧客接点として常に変化が求められる小売業の店舗。一方、これらの店舗を統合管理しながら、顧客に対して高品質なサービスを提供するための企画/運用を実現しなければならない本部機構。ビジネスを存続し、より大きな飛躍を遂げるためには、店舗および本部を含めた企業全体としての最適化を図り、顧客ニーズや市場の変化に柔軟に対応できるビジネス基盤を構築する必要があります。
| 現状と課題 : 未だシームレスな連携に至らない店舗 〜 本部間での業務情報 | |
| 解決策 : マイクロソフトの提供ソリューション |
日本能率協会総合研究所が 2004 年 5 月に実施した「ワークスタイルに関するアンケート」 (n=1,138,) によれば、現状の多くの企業において未だ充分とは言い難い業務支援環境の実態が明らかになっています。IT を導入することで解決、効率化が期待できる多くの業務手順において、いまだ旧態然とした作業が実施されていることが分かります。以下は、同アンケート結果から抜粋したグラフになりますが、ここからは IT 化の立ち遅れによるさまざま課題を見出すことができます。これらの数値は、業種に特化しない一般企業からのアンケート結果によりまとめられていますが、多くの一般企業で見られるこれらの実態は、小売業界においても概ね同様な状況、または、さらに厳しい状況となっています。
小売業における現状の課題を解決するためには、店舗側で発生する情報の集約と、これを基にした分析および経営判断、そして決定内容の正確かつ迅速な店舗側への反映が必須になります。もちろん、直接対面して実施することが望ましい経営陣と店舗運営側のコミュニケーションですが、企業規模、地域などを考慮すれば現実的に困難なケースが少なくありません。このような場合、それぞれの担当者のコミュニケーションとコラボレーションを促進する IT 基盤が有効となってきます。小売業において最も重要な経営資源の 1 つと言われる「ヒト」の業務活動を支援し、その生産性と業務品質を向上。これによって、最終的には顧客に対する高品質なサービス提供を実現できる、情報共有のためのシステム基盤が今、切望されているのです。
店舗 〜 本部間のオペレーションに関連した現状の課題
1. | 当日の売上データをタイムリーに分析できない |
2. | データの分析作業が煩雑で容易ではない |
3. | 担当者を探し出すために多くの負荷と時間を要する |
4. | 本部の決定意思を全店舗に的確に伝える仕組みがない |
5. | 現場で日々発生していることを把握する手段がない |
6. | 棚割などを分かりやすく現場に伝える手段がない |
7. | お客さまの声を本部、店舗で瞬時に共有する手段がない |
小売業 (リテール ビジネス) に向けマイクロソフトが提供する取り組みが、Smart Retailing Initiative (以下、SRI) です。SRI では、.NET に代表されるマイクロソフトのテクノロジと業界標準への対応、さらにパートナー企業の提供ソリューションも含めて、顧客ニーズや市場の変化に柔軟に応えることのできる次世代のリテール ビジネス環境を実現することが可能となります。SRI では「.NET 流通システムモデル」をベースに、リテール業務を支える一連のビジネスエリアから、特に以下の 3 エリアに焦点を当てたソリューションを提供します。
| • | Smarter Shopping : 顧客サービスおよび満足度向上 |
| • | Smarter Selling : 従業員の生産性と業務品質の向上 |
| • | Smarter Operations : 経営状況の可視化と業務効率向上 |
SRI の提供ソリューションの中で、特に店舗〜本部間での情報共有、コラボレーションに焦点をあてたソリューションが、ここで紹介する「リテール ワークベンチ」ソリューションです。「店舗側で発生する情報のリアルタイムな集約と、これを元にした分析および経営判断、そして決定した内容を正確かつ迅速に店舗側へ反映すること」という現在の小売業が抱える最重要課題解決に向け非常に有効なものとなっています。
ソリューション導入後、各担当者は、提供されるポータル機能によって自分の業務に必要な情報を素早く、そして容易に取得することができるようになります。また、店舗- 本部間での情報のやり取り、たとえば、本部からのキャンペーン計画の通知や、実施後のお客さまの声に関する店舗からのフィードバックといった情報の共有が可能となります。そしてこれらの結果は、最終的に高品質なサービスの実現という形で顧客に還元されることになり、ひいては小売業を営む企業自身の競争力へ直結することになります。
リテール ワークベンチ ソリューションでは、情報共有基盤となるポータルサイト機能として SharePoint Portal Server 2003 を、直感的で使い易いデータ入力フォームとして Microsoft Office InfoPath 2003 を、グラフィカルなデータ表現ツールとして Microsoft Office Visio 2003、そして、その他下記に示す製品群を活用しています。

マイクロソフトの会員制 Web サイト Microsoft Enterprise Connection では、本ソリューションについて詳細な情報をご紹介しています。
Microsoft Enterprise Connection はこちらから ご登録ください。