マイクロソフトは Windows NT 4.0 の最新の Service Pack、Service Pack 6a を 1999 年 11 月にリリースして以来、個別修正プログラム(セキュリティ対策のものも含む)を提供することでお客様の問題に対応してきました。そして今後も引き続き修正プログラムを提供することで、お客様の問題に対応してゆく予定です。
一方、当社に寄せられる重要度の高い問題の件数は、Service Pack 6a のリリース以降著しく減少しています。そのため、当初 Service Pack 6a のリリースから約 1 年にあたる昨年末に予定していた Service Pack 7 (以下「SP7」)のリリースは、2001 年の第3四半期に延期されることになりました。しかし、それ以降に公開された修正プログラムの件数も少なく、Sp6a のリリースから 1 年以上経った今でも、Sp5 や Sp6 に含まれる数より累積で少ない状況です。
これを受け多くのお客様とすでにリリースされている Service Pack、また次期 Service Pack について話し合いをさせていただきました。その結果、ほとんどのお客様は Service Pack 5 と 6 を組合わせて使用しており、この環境に個別修正プログラムをいくつか追加されているお客様もいるということが分かりました。またいずれの Service Pack も(特に Service Pack 6a は)安定性のあるものだということが分かりました。一方、SP7 を希望されるお客様は、以下の3 つの理由からそれを必要だと考えていました。
| • | SP6a 以降に公開しているセキュリティ修正プログラムをまとめて簡単にインストールする手段として。 |
| • | Windows NT 4.0 Active Directory クライアントを入手するため。本プログラムは当初 SP7 に含まれる予定でしたが、現在は http://www.microsoft.com/japan/windows2000/server/evaluation/news/bulletins/adextension.asp からダウンロードできます。 |
| • | Windows NT 用の Internet Explorer High Encryption Pack の International 版を入手するため。現在は本モジュールを、 http://www.microsoft.com/windows/ie/ からダウンロードできます。 |
このようなお客様およびパートナーとの議論を踏まえて、SP7をリリースする必要はないとの結論に達しました。ただし同時に、既に公開されているセキュリティ修正モジュール群を展開するための容易な方法が求められているとも判断しました。お客様が、システムをセキュアに保つために、大規模なService Packの適用により安定性を損なう危険性が伴うよりは、小さく、軽量でかつ展開が容易な方法を望んでいるのです。したがってマイクロソフトは、Windows NT 4.0の既知のセキュリティ上の脆弱性に対応するため修正モジュールをひとまとめで適用できる単一のパッケージを2001年第3四半期以降にリリースする予定です。
マイクロソフトがSP7のリリース予定を示唆したため、SP7の展開を予定していた企業ユーザーが実際にいることをマイクロソフトは認識しています。この決定を踏まえ、マイクロソフトはSP7の展開を計画していたお客様に対して、SP6aとリリース予定のセキュリティ修正パッケージの展開にフォーカスすることを推奨します。マイクロソフトは、SP6aとセキュリティ修正パッケージと同時に展開する方法を解説する技術情報を今後提供する予定です。
マイクロソフトは、Windows NT 4.0 用の Service Pack はリリースしませんが、現在リリース中の Windows 2000 のService Pack はリリースして行く予定です。またオペレーティング システムの新バージョンがリリースされた際にも、お客様のニーズ、フィードバック、また OS の安定性を考慮に入れ、Service Pack の有用性を評価して、リリースをしてゆく予定です。