Office XP リソース キット/ メンテナンス / インストールのメンテナンス

Office XP インストールの修復

Office 2000 では、Office アプリケーションのファイルの欠落や損傷を自動的に検出して修復する機能が採用され、これは Office XP にも引き継がれています。この機能は、アプリケーションに関連するファイルを誤って削除したり、古いファイルで上書きしたりすることによって発生する、アプリケーション障害を避ける上で役立ってきました。

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Office の自動修復機能

Office のアプリケーションと機能の自動修復は、Office インストールの管理における重要な部分です。この Office XP の自動修復機能は、Office のリソースをそれぞれの主要グループ(コンポーネント)ごとに追跡することによって実現されています。これらのコンポーネントには、アプリケーションが正しく動作するために必要なファイルやレジストリが含まれています。コンポーネントに関する情報の一覧は、Windows インストーラ パッケージ (MSI ファイル) の中で、Office インストールシステムごとに保存されています。

一部のファイルまたはレジストリエントリは、Office  内部でキーパスとして分類されています。Office が キーパス を読み込もうとしたときに、そのキーパスが欠落または損傷している場合は、そのコンポーネントのリソースがインストール元または管理者用インストールポイントから強制的に復元されます。 

修復は、ユーザーコンピュータへのファイルのインストールまたは削除と同じように Windows インストーラで実行されます。Office によるコンポーネントの検出または読み込みが失敗すると、Windows インストーラは、管理者用インストールポイントのファイルを使って障害の修復を行おうとします。欠落または損傷したファイルやレジストリエントリは、ユーザーのローカルコンピュータにキャッシュされた MSI ファイルを使用して再インストールされます。

アプリケーションやファイルが関係して発生する他の障害とは異なり、この修復プロセスはユーザーが介入することなく実行され、障害メッセージも表示されません。ファイルやレジストリエントリが置き換えられた直後は、修復プロセスのためにアプリケーションの起動に少し時間がかかる場合がありますが、アプリケーションは再び通常どおりに機能するようになります。

アプリケーション修復の強制実行

アプリケーションが壊れていると思われる場合、ユーザーはアプリケーションの修復を強制的に実行できます。どの Office XP アプリケーションでも、[ヘルプ] メニューの [アプリケーションの自動修復] コマンドを使用すれば、そのアプリケーションに関連したすべての Office ファイルを明示的に検査できます。コンポーネントのキーパスが欠落または損傷している場合には、インストール元から新しいファイルのコピーやレジストリ設定が取り出され、ユーザーのコンピュータの該当する場所にコピーされます。また、必要に応じてレジストリエントリが既定のインストール設定値にリセットされます。

アプリケーションの自動修復] ダイアログ ボックスには、[修復中に、ショートカットを元に戻す] と [ユーザー設定を破棄して既定の設定に戻す] の 2 つのオプションがあります。管理者は、Office10.adm テンプレートのポリシー設定でこれら 2 つのオプションを無効にすることができます ([Microsoft Office XP]-[Help | Detect and Repair …])。

アプリケーション修復の別の方法として、Office XP セットアッププログラムをメンテナンス モードで実行することもできます (コントロール パネルで [アプリケーションの追加と削除] をクリックして Office XP の項目を開き、サポート情報の参照の [ここをクリック] をクリックして [修復] をクリック)。または、必要であれば Office XP をアンインストールしてから再インストールすることもできます。

自動修復の制限事項

次の場合、Windows インストーラによる修復処理が自動的に開始されません。

Windows Desktop Update がインストールされていない場合

Office XP の自己修復機能をすべて有効にするには、Windows Desktop Update がインストールされている必要があります。Windows 2000 と Windows Millennium Edition オペレーティングシステムでは、Windows Desktop Update が既定でインストールされます。Windows NT 4.0 または Windows 98 オペレーティングシステムでは、必要に応じて Windows Desktop Update をインストールできます。そのためには、OSP.msi 用のトランスフォーム (MSTファイル) を作成し、カスタムインストールウィザードの [セットアップ プロパティの変更] ページで、InstallDesktopUpdate プロパティを [Windows Desktop Update をインストールする] に設定します。

コンポーネントに複数のファイルまたはレジストリエントリが含まれており、損傷または欠落しているファイルまたはレジストリエントリの 1 つがキーパスとして含まれていない場合

たとえば、Global_Word_Intl コンポーネントには、Ww10intl.dll (キーパス) と Email.dot (キーパスではない) という 2 つのリソースが含まれています。Word 2002 の起動時に Ww10intl.dll が欠落していると、Global_Word_Intl が自動的に修復されます。しかし、Email.dot が欠落している場合には、修復は自動的に開始されません。

注意   修復を自動開始させようとして、意図的にキーパスのリソースを壊したり削除したりしないでください。ファイルが壊れていると思われる場合は、Office アプリケーションの [ヘルプ] メニューから [アプリケーションの自動修復] を選択するか、メンテナンス モードで Office セットアップ プログラムを実行して [Officeの修復] オプションを選択するか、または Office XP を完全にアンインストールしてから再インストールしてください。


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