Microsoft Office SharePoint Server 2007 の履歴管理・セキュリティ機能を活用した
日本デジタルオフィスの情報サイト構築・活用ソリューション "DO!Cat Server"

製品情報の文書から、画像、図面、スペック データなど、企業内で増え続ける各種ドキュメント。これらを一元管理し、企業サイトの自動構築・更新から、提案書などの営業ツール作成まで、ブラウザ上で簡単に行えるようにした情報サイト構築・活用ソリューション。それが、日本デジタルオフィス株式会社の「DO!Cat Server」である。新バージョンでは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 との連携と、Office Open XML 形式の活用で、ドキュメント編集の効率化と履歴管理、セキュリティの権限などの向上を実現。

「5 クリック 2 ミニッツ」を目標に
顧客の要望から生まれた「DO!Cat」シリーズ

M田 潔 氏

日本デジタルオフィス株式会社
代表取締役
M田 潔 氏

日本デジタルオフィス社の「DO!Cat」シリーズ最大の特徴は、処理速度の速さと操作の容易さにある。
「それは、弊社が『5 クリック 2 ミニッツ』という開発理念を掲げているためです (クリックは 5 回以内、時間は 2 分以内で結論が出るよう、スピーディな処理を実現するという開発理念のこと)。この理念は、私自身が、工場内で設計から工程管理までの一貫的なシステム構築にかかわっていた経験に基づいています。この CIM (コンピュータ統合生産) の仕事は、常にスピードが求められ、しかもバグは許されません。その点が、非常によい経験になりました」と、日本デジタルオフィス株式会社代表取締役のM田潔氏は語る。

ごく初期の段階、「DO!Cat」はホームページ作成ツールとして方向付けられていた。しかし、ユーザーからの要望を第一に考えた開発により、Web カタログをパラパラと閲覧できる「Book 機能」など、現在の「DO!Cat」シリーズを特徴付ける各種機能を備えるようになる。

新製品の「DO!Cat Server」における、Office SharePoint Server 2007 との連携、Office Open XML 形式の活用も、開発経緯は同じである。企業としての先見性により最新技術をいち早く導入というよりは、ユーザーのニーズをクリアできる技術を探しているうち、この 2 つに行き着いた流れ。結果論にはなったが、「ユーザー様の要望を確実にクリアできる新製品ができたと思う」と、M田氏は説明する。


ドキュメントの履歴管理や公開権限の設定など、
Office SharePoint Server 2007 の利点を活用

企業の情報サイトにおける効率的な構築・活用には、公開する Web サイトだけでなく、イントラネットへの対応が不可欠と、M田氏。同時に、ユーザーからの「DO!Cat で大量のデータを扱えるようにしたい。差分更新ができるようにしたい」という要望により、クライアント サーバー型の「DO!Cat RDB」を導入、データ メンテナンスを行った。しかし、どうしてもバッチ処理がウィーク ポイントとなり、セキュリティ面の強化という問題もあった。

そこで「DO!Cat Server」では、Office SharePoint Server 2007 との連携により、バッチ処理とセキュリティの問題をクリア。大量のデータは、Microsoft SQL Server 2005 で一元管理するようにした。
M田氏は、「金融機関への導入の際、Office SharePoint Server 2007 のセキュリティ機能が強みになります」と説明。金融機関では法律が変わるたびに約款の変更が必要となる。その都度、印刷物を出すのではロスが多く、Web 上で公開できればとの期待もあった。Office SharePoint Server 2007 との連携によって、変更箇所のドキュメントのみをアップすれば、更新から承認、公開へのワークフローも非常にスムーズになる。

開発にあたっては、2 チーム制を導入。社内で互いに競争しながら開発の質とスピードをアップした。開発メンバーの周囲にサポート担当のメンバーを配置して、よりユーザーの要望に近いシステム開発も心がけた。
「開発の人間だけで仕様設計を行うと、開発できる範囲でしか仕様書を書かない、という事態になりかねません。状況によってはユーザー様のニーズを直接把握しているサポート メンバーが仕様書を書きました。Office SharePoint Server 2007 は、機能を理解するまでが大変でしたが、この勉強も、チーム同士で競争していけば理解の質も上がります」と、M田氏は語る。

