Windows XP をお使いの方に、Windows Vista の概要がわかるように、スタート メニュー、コンピュータ、ごみ箱、ドキュメントについて、デザインや操作方法をご紹介しています。今後も随時更新いたします。テキスト ファイルをダウンロードするか、このページの文書をご覧ください。 テキスト ファイルとこのページの文章は同じ内容です。
下記のリンクでアプリケーションキーを押して、「対象をファイルに保存(A)...」を選び任意の場所に保存してください。
Windows Vista のスタート メニューは画面の左端へ縦 2 列で表示されます。Windows XP とほぼ同様のデザインですが、「クイック検索ボックス」が新たに加わったのと、「すべてのプログラム」を選択したときに、右に展開して表示されずに左端の列が書き換わるようになったところが、新しくなった部分です。
新機能の「クイック検索ボックス」については、後ほど詳しく説明します。
スタート メニューのいちばん下の段には、左から「クイック検索ボックス」「スリープ ボタン」「コンピュータをロック ボタン」「シャットダウン ボタン」の 4 つが横に並んでいます。
Windows Vista の終了は、シャットダウンではなくスリープが基本になります。「スリープボタン」を選択することで、次回の起動がとても早くなります。
「シャットダウン ボタン」は従来の「終了オプション」に当たり、フォーカスを当てると、さらにメニューが縦に表示されます。メニューは上から「ユーザーの切り替え(W)」「ログオフ(L)」「ロック(O)」「再起動(R)」「スリープ(S)」「休止状態(H)」「シャットダウン(U)」が並び、従来のようにシャットダウンして終了することもできます。
ただし、パソコンによっては「休止状態(H)」のないものもあります。
従来のようにシャットダウンしたい場合には、スタート メニューを開いて右方向キーを 3 回、そして Enter キーを押してください。
なお、「クイック検索ボックス」の右隣は通常「スリープボタン」ですが、プログラムの更新がある場合には「プログラムの更新とシャットダウン」になりますので、ご注意ください。
左列は、上から「インターネット」「電子メール」などがあり、その下に最近使ったプログラムが数個分、それから「すべてのプログラム」があります。
スタート メニューにある「インターネット」「電子メール」で使用するアプリケーション、最近使ったプログラムの表示数は、「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」で、それぞれ変更することができます。「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」を開く操作は、(5) 補足で説明します。
右列は、上から「ユーザーのフォルダ」「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」「ゲーム」「お気に入り」「検索」「最近使った項目」「コンピュータ」「ネットワーク」「接続先」「コントロールパネル」「既定のプログラム」「ヘルプとサポート」があります。これらは Windows Vista Business には「ゲーム」がないなど、Windows Vista のエディションによって若干表示される項目が変わります。
スタート メニューの中にある「ドキュメント」「コンピュータ」「ネットワーク」「インターネット」「コントロールパネル」は、デスクトップには表示されません。ただし、これらはカスタマイズにより表示することができます。
なお、クラシックメニュー表示にすると、これらのメニューは自動的にデスクトップに表示されます。
「ユーザーのフォルダ(ユーザーの名前のフォルダ)」とは、ログオンしたユーザー専用のフォルダです。フォルダ内には、「アドレス帳」「お気に入り」「ダウンロード」「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」などのフォルダがあります。Windows XP での Documents and Settings フォルダ内のユーザーのフォルダに相当し、「ドキュメント」は、Windows XP の「マイドキュメント」「ピクチャ」は「マイピクチャ」「ミュージック」は「マイミュージック」に相当します。
Windows Vista では、スタート メニューのいちばん下の段に「クイック検索ボックス」が追加されました。スタート メニューを開くと、この「クイック検索ボックス」にカーソルがあります。「クイック検索ボックス」では、実行したいプログラム名やファイル名などの一部を入力するだけで、該当するプログラムやファイルなどを、スタート メニューにリストアップさせることができます。リストアップは、スタート メニューの左側の列が書き換わって表示されます。
たとえば「クイック検索ボックス」に「メモ」と入力すると、「メモ帳」や「メモリ診断ツール」などのプログラムやファイル名、フォルダ名の一部に「メモ」とあるもの(メモ書き.TXT など)が、スタート メニューにリストアップされます。また、「exc」と入力すると「Microsoft Office Excel」がリストアップされるように、先頭文字からの検索だけではなく、プログラムやファイルなどに含まれる単語の先頭に「exc」があるものが、リストアップされます。
