Office で始める快適 Mac 生活

第 2 回 - Office for Mac 2011 で、
リボン、OneDrive を使いこなすには

Office ならではの「リボン」が使える

[拡大図]新しいウィンドウが開きます
リボンでは、選択している項目に応じて表示されるアイコンが切り替わる。Word 文書で図を選択すれば図の作業に
応じたアイコンが、文字列を選択すればテキストの書式設定が表示される

「Office for Mac 2011」に採用された「リボン」は、Windows 版の Office 2007 で初登場した操作パネルだ。文書上で選択している項目によりデザインが変化するので、ユーザーが必要とする機能だけを表示できる。従来のツール バーより見やすく、メニュー バーからコマンドを選択するスタイルよりも直感的な操作が可能だ。

その後リボンは、Office 2010 を経て Office 2013 でさらに進化し、Mac 版のそれと外観に多少の違いが生じている。Windows 8 における Modern UI の影響やタッチ モード (Windows 8 のタッチスクリーン用操作モード) のサポートが追加されたことが影響してか、アイコン デザインも Mac 版と比べシンプルな印象となった。

[拡大図]新しいウィンドウが開きます
PowerPoint も同様に、グラフを選択すればグラフ レイアウト/書式のアイコンが表示される。基本的な使い方は Windows 版と大きく変わらない

ただし、Mac 版と Windows 版リボンの基本的な役割に違いはない。選択している項目に対しどのような処理を行なえるかは、表示された大きなアイコンを見れば分かる。余計な機能アイコンがツール バー上にずらりと並んで分かりにくいといったことがないのだ。

ちなみに、キーボード入力だけですべてをこなそうとすると、OS の違いによる“流儀の差”が現れる。たとえば、Windows 版では、Alt キーを押すとキーボードだけでリボン上のアイコンを選択できるが、Mac 版にそのような機能はない。これはマウス/トラックパッド主体の操作体系に慣れた Mac ユーザーに配慮したこと、システムにおける特殊キーの扱いが Mac と Windows では異なることが理由と考えられる。この点に留意すれば、どちらの OS でも変わりなく効率的に作業を行なえる。


Windows 版 Office 2013 のリボン (上) は、Alt キーを押すとアイコンに対応するキー トップが表示される。
Office for Mac 2011 のリボン (下) には、そのような機能はない

OneDrive は Mac でもバッチリ

OneDrive はマイクロソフトが運営するオンラインストレージサービスで、Microsoft アカウント (旧 Windows Live ID) を有するユーザーに提供される。無料プランでも最大 7GB という大容量を利用できるうえ、最大追加容量 20GB の有料プランを選び計 27GB に増量しても年額 800 円という低廉さだ。


OneDrive for Mac はメニューエクストラに常駐する形でインストールされ、いつでも素早く呼び出せる
[拡大図]新しいウィンドウが開きます
OneDrive 用に指定したフォルダーは自動的にクラウドと同期されるので、文書の一元管理にも役立つ。ユーザーは文書の保存先を OneDrive 用フォルダーにするだけだ

Windows 版 Office 2013 における新機能のひとつが、この OneDrive との統合だ。Microsoft アカウントを使い Office にサインインすれば、作成した文書をクラウド上にある OneDrive の領域に保存できる。デフォルトの保存場所にも指定できるので、使い勝手としては iWork (Numbers、Pages、Keynote) と iCloud の組み合わせを連想すればいいだろう。iOS アプリも用意されているので、場所を選ばず文書を閲覧することも可能だ。


iOS アプリ版 OneDrive を利用すれば、iPhone や iPad からも OneDrive 上の各種文書を閲覧できる

今のところ Mac 版 Office では OneDrive との統合は行なわれていないが、Office 2013 に近い使い方は可能だ。作成した文書を OneDrive for Mac 用に指定したフォルダーへ保存すれば、自動的に文書はクラウドへアップロードされる。OneDrive 上で作成した文書についても同様だ。

手順は簡単、マイクロソフトのウェブサイト新しいウィンドウが開きますから OneDrive for Mac を入手し、インストールする。画面の指示に従いセットアップを開始すると、フォルダーを選択する画面が現れるので、そこで適当な空きフォルダーを OneDrive 用に指定すればいい。これで、次回 Mac にログインしたときから OneDrive が自動起動するようになり、Finder から OneDrive の領域を読み書きできるようになる。直接 Finder で文書を操作できるのだから、アプリの[ 開く ]ダイアログを使う iCloud より使いやすさは上かもしれない。

OneDrive、Office Online を介した共同作業が可能

OneDrive のメリットはさらにある。Office ファイルを OneDrive 上に置くとドキュメント共有が手軽に行なえるのだ (Microsoft アカウントがないユーザーでも閲覧できるように設定可能。しかし、第三者による閲覧を防ぐためにはアカウントを作成した上でサインインしてもらった方がいい) 。OneDrive であれば、Office for Mac を持っていないMacユーザーでも Office Online でドキュメントを開けるので安心だ。

価格、製品名称等の情報は執筆当時のものが記載されており、現在の情報と異なる可能性があります。最新の情報については別途弊社ホームページにてご確認ください。