Silverlight をインストールするには、ここをクリックします*
Japan変更|すべてのMicrosoft のサイト
.NET
|.NET Services|サイトマップ
MSDN Home  
.NET Home > .NET

スマート クライアント 概要

PC のパワーと Web の運用性の両立

ビジネスの世界において、情報化世代に対するもっとも重要な約束のひとつは、従業員がいつでもどこでも必要に応じて情報にアクセスするための手段を提供することです。ある程度は、すでに実現されています。今では、ビジネスに携わる多くの人が自分のマシン以外から情報やアプリケーションなどを入手する手段を持っています。

しかし、これには限界があります。情報やアプリケーションの配布における現在のインターネット モデルは、ネットワーク接続へのアクセスを想定していますが、「いつでもどこでも」Web 接続ができるという環境はまだ整っていません。また、ある種のコンピューティング処理は、ローカルなコンピュータ上で実行される“リッチ”なクライアント アプリケーションによってのみ提供される堅牢な機能が要求されます。

組織において、データやアプリケーションへの柔軟かつ即時アクセスが要求されたり、古典的なクライアント ソフトウェアと同等の機能性が必要になった場合には問題に直面することになります。

スマート クライアント ソフトウェアは、まさにこの問題を解決する答えとなります。

スマート クライアント技術の紹介

スマート クライアントを理解する最初のポイントは、Web サービスです。Web サービスは、コンポーネント ソフトウェアのようにプログラムで再利用できるオープンなインターネット標準に基づいて構築されており、ネットワークを通じて容易に配布できるものです。異なるプログラミング言語で開発されたり、異なるプラットフォーム上で相互運用されるような、レガシーなアプリケーションやエンタープライズ システムに統合される複雑なデスクトップ クライアントの開発をサポートします。

Web サービスは、スマート クライアント ソフトウェアを実装するための重要なテクノロジです。Web サービスによって、Microsoft Word や Microsoft Excel のようなデスクトップ アプリケーションから CRM (Customer Relationship Management) システムのようなサーバーサイドのアプリケーションとの情報交換することを容易にします。Web サービスによって、アプリケーション間のデータ交換に必要な時間とエラーを最小化できるのです。

集中管理用の Web サーバーから配布・更新できるスマート クライアント

ブラウザ ベースのアプリケーションと同じく、スマート クライアント ソフトウェアは、Web サーバーから配布できます。(スマート クライアントは、CD や DVD、フロッピーディスク、Microsoft System Management Server のようなアプリケーション配布用のインフラなどを使っても配布できます。)

いったん配布されると、スマート クライアント アプリケーションは、サーバーに置かれた最新版のソフトウェアに適合するよう自動的に更新することができます。これにより、アプリケーションの利用者が常にアプリケーションの最新版を利用できることが保証され、IT 部門が配布コストを低減できるようになります。

オフライン作業のサポート

スマート クライアント技術により、ユーザーは Web サービスを提供するインターネットやネットワークに接続していない場合でもデータを扱うことができるようになります。アプリケーションは、ローカルコンピュータ上に配置できるため、スマート クライアントはオフラインでも機能するよう設計できます。これは、スマート クライアントがブラウザベースのアプリケーションと大きく異なる点であり、社外で活動する営業員やリモート オフィスにおいて重要なポイントとなります。

マルチデバイスに対応できるアプリケーション

スマート クライアント アプリケーションは、PDA (Personal Digital Assistant) をはじめ広範なデバイス上に対応できます。これは、Microsoft Windows アプリケーションの次世代の基盤である Microsoft .NET Framework によって可能になります。この新しい技術が大規模なシステムに対応した設計から小型のデバイスへの対応を実現します。


スマート クライアントの実際

実際のスマート クライアントがどのように見えるでしょうか。国内のさまざまな独立した外交員を結ぶネットワークを持つ大きな保険会社を例にとってみましょう。このような企業は、次に挙げるようなデータ転送やデータ処理に関する困難な問題を数多く抱えています。

