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Visual Studio .NET Professional 2003 製品概要

最終更新日 : 2003 年 4 月 22 日
このページのトピック

関連情報

Visual Studio .NET Professional 2003 は、Microsoft Windows、Web、およびモバイル デバイス向けのアプリケーションを迅速に構築するためのツールです。Visual Studio .NET Professional 2003 により以下のことが実現します。

  • 高度なソフトウェアを迅速に構築
    ビジュアル デザイナの拡張機能セット、プログラミング言語、および統合された Visual Database Tools により、強力なソフトウェアを迅速に構築できます。
  • IT オペレーティング コストを削減
    最新バージョンの Microsoft .NET Framework を使用すると、リッチな Windows アプリケーションを簡単に Web スタイルで展開できます。セキュリティ機能も組み込まれており、既存のコードを再利用できるインフラストラクチャを採用しています。これにより、ソフトウェア開発のプラットフォームとして高い信頼性を提供しています。
  • 広範なアプリケーション、システム、およびデバイスとの統合
    モバイル アプリケーション開発用の最新の XML Web サービス標準およびビジュアルに操作できるデザイナをサポートしているため、構築したアプリケーションを他のシステムやデバイスに簡単に拡張できます。

高度なソフトウェアを迅速に構築

Visual Studio .NET 2003 を導入すると、開発者の生産性が向上し、高度なソフトウェアを今までになく迅速に開発できます。統合開発環境 (IDE) には、Microsoft Visual Basic .NET、Microsoft Visual C++ .NET、Microsoft Visual C# .NET、Microsoft Visual J# .NET に対応する共通のインターフェイスが用意されています。共通のビジュアル デザイナを利用し、既にお持ちのスキル セットに最適な言語を使って、リッチな Windows アプリケーションおよびどのブラウザでも利用できるダイナミックな Web アプリケーションを構築できます。

Windows アプリケーションを迅速に構築

Windows アプリケーション開発者は、強化された Windows フォーム デザイナが直感的で効率的であることに気付くでしょう。この Windows フォームは、どの .NET 開発言語とも互換性があります。

ビジュアル継承により、ソリューション全体に共通のロジックおよびユーザー インターフェイスを再利用でき、Windows アプリケーションの作成が大幅に単純化されます。コントロールのアンカーとドッキングを使用すると、サイズ変更可能なフォームを自動的に構築できます。また、インプレース メニュー エディタを使って、フォーム デザイナからメニューを画面上で、直接編集できます。

Web ベース開発の簡素化

Visual Studio .NET 2003 には、Web ページ用の強力な WYSIWYG デザイナ、IntelliSense HTML 編集機能、およびスタイル シート エディタが用意されています。こうしたツールや機能は、複雑な Web ベースのソリューションを快適に開発する際に役立ちます。

また、ビジュアルな XML デザイナと IntelliSense の XML タグ コンプリート機能により、ドラッグ アンド ドロップによる編集やデータ操作ができるようになっています。自動生成されたクライアント側の検証コードを使用すると、Web 開発者が記述するクライアント側の JavaScript を減らして、Microsoft Internet Explorer と Netscape の両方のブラウザでアプリケーションを動作させることができます。

サーバー側のビジネス ロジックの作成

Visual Studio .NET 2003 では、サーバー側でもビジュアル デザイン機能を使用できるようになりました。コンポーネント デザイナは、ビジネス ロジック コンポーネントを構築およびインスタンス化するためのツールで、使い慣れたドラッグ アンド ドロップ機能をサポートしています。サーバー エクスプローラを使用して、データベース、メッセージ キュー、イベント ログ、Windows サービス、Crystal Reports、パフォーマンス カウンタなどのサーバー側のリソースに直接アクセスできます。

これらのリソースはすべて、コントロールをフォームにドラッグするのと同じくらい簡単に、アプリケーションに統合できます。強化された XML デザイナでは、XML データおよび XML スキーマのファイルの移動や操作を視覚的に行うための機能が用意されています。Visual Database Tools が提供する強力なデザイナやウィザードは、データ ドリブン型アプリケーションを作成および管理するときに使用します。

IDE の生産性と拡張性

IDE 内には生産性向上のための機能が多数用意されており、高度なソフトウェアを迅速に開発するうえで生じていた問題を解決しました。

  • 多言語対応のソリューション エクスプローラおよび [クラス ビュー] ウィンドウでは、プロジェクトが階層構造で整理された状態で表示されます。
  • ダイナミック ヘルプおよび MSDN から統合されたさまざまな機能によって、現在の作業中の内容と使用している言語に応じて的確なサポート情報が提供されるため、いつでも必要なときに関連情報を入手できます。
  • 強化された IntelliSense によるステートメントの入力候補、構文エラー自動検出、言語非依存のリモート デバッガ、およびタスク一覧は、バグを追跡して、堅牢なソフトウェアを提供する際に役立ちます。

