2008 年 3 月 31 日 マイクロソフト株式会社 新宿本社、2008 年 4 月 27 日 HAL 名古屋
次世代の技術者を目指す学生のためのグローバル テクノロジ コンテスト「Imagine Cup」。一番の激戦区となるソフトウエア デザイン部門には、本年度も多数のチームが応募。優秀作品として選ばれた 3 組が日本大会に出場しました。
また、本年度は新しい取り組みとして「学生メンター プログラム」を実施。国内 IT ベンチャー企業が、メンター (「助言者」または「指導者」) として参加し、Imagine Cup 2008 に参加。ソフトウエア デザイン部門の 3 組に助言を行い、ともに世界を目指して日本大会に挑みました。

| 世界規模で将来を担う学生たちを支援する、テクノロジ コンテスト | |
| 世界を目指して学生とともに挑む、メンター企業 | |
| メンター企業の支援を受け、充実したプレゼンテーションを発表 | |
| ソリューション、プレゼンテーション、すべてにおいてのバランスが良かったチーム |
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Imagine Cup は、テクノロジの将来を担う若者を支援し、情熱、想像力、および創造性を世界に披露する、テクノロジ コンテストです。本年度で 5 回目の開催となり、世界規模の学生コンテストとして定着。毎回、世界で問題になっている課題をテーマに、各部門で学生たちがしのぎを削っています。
「昨年は 100 カ国 10 万人、今年は 18 万人の学生が登録。Imagine Cup は、世界最大規模の学生のためのテクノロジ コンテストであると同時に、将来の IT 業界を担っていく優秀な人材を発掘し、支援していく大切な場でもあります」冨沢 高明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部 アカデミック教育本部 本部長)中でも、ソフトウエア デザイン部門は激戦区。今年は「テクノロジの活用による環境保護の実現」というテーマをもとに、ソフトウエア デザインとプレゼンテーションを行い、世界各国の代表チームが技術力と創造性を競います。過去の日本代表は優秀な成績を残しており、2005 年日本大会ではベスト 8、2006 年インド大会ではベスト 6 として決勝に残っています。
「第 1 回バルセロナ大会に出場した早稲田大学の近藤 秀和 氏は、現在、Lunascape 株式会社の代表取締役兼 CEO。第 2 回ブラジル大会に出場した名嶋 真智 氏は、現在、N.A.gene 株式会社 代表取締役兼 CEO を務めています。近藤氏は、Microsoft Innovation Award 2007 (以下、MIA 2007) のコマーシャル部門で最優秀賞を受賞されたことでご存知の方も多いでしょう。このように、これまで素晴らしい成績を残してきた日本代表の多くの方々が、現在、国内 IT 企業で活躍しています。」冨沢 高明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部 アカデミック教育本部 本部長)

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マイクロソフト株式会社では、2008 年 4 月 1 日より、将来 IT 技術者を目指す学生を対象に、学生メンター プログラムを開始。第 1 弾として、Imagine Cup 2008 ソフトウエア デザイン部門の日本大会に出場する学生チーム 3 組に対して、本プログラムを提供しました。
「このプログラムにご賛同いただき、Imagine Cup 2008 にメンター企業としてご参加いただくのは、株式会社チェプロ
、株式会社Knowlbo
、およびソフトアドバンス株式会社
の 3 社です。いずれも、国内有数の IT ベンチャー企業であり、MIA 2007 で優秀賞も受賞しています。ビジネスでイノベーションを起こしている方々からご意見をいただき、直接、ご指導をいただくことは、これから世界を相手に独創的なアイデアを発表する学生たちにとって、とても有意義な経験となるしょう」冨沢 高明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部 アカデミック教育本部 本部長)
プログラムに参加された企業は、1 チームに対して 1 社がメンター (「助言者」または「指導者」) としてチームに参加。ソフトウエア デザインとプレゼンテーションについて直接、指導および支援を行いました。
| • | 「NISLab の作品は、実現性が高く、実現した後の素晴らしい世界を誰もが想像できる、良いソフトウエアだと思います。日本の IT 業界を活性化するために必要なのは、イノベーション、そして、さまざまな発想と創造性を育てる環境です。学生の皆さんが考えた、このような素晴らしいアイデアを実現するために、できる限りの技術的なお手伝いをしていきたいと思います」斉藤 友男 氏 (株式会社 Knowlbo 代表取締役) |
| • | 「IAMAS のチームにとって必要なことは、システムの技術論ではなく、パッケージ化する上でのノウハウ、そして、どうすれば『売れる』のか、という点。弊社も、マイクロソフト インキュベ−ション プログラムに採択され、活路を見出すことができました。お互いの経験や考え方などを話し合い、新しいアイデアや面白い仕組みをともに生み出していきたいと考えています」福田 玲二 氏 (株式会社チェプロ 代表取締役) |
| • | 「Team EMET のように、有能でやる気のある学生の方々に、早い段階からビジネスの視点を提供することはとても重要なことです。世界に通用するソフトウエアを創造することは、弊社の創立以来の目標。メンター企業として、世界に挑む学生の方々の開発作業を支援できるのは、とても光栄なことです。このようなプログラムは、イノベーションを確実に促進しますし、人材を育てるための大きな機会。それを具体化し、継続しているマイクロソフトに敬意を表します」菅原 亘 氏 (ソフトアドバンス株式会社 代表取締役社長) |

