同志社ローム記念館プロジェクト
タブレット PC を活用した多世代間メールコミュニケーション

公開日 : 2006 年 12 月 15 日
[イメージ] 人形劇による園児へのタブレット PC 活用のレクチャー
マイクロソフトの支援を得て実施している「みなメールプロジェクト:幼児から高齢者までメールで話そう!プロジェクト」は、同志社女子大学情報メディア学科の和氣早苗助教授の指導のもと、学生が主体となって、タブレット PC を活用した多世代間メールコミュニケーションの実現を目的に、メールソフトの開発と活用に取り組んでいます。
産・官・学・地域連携による人材育成をコンセプトとした同志社ローム記念館プロジェクトの 1 つである「みなメールプロジェクト」は、これまでメールを使ったことがない人々や使えない人々が、メールを苦労なく使えるようにすることを第一の目標にしています。また、世代を超えた人々の交流に、メールが貢献できるようにすることも目標にしています。そのため、プロジェクトでは、タブレット PC の必要最低限の機能のみを搭載し、字が書けない子どもでもお絵かきを楽しんでメールを送ることができる幼児向けのメールソフト「おちゃメール」を開発しました。これはタブレット PC のペンと紙のように「書く」という概念を活用して、ペンで画面上に書いたものが手紙のように画像としてメールに添付され送れるようになっています。別途開発した高齢者向けメールソフトである「吟メール」も用いて高齢者・幼稚園児・そして学生も交えた 3 世代間のメール交流実験を行っています。
本プロジェクトでは、メールソフトの開発はもちろん、ソフトを使いこなしてもらうためにいかにして教えるかも考え、わかりやすい説明書の作成や人形劇を用いたソフトウェアのガイダンス等も試みています。また、どうすれば異世代間のコミュニケーションを深めることができるかを検討し、メール交流に加えて対面での交流会 (いわゆるオフ会) の開催等の実施も試みています。
[イメージ] マイクロソフト視察
2006 年 11 月 21 日にマイクロソフト インターナショナルのプレジデントであるジャンフィリップ クルトワ氏が同志社幼稚園を訪問し、みなメールプロジェクトの公開デモンストレーションの様子を視察しました。
公開デモンストレーションでは、園児たちがビデオチャットでつながった高齢者施設「宝塚エデンの園」の高齢者たちとメールの交換をしました。園児たちはペンでタブレットPCに様々な絵や文章を書き、手際よく使いこなしていました。園児がバスの絵を送ると、スクリーンに映しだされた高齢者はタブレットパソコンに届いたバスの絵を嬉しそうに抱えて、またそれを園児に見せてあげていました。その後、高齢者から「バスに乗ってどこに行くのですか?」等と書かれたメールが届き、園児は嬉しそうに読んでいました。またウルトラモバイル PC (UMPC) を用いた園児同士のメール交換も行いました。
[イメージ] プロジェクトメンバー
今後は幼児や高齢者だけではなく、病気でベッドに寝ている状態である方や障害を持っている方等、どのような健康状態や環境でも使えるようなメールツールを開発していきたいと考えています。
(みなメールプロジェクト 学生リーダー 出口安友美)
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