包括的なオブジェクト モデルと完全に拡張可能な IDE により、強力なサードパーティ製のアドインおよびコンポーネントを提供するベンダ コミュニティの利点を生かすことができます。さらに、Visual Studio のマクロを使用して IDE で繰り返し行う操作を自動化すると、ソフトウェア開発プロセス中の生産性を高めることができます。マクロは、記録と実行の両方が可能です。また、Macro IDE および Visual Basic .NET 言語を最大限に使用して手動で作成できます。

新しい強力な言語によるソフトウェア構築

Visual Studio .NET 2003 では、新しいプログラミング言語を使用して、高度なソフトウェアを構築できます。

Visual Basic .NET 2003 は、最も生産性の高い方法で高度なアプリケーションを開発する手段を提供します。使い慣れた Visual Basic の構文、優れたコーディング構造、強力なバックグラウンド コンパイルなど、コード エディタに用意されている卓越した生産性向上機能により、記録的なスピードで次々とソフトウェアを作り出すことができます。最新の Visual Basic 言語は、構造化例外処理や、オブジェクト指向のプログラミング言語やマルチスレッドなどの強力な追加機能をサポートしています。

Visual C++ .NET 2003 は、Windows を直接利用するアプリケーションの作成において、最大限の性能、パフォーマンス、制御性、柔軟性を発揮します。Windows フォーム デザイナを新しくサポートしたことで、リッチな Windows アプリケーションを構築する際の生産性が今までに比べて格段に向上しました。属性ベースのプログラミング、ATL ライブラリへの拡張機能である ATL Server を使うと、C++ 構文を使って ISAPI Web アプリケーションを構築できます。さらに、Visual C++ のマネージ拡張を使用することで、C++ 開発者が .NET Framework 対応のアプリケーションを開発できます。

Visual Studio .NET 2003 では、コード移植性を評価する主要な測定基準である ANSI/ISO 準拠の度合いが大幅に向上していることも、Visual C++ 開発者に歓迎されます。ANSI/ISO C++ 標準は C++ 言語の標準として一般的に受け入れられており、すべての C++ コンパイラ ベンダが、この標準に対する互換性を測定します。

Visual C# .NET 2003 は、オブジェクト指向のコンポーネントとビジネス フレームワークの構築に適した、新しい画期的な言語です。ECMA C# 標準に基づいており、C 開発者と C++ 開発者両方の生産性が向上します。Visual C# .NET 2003 は、プロパティ、メソッド、インデクサ、属性、バージョン管理、およびイベントを備えたコンポーネントを高度にサポートしており、.NET ベースのアプリケーションを構築する際の基盤となります。

Visual J# .NET 2003 は、.NET Framework 上にアプリケーションおよびサービスを構築する必要がある Java 言語開発者向けの開発ツールです。Visual J# .NET 2003 の機能と 20 を超える既存の言語が連携することで、.NET Framework と高度な XML Web サービスが利用できるようになります。


IT オペレーティング コストを削減

Visual Studio .NET 2003 には、.NET Framework 1.1 が含まれています。このアップデート版は、前バージョンに新機能が追加されたもので、スケーラビリティ、信頼性、セキュリティ、およびパフォーマンスが向上しています。このように開発の基盤となるフレームワークが強化され、さらに IDE の応答性が向上したことで、アプリケーションの開発、展開、およびメンテナンスに伴うコストが削減できます。

安定性とセキュリティ

.NET Framework 1.1 の主な目標は、高度なソフトウェアを構築するための堅牢なプラットフォームを提供することでした。Version 1.0 によって築かれた基盤に基づいて構築された .NET Framework 1.1 ではセキュリティ機能が強化され、柔軟で詳細にセキュリティ ポリシーを管理し、悪意のある攻撃に対応できます。

.NET Framework に組み込まれている詳細なセキュリティ ポリシーには、ロールベースおよびユーザーベースのセキュリティ モデルが用意されています。このセキュリティ ポリシーを使用して、権限を持つユーザーだけがアクセスできるようにアプリケーションに安全制限を加えることができます。さらにコード アクセス セキュリティ (CAS) を使用すると、セキュリティ メカニズムを補完して、クライアント コンピュータで悪意のあるコードが実行されないようにできます。

簡素化されたアプリケーション配置

Visual Studio .NET 2002 および .NET Framework 1.0 に導入された新しい配置モデルが、Visual Studio .NET 2003 でさらに強化されました。現在最も差し迫った問題として取り上げられているアプリケーション配置の問題に対処するため、この .NET 配置モデルには、あらゆる種類のアプリケーション向けオプションが複数用意されています。

Windows アプリケーションを構築している開発者が、.NET の Windows フォーム、コントロール、ビジネス ロジックで構成されているアプリケーションを XCOPY によって、すぐに配置できます。さらに、"ノータッチ" 展開により、Web アプリケーション展開と同じようにシームレスに Windows アプリケーションを展開できます。

