iusers

iUsers へ戻る | 過去の掲載コラム一覧へ

No.133 − アップル、新春ハードの隠れた魅力を探る Mac mini、PowerBook G4、iPod shuffle

[2005 年 2 月 10 日 掲載]

今、アップル製品の人気がかつてないほどまでに高まってきている。そして、またこのノリにノっているアップルが繰り出してくる新製品がいずれも実におもしろいのだ。
それだけに、出す製品すべてが大ヒット状態だ。特に 1 月の MACWORLD EXPO で発表した小さくて安価な 2 つのハードウェア、iPod shuffle と Mac mini は、店頭在庫になかなかありつけない。
新聞を見ても、雑誌を見ても、テレビをつけてもアップルの話題がやたらに目立つ。マイノリティーパソコンのメーカーといわれていた時代がまるで嘘のようだ。
もちろん、メディアにこれだけ取り上げられるというのには、ちゃんとしたわけがある。アップルの最新製品はどれも、細部を知れば知るほど欲しくなる魅力にあふれているのだ。
ここではその魅力の一端を紹介できればと思う。

■ Windows ユーザーも気になる「Mac mini」

PC 雑誌からもひっぱりだこ

これまで Mac というだけで購入対象外の製品とする人も多かったけれど、Mac mini には、むしろコアな自作 PC ユーザーが惹かれる要素を持っているようだ。
筆者の知る Windows 系中心のニュース媒体や雑誌でも盛んに取り上げている。Mac mini の小特集を組むという、いくつかの PC 雑誌についても耳にしている。
これはこれまでの Mac 系のジャーナリスト、ライター達とはまったく違う視点、まったく違う切り口で Mac が再評価されるということでもあり、期待したい出来事だ。

第 1 の魅力:価格

Mac mini の第 1 の魅力は価格。本体価格 5 万 8,590 円から購入できるメーカー製パソコンは、Windows 市場を見渡してもなかなかない。しかも、iLife '05 などの優れたソフトまで付属しているのだ。
ビジネスソフトの定番 Microsoft Office 2004 for Mac も、Mac mini 発売に併せてバンドルキャンペーン (任意の Mac 本体と同時購入で 8,000 円お得な 4 万 1,801 円。アップグレード版なら 2 万 3,520 円) を展開中なので、Mac mini とのセットなら 10 万 400 円でお釣りがくることになる。これはおそらくメーカー製 Office バンドルパソコンの中でも、もっとも安価な部類に入るはずだ。

第 2 の魅力:アップルらしさ

Mac mini の第 2 の魅力は、そのメーカーがアップルだ、というところにある。
それだけに製品としての作り込みへのこだわりが半端ではない。正面だけでなく、裏側を見ても、底面を見ても、手を抜いたような気配はまったく感じられない作りだ。
Mac mini の筐体は、1 辺 16.5cm、厚み 5cm の正方形。手のひらにも軽々と載ってしまう大きさだ (重さもわずか 1.3Kg) 。真上から見ると白いポリカーボネートに落ち着いたメタリックシルバーでアップルのロゴだけが刻印されており、側面はぐるりとアルミで囲まれている。継ぎ目が一切ない美しいデザインで、宮廷の調度品のような趣さえある。
底面は、実は iPod のドックと同じ作りで滑り止めのラバー素材が使われている。どの角度から見てもボロがでないこのデザインが、この製品を本来の横置きに加えて、縦置きでの利用も可能にしている。
そうわずか 6 万円弱の価格ながら、どこかに隠して使うのではなく、むしろ堂々と人に見せて使いたくなるような、この Mac を置くからには、ちょっと机の上も、心地よさを感じるおしゃれな感じで揃えたくなるような、そんな魅力すら持った製品だ。

第 3 の魅力:Mac らしさ

そして Mac mini の第 3 の魅力は、あの価格、あのサイズでありながら、これがハードウェアの機能から付属ソフト、さらには情緒に訴えかける使い心地にいたるまで、一切妥協することのないちゃんとした Mac だ、ということ。
この価格だけに、いわゆる廉価版、機能省略版、ローコスト版、Lite 版といった見方をしている人もいるかもしれない。しかし、Mac mini はまごうことなき完璧な Mac だ。

