
株式会社富士通関西システムズ
基盤ソリューション本部
生産技術部長
FCP IT アーキテクト
中尾 広宣 氏
T システムの構築は「一度システムを作り上げれば完了」というものではありません。ビジネス環境は時の経過と共に変化し、IT システムもその変化に追随する必要があります。それでは「変化に強い IT システム」を、どのように実現すればいいのでしょうか。この問いに対する 1 つの回答が、株式会社富士通関西システムズが提供する「SDAS for .NET / eProad (以下、eProad) 」です。
同社の経営理念は「お客様と共に“関西発ソリューション”によって、住みやすい情報化社会作りに貢献する」こと。関西エリアの顧客に対して最適なソリューションを提供すると共に、そこで培われたスキルやノウハウを活かしたソリューション商品を、国内や海外へと展開しているのです。その開発方法論としてすでに 20 年以上の実績を持つのが「SDAS」であり、eProad はこの SDAS を .NET Framework に適用した開発フレームワーク製品です。
「開発のきっかけになったのは、2003 年に .NET Framework で流通システムを構築したことでした」と振り返るのは、同社基盤ソリューション本部 生産技術部長の中尾広宣氏。この案件はカスタマイズ要求が強く、これに対応するため「コアモジュールをしっかり作る」ことが基本方針になったといいます。その後コアモジュールを汎用化し、他の SI 案件のベースとして活用。さらに体系化、洗練化を進め、2006 年 6 月に eProad としてリリースされたのです。
実は 2003 年頃の富士通グループでは、オープン系システムの基盤として UNIX 系 OS を利用するケースが一般的でした。その中であえて .NET Framework を採用した理由を、中尾氏は「操作性が高く、中小企業のお客様にも運用しやすいシステムを作り上げるため」だと説明します。「システムは UNIX ベースでも構築できますが、情報システム部門の体制を十分に用意できない企業様では、その後のメンテナンスを自力で続けることができません。長期的に使い続けるならやはり Windows ベースの方が優れています。また今後間違いなく .NET は伸びていくという、大きな可能性も感じていました」