Windows Vista では検索機能が高速化されましたので、「クイック検索ボックス」を使うことで、目的のプログラムやファイルなどを素早くリストアップさせることができます。
リストアップされたプログラムやファイルなどへは、上下方向キーでフォーカスを移動し、Enter キーで実行します。ファイル名のところで Enter キーを押すと、ファイルを直接開くことができます。スタート メニューからプログラムの実行だけでなく、任意のファイルやフォルダを直接開くことができるようになったのも、Windows Vista の特長の 1 つです。
Windows Vista は Windows XP と同様に、Windows ロゴキーもしくは Ctrl キーを押しながら Esc キーを押すと、スタート メニューを開くことができます。スタート メニューを閉じる時も同様に、Windows ロゴキーもしくは Ctrl キーを押しながら Esc キーを押します。
サブ メニューが開かれているときに Esc キーを押すと、サブ メニューが閉じられ、スタート メニューを開いたときの状態に戻ります。開かれているサブ メニューが無い状態では、Esc キーだけでスタート メニューを閉じることができます。
以上の操作は Windows XP の操作と変わりありませんが、Alt キーを単独で押してもスタート メニューを閉じることができなくなりましたので、ご注意ください。
Windows Vista は、上下方向キーでフォーカスを移動した場合、左右別々の循環になっています。Windows XP でもスタート メニューは左右に分かれていますが、上下方向キーで左右のメニューを続けて循環します。
左列のメニューから右列に移動するには、右方向キーで移動できますが、フォーカスが当たっている場所によっては、移動できない場合もあります。
右列のメニューから左列に移動するには、通常どの位置にフォーカスが当たっていても、左方向キーで左列のメニューに移動できます。
なお配置の関係により、右方向キーを押して左列から右列にフォーカスを移動して、そのまま左方向キーを押しても、必ずしも左列の同じ位置にフォーカスが移動するとは限りませんので、ご注意ください。
また、左列と右列のフォーカスの移動には、Tab キーを押すことにより、以下のように常に一定の動きで、フォーカスを移動することができます。
「ユーザーのフォルダ」「スリープ」「インターネット」「すべてのプログラム」「クイック検索ボックス」の順です。
Windows Vista のスタート メニューには、各メニューにアクセラレータ キーが割り当てられていないため、Windows XP までのように P を押して「すべてのプログラム」、C で「コントロールパネル」などにフォーカスを当てたり起動することはできませんが、最近開いたプログラムは、その頭文字でフォーカスを当てることができます。
ただし、「クイック検索ボックス」にカーソルがあるときには、P を押すと P を含むファイルなどが検索されてしまいますので、上下方向キーでメニュー リストにフォーカスを移動する必要があります。
Windows Vista では、「すべてのプログラム」は「クイック検索ボックス」の 1 つ上にありますので、スタート メニューを開いた直後に上方向キー 1 回でフォーカスを当てることができます。そこで Enter キーもしくは右方向キーを押すと、「すべてのプログラム」のリストを表示させることができます。すべてのプログラムリストのメニューは Windows XP では右に展開して表示されましたが、Windows Vista では同じ列、つまりスタート メニューの左の列がすべてのプログラムリストに置き換わるかたちで表示されます。フォルダがある場合は、Enter キーもしくは右方向キーで、閉じられていたフォルダが展開されるように同じ列の下の行に表示されます。サブフォルダがある場合は、同じように展開して下の行へ表示されます。フォルダを閉じるときは、閉じたいフォルダの所で Enter キーまたは左方向キーを押します。
「すべてのプログラム」のリストは、Esc キーを 1 度押すだけで閉じることができ、スタート メニューを開いたときの状態に戻ります。また、Tab キーを押して「前に戻る」にフォーカスを当て、Enter キーもしくは左方向キーを押しても同様に閉じることができます。
キー操作やメニュー内の動きが複雑と思われる方は、クラシック スタート メニューに変更することをおすすめします。クラシック スタート メニューとは、Windows ME までの表示の仕方で、メニュー項目が縦 1 列で表示されます。ユーザーがメニュー項目の追加や削除をしない限り、項目の順番が固定されています。クラシック スタート メニューには、「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」で変更することができます。
