| ナ : |
スピードと言えば、肥薩線のディーゼルが、なかなかスピードアップしないんだよ。 |
| 野 : |
ああ、キハね。ディーゼルには、変速段と直結段っていうのがあって、ただスタートするだけじゃ、変速段のままなんだよね。動きはじめは半クラにできる、自動車の AT 車みたいな液体変速機がついていて。だから、最初は油の力で駆動差を吸収して動くんだよね。で、回転が一杯になってから、<直>に切り替える。そうすると「ブルルルルル〜ン」。スピードが伸びる! |
| ナ : |
そうそう、音、音。すごい速い音がするの。でも、動くのは、すっごい、ゆっくり (笑)。 |
| 野 : |
「コンコンコンコン、グルルルルルルルーン、ドッ、ドッツ、グルルルルルルルーン、ドッ、ドッツ、ドッ、ドッツ」(・・・しばらく野月氏による音シミュレーション・・・)。変速段の時は、フル出力でもこんなもんでしょ。 |
| ナ : |
うん。で、なぜか、いつも行き止まりになっちゃうの。 |
| 野 : |
行き止まりって、それは安全側線につっこんでいるんじゃない? 信号確認しないと、正面衝突しちゃうよ。 |
| ナ : |
あ、そういえば、信号を確認した憶えがないかも。 |
| 野 : |
このキハ 31 の 2・1 配置の座席って、東海道の古い新幹線、0 系の座席を、そのまま使っているんだよね。 |
| ナ : |
新幹線のシートか、いいな。客席に視点を切り替えたら音も変わるから、旅行気分も味わえるよね。客席や運転席だと、こもった音だし。全部、実際の車輌から収録してきたんだって。 |
| 野 : |
じゃ、フライング スコッツマンやオリエント急行だったら、SL の音が聞けますね。SL ってボールベアリングを使っていないから、鉄が擦れているにもかかわらず、すごくスムーズに動くんだよね。惰性で転がっている時の静かさ。あんな大きなものが「サーーーー」って動いていく。よくグリスアップされているのがわかるよ。 |
| 少 : |
ふーん。 |
| 野 : |
でも、操作が多いから、運転はそうとう手強いね。オリエント急行のコックピット、見た? 加減弁やリバーも操作しないとダメだからね。アクセルに値するものを開けて走ることもできるけど、一定の速度しか出ないから、速度があがっていくと、蒸気の流入をだんだん絞っていかないとダメ。 |
| 少 : |
ふーん。 |
| ナ : |
やっぱり、鉄道の知識がある人がやると、めちゃくちゃ楽しいだろうな。 |
| 野 : |
本物の運転手さんが、ゲーム センターとかによくある運転シミュレーションをやると、「ブレーキが、こんなに効かない電車はない」って思うらしいよ。だって、120 キロで走っていて「8」の全制動をかけたら、実際は「ギーッ!!!」って急停車しちゃうからね。 |
| ナ : |
マイクロソフト トレイン シミュレータでプレイしたときもそんな感じだった。やっぱり、あの感覚って、本物に近いんだ。 |
| 少 : |
あ、俺も設定を雨にして走ってみたら、かなりスリリングだった。 |
| 野 : |
なんで、そんな暗いシチュエーションでやっているのよ (笑)。雨のシチュエーションだと、けっこうスリップするでしょ。でも、実際の電車に乗っていると、その空転の音がかっこいいんだよね! 俺は、雨の日にブレーキかけてタイヤロックした時にできるフラットを、鉄道模型で車輪を削って再現して、その音を楽しんでいるんだけど、模型ファンもいま、シミュレーションにハマっている人が多いから、マイクロソフト トレイン シミュレータって、ウケるんだろうな。 |
| ナ : |
そうだね。しかも、模型だと場所をとるしね。 |
| 野 : |
いままでのゲームっぽいシミュレーションだと、かなりはしょっていたりするけど、このシミュレーションは、総延長 1,000 キロメートルだぜ!? |