加治佐 俊一 (最高技術責任者)
| どのような経緯から、イノベーション (技術革新) に取り組むことになったのでしょうか? | |
| 優れた技術や斬新なアイデアを持つ組織、そして人々の環境は、マイクロソフト イノベーション センターによってどのように変わるのでしょうか? | |
| 具体的にどのような体制で運営されていくのでしょうか? | |
| マイクロソフト イノベーション センターに参加すると、どのようなプログラムが利用できるのでしょうか? |
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マイクロソフトは、ここ日本において 20 年の開発の歴史があり、現在、約 380 名の開発者が活動をしています。国内の開発者は、米国 Microsoft Corporation が開発を日本語化し、日本の環境でも利用できるようにするローカライズ業務をはじめ、日本市場向けの開発作業なども行っています。

たとえば、オペレーティング システムでは、通信、ネットワーク、入出力などの様々な日本市場独自のデバイスをサポートし、積極的に製品の中に取り入れてきました。また、サーバー製品でも、製品のカスタマイズを行ったり、独自のソリューションを提供するなど、様々な開発作業を行っています。
このような活動を行う中で、「新しい取り組みが行えないか」という問いが社内に生まれました。カスタマイズだけでなく、パートナーの皆様とマイクロソフトのテクノロジーが融合することで、新しいイノベーションを生み出すことができるのではないか、このような考えを具現化したのが、マイクロソフト イノベーション センターです。
マイクロソフト株式会社の代表執行役社長 ダレン ヒューストンが、「Plan-J (プラン - ジェイ)」という経営方針を発表したこともあって、マイクロソフト イノベーション センターは現実の組織となり、17 年間、開発作業に携わってきた私が CTO (最高技術責任者) として取り組むことになりました。
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1 つの組織で開発を行っていると、「(現在、利用しているものとは違う) 技術を利用できれば」、「(他社のような) 施設を利用できれば」など、現在の技法だけでは行き詰ってしまうことがあります。このような局面を打開するには、適切な連携が必要です。そして、まったく異なる技術と組織を融合することによって、イノベーションを起すことができると考えています。
国内で 20 年の活動を行ってきたマイクロソフトには、約 380 名の開発者が日々の作業で培ったテクノロジーとノウハウ、そして大規模な設備を持っています。マイクロソフト イノベーション センターの設立によって、パートナーの皆様とマイクロソフトの間に、これまでにない連携が生まれます。
これから新しいプロジェクトをスタートしようとしている組織は、マイクロソフト イノベーション センターを活用することで、これまで行えなかった検証作業が行えたり、マイクロソフトのエンジニアによるサポートを受けたりすることが可能です。パートナーの皆様が持つ、独自の技術と斬新なアイデアを新しいビジネスや社会貢献に繋げることが、マイクロソフト イノベーション センターの目標です。
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マイクロソフト イノベーション センターという組織は、マイクロソフト調布技術センター内のラボを中心として運営しています。実際の協業における、開発、マーケティング、および営業活動などは、マイクロソフトの各部門が全社的にサポートしていきます。
これまでは、営業部門が中心となってインキュベーション (起業支援) などを行ってきました。マイクロソフト イノベーション センターが組織化されたことによって、このような活動においても技術者のより強力な後方支援が得られるようになります。
また、マイクロソフト調布技術センター内のマイクロソフト イノベーション センターをハブとして、各地域に認定の組織を配置する構想が現在進行中です。このネットワークを強化することによって、全国のパートナーの皆様がマイクロソフト イノベーション センターのメリットを活用できるようになることを目標としています。
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マイクロソフト イノベーション センターでは、当初の取り組みとして 4 つのプログラムの提供を予定しています。
まず、「テクノロジー イノベーション プログラム」は、先進技術に対して取り組んでいるパートナー様を募集し、マイクロソフトのテクノロジー、検証施設、ビジネス パートナーとのチャネルなどを提供します。データマイングから、HPC (High Performance Computing)、ロボティックスなどを含む大きなプロジェクトですので、当初は 2~3 の組織とパートナーシップを結びたいと考えています。
マイクロソフト製品をベースにアプリケーション開発を行っているパートナーの皆様は、「アプリケーション プラットフォーム プログラム」をご利用ください。最新の技術情報、トレーニング、移行ツール、プログラミング技法、そして検証までを 1 つのパッケージにして、参加されるパートナー様を募集しております。
斬新なアイデアや優れた技術を持っているのに、検証のための大規模な設備を持っていない、という組織もあるでしょう。このようにファシリティに課題を持つパートナー様は、「プラットフォーム サポート プログラム」をお勧めします。マイクロソフト調布技術センターでは、高度なハードウェア要件にも対応可能な国内最大級のファシリティを、開発/検証に使用しています。このプログラムにご参加いただくことで、マイクロソフトのファシリティをパートナー様のプロジェクトの検証にご活用いただけます。
また、マイクロソフト イノベーション センターでは、人材の育成を目的として、技術から、経営、マーケティングまでをサポートするトレーニング コンテンツを作成しています。「人材育成サポート プログラム」では、単なるトレーニング プログラムに留まることなく、講師の育成も目的としています。インターンシップも受け入れる用意があり、一緒にプロジェクトに携わっていただくことで、より実践的な環境でスキルの向上を図っていただけるようになります。
ここでご紹介したプログラムは、あくまでマイクロソフト イノベーション センターがスタートする時点のものです。今後、ご意見やご要望に応じて様々なプログラムを設定し、よりパートナーの皆様の視点を取った組織として運営していきます。