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太古から続く強大な種族であるウトラエの民。アランナの魔法の多くは彼らが造り出した。ウトラエの祖先たちは、穏やかで平和な暮らしを何よりも大切にしていた。しかし、長きに渡り支配者としての地位に就くうちに、自分たちが魔法やさまざまな機械によって無限の力を手にしたと錯覚するようになったばかりか、その力が島の他の種族に壊滅的な被害を与えていることを認めようともせず、ついには自らの衰退を招くこととなった。それまでの多くの偉大な文明と同じくウトラエの民もザウラスク族やハサット族を抑圧していたが、そのことがもたらす危険に気付こうともしなかった。そして、それが島の種族間の長い戦乱の原因となった。
戦いの結果、島は荒廃し、森や密林に覆われていた肥沃な大地は破壊し尽くされ、荒れ果てた不毛の地へとその姿を変えた。首長たちが権力を失ったウトラエの都市で、市民はかつての快適な生活を享受できなくなり、やがて内乱と暴動の時代が幕を開けた。 |
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| 今やウトラエの民は、アランナを支配するどころか、自分たちが住む島すら統治できずにいる。しかし、魔力を持つ強力な発明品を操ることに変わりはない。深い自責の念を抱いてはいても、誇りを失ってはいないのだ。 |
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トカゲの種であるザウラスクは、数千年前ウトラエの民に巧みに操られて密林や湿地帯からおびき出され、ウトラエの魔法とさまざまな装置によって支配されるようになった。従順で御しやすく猜疑心を持たない性格のためか、あるいは単なる無知のためか、初めのうちはウトラエの民のために働くことに疑問を抱くことはなかった。しかし、やがて支配者に対して反旗を翻し、辛くも多くはウトラエの支配下から逃げ出すことに成功した。しかし、逃れ損なった者たちはたちまち捕らえられ、奴隷としてウトラエ各地の鉱山や工場で働かされた。当然のことながら、今日ではザウラスクはウトラエの民に対して深い憎しみを抱いており、それが高じて、各地のウトラエの遺跡で略奪や破壊行為に及ぶようになった。
部族社会を形成するザウラスクは、身近にある自然の力をシャーマンが巧みに操り敵を攻撃する。この種族の力と強靭性は、肉体的戦闘においていかんなく発揮される。戦士階級のほとんどが、ウトラエやハサットとの戦いや儀式的な戦闘訓練で負った傷を持つ。鍛錬された戦士であるザウラスクは、決してあなどることのできない存在である。 |
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| この島固有のネコ科の種であるハサット。ザウラスクを奴隷として酷使していたのと同時期に、ウトラエの魔法使いが安価な労働力を得るために作り出した種族である。種族間戦争の結果、独立を勝ち取り、現在は独自の文化と社会を築こうと目論んでいる。 |
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| 原始的なワニ類のドロックが、島の他の種族にその存在を知られることはなかった。しばしば生け贄を要求する神の怒りを鎮めることに大半の時間を費やしている。洞窟を住みかとする好戦的な種族で、池や沼の藻類やプランクトンを食べて生きているが、骨、特に人間の頭蓋骨を装身具として身に付けることを好む。 |
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ウトラエ、ザウラスク、ハサット、ドロックに加えて、島に住む第 5 の種族であるハーフ ジャイアント。自らを "山の民" と称しているが、実際にはこの島に古くからいる種族ではない。彼らがなぜ、どうやってこの島に流れ着いたのかは謎に包まれている。
彼らは一様に、自分たちが種族の最後の世代となるのではないかと危惧している。すでに故郷との連絡は何世代もの間途絶えており、季節が過ぎるたびに育つ子供の数も減っている。常軌を逸した魔法使いがはびこり、おぞましい実験が繰り返されるこの呪われた島で、種族の歴史が終わりを迎えるに違いないと悲観している。 |
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