Imagine Cup 2008 の審査委員を務める、竹内 郁雄 氏 (東京大学大学院 教授) も学生メンター プログラムの効果に大きく期待。
「伸び盛り若者たちに、世界の舞台を提供する、Imagine Cup に私も賛同しました。学生たちが国際舞台で活躍できるチャンスはなかなかありません。今年の Imagine Cup のテーマは『環境』。しかし、日本国内ことだけを考えていては、世界で必要とされるソリューションはなかなか思いつかないでしょう。国際的なターゲットに照準をあてるためにも、メンター企業の支援は大きな力となるはずです」竹内 郁雄 氏 (東京大学大学院 教授)

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Imagine Cup 2008 の日本大会は、「The Student Day 2008」(2008 年 4 月 27 日 HAL 名古屋) でのプログラムとして実施。The Student Day 2008 参加者の注目度も高く、300 名以上の観客が会場を埋め尽くす中、ソフトウエア デザイン部門のプレゼンテーションが行われました。
学生メンター プログラムの提供開始から、約 1 ヵ月。各チームとも、メンター企業からさまざまなアドバイスを受け、作品およびプレゼンテーションの完成度を向上。実行委員長の赤堀 侃司 氏 (東京工業大学 教授) から「実力が均衡し、ほぼ横一線。どのチームが優勝してもおかしくない」と評されるほど、高レベルなコンテストとなりました。

【メンバー】 同志社大学 松下 知明さん、加藤 広樹さん、清水 誠さん、中島 申詞さん
【ソフトウエア名】 グローバル消費電力管理システム「ECOGRID (エコグリッド)」
メンター企業として参加した斉藤氏 (株式会社 Knowlbo 代表取締役) に「実現後の素晴らしい世界が想像しやすく、いずれ必ず実現されるシステム」と評価された NISLab の ECOGRID は、グローバル消費電力管理システム。家電機器の電力を制御するシステムで、消費電力の大半を占めると言われている家電機器の消費電力削減を促進。さらに、各家庭の消費電力情報を共有し、環境に対する意識の向上も目指したシステムです。
「ぜひ、世界大会に出場したい。企業の方に参加していくことで、実際のプロジェクトのように計画的に作業が行えました。万全の準備をしましたので、自信を持ってプレゼンテーションしたいと思います」松下 知明さん (NISLab、同志社大学)
プレゼンテーションでは、会場および京都の研究室に設置された家電機器の制御を実演。事前の言葉通り、わかりやすく、自信に充ち溢れたプレゼンテーションを行いました。

【メンバー】国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS) 三浦 剛史さん、淺野 哲也さん、松浦 星太さん、村木 優貴さん
【ソフトウエア名】 3R 促進ウェブ サイト「Reco (レコ)」
「テクノロジの活用による環境保護の実現」というテーマに対して、「ゴミ問題」に着目した IAMAS。Reduce (削減)、Reuse (再使用)、Recycle (再利用) を実現する、「3R」促進ウェブ サイトを開発しました。商品ページでは、商品ごとに、リユースおよびリサイクル レベルなどの情報を公開し、削減 (Reduce) に対する意識を向上。出品ページでは、再使用 (Reuse) 可能な商品の出品と落札が行えます。また、地域ページでは、回収日や分別方法、環境イベントなどのリサイクル (Recycle) 情報を提供。ゴミ削減のための統合ポータルです。
「ご協力いただいたメンター企業の方の助言もあり、この 1 ヵ月で完成度を高めることができました。今後は、世界も視野に入れて、各地の仕様も包括できるようなシステムに仕上げていきたいと思います」三浦 剛史さん (国際情報科学芸術アカデミー)
プレゼンテーションでは、エンドユーザーだけのコミュニティではなく、「省エネ」製品や「分別しやすい」製品を効果的に宣伝できるなど、企業にとってのメリットも強調。回収日や分別方法の登録など、自治体への参加も呼びかけました。