第 4 の魅力:BYODKM

ただ、他の Mac と違う点は、ただ 1 つ。BYODKM であること。これは Bring Your Own Display Mouse and Keyboard の略。つまり、キーボード、マウス、ディスプレイはあらかじめユーザーの側で用意しておく必要がある。
それだけに、初めてのパソコンとして買おうという人には、必ずしも最良の選択とはいえないかもしれない。本体だけ買ってもしょうがないので、これとは別に、ディスプレイとマウス、キーボードが必要になるからだ。
それでは Mac mini がどんな人に特におすすめかというと、それはすでにセパレートタイプのパソコンを持っている人達。
たとえば Windows 機を使っていた人達もそうだし、やや古い Mac を使っていた人達もそうだ。あまり古い Mac だとキーボードとマウスが USB 方式でないかもしれないが、その場合はこれらだけの追加購入で済む。
Mac mini は、これまで Mac に興味はあったけれど、ちゃんと仕事で使えるかもわからないし、あまりお金はかけたくなかった人にも向いていれば、仕事の関係でいまだに Mac OS 9 を使っているけれど、気持ちのどこかで Mac OS X を使ってみたいと思っていた人の 2 台目としても理想のパソコンなのだ。

を 2 台目で使うなら

なお、Mac mini も Windows 機も (あるいは古い Mac も) 使い続けたい人がいるかもしれない。そんな人には2台のパソコンを接続しておいて、どちらの画面を表示するかを切り替えできるディスプレイスイッチャー (モニタースイッチャー) という製品がお勧めだ。
中には USB ポートがついたものもある。それを使えば 1 組のディスプレイ、キーボード、マウスで 2 台のパソコンを操作できる。

■ PowerBook G4 の秘められた革新性

Mac mini だけでも十分に話題持ちきりのアップルだが、その興奮も覚めやらぬまま新しい PowerBook G4 を発表した。外観はこれまでの PowerBook と変わらないが、実は中身がちょっと変わっている。
そちらの魅力についても触れてみよう。

:大容量化と信頼性の両立

新しい PowerBook G4 シリーズでは、Apple Store からの購入時オプションで、ハードディスク容量を最大100GB まで選べるようになっている。実は容量60GB の iPod photo が発表されてから、ちょっと気になっていたのがディスク容量だった。
これまでの PowerBook G4 の内蔵ハードディスクでは、下手をすると iPod photo を満たすことすらできなかった。しかし、100GB となると随分印象が違う。
これだけあればあなたのプライベートと仕事の全データを外に持ち出せるという実感さえ湧いてくる。長期の旅行であっても iLife '05の音楽や写真をあますことなく持ち歩ける気持ちよさがある。
そしてビデオプロフェッショナルであれば、アップルだけでなく業界全体が声高に叫んでいるハイビジョンビデオ編集が、撮影したその場ですぐにできてしまう。実は、これはかなり画期的なことだ。
ただしハードディスク容量に比例して、危険度も増大してくる。100GB のデータを失う恐ろしさを想像して欲しい。メールやプライベートの写真、何日もかけて取り込んだ音楽、ビデオ……。
携帯することを前提とした PowerBook には、常に誤って落としてしまう危険がつきまとうわけで、それによってハードディスク内の盤面に傷が付いてデータが壊れることや、悪くすれば、ディスクそのものが破損してしまう危険がある。ハードディスクの中には、ちょうどレコード針のようなヘッドと呼ばれる物があり、これがディスク面に叩き付けられれば当然、そこには物理的に傷が付き、データの読み取りが不可能になる。
その一方で、ハードディスクは大容量になればなるほど単位面積あたりの記録密度も高まり、同じダメージによって被害を受ける情報量も増えてしまう。
そこでアップルが今回発表の新 PowerBook G4 から採用したのが特許申請中の『緊急モーションセンサー』技術。これは PowerBook が落下するような挙動を感知して、自動的にヘッドを引っ込めるというものだ。
同様の技術を採用するパソコンはいくつかあった。ただ、このセンサーが敏感すぎるとヘッドの余計な動きが増えてしまい、ディスクの読み書き速度に影響してくる。
アップルは、本体がどのような状態で水平に保たれているかと、加速的な動きの 2 つを感知し、立体的に分析することで、より正確に落下状態を認識してくれる。
最近では同様の機能をハードディスクそのものに内蔵していることもあるが、アップルはこの機能を PowerBook 本体側に持たせている点も、実は他社製品と比べてユニークなところかもしれない。

