視覚障害者向け簡易マニュアル
「Windows Vista のアップグレードインストール」(FocusTalk 編)

お手持ちの Windows XP パソコンに、購入された Windows Vista のパッケージをインストールして、アップグレードする手順をご紹介しています。(Windows XP でお使いのデータやアプリケーションなどの環境が引き継がれます。FocusTalk Ver2.0 は Windows XP、Windows Vista のどちらでもお使いいただけますので、Windows Vista へアップグレード後、すぐにお使いいただくことができます) テキストファイルをダウンロードするか、このページの文章をご覧ください。 テキストファイルとこのページの文章は同じ内容ですが、このページでは、セットアップを行っているときに出るサウンドが 1 つ聞けるようになっています。 サウンドのリンクでエンターキーを押しても、音を聞くことができない場合には、アプリケーションキーを押して、「開く (O)」を選んでください。



テキストのダウンロード

下記のリンクでアプリケーションキーを押して、「対象をファイルに保存 (A)...」を選び任意の場所に保存してください。

Text アイコン 「Windows Vista のアップグレードインストール」(FocusTalk 編)」をダウンロードする (Text 8 KB)



1. はじめに

ここでは、Windows XP を FocusTalk でお使いの方が、Windows Vista にアップグレードインストールする方法をご紹介します。アップグレードインストールでは、Windows XP でお使いのデータやアプリケーションなどの環境がすべて引き継がれます。
FocusTalk Ver2.0 は Windows XP、Windows Vista のどちらでもお使いいただけますので、Windows Vista へアップグレード後、すぐにお使いいただくことができます。
Windows XP でお使いのパソコンに、PC-Talker XP や XPReader、JAWS などがインストールされている場合は、アップグレードインストールを開始する前に、アプリケーションの追加と削除で必ず削除しておいてください。
なお、この文書は必ず Windows Vista のセットアップができることを保証するものではありません。以下のセットアップは、ご自身の判断で行ってください。

(1) 記号の使い方について
  • ここで使われている記号は、以下の 6 つのルールで表記しています。
    なお、カッコを多数使用していますので、ご使用中のスクリーンリーダでカッコを読めるように設定してください。
  • 各キーは [] で表します。 例 : エンターキーは [Enter]
  • 組み合わせキーは、+で表します。 例 : [Alt] + [F4]
  • 各画面のタイトルは【】で表します。 例 :【Windows のインストール】
  • 各画面の情報は『』で表します。
  • 各画面にあるボタンは〈〉で表します。 例 :〈次へ〉のボタン
  • FocusTalkの発声は「」で表します。 例 :「インストールWindows 互換性をオンラインで確認するのカスタムボタン C」
(2) 基本操作事項など
  • セットアップ全般においてのキー操作などのルールは、以下の 3 つです
  • 各選択肢および各ボタンは、フォーカスが当たっているときに、 [Enter] もしくは [Space] で選択するか、各選択肢および各ボタンに割り当てられているホットキー (アクセラレータキー) で選択します。
    ホットキー (アクセラレータキー) は、アルファベットがそれぞれ割り当てられており、 [Alt] を押しながらの操作になります。たとえば、次の画面に進む〈次へ (N)〉のボタンを押すホットキーは、[Alt] + [N] になります。
    (アルファベット単独でも有効になる場合がありますが、エディットボックス内では、[Alt] を押しながらでないと、そのアルファベットがそのまま入力されてしまうことなどを考え、ここでは [Alt] と組み合わせることをお勧めします)
  • 選択肢や項目の移動は、順方向を [Tab]、逆方向を [Shift] + [Tab] で行います。
    なお、[↓] もしくは [→] で順方向、[↑] もしくは [←] で逆方向に移動する場合が多いのですが、リンクには移動しないことがあったり、エディットボックスではカーソルの移動になったりするため、ここでは [Tab] もしくは [Shift] + [Tab] をお勧めします。
  • インストールを中断したい時は、[Esc] か [Alt] + [F4] で『Windows のインストールを取り消しますか 〈はい (Y)〉〈いいえ (N)〉』の画面を表示します。インストール取り消しの画面が出た時には、〈いいえ (N)〉にフォーカスが当たっていますので、「いいえのカスタムボタン N」とだけ発声します。インストールを続行したいときには、[Enter]もしくは[N] 、あるいは [ESC] を押します。
    中断したい時には、 [Tab] もしくは [←] で「はいのカスタムボタン Y」を選択します。
  • ※操作手順の中の@やAなどの丸囲みの数字は、[Tab] を押して順方向にフォーカスを移動する際の順番を表しています。
    ◎で始まる行は、ここを選択 (もしくは応答) することを推奨しています。


