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The Next Web Now - BEHIND THE SCENE

UNIVERSITY READY PARTNER BEHIND THE SCENE
掲載日: 2007/6/25

NEC ビッグローブ株式会社 「BIGLOBEストリーム」

URL http://labs.broadband.biglobe.ne.jp/

デスクトップに常駐する BIGLOBE ストリームガジェットと、番組視聴アプリケーション画面
デスクトップに常駐する
BIGLOBE ストリームガジェットと、
番組視聴アプリケーション画面

最先端の PC 向け高画質映像配信環境を WPF で開発

〜ガジェット利用の操作感と斬新なデザインで好評

NEC ビッグローブ株式会社は、PC で安定して視聴できるハイビジョン クラスの映像配信の仕組みに、Windows Vista と Windows Presentation Foundation を活用したリッチ インターフェースを採用した。

 こだわったのは、先進的なユーザーインターフェース

NEC ビッグローブ株式会社 (以下、NEC ビッグローブ) は、ポータルサイト「BIGLOBE」の運営や ISP 事業などを展開する企業。映像配信サービスにも力を入れており、動画ポータルの「BIGLOBEストリーム」は 15 チャンネルで月間数千本の動画を配信し、600 万人以上の視聴登録者数を誇る。

2006 年 12 月、こうして培った映像配信ノウハウをベースに、先進性にこだわった取り組みを始めるチャンスがやってきた。NTT グループが開始する次世代ネットワーク (NGN) のフィールドトライアルにおいて、NEC と共に PC 向け高画質映像配信の仕組みを提供するプロジェクトが立ち上がったのだ。

このプロジェクトでプロデューサーを務めた NEC ビッグローブ ポータル事業部 神場 知成氏は、次のように話す。

「ユーザーインターフェースにこだわり、直感的で使いやすいサービスにしようとしました。その上で、われわれ自身の先進的なイメージを打ち出していきたい。このニーズにぴたりと当てはまったのが、Windows Presentation Foundation (WPF) だったのです」

NEC ビッグローブ ポータル事業部 神場知成 氏
NEC ビッグローブ ポータル事業部
神場知成 氏

NGN で広帯域な帯域保証が実現すれば、PC 上でもハイビジョンクラスの映像を楽しめるようになる。その視聴環境 (ストリーミングアプリケーション) には、Windows Vista と連携する斬新なデザインを備えたリッチインターフェースを提供する。開発作業は WPF の XAML を使用することで、工数削減を見込んだ。

今回のプロジェクトで NEC ビッグローブが最もこだわったのが、視聴環境のデザインだ。Windows Vista 上のガジェットをクリックするだけで、視聴環境が起動し、高画質な映像を楽しむことができる。

ガジェットをクリックすると、視聴環境が起動する サービス開始時は合計 3 チャンネル
ガジェットをクリックすると、
視聴環境が起動する
サービス開始時は合計 3 チャンネル。番組表を見ながら視聴したい番組を選択できる。NGN 環境であれば、全画面表示でハイビジョンクラスの映像を楽しめる

このビジュアルなユーザーインターフェースは、XAML で開発した。XAML を使うと容易に変更作業を行えるため、最先端の仕組みを試行錯誤しながら実装していく作業に適していた。これは、リリース後にユーザーの声を吸い上げて行う改善活動も迅速化することにもつながる。

 3D 表現への挑戦

一方、プロジェクトメンバーを苦しめたのは、アプリケーションのパフォーマンスだった。当初は視聴環境を 3D でデザインする予定だったが、性能面に不安があるため、リリース時には 2D に変更された。2D でいくという結論を出すまでには、オブジェクトの数を減らしたり、番組情報表示部分のデザインを荒く描いたりするなど、さまざまなチャレンジがあった。

「映像が止まってしまっては本末転倒ですから、映像以外の部分で PC の負荷を軽くしてやる必要があったのです。3D でやりたかったという思いが強かったので、“立体感のある”2D デザインとして残っています (笑) 」

結果的に今回は見送られたものの、3D へ挑戦したことにより、リッチなユーザーインターフェースの開発において重要なポイントが見えてきたようだ。

「3D にすること自体はそれほど難しくないのですが、リッチなユーザーインターフェースの制作にはセンスが必要。また、すべてを 3D にすれば良いわけでもありません。ただ、膨大な情報をユーザーに分かりやすく提示する表現として 3D が役に立つ場面は多いと感じます」 (神場氏)

つまり、ユーザーの視点を忘れずに 2D と 3D を適材適所で利用することで、ユーザーにとって「楽しく」「心地よく」「使いやすい」アプリケーションを実現できるのだ。

 最先端のサービスへの飽くなき追求

サービスは、5 月 30 日に公開された。Windows Vista ユーザーは、無料で利用できる (NGN環境でない場合、画質は落ちる) 。また、NEC のショールームでも NGN 環境での高画質映像配信を体験できるコーナーが同日より設置されている。

神場氏は、「スタートは実験の場でしたが、このプロジェクトで培ったノウハウをベースとして、機能を拡大していきたいと考えています。Web とリンクしてコメントを書き込む機能を取り入れるなど、パイオニアとして最先端のサービス提供を目指します」と語る。

次はどんな次世代サービスを実現してくれるか、テクノロジーの進化と共に広がりを見せる彼らの今後にますます期待したい。

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