この展開オプションによって、特に大規模環境へのインストールを必要とするシナリオにおいて、Windows アプリケーションの配布および保守管理に伴うコストが大幅に削減されます。詳細情報を設定してアプリケーションを展開できます。これは、Windows インストーラのテクノロジを採用している Visual Studio .NET 2003 のセットアップ プロジェクトおよびデプロイメント プロジェクトによって実現しています。

最後に、自己記述的なアセンブリとサイド バイ サイド インストールによっていわゆる "DLL のバージョン衝突" を解消し、アプリケーションのインストールが既存のソフトウェアに悪影響を及ぼさないようにします。また、Visual Studio .NET と .NET Framework の複数のバージョンを 1 つのコンピュータにインストールできるようにもなりました。

現在までの投資を柔軟に利用

Visual Studio .NET 2003 は、新しいアプリケーションを構築する機能だけでなく、既存のアプリケーションとコンポーネントも考慮に入れて構築されました。既存のアプリケーションが Visual Studio .NET 2002 で記述されていても、前バージョンの Visual Studio ファミリのツールで記述されていても、そのアプリケーションに費やした投資が Visual Studio .NET 2003 で無駄になることはありません。

  • Visual Studio .NET 2003 では、Visual Studio .NET 2002 で記述された既存のアプリケーションをシームレスにアップグレードできます。
  • 既存の COM ベースのソースコード (Visual Basic 6.0、Visual C++ 6.0 などで記述されたもの) は、Visual Studio .NET プロジェクト内で参照したり、COM 相互運用を使用してアクセスしたりできます。
  • Visual Studio .NET 2003 では、Visual Basic .NET アップグレード ウィザードが大幅に向上しました。これにより、さらに多くの既存の Visual Basic 6.0 のソースコードを Visual Basic .NET にアップグレードできます。

広範なアプリケーション、システム、およびデバイスとの統合

XML Web サービスおよびモバイル アプリケーションの開発という新しい好機をつかむことが Visual Studio .NET 2003 の主な目標です。Visual Studio .NET 2003 では、開発者が既に持っているスキルを活かして XML Web サービスの作成および使用ができます。また、一般公開用のモバイル Web アプリケーションやスマート デバイス ソフトウェアを迅速に構築するための直感的なデザイナも用意されています。

XML Web サービス

Visual Studio .NET 2003 を使用すると、XML Web サービスを簡単に作成および使用できます。この XML Web サービスは標準ベースの重要なテクノロジで、ソフトウェアをシームレスに統合できます。たとえば、ファイアウォール、組織、およびプラットフォームにまたがって統合できます。

重要な SOAP 標準に対応するため、Visual Studio .NET 2003 および .NET Framework 1.1 は、SOAP 1.1 を引き続きサポートしています。開発環境からの XML Web サービスの検索とバインドで使用する Visual Studio .NET の [Web 参照の追加] ダイアログ ボックスには、Version 2003 の機能が追加され操作性が向上しています。また、新しい WSE (Web Services Enhancements) は、Visual Studio .NET 2003 に統合されている最新の高度な XML Web サービス仕様の一部、たとえば WS-Security、WS-Routing、WS-Attachments などをサポートします。したがって、開発者はいつもの属性ベースのプログラミングによってこれらの仕様をサポートできます。

モバイル アプリケーションの開発

Visual Studio .NET 2003 では、デバイス開発が IDE の最優先項目として統合されています。.NET Compact Framework のネイティブ サポートにより、Pocket PC などの Microsoft Windows CE .NET ベースのデバイスが .NET 開発の最前線として位置付けられています。

ビジュアル デザイナ、再利用できるインターフェイス コンポーネント、編集ツールとプロジェクト管理ツール、IntelliSense によるコード記述サポート機能など、Visual Studio のすべての機能をスマート デバイスの開発者が利用できます。また、これまで Windows アプリケーションや Web ベースのアプリケーションを開発したことがなくても、Visual Studio .NET 2003 を使うと、モバイル デバイス開発において簡単に自分のスキルを活用できます。

インターネット対応デバイスを最大限にサポートするために、Visual Studio .NET 2003 を使用している開発者は ASP.NET モバイル コントロール (以前は Microsoft Mobile Internet Toolkit と呼ばれていました。) を使って 1 つのモバイル Web インターフェイスを構築し、200 を超える広範なデバイスをサポートできます。サポートされているモバイル テクノロジには、WAP 対応の携帯電話の WML 1.1、iモード の cHTML (コンパクト HTML)、Pocket PC の HTML などがあります。サーバー側のモバイル コントロールにより、目的の Web サービスに対してレンダリングとページ調整が適切に行われます。ユーザーはさまざまな操作を一貫した方法で行うことができ、開発の際の柔軟性も維持されます。



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