【メンバー】東京大学大学院 足立 博さん、渡邊 徹志さん、北陸先端科学技術大学院大学 岡本 道明さん
【ソフトウエア名】 新次元地図情報システム「moQmo (モクモ)」
IT の活用による効率的な公共交通の利用が二酸化炭素や大気汚染物質の削減につながる、というコンセプトのもとに、時間軸を持つ「活動地図」を開発した、Team EMET。Virtual Earth™ 上に、公共交通の情報、ゴミ捨て場の情報などのレイヤーを持ち、時計ツールにより、現在と過去の情報を閲覧できるようになっています。たとえば、公共交通の場合、各交通網の混雑する時間帯を確認できるため、時間差通勤を行うなどで二酸化炭素排出量の抑制を促進できます。
「世界大会に出場して、ビル・ゲイツに会いたい。スタッフはこのシステムに愛着を持っており、コンテストだけでなく、実際に運用できるレベルに育てたいと考えています」岡本 道明さん (北陸先端科学技術大学院大学)
メンター企業として参加した菅原氏 (ソフトアドバンス株式会社 代表取締役社長) もプレゼンテーションの直前まで助言を行うなど、このシステムの可能性を評価。演劇的な演出を行ったり、ビデオを効果的に活用するなど、他のチームとはひと味違ったプレゼンテーションを行いしまた。

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厳正の審査のうえ、Imagine Cup 2008 の日本代表に選ばれたのは、NISLab の ECOGRID。「日本から新しいイノベーションが生まれるこの日を楽しみにしていました」と語る、エマニュエル (ミロ) オグニサンティ (マイクロソフト コーポレーション アカデミック オーディエンス グループ マーケティング マネージャ) から目録を手渡されました。
「高い潜在能力を持つ学生どうしが協力しあい、自らのアイデアを実現しているため、審査はとても難しいものでした。Imagine Cup をここ数年見守ってきましたが、コンテストの経験者たちの多くが、現在、 IT 業界で活躍しています。本日、参加した学生たちと、近い将来この IT 業界で再会することを楽しみにしています」エマニュエル (ミロ) オグニサンティ (マイクロソフト コーポレーション アカデミック オーディエンス グループ マーケティング マネージャ)
代表選考の決め手となったのは、バランスの良さ。実行委員長の赤堀 侃司 氏 (東京工業大学 教授) から「ソリューションとプレゼンテーションのすべてにおいてのバランスが良かった」と評されたように、世界に向けて発信する上で、ソフトウエア自体の効果わかりやすさ、そしてプレゼンテーションのわかりやすさを持っている点が評価されました。
日本代表となった NISLab は、メンター企業である株式会社 Knowlbo の指導を受け、本年度の 7 月に行われるフランス大会に出場する予定です。日本大会の終了後に行われた記者会見では、プレス各社および関係者から、多くのフィードバックやアドバイスを受けた、NISLab。本戦までにソフトウエアとプレゼンテーションの完成度をさらに高めていくことを約束しました。

| The Student Day 2008 | ||||||||||||||||||||||||
2008 年 4 月 27 日 HAL 名古屋 【主催】 The Student Day 実行委員会 (読売新聞社、コンピュータ総合学園HAL、マイクロソフト株式会社) 【後援】 文部科学省・総務省・愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会 【協力】 NECソフトウエア中部、日本インフォメーション株式会社、リコー中部株式会社 【メディア サポーター】 ITmedia、WEB+DB PRESS、Software Design、日経ソフトウエア、アスキー・ドットPC
テクノロジやプログラミング、ゲーム制作などに興味を持つ、学生の方々を対象としたイベント「The Student Day」が今年も開催されました。Imagine Cup 2008 日本大会が行われたほか、キーノート セッションではマイクロソフトが考える新しいデジタル ライフスタイルと日本での取り組みを紹介。400 名収容の会場に立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。 また、展示会場では、MIA 2007 コマーシャル部門で優秀賞を受賞した企業 5 社が、受賞ソリューションを紹介。多くの学生が集まり、イノベーションを起こしたソリューションに積極的に触れていました。
展示ブース 学生向けコンテスト入賞作品
ICT ベンチャー Innovation Award 受賞企業
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