マイクロソフトMVPアワードプログラム リージョナルマネージャーの鈴木に、MVPアワードプログラムの概要とこれまでに行ってきたMVP の皆さまとの取り組みについてインタビューしました。
トピック
MVP アワードプログラムは表彰プログラムです。ご自身の技術を幅広いメンバーと共有している方々が受賞されています。Q.どのような方々がマイクロソフト MVP アワードを受賞しているのでしょうか? 鈴木: MVP アワードプログラムでは、マイクロソフトの技術を使っている方が集まっている場所〜コミュニティ〜において、技術レベルが高く、他のメンバーの質問に回答やアドバイスをするなど、特に活躍している方に MVP アワードを授与しています。つまり、MVP アワードを受賞されている方々は、これらのコミュニティにて他の参加者を支援している方だと言えます。 Q.マイクロソフトの資格である MCP (Microsoft Certified Program)などのプログラムとの違いは何ですか? 鈴木: MVP アワードプログラムは表彰プログラムです。 MCP はマイクロソフト製品の技術的知識に関する認定資格ですので、資格を取得するには試験が必要ですし、試験の合格不合格で決まりますが、MVP アワードプログラムでは、これだけやれば MVP の賞がもらえるという基準は設けておりません。 Q. 例えばどのような活動をされている方が受賞していますか? 鈴木: 例を挙げると、MSDN フォーラムや TechNet フォーラムというマイクロソフトが運営しているフォーラムの質問に多く回答している方、マイクロソフト製品に関するユーザー会で講師をしている方、 マイクロソフト製品やサービスについてブログやご自身の Web サイトにて情報発信している方、またユーザーが集まる様々なコミュニティを運営し情報を提供している方など、ご自身の技術を幅広いメンバーと共有している方々が受賞されています。 ![]() Q. マイクロソフトはなぜコミュニティで活動されている方に対し、MVP アワードを授与しているのでしょうか? 鈴木: 本プログラムはアワードプログラムです。アワード(賞)ということは、みなさんの貢献に対する、また素晴らしい活動をして頂いた事に対するマイクロソフトからの感謝を伝える方法の一つだとお考えいただきたいと思います。前の質問でご説明したように、MVP はマイクロソフトの製品を使っているユーザーの皆様を支援してくれている方々です。そのような方々の過去一年間の活動に対して感謝の気持ちを伝え、皆様がより活動しやすい土壌を整える事がマイクロソフトとしての役割ではないかと考えております。 一番の特典は、プログラムに関連するすべての人との “ネットワーク”Q. MVP アワードプログラムでは MVP の皆さまにいくつかの特典を提供していますが、プログラムの最大の特典は何だと思われますか? 鈴木: 面白い質問ですね。MVP の皆さまに行っているアンケートでは、MSDN や TechNet のサブスクリプションの特典が必ず上位を占めています。ですが、私が考える一番の特典は、プログラムに関連するすべての人との “ネットワーク” だと思います。日本にいるマイクロソフト社員だけではなく、本社の製品開発担当者や役員などとのネットワーク、また MVP 同士の繋がりができる事は、他では得ることのできないものではないでしょうか。 業界でもトップのエンジニアさんたちが同じ目線、同じ言葉で語れる仲間を見つけると事は、容易なことではありませんよね。実際に MVP アワードプログラムを通してネットワークができたことにより、ビジネスに発展したケースもありましたし、一緒にコミュニティ活動を盛り上げていったというケースも多々見受けられます。 Q. MVP アワードを受賞された方は、受賞後に何か特別な活動をしなければいけないのでしょうか? 鈴木: アワード(賞)なので、特に何かをしなければならないということはありません。ですが、私達は MVP の皆さまからの声を大切にしており、様々な形でご意見を伺いたいと考えています。 製品に対するフィードバックは良い例だと思います。 MVP の皆さまからの製品に関するご要望やご意見はコミュニティを代表する声として特別にいただき、日本や米国の担当者まで届けています。 Q. マイクロソフトとのネットワークが魅力とお話頂きましたが、MVP の皆さまとマイクロソフトの取り組みの中で一番印象に残っている事は何ですか? 鈴木: このプログラムが始まってもうすぐ 7 年が経ちますが、1 年 〜 2 年に一度のペースで、日本の MVP の皆さまには何らかの形でマイクロソフト最高経営責任者である Steve Ballmer に会い、質問をしていただいたり、マイクロソフトの今後について語って頂く機会を設けています。 Steve Ballmer だけではなく、以前は Bill Gates とも少人数でお話いただく機会を設けました。 