:トラックパッドスクロール

新 PowerBook G4 の第 2 の魅力は、やはり特許申請中の『トラックパッドスクロール』という技術。トラックパッドとはご存じの通り、キーボードの下にあるマウスの代わりになる位置入力装置だ。似た装置を持つ Windows 機も多いが、アップル社のトラックパッドは指を動かすスピードに合わせて加速度的に動くようになっている。そのため、たとえば画面の端から端までカーソルを動かしたい場合でも、1 度の操作でそれができてしまう。
10 年前、1995 年に PowerBook 500 シリーズという製品で、内部機構薄型化のための技術として初採用されたトラックパッドだが、今回のトラックパッドスクロールは、この 10 年来で最大の変化かもしれない (*1) 。 これは、どういうものかというと、トラックパッドの上に指を2本置くとスクロール操作モードに入る。パッドの上で指2本を上から下に向かって滑らせれば画面が下方向にスクロールするし、横に滑らせればその方向に横スクロールする。 ここまでの操作なら、これまでの Mac でもスクロールバーをいじることでできた。 では、指を2本置いて斜めに動かす操作はどうか。ウィンドウが縦横方向に同時に動く斜めスクロールは通常の操作ではなかなかできない。 ちなみに、このスクロール操作、2本の指を一緒に滑らせないでも OK なのだ。たとえば、左手の人差し指をトラックパッド上の1点に置きっぱなしにして、右手の人差し指でスクロール操作といったことも可能。とりあえず指を2本載せてさえいれば、実際の操作方法はきわめて柔軟にできるというのもおもしろいところだ。 トラックパッドスクロールの追加は、今後、デスクトップ Mac のマウスにも何らかの変化があるのではないかと予感させる、気になる革新だ。

新 PowerBook G4 では、「システム環境設定」の「マウスとキーボード」で、トラックパッドの動作を設定できる。

:Bluetooth 2.0

PowerBook G4、3つめのポイントは、Bluetooth 2.0の搭載。Bluetooth は言わずと知れた周辺機器のワイヤレス接続手段だ。
キーボード、マウスなども Bluetooth を使えばワイヤレスになる。これは、PowerBook G4 ではとりわけ魅力的なポイントになる。外出先から PowerBook を持ち帰り、電源アダプターを1本つなぐだけで、そのままテンキーのついたフルキーボードとマウスで操作ができるからだ。
Bluetooth は、キーボードとマウスだけのものではない。最近では Bluetooth 対応ヘッドホンやヘッドセットも発売されており、これを使ってワイヤレスでの音声チャットなども楽しめるようになる。
運転中の携帯電話利用に関する法律が変わったことから、携帯電話でも Bluetooth 対応のものが増えてきた――Bluetooth のヘッドセットをつければワイヤレスでハンズフリーの通話ができるからだ (携帯電話を手に持たずに通話できる) 。
こうした Bluetooth 対応携帯電話の多くでは、アドレス帳にいれた住所情報やカメラで撮影した写真などを PowerBook に Bluetooth 転送できるものも多い。
これもまた1度、始めてしまうとやめられない。携帯電話で撮影した写真は、そのまま携帯電話に入れたままにしておくことが多いのではないだろうか ?
そのうちの 1〜2 枚をパソコンの電子メールから送りたくなったとき、Bluetooth 携帯電話と PowerBook の組み合わせなら、いちいちフラッシュメモリーを抜き差ししたり、USB ケーブルの着脱したりしないでも、ワイヤレスで写真データを転送できてしまうのだ。
実はこれ、PowerBook 同士でファイルのやりとりをする場合にもかなり便利だ。無線 LAN 環境が整った場所なら、ファイル共有を使う手もあるが、1〜2 個の小さなファイルを交換するだけなら、Bluetooth を使った方が簡単にすむ。
さらに最近では、ごく一部の海外製 Bluetooth 携帯電話を使って、Mac を操作することも可能になってきている。携帯電話をマウス代わりに使ったり、音量調整などもできるのだ。
ここまでは Bluetooth 1.1 でもできた。しかし、今後やりとりする写真データの解像度が上がったりすると、最大 1Mbps の Bluetooth 1.1 では物足りなくなるだろう。
これに対して新型 PowerBook G4 は、Bluetooth 2.0+EDR (Enhanced Data Rate) という仕様を採用しており、最大 3Mbps での通信が可能となっている。実はこの Bluetooth 2.0+EDR は、今のところほとんどまだ採用している機器がない状態なのだが、その規格をあえて先走りして採用したのもアップルらしい。
思い起こせば、今や世の中のノートパソコンの常識となってしまった無線 LAN 機能も、1999 年、アップルが初代 iBook で、まだ固まりきっていない無線 LAN 技術を先走って採用したことから一気に広まった。
アップルにはこのようなスタンダードセッターの側面もある。これから PowerBook と共に高速な Bluetooth 2.0+EDR 規格が広まることで、Bluetooth そのものの使われ方にも大きな変化が出てくるかもしれない。

