視覚障害者向け簡易マニュアル 「Windows Vista搭載パソコンのセットアップ」購入された Windows Vista搭載パソコンを、視覚障害者の方がご自身でセットアップする手順をご紹介しています。
テキストファイルをダウンロードするか、このページの文書をご覧ください。
テキストファイルとこのページの文章は同じ内容ですが、このページでは、セットアップを行っているときに出るサウンドが聞けるようになっています。
「サウンドのリンクでエンターキーを押しても、音を聞くことができない場合には、アプリケーションキーを押して、「開く(O)」を選んでください。」
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テキストのダウンロード
下記のリンクでアプリケーションキーを押して、「対象をファイルに保存(A)...」を選び任意の場所に保存してください。
「Windows Vista搭載パソコンのセットアップ」をダウンロードする (Text 12.2KB)
1.はじめに
ここでは、Windows Vista搭載のパソコンを購入して初めて電源を入れる際、視覚を使わないでセットアップする方法をご紹介します。
なお、この文書は、パソコン本体がきちんとセットされていることを前提にしています。特に、音声を発声させるスピーカー等がきちんとセットされていませんと、Windows Vistaが正常にセットアップされても、オープニング音を聞くことができず、セットアップが失敗に終わったと勘違いしてしまうこともありますのでご注意ください。パソコン本体のセットについては、販売店もしくはメーカーにお問い合わせください。
また、この文書は必ずセットアップができることを保証するものではありません。以下のセットアップは、ご自身の判断で行ってください。
(1)記号の使い方について
- ここで使われている記号は、以下の5つのルールで表記しています。
なお、カッコを多数使用していますので、ご使用中のスクリーンリーダでカッコを読めるように設定してください。
- 各キーは[]で表します。 例:エンターキーは[Enter]
- 組み合わせキーは、+で表します。 例:[Alt]+[F4]
- 各画面のタイトルは【】で表します。 例:【Windowsのインストール】
- 各画面の情報は『』で表します。
- 各画面にあるボタンは〈〉で表します。 例:〈次へ〉のボタン
(2)基本操作事項など
- セットアップ全般においてのキー操作等のルールは、以下の2つです。
- 各選択肢及び各ボタンは、フォーカスが当たっているときに、[Enter]もしくは[Space]で選択するか、各選択肢及び各ボタンに割り当てられているショートカットキーで選択します。
ショートカットキーは、アルファベットがそれぞれ割り当てられており、[Alt]を押しながらの操作になります。例えば、次の画面に進む〈次へ(N)〉のボタンを押すショートカットは、[Alt]+[N]になります。 - 選択肢や項目の移動は、順方向を[Tab]、逆方向を[Shift]+[Tab]で行います。
なお、[↓]もしくは[→]で順方向、[↑]もしくは[←]で逆方向に移動する場合が多いのですが、リンクには移動しないことがあったり、エディットボックスではカーソルの移動になったりするため、ここでは[Tab]もしくは[Shift]+[Tab]をお勧めします。
- 操作手順の中の@やA等の丸囲みの数字は、[Tab]を押して順方向にフォーカスを移動する際の順番を表しています。
2.セットアップ手順
電源を入れると、ハードディスクの駆動音が連続的に聞こえます。(パソコンや環境によってハードディスクの駆動音が聞こえない場合でも手順通りに行えばセットアップをすることは可能です)
2分ほどで、ハードディスクの駆動音が聞こえなくなり、以下の【Windowsのセットアップ画面】が現れます。
(1)【国の情報】
- @『国または地域(C): 日本』
- A『時刻と通貨の形式(T): 日本語(日本)』
- B『キーボードレイアウト(K): Microsoft IME』
- 上記@〜Bはコンボボックスになっていますが、デフォルトが日本及び日本語を扱う設定になっています。
〈次へ(N)〉にフォーカスが当たっていますので、何も変更せずにそのまま[Enter]もしくは[Alt]+[N]を押して、次の画面に進みましょう。
1〜2秒ほど、ハードディスクの駆動音が聞こえた後、次の画面に進みます。
(2)【ライセンス条項をお読みになってください】
- @『マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項』
- A『ライセンス条項に同意します(A)』
- この画面に進むと、カーソルは@の『マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項』が書かれたボックスにあります。Aにはチェックボックスがありますが、チェックは付いていません。
ライセンス条項を確認して、Aの『ライセンス条項に同意します(A)条項に同意します』のチェックボックスにチェックを付けて、次の画面に進みましょう。チェックが付いていないと、次の画面に進むことはできません。
[Tab]でAに移動して、[Space]を押してチェックを付けるか、[Alt]+[A]でもチェックを付けることができます。
なお、 [Space]もしくは[Alt]+[A]を複数回押してしまうと、チェックがはずれてしまう可能性がありますので、ここは慎重に1回だけ押すように心がけてください。