2.インストール手順

(1)【Windows のインストール】

  • @「Windowsのインストール オープン 互換性をオンラインで確認するのカスタムボタン C」
  • ◎A「今すぐインストールのカスタムボタン I」
  • B「Windows のインストール前の注意事項のカスタムボタン W」
  • C「別のコンピュータからファイルと設定を転送するのカスタムボタン T」
  • この画面では、 [Tab] を 1 回押して「今すぐインストールのカスタムボタン I」を [Enter] もしくは [Alt] + [I] で選択してください。
    上記@を選択すると、接続条件により発声が違いますが、「マイクロソフト インターネット エクスプローラ オープン ページのダウンロード中」などと発声し、マイクロソフトの【Microsoft Windows Vista: アップグレード対象製品とアップグレード手順】のサイトに入ります。このサイトでは、アップグレードの手順や注意点などを確認できる他、アップグレード可能なマシンかどうかの判定を、〈Windows Vista Upgrade Advisor〉をダウンロードして、行うことができます。
    サイトのアドレスは、以下のとおりです。
    http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/buyorupgrade/upgradeadvisor.mspx

    なお、この確認はインストール前に済ませておくことをお勧めします。特に、オーディオデバイスに問題がある場合には、インストール前に終了後に音声発声ができなくなることがあります。その場合には、製造元のサイトからあらかじめ Vista 対応のオーディオデバイスにアップデートしておくことをお勧めします。

(2)【インストールの重要な更新プログラムの取得】

  • ◎@「インターネットに接続して最新のインストールの更新プログラムを取得する (推奨)
    セキュリティの更新やハードウエアドライバなどの最新の更新プログラムを取得し、Windows にインストールできるようにします。インストールの間中コンピュータがインターネットに接続さ のカスタムボタン G」
    ※「接続されたままになります。」が、「接続さ」で音切れされます。
  • A「最新のインストールの更新プログラムを取得しない これらの更新プログラムなしでは、インストールが失敗する可能性があり、コンピュータがセキュリティの脅威にさらされる可能性があります。のカスタムボタン D」
  • B「インストールの更新プログラムを取得する必要性を表示します のカスタムボタン H」
  • C「Windows のインストールをより良くするために協力します のチェックボックス チェック無し」
  • D「Microsoft に送信される情報について表示します のカスタムボタン W」
  • E「プライバシーに関する声明を読みます のカスタムボタン R」
  • この画面では、そのまま [Enter] を押して@の「インターネットに接続して最新のインストールの更新プログラムを取得する (推奨)」を選択してください。
    なお、更新プログラムが見つからなかった場合、もしくは IP アドレスが固定されている場合などには以下の発声があり、更新プログラムを取得できません。
    「インストールの更新プログラムの検索中 メッセージ ボックスのメッセージ 更新プログラムをダウンロードできませんでした。最新の更新プログラムは、セットアップの完了後、Microsoft Update をとおして利用できます。 [OK] をクリックして続行してください。」
    この場合は、 [Enter] 、 [Esc] どちらを押しても次の (3) の画面に進みます。

    Bを選択すると、「ヘルプとサポート オープン」と発声されます。
    ここでは、更新プログラムを入手する必要性と、更新プログラムの内容が書かれたエディットボックスが表示されます。
    参照後は、 [Alt] + [F4] もしくは [Esc] でボックスを閉じます。

    Cの内容を知るには、 [Tab] で次のDに移動して【ヘルプとサポート】を参照します。
    参照後に同意する場合には、 [Space] もしくは [I] でチェックを付けます。

    D「Microsoft に送信される情報について表示します のカスタムボタン W」
    ここを選択すると、「ヘルプとサポート オープン」と発声されます。
    ここでは、上記でチェックを付けた場合、どのような情報が Microsoft に送信されるかが書かれたエディットボックスが表示されます。
    参照後は、 [Alt] + [F4] もしくは [Esc] でボックスを閉じます。

    E「プライバシーに関する声明を読みます のカスタムボタン R」
    ここを選択すると、「Windows のプライバシーに関する声明 オープン」と発声されます。ここでは、『Windows Vista のインストール機能のプライバシーに関する声明』が書かれたエディットボックスが表示されます。
    参照後は、 [Alt] + [F4] もしくは [Esc] でボックスを閉じます。