Steve Ballmer や Bill Gates と直接話をすることで、日本の MVP の皆さまが刺激を受け、意見交換をしている姿や、Steve Ballmer が日本の MVP の皆さまから頂いたフィードバックをメモにとって持ち帰っている姿は、個人的に強く印象に残っています。先ほどからフィードバックフィードバックと繰り返していますが、つい最近あったフィードバックのケースをご紹介しますね。 Exchange14 という新製品の中に、日本の MVP の方から頂いた機能追加に関してのフィードバックが反映されました。 バグを修正するとか Hot Fix について対応した機会はいままでありましたが、日本の MVP の方から頂いたフィードバックに基づいて機能追加がされることは初めてでした。マイクロソフトが MVP の皆さまからの声を大事にしているという事を証明できたと思っています。 Q. MVP の個人的な活動で一番印象に残っているものは何ですか? ![]() 鈴木: 皆様、日々新たな取り組みをされているので、毎日感心しながら過ごしています。 最近印象に残っているのは MVP の 橋本さん が運営されている Win7.jp というサイトです。こちらのサイトでは、リリースに向けて、 Windows 7 の情報を数名の MVP の方と一緒に提供されています。非常に早い段階から Windows 7 の情報を取り上げていましたし、すでに多くのコンテンツがそろっています - 数名の MVP の方と一緒に活動されているのですか? 鈴木: はい。橋本さんお一人ではなく、MVP の さくしまさん 、 野間さん と一緒に活動されています。 - 3名の MVP の方はプログラムを通じて出会ったのでしょうか? 鈴木: はい。初めに橋本さんが MVP アワードプログラムを通じて野間さんと知り合い、お二人で一緒に本を出版しました。そのあと Win7.jp サイトを立ち上げたところ、さくしまさんが賛同し、現在では一緒に活動しています。 コミュニティは楽しい場所。コミュニティを楽しんでいる方が集まっているところが MVP アワードプログラムです!Q. 鈴木真弓さんにとって、 MVP の皆さまが活動している “コミュニティ”と言われる場所はどのような所ですか? 鈴木: コミュニティに対しては色々な想いがあるのでどう表現したらよいか難しいのですが、私はコミュニティには 2 つの要素がある場所と思っています。一つは学び、成長する機会を提供してくれる場所であること。コミュニティには色々なバックグラウンドを持った人々が集まっています。 大企業で働いている方もいらっしゃれば個人事業主の方もいますが、みなさん共通の興味をもっていて、情報を出しあい助け合ってお互いをスキルアップしていくという非常に生産的な場だと思います。もう一つはみんなが楽しんでいる場所、楽しめる場所だと思います。この 2 つがコミュニティという場所ではないかと思います。 Q. 今後プログラムを通じて、どのようなことを MVP を含めたコミュニティの人たちと一緒に行っていきたいですか? 鈴木: 2 つチャレンジしたいことがあります。1 つはフィードバックですね。 MVP の皆さまやコミュニティの方々からマイクロソフトの製品やサービスに対する声をいただく事は、より多くの方にとって使いやすい製品の開発につながると考えています。 私達がどのような提案をすれば皆様のフィードバックをより多くマイクロソフトの担当者に伝えることができるのかを、これから一緒に追求していきたいと思っております。2 つめのチャレンジは、 MVP の皆さまの “コンテンツ作成” をどのように支援できるかを考えることです。多くの MVP の皆さまはブログやウェブサイトをお持ちですし、コミュニティでの勉強会や、フォーラムでの質疑応答など、様々な形で情報を発信しています。私達がどのような支援をすることで、MVP の皆さまがより情報発信しやすくなるのか。これからも考えて行きたいと思います。 MVP の皆さまを支援する事は、コミュニティ全体を支援する事に繋がると思っております。 ![]() Q. 最後に、 MVP アワードプログラムは今年で 7 年目を迎えますが、鈴木真弓さんにとっての MVP アワードプログラムの最大の魅力を教えて下さい。 鈴木: 最大の魅力は楽しい事です!コミュニティは楽しい場所です。そういったコミュニティを楽しんでいる方が集まっている事が MVP アワードプログラムの一つの魅力ですし、そのような方々により楽しんでいける機会を提供する事がプログラムとしての魅力になっていたいと願っています。また、MVP アワードプログラムは日本だけでなく、グローバルプログラムなので、日本の MVP の皆さまには世界の MVP の方と一緒に何かできる機会を作って頂けるようにお手伝いしていきたいと思っています。世界の MVP の皆さまとのつながりも、プログラムの魅力ですね。 |