「最初に買ったのは、Macintosh LC575 という一体型の機種。秋葉原に行って、大っきい段ボール箱をタクシーに乗せてお持ち帰り(笑)。出たばかりのころで約35万円だった」と当時を振り返る池田美樹さん。1994年ごろのことだ。「パソコンを自分で組み立てたりするほどには自信がなかったので、一体型なら買って帰れば使えるだろうと。可愛かったし」。Mac を選んだのはすでに職場で Mac を使っていたからだという。「デザイナーは Mac で DTP をしていたし、編集もみんな Mac を使っていたんですよ。Windows マシンもあることはあったけど、それはいかにも業務用の“装置”で、個人で買う気にはまったくなりませんでした」。その後 LC575 に加えて持ち歩ける PowerBook150 も追加購入し、2台体制で Mac 生活はスタートした。
池田さんが小学校の4年か5年のころのこと。「両親から誕生日プレゼントに何が欲しい? って聞かれて、私、英文タイプライターをお願いしたんですよ。昔から本や雑誌が好きで、そういうプロが創ったものに出てくるようなキチッとデザインされた文字が、自分がキーを叩いたら打ち出されるってことに、何かものすごくワクワクしたことを覚えています」。なるほど、やがて大人になり、他のパソコンにはない美しいフォントを搭載していた Mac に惹かれたのもうなずける。
熊本生まれ、熊本大学文学部出身。転職3度目でマガジンハウスに入社、『olive』『Hanako』『croissant』『an・an』を経た後、2009年に新しい女性誌『Age[アージュ]』を発行。働く女性達に、パワフルなライフスタイルを提案している。不定期刊行誌およびWEBにて情報発信中。WEB ダカーポにコラム「LOVE CITY WALK」を連載中。俳人・如月美樹としての活動歴は14年。Twitter@IKEDA_MIKI