チェックを付けましたら、[Enter]もしくは[Alt]+[N]を押して、次の画面に進みましょう。
(3)【ユーザー名と画像の選択】
- @『ユーザー名を入力してください(例:John)(U):』
- A『パスワードを入力してください(推奨)(P):』
- B『このユーザー アカウントで使用する画像を選択してください』
- この画面に進むと、カーソルは@の「ユーザー名」のエディットボックスにあります。半角英数文字が入力できる状態です。
ユーザー名を入力しないと、次の画面に進むことはできません。任意のアルファベットを1文字でも入力すると、〈次へ(N)〉にフォーカスが当たり、[Enter]もしくは[Alt]+[N]で次の画面に進むことができます。
Windows Vistaのセットアップ完了後、PC-TalkerやFocus Talk等をインストールした後にユーザー名を変更できますので、ここではあまり慎重になる必要はありません。
Aのパスワードは省略しても、次に進めます。
Aを入力する場合には、パスワードを入力後に[Enter]を押しても、再度確認のエディットボックスが現れて、もう一度同じパスワードを入力しないと次へ進めない仕組みになっています。@のユーザー名と同様に、セットアップ後に設定変更が可能ですので、省略して次の画面に進むことをお勧めします。
Bの画像というのは、Vista起動時のログオン画面において、各ユーザーに割り当てる画像のことです。この画像もセットアップ後に変更できますので、デフォルトのまま次の画面に進むことをお勧めします。
デフォルトの画像は、オレンジ色のガーベラの花になっています。
以上のことから、この画面では@のユーザー名を入力後、すぐに[Enter]を押して次の画面に進むことをお勧めします。
(4)【コンピュータ名を入力して、デスクトップの背景を選択してください】
- @『コンピュータ名を入力してください(例:Office-PC(T):』
- A『デスクトップの背景を選択してください(後で、コントロールパネルで変更可能です):』
- この画面に進むと、カーソルは@の「コンピュータ名」のエディットボックスにあります。半角英数文字が入力できる状態です。
エディットボックスには、上記(3)の@のユーザー名で入力した文字に、-PCをつなげた文字が自動的に入っています。例えばユーザー名をMSと入力した場合には、MS-PCとなっています。「ユーザー名」と「コンピュータ名」を同名で設定できないため、こうした配慮がされています。
なお、エディットボックスに自動的に入っている文字は、すべてが範囲選択されていますので、そのまま例えばaを入力すると、すべての文字は消去され、aだけがエディットボックスに入ります。
Aのデスクトップの背景は、セットアップ後に変更できます。
以上のことから、この画面では何も変更をせずにそのまま[Enter]を押して次の画面に進むことをお勧めします。
なお、次の画面へは2秒ほどで進むことができますが、ハードディスクの駆動音が30秒ほど連続的に聞こえます。
(5)【Windowsを自動的に保護するように設定してください】
- @『推奨設定を使用します(R)』
- A『重要な更新プログラムのみインストールします(I)』
- B『後で確認します(A)』
- C『それぞれのオプションについての詳細情報を表示します』
- D『プライバシーに関する声明をお読みください』
- この画面に移って入力待ちの状態になっても、30秒ほどハードディスクの駆動音が連続的に聞こえます。もし不安でしたら、ハードディスクの駆動音が聞こえなくなる、あるいは断続的になるのを待ってから選択してください。
ここでは、Windowsの更新プログラムを、推奨設定するかどうかを選択します。
デフォルトは『推奨設定を使用します(R)』が選択されていますので、そのまま[Enter]を押して、推奨設定を選択することをお勧めします。
(6)【ありがとうございます】
- 以上でWindows Vistaのセットアップに必要な、ユーザー自身が行うすべての設定が終わり、画面には『ありがとうございます』と表示されます。〈開始(S)〉のボタンにフォーカスが当たっていますので、[Enter]を押して次の『最後の設定』に進んでください。
- 4〜5分ほどで、Windows Vistaのオープニング音が聞こえます。この音を確認できれば、順調にセットアップが進んでいます。なお、オープニング音が聞こえるまでの間、ハードディスクの駆動音は断続的に聞こえます。
- オープニング音が聞こえてから1分ほどで、Windows Vistaが起動したことを知らせる音が聞こえ、『最後の設定を行っています』というメッセージが表示されます。それから2〜3分ほどで、
最後の設定が終了したことを知らせる音が聞こえ、次の画面に進みます。
(7)【Windows Vistaの設定完了】
- 『Windowsの設定が完了しました。OKボタンをクリックし、次の手順で正しく電源を切ってください。スタートボタンをクリックして、ロックボタンメニューからシャットダウンをクリック』と書かれたボックスが現れます。
- シャットダウンを選んで一度電源を切らないと、Windows Vistaのセットアップは完了しません。しかし、ここで現れる〈OK〉ボタンには、キーボードでフォーカスを当てることができませんので、以下の@〜Bの手順でWindows Vistaをシャットダウンしてください。