もう 1 つ、Office SharePoint Server 2007 との連携において特徴的な機能がある。ブラウザ上のページの好きな場所に付箋を付け、コメントが入れられる付箋機能だ。
M田氏によると、この付箋では、誤植や最新製品情報など、色を変えた定義付けができるだけでなく、色別の一覧表も作成でき、カタログの正誤表を作成する手間がなくなる。Office SharePoint Server 2007 の履歴管理機能によって、いつ、誰が付箋を付けたのかが明確になるほか、定期的に更新されるドキュメントには、指定ページに自動で付箋を付けるよう、設定することもできる。


Office Open XML 形式により
ドキュメント編集・自動生成が可能

社内業務の多くが過去のドキュメントの修正となり、そのタイム ロスは計り知れない。そこで日本デジタルオフィス社では、Web サイト上から画像をドラッグ アンド ドロップして、顧客別の提案書や見積書を簡単に作れるよう、営業支援システムを作成。しかし、当時は PDF ファイルのみの対応で、動作が遅いのが難点だった。

また実際の営業には、PDF ファイル以外に Microsoft Office Excel 2007 や Microsoft Office PowerPoint 2007 など、さまざまなドキュメントが必要になる。 ActiveX を使用して必要なページを選んで編集する機能を作成したが、「何か違う、と感じていたのです」と、M田氏は振り返る。

「Office Open XML 形式の活用で、Microsoft Office Word 2007 や Office Excel 2007、Office PowerPoint 2007 はもちろん、CAD の図面ファイルや画像ファイルも、ブラウザ上で自由に編集できるようになりました。製品の提案書を作成する際、画像などの素材を選択し、統一フォーマットを選択すれば、ドキュメントが自動的に作成されます。作成後は、保存形式も選択できます」とM田氏は語る。

よりよいドキュメント作成のため、かつては、仕事ができる先輩の書類を目で見て真似しながら、自分のものにした。しかし、書類がデジタル化される中、ドキュメントはファイル名のみの表示となり、このような手法ができないのでは、とM田氏は説明する。
「DO!Cat Server」では、ファイルのプレビュー表示機能を設け、この問題を解消。プレビューでは画像が小さく、ページを探すのは難しいと考えがちだが、自分で作った資料はページ単位で認識するため、本人はプレビューだけでもわかるという。ページ単位の検索と、プレビュー表示により、「A 先輩のドキュメントを参考にしたい」という属人的な探し方も可能になる。


将来は企業の基幹となる商品データベースとつなぎ
アクセス ログ分析などの情報提供を目指す

すでに「DO!Cat Server」を導入したユーザーもあり、そこからは Office Open XML 形式を活用したドキュメント生成モジュールについて、大きな評価を受けた。
「全国に拠点を持つユーザー様は、イントラネットを通じて各種ドキュメントが提供でき、Excel ファイルによるスペックの共有や、CAD の図面添付などがスムーズになったとのことでした」とM田氏。

DO!Cat は、すでに公開サイト、イントラネット、そして企業の基幹である商品データベースとの連携機能を実現しているが、将来的にはこれらをさらに強化し、社内外連携ドキュメント ソリューションとして成長せるとともに、顧客ごとのアクセス ログを分析し、販売促進につながる情報を提供するなど、ユーザーとより密接な関係を築いていきたいという。

付箋機能のサンプル画面

「DO!Cat Server」の付箋機能のサンプル。Web カタログの好きな位置にコメント付きの付箋を貼り付けることができる。付箋は色別に一覧表が作成できるほか、他のドキュメントへのリンクも設定可能 [拡大図]

デザイン フォーマットのサンプル画面

使用する目的によってデザイン フォーマットが選択できる「DO!Cat Server」のサンプル画面 [拡大図]



日本デジタルオフィス株式会社

会社プロファイル

日本デジタルオフィス株式会社
阪神淡路大震災の日を設立日とする日本デジタルオフィス株式会社。震災体験に基づき『人と人とのコミュニケーション』をサポートするシステム ソリューションを提供。事業内容は、ユーザーの意見を広く反映した「DO!Cat」シリーズなどのパッケージ ソフトウェア事業、販売促進用フォルトウェアや企業の Web サイト、顧客管理システムなどの企画・開発事業、コール センタ―業務などの受託業務などを展開しています。


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