(3)【ライセンス認証のためのプロダクト キーの入力】

  • この画面から以降は、前の画面に戻るには [Alt] + [B] 、次の画面に進むには [Alt] + [N] が有効になります。
  • ◎@「プロダクトキー (ハイフンは自動的に追加されます) のエディット P」
  • A「オンラインになったときに、自動的に Windows のライセンス認証の手続きを行う のチェックボックス チェック」
  • B「ライセンス認証の詳細を表示します のカスタムボタン W」
  • C「プライバシーに関する声明を読みます のカスタムボタン R」
  • D「次へ のカスタムボタン N」
  • この画面では、@の「プロダクトキー (ハイフンは自動的に追加されます のエディット P」のところで、パッケージ内のインストールディスクケースの裏に記載されている 25 桁のプロダクトキーを入力します。入力文字はすべて読み上げます。なお、アルファベットは自動的に大文字になるので、大文字に切り替えて入力する必要はありません。ただし、全角文字はアルファベット、数字ともに受け付けません。
    誤って消した文字を [Ctrl] + [Z] で元に戻すことは出来ません。
    何文字目の入力時であっても、 [→] を押すと「改行 右端」と発声します。なお、最後の文字(25 文字目)を入力しても「右端」とは発声しません。したがって、すべての文字を入力したかどうかの確認は、 [Ctrl] + [A] も無効であるため、 [Home] で左端に戻って、 [→] で 1 文字ずつ確認してください。
    入力が終わったら、以下の項目を確認しなくても、 [Enter] もしくは [Alt] + [N] で次の画面へ進むことができます。

    Aの「オンラインになったときに、自動的にWindowsのライセンス認証の手続きを行う」のチェックボックスは、デフォルトでチェックが付いています。

    Bの「ライセンス認証の詳細を表示します のカスタムボタン W」を選択すると、「ヘルプとサポート オープン」と発声され、『ライセンス認証とは何か』、『ライセンス認証は必須』という内容が書かれたエディットボックスが表示されます。
     参照後は、 [Alt] + [F4] もしくは [Esc] でボックスを閉じます。

    Cの「プライバシーに関する声明を読みます のカスタムボタン R」を選択すると、「Windows のプライバシーに関する声明 オープン」と発声されます。
     ここでは、『Windows Vista のインストール機能のプライバシーに関する声明』が書かれたエディットボックスが表示されます。
     参照後は、 [Alt] + [F4] もしくは [Esc] でボックスを閉じます。

    D「次へ のカスタムボタン N」
    〈次へ (N)〉のボタンへは、 [Tab] でフォーカスを移動しなくても、フォーカス (もしくはカーソル)がどこにあっても、 [Alt] + [N] で次の画面に進むことができます。

(4)【ライセンス条項をお読みください】

  • ◎@「条項に同意します のチェックボックス チェック無し」
  • A「次へ のカスタムボタン N」
  • B「戻る のカスタムボタン B」
  • C「ライセンス条項をお読みください。」
  • この画面では、@の「条項に同意します」にチェックを付けて、次の画面に進みます。なお、チェックを付けませんと、次に進むことはできません。

    『ライセンス条項』を確認するには、 [Tab] を 2 回、もしくは [Shift] + [Tab] で、Cの「ライセンス条項をお読みください。」のボックスへフォーカス (カーソル) を移動させます。
    読み終えましたら、 [Tab] で再び「条項に同意します のチェックボックス チェック無し」に移動した後、スペースでチェックを入れ、 [Enter] もしくは [Alt] + [N] で次の画面に進みます。

(5)【インストールの種類】

  • ◎@「アップグレード ファイル、設定、およびプログラムを保持し、Windows をアップグレードします。アップグレードする前に必ずファイルをバックアップしてください。 のカスタムボタン U」
  • A「カスタム (詳細) 新しくWindows をインストールしたり、Windows のインストール場所を選択したり、ディスクやパーティションへ変更を加えたりできます。このオプションを使うと、ファイル、設定およびプログラムは保持されません。 のカスタムボタン C」
  • B「ヘルプを表示します のカスタムボタン H」
  • C「戻る のカスタムボタン B」
  • Windows Vista にアップグレードするには、@の「アップグレード」を選択します。
    なお、アップグレード無効な組み合わせの場合や、起動しているハードディスクの空き容量が7093 MB 未満など、物理的に不可能な場合には、「インストールの種類」の発声後に「アップグレードは無効になっています」と発声します。
    アップグレード無効な組み合わせの発声の1例を以下に示します。
    「- Windows XP Professional から Windows Vista Home Premium へのアップグレードはできませんが、Windows Vista Business、Windows Vista Enterprise、Windows Vista Ultimate へのアップグレードは可能です。」
    Aの「カスタム (詳細)」を選択すると、Windows XP と Windows Vista をデュアルブートできるセットアップになります。
    Bの「ヘルプを表示します」を選択すると「ヘルプとサポート オープン」と発声し、アップグレードとカスタムインストールのどちらを選択すべきかの説明が表示されます。

