Visual Studio® Installer 1.1
Microsoft® Visual Studio Installer 1.1 は、1 人のユーザーまたは企業全体のデスクトップに配布するアプリケーションのセットアップ プログラムを簡単に作成するためのグラフィック ツールの最新版です。この新しいバージョンでは、バージョン付けされた DLL のサイド バイ サイドインストールなどの新機能が追加されています。Visual Studio Installer を使用して作成したセットアップ プログラムは、メンテナンスやアップデートでの配布の集中管理、アプリケーションの自己修復、すぐれたインストールのロールバック機能など、高度な機能を提供します。
Visual Studio Installer セットアップは、新しい Windows® インストーラ テクノロジを基盤にしています。Windows インストーラは、アプリケーションの効果的なインストールや設定を可能にすることにより、お客様の TCO (Total Cost of Ownership) を軽減します。Windows インストーラは、デスクトップ コンピュータへの配布、使用、および管理のコスト全体を軽減することを目標とする Windows 2000 および ZAW (Zero Administration Windows) の一部を構成します。
Windows インストーラは Windows 95、Windows 98、Windows NT® 4.0、および Windows 2000で使用できます。Windows インストーラを基盤としたセットアップは任意の 32 ビット Windows デスクトップ プラットフォームで実行できます。
Visual Studio Installer セットアップは、開発者とエンドユーザー双方に利点をもたらします。開発者は Visual Studio Installer を使用することにより、インストールの設定および開発が単純化され、必要に応じて複雑な設定変更が容易に行えるようになります。エンド ユーザーは Visual Studio Installer を使用して作成されたセットアップを使用することにより、製品が容易に安定してインストールされるようになります。
Visual Studio Installer 1.1 の新機能:
- サイド バイ サイド インストール
サイド バイ サイド インストールは、同じ共有 DLL の複数のバージョンを一つのシステムにインストールすることを可能にします。この機能により、バージョンの異なる同じ共有 DLL ファイルを必要とする複数のアプリケーションを一つのシステムで使用することが可能になり、アプリケーションがさらに堅牢になります。Visual Studio Installer 1.1 で作成されたセットアップ ファイルは、アプリケーションのインストールされるフォルダに .local というファイルと、そのアプリケーションの必要とするバージョンの共有 DLL ファイルをコピーします。この機能についての詳細な情報は、MSDN ライブラリ online の "アプリケーションで共有する Side-by-Side コンポーネントの実装 (拡張)" をご覧ください。
- Windows インストーラ マージ モジュール
Windows インストーラ マージ モジュールでは、パッケージ化した再配布可能ファイルをご提供します。Visual Studio Installer 1.1 では、Visual Studio 6.0 Service Pack 4 でアップデートされた再配布可能ファイルを含みます。Visual Studio 6.0 Service Pack 3 に対応するマージ モジュールをお使いになる場合は、こちらから Visual Studio Installer 1.0 をダウンロードしてください。また、Visual Studio Installer 1.1 で Visual Studio 6.0 Service Pack 3 に対応するマージ モジュールをお使いになる場合は、マージ モジュールのファイルを Visual Studio Installer 1.1 の "redist" フォルダにコピーしてください。
- Windows ME のサポート
Visual Studio Installer 1.1 は Windows ME 上でも実行することができます (なお、Visual Studio Installer 1.0 および 1.1 で作成されたセットアップ ファイルは、いずれも Windows ME で使用することができます)。
その他の特長:
Visual Studio Installer 1.1 は、Visual Studio Installer 1.0 に含まれる以下のような特徴を備えています。
- Visual Studio 開発環境のシームレスな統合
Visual Studio Installer は Visual Studio 開発環境に統合されています。Visual Studio での開発を経験したことのある方には、Visual Studio のウィンドウ、エディタ、およびコントロールは親しみやすいものになっています。