- @[Windows]ロゴ キーを押してスタートメニューを開いて、[→]を3回押すと『シャットダウン』にフォーカスが当たりますので、そこで[Enter]を押します。
- A「ピン」という警告音が聞こえ、『Cannot quit』と表示されます。これは、〈OK〉をクリックしていないからシャットダウンできないというメッセージです。
- Bそこで、もう一度[Enter]を押すと、シャットダウンされます。
以上で、Windows Vistaのセットアップは完了します。
3.セットアップ手順(サマリ)
ここでは、上記2.をご理解いただいたことを前提に、Windows Vistaをセットアップする操作手順だけをまとめております。画面の説明等は一切しておりません。
上記2.と同様に、画面ごとに小見出しを付けております。
注意事項には、※を行頭に付けてあります。また、@やA等の丸囲みの数字は、操作手順になります。
電源を入れると、2分ほどでハードディスクの駆動音が聞こえなくなり、以下の【Windowsのセットアップ画面】が現れます。
(1)【国の情報】
- [Enter]もしくは[Alt]+[N]を押す。
- ※1〜2秒ほどハードディスクの駆動音が聞こえた後、次の画面に進む。
(2)【ライセンス条項をお読みになってください】
- @[Tab]を押す。
- A[Space]もしくは[Alt]+[A]を押す。
- B[Enter]もしくは[Alt]+[N]を押す。
- ※ [Space]もしくは[Alt]+[A]を偶数回押すとチェックがはずれてしまうので、慎重に1回だけ押すように心がける。
(3)【ユーザー名と画像の選択】
- @ユーザー名を入力する。
- A[Enter]もしくは[Alt]+[N]を押す。
- ※Windows Vistaのセットアップ完了後、PC-TalkerやFocus Talk等をインストールした後にユーザー名は変更できるので、ここではあまり慎重になる必要はない。
(4)【コンピュータ名を入力して、デスクトップの背景を選択してください】
- [Enter]もしくは[Alt]+[N]を押す。
- ※1〜2秒ほど、ハードディスクの駆動音が聞こえた後、次の画面に進む。
ハードディスクの駆動音が30秒ほど連続的に聞こえるが、次の画面へは2秒ほどで進む。
(5)【Windowsを自動的に保護するように設定してください】
(6)【ありがとうございます】
- [Enter]を押す。
- ※4〜5分ほどで、Windows Vistaのオープニング音が聞こえる。その間、ハードディスクの駆動音は断続的に聞こえる。
オープニング音が聞こえてから1分ほどで、Windows Vistaが起動したことを知らせる音が聞こえる。
それから2〜3分ほどで、最後の設定が終了したことを知らせる音が聞こえ、次の画面に進む。
(7)【Windows Vistaの設定完了】
- @[Windowsロゴ] キーを押す。
- A[→]を3回押す。
- B[Enter]を押す(ピンという音が聞こえる)。
- Cもう一度[Enter]を押す。
- ※エンディング音が聞こえ、Windows Vistaがシャットダウンされる。
以上で、Windows Vistaのセットアップは完了します。
4.スクリーンリーダのインストール
ここでは、Windows Vistaのセットアップ完了後、PC-TalkerやFocus Talk等のスクリーンリーダをインストールする手順をご紹介します。
Windows XPでは、インストールCDやDVDをドライブにセットすると自動的にインストールプログラムが開始されましたが、Windows Vistaではインストールプログラムを開始するまでに、以下の2つの問い合わせ画面に応えることが必要になります。
(1)【自動再生】
- インストールDVDをドライブにセットしてから10秒ほどで、以下の3つを問い合わせするボックスが画面に現れます。
- @『ソフトウェアとゲームに対しては常に次の動作を行う:』
- A『setup.exeの実行』
- B『フォルダを開いてファイルを表示』
- ここでは setup.exeの実行 のところにフォーカスが当たっていますので、そのまま[Enter]を押せば、インストールプログラムであるsetup.exeが実行されます。
- なお、@『ソフトウェアとゲームに対しては常に次の動作を行う:』にはチェックボックスがありますので、スクリーンリーダをインストールした後でチェックを付ければ、次回からはこの問い合わせはなくなります。
(2)『ユーザー アカウント制御』
- 『setup.exeの実行』を選択しても、『!プログラムを続行するにはあなたの許可が必要です』の表示があり、『あなたが開始したプログラムである場合は、続行してください。』という問い合わせのボックスが現れます。
- ここでは、〈続行(C)〉〈キャンセル〉の選択ボタンが左右に並んでいます。デフォルトでは〈キャンセル〉にフォーカスが当たっているので、[←]か[Shift]+[Tab]で〈続行(C)〉にフォーカスを移動させて、[Enter]を押すか、[Alt]+[C]を押します。
- これで、インストールが開始されます。
- なお、この画面は2分ほどでキャンセルされてしまいます。キャンセルされた場合には、再度DVDをドライブにセットするところからやり直してください。
以上で、Windows Vista搭載パソコンを購入した際に、スクリーンリーダをセットアップするまでの手順及び操作説明を終わります。