(6)【互換性のレポート】

  • 「互換 次へ のカスタムボタン N」
    互換性の確認がとれないアプリケーションやデバイスが表示されます。
    上記 (1) で記しましたとおり、〈Windows Vista Upgrade Advisor〉で、互換性などの確認はあらかじめ済ませておくことをお勧めします。

(7)【Windows のインストール】

  • 「Windowsのアップグレード中」
    上記の発声と同時に、インストールが開始されます。
    処理の順番は、以下のとおりです。
  • 『Windows ファイルのコピー中』
  • 『ファイルの展開中』
  • 『機能のインストール中』
  • 『更新プログラムのインストール中』
  • 『インストールの最終処理の実行中』
  • 各イベントは『Windows ファイルのコピー中 (8%)...』など、() 内の数字で進捗状況が表示されますが、この情報は FocusTalk での確認ができません。
    また、インストール中に FocusTalk の「コマンドプロンプト オープン」「クローズ」などの発声が何度かありますが、無視していただいてかまいません。なお、FocusTalkの発声は、『Windows ファイルのコピー中』が終わり、「再起動 のカスタムボタン R」を最後に、再起動されてからは一切なくなります。
    ここから後の処理の音声情報に関しましては、ハードディスクの駆動音が手がかりとなります。再起動は、インストール終了まで複数回、行われます。
    30 分から 1 時間ほどして、『インストールの最終処理の実行中』が終了しますと、再起動されます。再起動後は、ハードディスクの駆動が止まります。再起動後、数分以上の間、連続的なハードディスクの駆動音が聞こえなくなりましたら、インストールが終了して、以下 3.【Windows のセットアップ画面】になったと判断することができます。


3.【Windows のセットアップ画面】

ここからは、FocusTalk の発声は一切ありません。

(1)【Windows を自動的に保護するように設定してください】

  • ◎@『推奨設定を使用します (R)』
  • A『重要な更新プログラムのみインストールします (I)』
  • B『後で確認します (A)』
  • C『それぞれのオプションについての詳細情報を表示します』
  • D『プライバシーに関する声明をお読みください』
  • この画面に移って入力待ちの状態になっても、30 秒ほどハードディスクの駆動音が連続的に聞こえます。もし不安でしたら、ハードディスクの駆動音が聞こえなくなる、あるいは断続的になるのを待ってから選択してください。
    ここでは、Windows の更新プログラムを、推奨設定するかどうかを選択します。
    デフォルトは『推奨設定を使用します (R)』が選択されていますので、そのまま [Enter] を押して、推奨設定を選択することをお勧めします。

(2)『時刻と日付の設定の確認』

  • ◎@『タイムゾーン』
  • A『日付 (D):』
  • B『時刻 (T):』
  • 上記@『タイムゾーン』はコンボボックスになっていて、デフォルトは『(GMT+09:00) 大阪、札幌、東京』になっています。その他、『日付』、『時刻』ともに、セットアップ後に変更可能ですので、この画面でも、そのまま [Enter] を押して次の画面に進むことをお勧めします。

(3)【ありがとうございます】

  • 以上で Windows Vista のセットアップに必要な、ユーザー自身が行うすべての設定が終わり、画面には『ありがとうございます』と表示されます。〈開始 (S)〉のボタンにフォーカスが当たっていますので、 [Enter] を押して次の『最後の設定』に進んでください。

    4〜5 分ほどで、Windows Vista のオープニング音が聞こえます。この音を確認できれば、順調にセットアップが進んでいます。オープニング音が聞こえるまでの間、ハードディスクの駆動音は断続的に聞こえます。
    次に、ネットワークに接続されている場合には、『Windows Update』が行われます。終了するとハードディスクの駆動音が止まり、以下の画面が現れます。

    【更新プログラムは正常にインストールされました。】

    この画面では、 [今すぐ再起動 (R)] にフォーカスが当たっていますので、エンターを押してすぐに再起動することをお勧めします。

(4)『ウエルカムセンター』

  • Windows Vista が起動され、オープニング音の後に「FocusTalk」という発声があります。ここからは、FocusTalk を使用することが可能です。
    Windows Vista が起動されると、デスクトップ画面の上に『ウエルカムセンター』と呼ばれる、『コントロールパネル』の中の『システムとメンテナンス』の中にある、Windows Vista 紹介などの画面が現れます。

    以上で、FocusTalk を使って Windows Vista へアップグレードするまでの手順および操作説明を終わります。

最終更新日 : 2007年9月20日