- 複合言語プロジェクトのサポート
複数のVisual Studio 製品の生成物から構成されるインストーラ プロジェクトを簡単に作成できます。たとえば、インストーラ プロジェクトに Visual Basic®、 Visual C++®、および Visual J++® で生成したもの (.exe および .dll ファイル) を含めることができます。
- インストーラ プロジェクト テンプレート
Visual Studio Installer は、ウィザードに似たテンプレートを提供します。このテンプレートを使用してインストーラ プロジェクトを簡単に作成できます。テンプレートには Visual Basic プロジェクト特有のものなどもあります。
- グラフィカル エディタ
Visual Studio Installer グラフィカル エディタを使用して、ファイルの場所、レジストリのエントリ、ファイルの関連付けおよびインストール中に表示されるユーザー インターフェイスを管理できます。
- 多様な配布用メディアのサポート
フロッピー ディスクや CD-ROM など多様なメディア上に、配布用のセットアップ プログラムを簡単に構成できます。
- 高速で簡単なアプリケーションのインストール
アプリケーションに関するすべてのインストール情報が、一箇所に集中的に保持されているので、多くのインストールに関するオプションをあらかじめ設定できます。そのため、アプリケーションのインストールやアップデート中にユーザーが複雑な意思決定をする局面が少なくなります。
- アプリケーションの自己修復
インストール情報を集中管理することによりアプリケーションの自己修復が可能になったので、診断できない問題や識別が困難な問題を解決するためにユーザーがアプリケーションのアンインストールや再インストールに費やす時間が少なくなります。障害が発生したアプリケーションは、インストール データを調べ、なくなったファイルを発見したり、壊れたファイルを置き換えたりすることができます。
- すぐれたロールバック機能
Windows インストーラは、インストール中に行われたあらゆる変更を「元に戻す」ための操作をすべて保持しています。インストール処理を中止するような重大なエラーが発生した場合、ユーザーはマシンをインストール前の状態に確実に戻すことができます。たとえ、インストールに失敗しても、ユーザーは以前のアプリケーションを使用して稼動を継続することができます。
Windows 2000 の付加機能
Windows 2000 を使用しいるユーザーは、Windows インストーラにより以下のような利点を実現できます。
- アプリケーションのアドバタイズ機能
アプリケーションのアドバタイズメントを使用して、どのマシンにもファイルをインストールしないで、リモートマシンの [スタート] メニューにアプリケーション アイコンを追加できます。ユーザーがマシンのアプリケーション アイコンを最初に選択したときにファイルがインストールされます。ユーザーがアプリケーションの実行を選択すると、Windows インストーラが必要なファイルとコンポーネントを対象となるマシンにコピーし、インストールします。
- 「ロック ダウン」マシンでのインストール プログラムの実行機能
Windows 2000 のシステム管理者は、ユーザーのマシン上で管理権限を使用して実行できるように、Windows インストーラに権限を設定できます。この結果、ロックダウンされた Windows 2000 マシンでアプリケーションをインストールできるようになります。ロックダウンされている Windows 2000 マシンでは、一般のユーザーはインストール プログラムを実行するような権限を持っていません。
使用条件
Microsoft Visual Studio Installer は以下に示す Visual Studio 6.0 Professional または Enterprise Edition ツールのライセンスをお持ちのお客様がご使用になれます。
- Visual Studio® 6.0 Professional および Enterprise Edition
- Visual Basic® 6.0 Professional および Enterprise Edition
- Visual C++® 6.0 Professional および Enterprise Edition
- Visual InterDev® 6.0 Professional Edition
- Visual J++® 6.0 Professional Edition
サイド バイ サイド DLL ファイルのインストールを行う場合や、Visual Studio 6.0 Service Pack 4 で開発されたアプリケーションのセットアップ ファイルを作成する場合には、Visual Studio Installer 1.1 にアップデートすることをお勧めします。Visual Studio Installer 1.1 の新機能を使用されない場合は、Visual Studio 1.0 を引き続きこちらからダウンロードすることができます。
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