「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」は、Windows XP 同様に以下の操作で開くことができます。
「スタートボタン」にフォーカスを当て、アプリケーション キーでコンテキスト メニューを開き、「プロパティ (R)」を選択する。
「スタートボタン」にフォーカスを当てる操作は、以下の a) b)、いずれかの方法で行うことができます。
なお、Windows Vista では、Windows ロゴキーを押しながら D キーを押すショートカットの他、Alt キーを押しながら Tab キーを押して選択する「タスクの切替え」操作でも、デスクトップにフォーカスを当てられるようになりました。
Windows XP での「マイコンピュータ」が「コンピュータ」という名称に変更され、表示される項目も増えました。
「コンピュータ」は通常、スタート メニューの右列にありますが、クラシック表示にしている場合には、デスクトップに配置されています。
また、Windows ロゴキーを押しながら E キーを押すショートカットで、この「コンピュータ」を開くこともできます。
ここでは、「コンピュータ」を開いた時にフォーカスが当たっている所から、Tab キーを押して移動していく順番で説明していきます。
ドライブ、フォルダ、ファイルなどの一覧が表示されるエリアです。
初期設定では、「並べて表示」になっています。
開いた時は、使用しているパソコンに内蔵、もしくは外付けされている記憶領域を持つドライブなどが、グループごとに表示されます。グループは通常、上から「ハードディスクドライブ」「リムーバブル記憶域があるデバイス」「その他」の順番でわけられています。
まずグループ名とその個数が表示され、その下にドライブ名などが表示されます。たとえば、内蔵ハードディスクが C ドライブ、D ドライブの 2 つにわけられている場合には、「ハードディスクドライブ (2) と表示され、その下に「ローカルディスク (C:)」「ローカルディスク (D:)」と並んで表示されます。
なお、縦、横ともに複数表示されますので、上下左右方向キーでドライブなどの選択をします。わかりにくい場合は、メニューバーの「表示 (O)」から「詳細 (D)」、または「一覧 (L)」を選択して縦 1 列に表示すれば、上下方向キーだけでドライブなどを選択することができます。
表示には特大アイコン、大アイコンなどがありますが、アイコンが大きくなるだけで、文字の大きさは変わりません。
ドライブやフォルダ、ファイルなどの表示を、「名前」「更新日時」「種類」「サイズ」などで並び替えることができます。
左右方向キーで並び替えたい項目を選び、Enter キーで実行します。たとえば、更新日時で並び替えたいときには、「更新日時」にフォーカスを当てて Enter キーを押します。
なお、「グループ」の表示など、詳細な設定をしたいときには、Enter キーではなく下方向キーで各項目のコンボ ボックスを開き選択します。たとえば、グループ名を表示させないようにするには、「名前」にフォーカスを当てて下方向キーを押してコンボ ボックスを開き、上下方向キーで「並び替え」のところに移動させ Enter キーで決定します。
グループ名を表示させている状態では、グループ名のところにフォーカスが当たっているときに Enter キーを押すと、そのグループのドライブなどのウィンドウがすべて開かれます。たとえば、上記@で「ハードディスク ドライブ(2)」にフォーカスが当たっているところで Enter キーを押すと、「ローカルディスク(C:)」「ローカルディスク(D:)」の順番でウィンドウが開かれます。しかし、スクリーン リーダは、「ローカルディスク(C:)」と読み始めて、「ローカルディスク(D:)」は読まず、最後に「ハードディスク ドライブ(2)」と読むため、アクティブになっているウィンドウが「ローカルディスク(D:)」だと気が付かないことがあります。
そういった誤解を避けるため、グループ名は表示させないようにすることをおすすめします。
Windows XP でのアドレスバーにあたりますが、エディット ボックスではなくコンボ ボックスになりました。
上下方向キーで「デスクトップ」「コンピュータ」「ごみ箱」「コントロールパネル」「パブリック」のフォルダ、ユーザーのフォルダ、「ネットワーク」の選択ができます。
また、フォルダに階層がある時には、左右方向キーでフォルダの選択をします。
スタート メニューのクイック検索ボックスと同様に、探したいフォルダ名やファイル名などの一部を入力するだけで、該当するフォルダやファイルなどがリストビューに表示されます。
上下左右方向キーで項目を選択します。ただし、上下方向キーを押したあとは、左右には移動できません。
コマンドバーには「整理」「表示」のコマンドが必ずあり、その他のコマンドはコンテキスト形式に変更されます。
「整理」を選ぶと、Alt キーを押して開くメニューバーにある「ファイル(F)」と「編集(E)」の中から、「整理」に関するものだけを抜き出したメニューが表示されます。
「お気に入りリンク」には、「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」「詳細」があります。