  • 企業の基幹業務アプリケーションにおいて、同じデータを再入力するためにかかる時間を省く方法の模索。
  • 現場の外交員からの情報を中央オフィスに統合したり、企業情報を地方のオフィスに情報を配信するための面倒なバッチ処理の実行。
  • 社内の古いコンピューティング システムに縛られたデータへの効率的なアクセスを低コストで実現する方法。
  • ビジネス要件の変更にともない独立した外交員に新しいアプリケーションを配布する方法の決定。

スマート クライアント ソフトウェアは、それぞれの問題に対してかなり理想的なソリューションを提供します。スマート クライアント アプリケーションを使うことで、インターネットに接続できない現場の保険の外交員でさえ、ラップトップ コンピュータ上で基幹業務アプリケーションのデータに入力ができるようになります。この場合、外交員がオフィスに戻ってラップトップをインターネットに接続した時点で、企業データベースにデータをアップロードします。スマート クライアント アプリケーションは、Web サービスに基づいて設計されているので、異なる言語やプラットフォームでシステムが構築されている場合でも企業とモバイルマシン間でデータ交換できます。中央オフィスが現場のユーザーや支店に新しいソフトウェアを配信したい場合も、スマート クライアントはネットワークや IT 管理者に過大な負担を強いることなく企業全体への配布を実現します。

もうひとつのシナリオを考えてみましょう。企業が、顧客データを統一するために CRM ソリューションを実装したいとします。しかし、営業員は顧客への応対のために、新しいソフトウェアをトレーニングする時間が取れません。また、営業員は、営業活動を Microsoft Outlook や Excel などで管理しているため、他のプログラムにデータを再入力するために時間を取られたくありません。こんなときでも、Microsoft Office System 上でスマート クライアント ソリューションを構築すれば、営業員はこれらのプログラムを使い続けたまま、快適にデータを入力できます。また、スマート クライアント ソフトウェアにより、営業チームと企業内の CRM システムとの間で自由にデータ交換できるようになります。


スマート クライアントの作成

Web サービスは、スマート クライアント ソフトウェアの基盤を提供します。今日、マイクロソフトは Web サービスをサポートするための包括的なテクノロジを提供しており、スマート クライアント アプリケーションを容易に作成することができます。このテクノロジには、以下のものが含まれます。

  • .NET Framework - さまざまなデバイスに対応したアプリケーションを作成するために機能的かつマネージ実行環境を開発者に提供します。
  • Visual Studio .NET - .NET Framework を対象にし、多様な言語を使って、オープンなアーキテクチャに基づく Web サービスやアプリケーションを迅速に構築したり統合するための包括的なツールを提供します。
  • Microsoft Windows Server 2003 - “つながる”ソリューションを構築、運用するためのプラットフォームを提供する次世代のエンタープライズ サーバーです。
  • Microsoft Office Professional Edition 2003 - スマート クライアント アプリケーションを迅速に開発するツールを利用できます。


新たなスマート クライアント コンピューティングの時代

スマート クライアントというアプローチがどんな状況にも適合するソリューションになるわけではありません。たとえば、Web ブラウザベースのモデルは、ときとして不明なプラットフォームを含む広範なプラットフォームをサポートしていることから、依然としてオンラインショッピングの主役であり続けるでしょう。しかしながら、企業においては、スマート クライアントが唯一無二のパワーと柔軟性を提供するものとなります。

大規模な組織はスマート クライアント ソリューションを構築し運用しはじめたばかりですが、ビジネス上の利点は明確であり、このテクノロジはすぐに飛躍することになるでしょう。現在、マイクロソフトは多くの大企業顧客とともにスマート クライアントによって事業を効率化し、市場へのすばやい展開を実現し、IT 部門への要求を軽減させ、利用者が情報にすばやくアクセスするための広範な選択ができるよう活動をしています。


Top of Page Top of Page


Microsoft