
| 掲載日: 2008/1/16 |
楽天株式会社 「楽天ランキング TOWN」
http://event.rakuten.co.jp/ranking/vista/
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「楽天ランキング TOWN」(ベータ版)
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「全く新しいイメージを作りたかった」
〜人気の 「楽天ランキング TOWN」 開発の裏側〜
2008 年 1 月に提供を開始した 「楽天ランキング TOWN」(ベータ版)が人気だ。女性ユーザーを意識したというやわらかなデザインでユーザーの支持を集めている。楽天株式会社 執行役員 開発・編成統括本部 プロデュース本部 和田 圭氏と、開発・デザインを担当した株式会社アゼスト マネージャー 秋葉 卓也氏、デザイナー 長谷川 玲奈氏に話を聞いた。
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楽天 Web サービス + WFP = おもちゃ箱!?
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楽天株式会社 執行役員 開発・編成統括本部 プロデュース本部 副本部長 和田圭氏
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-- まずは開発の経緯から聞かせてください。
和田: 楽天市場では、2007 年 1 月から 「楽天 Web サービス」 という API の公開を開始し、この API を通じて外部の Web サイトに楽天市場で販売されている商品情報を組み込めるようになりました。同時に、売れ行きのランキング情報を RSS で配信するしくみも整備しています。これらを使って何か新しいことができないかと考えていたところに、マイクロソフトさんから提案をいただいたのがきっかけです。
-- プロジェクトはどのように進んだのでしょう。
和田: 初めのころは、Vista と WPF (Windows Presentation Foundation) を使って何ができるのかすらわからない状態でした。プロジェクト開始前には、相当長い期間をミーティングに割きました。1 月から検討を開始して、ようやく方向性が定まったのは 5 月くらいです。主なターゲットは女性。男性だけで議論しても始まらないと、女性社員にヒアリングしたり、長谷川さんに意見をもらってミーティングを進めました。
長谷川: イメージしたのはおもちゃ箱。自分の好きなものだけをいつもデスクトップに置いておくというコンセプトです。アプリケーションを起動したときに楽しさを感じてもらえるように、箱の中の住人がサッカーをしていたり、自動車が走っていたり。細部のイメージは、提案の段階から譲れないと主張していました。
秋葉: 正直なところ、男性にとってはどうでもいいのかもしれないけれど、やはり女性の意見は大切にということで(笑)。
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「やりたいことは全部やっちゃった」 デザイナーとして満足できる仕事
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| 株式会社アゼスト 長谷川玲奈氏(左)と同社秋葉卓也氏(右)
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-- 開発にあたって気をつけたポイントは?
和田: ランキング情報は RSS から取ってきて、API で提供する商品情報と組み合わせて表示しています。データはどちらも XML ですから、この 2 つの XML データを組み合わせて表示する仕様になっています。
秋葉: システム面だけを見ると、それほど難しい開発は行っていません。事前準備の段階でコンセプトは固まっていたので、実際にコーディングを始めてから 90% くらいの仕上がりに持ってくるまで 1 カ月もかかりませんでした。最大のチャレンジは、やはりパフォーマンスとデザインのトレードオフでしたね。
-- そのデザイン面で気をつけたことは?
秋葉: 長谷川が、気球 (左上に表示されている) を動かしたいとか無茶言ってくるんですよ(笑)。技術者側も、実現したいのはやまやまなのですが、アプリケーションとして成立する最低限のパフォーマンス確保が第一ですから、ある程度はあきらめてもらいました。
長谷川: 確かにあきらめた部分もありますが、「やりたいことは全部やっちゃった」 と言っていいと思います。デザイナーとして満足できる仕事をさせてもらえました。
秋葉: マイクロソフトのテクノロジーは固い印象があり、楽天市場には平面的な印象がありますよね。それを変えたい。全く新しいものを作りたいという方向でスタートしました。直線的なイメージを避けるために背景を透過型にするなど、さまざまな面でチャレンジしましたし、当初考えていた以上のものが出来上がったと自負しています。
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デスクトップに常駐し、セール情報などをリアルタイムに表示するガジェット。 |
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ガジェットをクリックすると、売れ筋ランキングなどを表示するアプリケーションが起動される。 |
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特定のカテゴリをクリックすると、詳細情報をみることができる。3D 表現を活用して、少ないスペースに多くの情報を表示している。 |
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楽しみながら使ってもらいたい素晴らしい作品に
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-- では、プロジェクトを振り返ってください。
長谷川: プロジェクト全体を通して、お客様と一緒に作ったという感覚がとても強いです。コンセプトづくりから一緒になって考えてきましたし、思い入れの強い作品に仕上がりました。
秋葉: 楽天で API を担当されている小嶋さんという方が親身になって対応してくれて助かりました。開発がスムーズにいったのは、的確な助言とサポートを得られたためでもあります。
和田: 楽天グループとしてデスクトップ アプリケーションを提供しているのは楽天証券の MARKETSPEED くらい。ノウハウの少ないわれわれにとって新たなチャレンジでしたが、素晴らしい作品を作ることができました。ユーザー様には、楽しみながら使っていただきたいですね。
-- 最後に、将来の展望について聞かせてください。
和田: 現在のところ、楽天ランキング TOWN で商品を選んでも、実際に購入するのは楽天市場にジャンプして行います。将来は、楽天市場に行くことなく、楽天ランキング TOWN 内で買い物を完結できるようにしたいです。また、Web ブラウザのブックマークと連動するお気に入り登録機能などを追加できればさらに便利になるでしょう。楽天ランキング TOWN でウィンドウショッピングして、気になった商品をストックできる機能も追加する方向です。
-- 本日はありがとうございました。
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