この「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」は、Windows XP での「マイドキュメント」「マイピクチャ」「マイミュージック」です。
「詳細」では、Enter キーまたは右方向キーで「最近の変更」「検索」「パブリック」を選択します。
「お気に入りリンク」内で Enter キーを押すとリストビューに移動します。
ツリービューを表示する、しないの切り替えを Enter キーで行うことができます。
ツリー ビューの表示をしない選択をした場合、ここで Tab キーを押すと@のリスト ビューに戻ります。
ドライブやフォルダの一覧です。
上下左右方向キーでフォルダなどのフォーカスを移動しても、Enter キーを押さないとリストビューに内容が表示されません。
以上で@のリストビューに戻ります。
ファイルやフォルダなどのコピーや移動をするための基本的な操作は Windows XP と同じですが、同じフォルダ内に同名のファイルなどがあった場合には、以下にある ----- で囲ったダイアログ ボックスが現れます。Tab キーでのフォーカスの移動は「」で括りました。
なお、ここでは「JVDCB.TXT」というファイルを、ドライブ(D:) の Work というフォルダからリムーバブルディスク(F:) にコピーする例で説明します。
-----
この場所には同じ名前のファイルが既にあります。
保持するファイルをクリックしてください。
「コピーして置き換える
宛先のフォルダにあるファイルをコピー元のファイルに置き換えます:
JVDCB.TXT
JVDCB.TXT (D:\Work)
サイズ: 10.5 KB (大きい)
更新日時: 2008/03/21 20:00 (新しい)」
「コピーしない
どのファイルも変更されません:
JVDCB.TXT
JVDCB.TXT (F:)
サイズ: 8.3 KB
更新日時: 2007/10/20 9:35」
「コピーするが両方のファイルを保持する
コピーするファイルは "JVDCB(2).TXT" という名前に変更されます。」
-----
このウィンドウは、常に「キャンセル」のボタンにフォーカスが当たっていますので、Enter キーを押すとキャンセルされてしまいます。フォーカスは、上記の「」で括ったところを Tab キーで移動しますが、選択するときはスペースバーを押すことで実行されます。
なお、Tab キー、もしくは Shift キーを押しながら Tab キーで一巡しますが、上下方向キーでは「置き換える」「コピーしない」間、あるいは「保持する」「キャンセル」間でしか移動しません。
同じフォルダ内では上記の問い合わせはなく、ファイル名に「-コピー」が付いてコピーされます。上記の例では、「JVDCB - コピー.TXT」という名前でコピーされます。
Windows Vista の「コンピュータ」には、メニューバーは表示されていません。しかし、表示されていなくても Alt キーを押せば表示されます。
Alt キーを押して、メニューバーから「ツール(T)」を選び、「フォルダ オプション(O)」で「従来の Windows フォルダを使う」を選択すると「整理」などのコマンドバーの列の上にメニューバーを表示することもできます。
なお、メニューバーから「お気に入り(A)」の項目は無くなりました。
また、メニューバーにある項目以外のショートカット機能はありません。
デザインは、上記の「2. コンピュータ」と同じです。
Windows XP と同様に、メニューバーの「ファイル(F)」に「ごみ箱を空にする(B)」、「編集(E)」に「元に戻す - 削除(U) Ctrl+Z」がありますが、上記 2. のDで説明しましたコマンドバーにも、「ごみ箱を空にする」「すべての項目を元に戻す」が配置されるようになりました。
デザインは、上記 2. の「コンピュータ」と同じです。
Windows XP と同様にスタート メニューから開くことができますが、「すべてのプログラム」の「アクセサリ」のフォルダの中にある「エクスプローラ」のメニューから開くこともできます。
Windows XP での「マイドキュメント」「マイピクチャ」「マイミュージック」は、「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」になりました。
Windows XP では、「マイピクチャ」「マイミュージック」が「マイドキュメント」の中にありましたが、Windows Vista ではユーザーのフォルダの中に「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」と独立してあります。
ユーザーのフォルダの中には、メールの「アドレス帳」「お気に入り」、検索結果の入っている「検索」「ダウンロード」「デスクトップ」、ホームページの「リンク」などもあります。
なお、Windows XP と同様に、Microsoft Office Word や Excel などのデータは、特に保存する場所を指定をしなければ、このドキュメントに保存されます。