:Power Mac に負けない実力

これだけでも新 PowerBook の魅力は十分に理解してもらえそうだが、良くできるところは徹底的に良くするのがアップル流。
PowerBook G4 に搭載される GPU ( ビデオプロセッサー) は、これまでの PowerBook G4 と変わっていないように見える。
ところが新 PowerBook G4 の17”では、128MB の VRAM とデュアルリンク DVI という端子が採用されており、デスクトップパソコンでもなかなかつなげる機種がない Apple Cinema Display の30インチ版が接続できるのだ (15 インチ PowerBook G4 でも Apple Store からの購入時に、オプションとして選べる) 。
さらに、これまで 4 倍速だった DVD-R 書き込みが 8 倍速になり、DVD+R/+RW も初めて正式にサポートした。
これだけ新しく、これだけパワフルになったにも関わらず、バッテリー駆動時間はほぼ従来通り、おまけに価格的には全般的に 1〜2 万円の幅で安くなっているのだから驚いてしまう。

:変わらないことも魅力

中にはこれまでの PowerBook G4 と形が変わっていないのがつまらないという人もいるかもしれない。PowerBook G4 は 12”、15”、17” の 3 モデルがあり、それぞれの大きさや重さ、表示解像度などはまったく従来通りだ。
しかし、アップルのデザインチームは何もパソコンを装飾しているのではなく、不要な部分を削って可能な限りシンプルに、一時の流行に流されない長く愛されるデザイン (sustainable なデザイン) にしようとしている。
オフィスワーカーに愛され続けるアーロンチェアが、なかなかその形を変えないのと同じように、変えないことは決して悪いことではないのだ。それにパっと見には変わっていないようでも、実は細かな部品レベルでは改良が続いているもの。まったく新しい形の製品よりも、同じ形の製品の方が、堅実な選択であることが多い。

■ iPod shuffle はアップルデザインの象徴 !?

アップルが今年、発表した新作ハードは 3 つ。前述した 2 つの Mac に加えて、iPod shuffle もあるのだが、このたった 2 つの新製品の魅力に触れただけで、すでに通常の倍ほどの文章量になってしまっている。おまけに 2 製品のうち 1 製品は従来からあった機種の改良版に過ぎない。まったく今のアップルの勢いには圧倒されるものがある。
これ以上、長くなってもよむのがつらいだけなので、最後の iPod shuffle については短めに語らせてもらおう。この製品こそ、これまででもっとも小さなアップルデザインの象徴だ。
デザインというのは、色や形のことではない。製品がそこに存在する理由であり、右脳に瞬間的に響く説得材料のことだ。
今の世の中は情報が多すぎる (このだらだらと長い文章で読者の方々の貴重な時間を奪っているのが申し訳ないくらいだ) 。
この時代、もはやスペックを追加して争うのは時代遅れとなってしまった。
こっちの製品よりもこっちの製品の方がスペックシートが大きいとか、数値が良いということが、ユーザーにとっては実はそれほど重要でないことが経験から身に付いてしまった。
そんな時代に力を持つのは、見た瞬間に「何かこれはすごそうだ」と思わせる力だ。

