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住友信託銀行株式会社
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公開日 2005 年 3 月 9 日
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住友信託銀行が年金管理システムに .NET を全面採用
Visual Basic .NET により社内に蓄積された
技術的ノウハウと開発者リソースを最大限に活用
住友信託銀行 ロゴ

度重なる法改正や多様化する顧客ニーズへの対応を迫られる中、住友信託銀行では、ホスト ベースの年金管理システムを、.NET プラットフォームへと全面的に移行した。その際、旧システム上で展開されていたアプリケーションも、すべて使い慣れた Visual Basic .NET へとマイグレーション。これにより、社内に蓄積された既存の技術的ノウハウと開発者リソースを最大限に活用することができるなど、多様な側面でのメリットが得られたという。


ソリューション概要
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課題
・ホスト システムの肥大化と保守コストの増大
・業務ニーズや新年金制度に対し柔軟な対応が行えない
・オペレータ等の人員確保が困難

施策
・ホスト ベースの年金管理システムを .NET で全面再構築
・Visual Basic の技術ノウハウと人的リソースの活用
・開発生産性とパフォーマンスの高い ASP.NET の利用
・スケール アウト構成によるバッチ処理の並列化
・MSCS のクラスタ構成による障害対応

効果
・Visual Basic .NET による開発生産性の向上とアプリケーション品質の確保
・.NET プラットフォーム採用による将来に備えたシステム拡張性の実現
・.NET プラットフォーム採用によるシステムの信頼性の向上
・.NET プラットフォーム採用による TCO の削減

※補足 本事例の内容は、取材時点 (2004 年 9 月) のものです。年金管理システムは、みずほ信託銀行株式会社と住友信託銀行株式会社が共同で設立した日本ペンション・オペレーション・サービス株式会社に 2005 年 1 月 31 日付で譲渡されました。

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トピック
■業務上のニーズと年金制度改正への柔軟な対応がシステムに求められる
■システム構築コストの低廉さが .NET プラットフォーム採用の決め手
■Visual Basic .NET による全面再構築がシステムに成功をもたらす
■ .NET が開発生産性、パフォーマンス信頼性といった幅広いメリットを実現
■将来的な大きな変化にも対応できるプラットフォームが実現
■成功するビジネスへの最短経路、Visual Basic マイグレーション
社屋

企業名
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住友信託銀行 社外サイトへ

事業概要
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「的確な運用と万全の管理」に圧倒的な強みを持つ。「資産運用」「情報プロセッシング」金融機関という経営モデルを掲げ、5 つの事業部門による運営を行い、独自の戦略を積極的に展開。「信託型投資銀行業務」や「CSR 経営の強化」を軸に、更なる企業価値の向上を目指している。

パートナー
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CAC
株式会社 シーエーシー 社外サイトへ
本社 : 東京都千代田区一ツ橋 2-4-6
事業概要 : 情報システムの企画・構築・運用管理
問合せ先 : 金融システムビジネスユニット 営業オフィス
TEL : 03-5689-3130

業務上のニーズと年金制度改正への柔軟な対応がシステムに求められる
増田氏
住友信託銀行株式会社
年金信託部制度運営グループ
管理サービスチーム チーム長
増田 勝 氏

従来、住友信託銀行では年金業務に関して、ホスト システムをベースに、そこから ISDN 経由で接続された専用端末を客先に設置し、簡単なオンライン照会が行えるようなサービスを提供してきた。当然、この端末は照会業務専用であるため他の業務は一切行えず、また ISDN で繋いでいる間は電話代がかかってしまう。さらに、年金加入員の適用届や給付指図、各種報告書、統計資料といった多くの処理はオンラインに対応しておらず、FAX など紙ベースでやり取りを行っていた。このとき、必要な情報がファイルとしてデータ化されているにもかかわらず、わざわざプリンタで出力してから郵送しなければならないといった処理もあり、このような業務上の非効率性がシステム上の問題として浮上していた。
その一方で、年金業務は数年に一度必ず法改正が行われており、そのたびにシステムの改修が必要となっていた。改修を続けた結果、もともと柔軟性や拡張性に乏しいホスト ベースのシステムは肥大化する一方で、保守コストはますます増大していたという。これでは、今日求められる多様なニーズに対して、迅速に応えることは難しい。
「とくにここ数年は、年金制度が変化してきており、従来からある適格退職年金と厚生年金基金に加えて、総報酬制の導入や代行返上に象徴される年金制度改革、新型企業年金やキャッシュ バランス プランの登場など、複雑な企業年金制度を管理するニーズが増えてきています。また、個人情報保護法に見られるように、お客様の情報セキュリティに対する考え方も変化してきました。こうした多様な要件に応えるうえで、従来のシステムでは、もはや対応が困難であるということから、2001 年春にシステムの全面的な見直しに向けての検討を開始したのです」と語るのは、住友信託銀行 年金信託部 制度運営グループ 管理サービスチーム チーム長の増田 勝氏である。


システム構築コストの低廉さが.NETプラットフォーム採用の決め手
当初システムの見直しについては、従来の通り、保守のかたちで対応するという方法が有力な選択肢の 1 つだった。そこで年金分野で豊かな経験と実績を誇るシーエーシーに、システムのアプリケーション分析を依頼。システムの保守の方向で対応すべきか、システムを構築し直すべきかを相談した。住友信託銀行 年金信託部 副部長 岡崎 健一氏は当時を振り返り、次のように話す。
「シーエーシーさんの調査結果によって、従来のシステムに改修を加えて対応する場合と新しくオープン システムで構築する場合で、コストに大きな差がないことがわかりました。しかも、今後、ホスト システムの運用・保守に関わるコストはさらに増大していくことが予想されたのです。そこで、新しいシステムは長期的な業務戦略に結びつくよう、最先端のIT技術によって実現していくことが最善策であると考え、業界標準のインターネットを基盤としたオープン システムでの再構築の道を選択しました」
オープン システムでのシステムの再構築が決定されると、次はプラットフォームの選択だ。
岡崎氏
住友信託銀行株式会社
年金信託部
副部長
岡崎 健一 氏

「当然、UNIX/Java ベースでやるか、Windows/.NET ベースでやるかという選択肢がありました。当時、我々金融機関が金融再編の時期でもあり、システム予算が非常に限られていたというのが実情で、できるだけ安価で良いものを作りたいという観点から検討を進めました。その結果、UNIX に比べてハードウェアおよびプラットフォームに関わるコストが約 2 分の 1 程度で済み、かつ高品質な運用環境を実現できる .NET を選択したのです」と、増田氏はプラットフォーム選択の経緯を説明する。