バリアを越えようとする人に、マイクロソフトはチカラになってくれますか。マイクロソフトの企業市民活動

CASE 2 社会参画 × マイクロソフト

障碍 (しょうがい) のある学生の大学進学を支援。

DO−IT Japan 参加者

小林 春彦さん

DO−IT Japan 参加者

斎藤 のぞみさん


「IT によって、出来ることが増えた。出来るかもしれないという可能性が拡がった」。そう語るのは、小林さんと斎藤さん。障碍 (しょうがい) のある高校生・高卒生のための進学支援プログラム「DO−IT Japan」で知り合った仲間です。マイクロソフトは、障碍のある方にも使いやすい IT の開発・提供などを通じて、このプログラムを支援しています。それぞれの状況にあわせてカスタマイズされたパソコンは、2 人にとって生活に欠かせないものだそう。
「高次脳機能障碍による視覚情報の認識に困難があるため、思考をチャート化して整理するソフト、文章を音声化して読み上げさせるソフトをインストールして使っています。毎日の勉強にパソコンは必須ですね」(小林さん)
「私は車椅子を使っているので、外出前にネットでバリアフリー ルートの情報を得られるのが助かります。友人と待ち合わせした時、事前に情報収集してひとりで渋谷まで行きました。周りの人は驚いていました (笑)」(斎藤さん)
障碍があるとどうしても閉じこもりがちになり孤立することが多いといいます。だからこそ、DO−IT で同世代の多くの仲間たちと出会えるのは大きなメリットだ、と小林さんは言います。メーリングリストや DO−IT 内のブログで悩みを相談したり意見を交わしたり、青春トークに盛り上がることもしばしばだとか。
そんな中で彼が強く感じているのが“多様性の大切さ”。
「いろんな立場、状況の人が世の中にはいます。困難は誰もが抱えているけれど、すべての人に共通の正しい答えはない。だから、思考を止めず、みんなでずっと議論しつづけていくことが大切なんだと思っています」(小林さん)
斎藤さんもうなずきます。
「みんなが 100% じゃなくてもいいよねっていう社会であってほしい。100% には足りないけどユニークだよね、とか。A さんの 80% と B さんの 20% を足せば 100% になるからいいよね、とか。すべてが理路整然としているよりも、そういう社会のほうが素敵だと思いませんか?」

インタビュー

ご自身のモットー、あるいは好きな言葉などあれば教えてください。
「多様性を学ぶ意志」です。よく誰かのことを「わかるよ」とは言うけれど、その人になってみないとわからないことって、絶対あるでしょう。その「わからない世界」を本人との対話から学びたい。様々な考えを知り、いろんな人とコミュニケーションをとって、ステレオタイプな見方に染まることなく多様性を学んでいきたいと日頃から心がけています。(小林さん)
「自分から楽しむ」ということです。やりたくないけどやらなきゃいけないこととか、そのままやっていると、ただの強制になってしまう。だから何でも前向きにとらえて楽しむことが大事なんだって、思うようになりました。(斎藤さん)
ご自身の将来の夢を教えてください。
自分にしかできないことをしたいけれど、それは既にどこにでもある。僕は話すことが好きなので、たとえばコミュニケーションという大きな枠の中で多様性というキーワードを軸に、何かを主張したり共に考えていきたいと今は考えています。(小林さん)
私自身、学校生活がとても楽しいので、将来は学校とか教育に関わる仕事ができればと思っています。とくに普通学級にいる障碍のある子らをサポートできるような仕事ができればいいな。(斎藤さん)
今後、マイクロソフトに期待することは何でしょう?
製品づくりにおいても活動においても、つまり社内外で多様性を大切にする会社であってほしいです。IT 社会のリーダー的企業として注目されているわけですから、多様性に立ち向かう柔軟性とそれを保ち得る大きな器を持ちつづけていてほしいです。(小林さん)
仕事って、その人の考え方が必ず反映されるものだと思います。たとえば製品にだって、それをつくっている人の考え方が自然と反映されていくと思う。だから、マイクロソフトには、いろんな人がそれぞれに居心地がいいと思える製品をつくり続けていってほしい。それはマイクロソフトがそういうふうにみんなのことを考えているってことだから。(斎藤さん)