ただし、これが見かけ倒しではいけない。見た目だけ突拍子もなくて、その実、使ってみるとありきたりという製品が氾濫するなか、アップルの iPod shuffle は使い込むうちに、この製品の誕生の裏側にある議論の道筋が浮かび上がってくる。
まだ iPod を持っていない人の多くは、安価なフラッシュメモリー型プレーヤーを購入している。だから製品を安価にしなければならない。安価にして小型にすると、液晶画面も見にくくなり、操作もしづらくなってくる。既存の iPod ユーザーの多くはシャッフル再生をしており、それに大変満足している。シャッフル機能を主体にしたプレーヤーなら液晶画面も不要、曲が気に入らなければ次に飛ばすだけ。そもそも iTunes に入っている曲自体がある程度お気に入りという前提なので、iPod shuffle から流れてくる音楽は、お気に入りの曲しか流さないラジオに耳を傾けるようなもの。液晶もスクロールホイールも不要なら、もっと小さく、もっと安価にできる。
こうした議論をさんざんと、そして延々と繰り返した後、それを形にしていく過程で無駄な要素を削っていく。このプロセスがアップルの製品をまるで鍛え抜かれた筋肉しか持たないスポーツ選手のような無駄のない美しさ、そして時代の変化に影響を受けない魅力を備えさせていく。
iPod shuffle は、ある意味、そうしたアップルデザインの象徴的製品かもしれない。
競合製品に目を向けても、かっこいいと思うものはあっても、いまだにスペックシートの項目を増やす形で製品開発をしているところが目立つような気がしてならない。
アップルの製品は、見るたびに学ぶべきポイントが浮かび上がってくるのだ。

(*1)
トラックパッドには、これまでにも1つ小さなアップデートが行われた。トラックパッドを指で叩く操作をクリックとみなすタップという操作方法だ。

アップルの製品は、年明け早々から粒ぞろいだ。今回、紹介したハード 3 製品だけでも十分に魅力的だが、実はこの他にもデジタルライフスタイルをさらに楽しくする iLife '05 や、本格的なハイビジョンビデオ編集を手軽に楽しめる Final Cut Express、印刷物やスライドプレゼンテーションを楽しく作れる iWork '05 といった新製品。さらに、サーバーの Xserve G5 の新型、ビデオ編集などの業務に革新をもたらすかもしれない、Xsan という新世代の業務用ストレージシステムなども発表している。

1 万円弱でコンシューマーが気軽に楽しめる iPod shuffle から、時代を先取りしたハイビジョンビデオ編集ワークフローまで、すべてのレベルで最高のものを届けること――これが今のアップルの強みだ。
もっとも、製品情報ばかり聞かされても困ってしまうという読者に、関東近郊で開催中のデジタルアート系展覧会をいくつか紹介したい。
1 つ目は、アップル本社もある初台の東京オペラシティにある ICC (NTT インターコミュニケーション・ センター) で開催中の「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」。デジタルテクノロジーによって広がった新しいアートの世界を、五感でたっぷり堪能できる。いくつかの作品では、PowerBook などが使われている。
2 つ目は、恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「グローバルメディア 2005」という展覧会。昨年海外で賞を受けた日本のメディアアート作品や、ヴェネチア・ビエンナーレの出展内容などを再現したイベントだ。
3 つ目は、横浜みなとみらいの BankART Studio NYK で 2 月 18 日より開催される Evolution Cafe。「21 世紀のライフスタイルを進化させる新しい世代のアート」を標榜したイベントだ。 参加作品の中には Mac で作られているものも多いので、ぜひチェックしてみよう。

過去の掲載コラム一覧へ