■導入の背景

神戸国際大学では、2002 年のキャンパス移転を機として、PC クライアント数を倍以上に増やすとともに、運用における人件費等は削減しなければならない課題を抱えていました。前システムを運用管理面、ユーザー利用面から徹底的に見直しを行いました。幾多の検討がなされ、多様な Web アプリケーションを教育研究に用いるにあたり、運用管理や人件費、ユーザー教育にかかるコスト等トータルコストで最も優位である Windows(R) をベースとしてシステム構築を行うこととなりました。また、ユーザーニーズと整合性を図るために在学生にも全学的アンケートを採るアプローチを行いました。その結果、従来の運用方法を根本的に覆すシステム構築がなされました。
■全教員・職員・コンピュータ教室統一の Windows オペレーション


■様々な授業に利用される Windows システム

CAI教室従来の情報処理授業以外にも経済・会計・英語・ゼミ等で CAI 教室を利用できる環境にも配慮しています。また、留学生へのサポート面より Windows マルチランゲージエディションも導入し、英語や韓国、中国語 OS 等としての運用が可能となっています。これらにより、6 室ある CAI 教室の稼働率は約 80% となっています。
また現在、電子掲示板、メール、シラバス検索、Web 上での小テスト・アンケート、英語 CAI 教材、学内情報の携帯電話への配信、ファイルサーバ等、多くの学生サービスの利用法について入学時に講習し、習得させていますが、その仕組みの中核を担うために導入されているのが WindowsServer、SQLServer です。
■セキュリティを維持する仕組み「WindowsServerUpdateServices」
クライアント PC のセキュリティ維持を行うため、情報センターで頭を痛めていたのが WindowsUpdate でした。インターネット側については Firewall や他の仕組みが数段に渡って介在しているのですが、外部と比較すると内部についての防御が甘くなりがちです。かといって高価なアクセス制御装置を導入するよりはしっかりとセキュリティ更新プログラムをあてていこうとしていました。
セキュリティ更新プログラムの適用をユーザーに任せては適用状況にばらつきが発生し、管理が難しくなるので、1 台ずつ情報センターのスタッフにより個別に実施していたのですが、7 台ほど同時に行うと大幅な速度低下が起こってしまい多くの時間がかかっていました。何とか楽な方法なないだろうかと頭を悩ませているところに SUS のリリース情報が飛び込んできました。早速、テスト環境を構築し試してみました。そこで得たノウハウを従来から導入していたクライアントを管理する仕掛けや独自に作成したバッチファイル、リソースキットのコマンド等の利用等を加えて仮運用を開始しました。実際に運用を行ってみると大変楽になり、自動と言っていい状態で全クライアントを最新のセキュリティを維持した状態にすることができました。少ない人員・費用で最大限の効果を発揮することができたと考えています。今では約 450 台の PC を短期間かつ自動でユーザーの手を介さずにセキュリティアップデートを行っています。
既に SUS から WSUS への移行を済ませ、運用を行っており、今夏の WSUS サーバを利用したセキュリティアップデートでは教職員のクライアント 96 台を夜間に自動で処理し、その他約 330 台のクライアントも同様の扱いによって 2 日間で処理し終えました。
また本学では、連続稼働が要求されるサーバ群に対してもセキュリティアップデートの学内ルール化が行われ、必要な措置が即座に講じられています。また、MBSA を利用してスキャンを行い、各クライアントのセキュリティ状態についても確認しています。
