経営者のためのプロジェクト管理

変化の時代に求められるプロジェクト管理

( 3 ) IT 環境とプロジェクト管理ソフトで何が可能か

企業の国際化に伴い、世界に向けた新製品開発プロジェクトが組まれることも少なくありません。基本の製品仕様は同じであっても、各地の市場特性に合わせて製品をアレンジしたり、マーケティングの手法に独自性を加えるという必要が出てくることもあります。

こうした事業では、プロジェクトの全期間を通じてメンバーが 1 か所に集合して仕事をするわけにはいきません。メンバーが各地に分散していても、共同してプロジェクトを推進できるようにするのがネットワークとプロジェクト管理ソフトを利用した、情報共有環境です。

中でも Microsoft® Project 2002 に代表されるプロジェクト管理ソフトは、プロジェクト運営の中心になるツールです。

プロジェクトには原則的にまったく同じものはありませんが、共通する部分もあります。再利用可能な部分は、プロジェクトのプロセスに標準としてテンプレート化し、個別にカスタマイズを加えて使うようにすれば、プロジェクトの立案から実際の管理が効率的にできるようになります。プロジェクトチームを編成する場合も、データベースに登録されているリソースの中から、必要期間に参加が可能で、適切なスキルを持つ者を選抜することができます。

また、プロジェクト全体の情報をメンバー間で共有することができます。プロジェクトに関連するすべてのドキュメントを作業に関連付けて保存し、プロジェクトを通じて得られた知識なども整理して蓄積することができます。

さらにプロジェクトの進行に沿って、ステップごとの進捗状況の把握やコスト管理も簡単にできるようになります。

企業組織がプロジェクト型へ進む中では、複数のプロジェクトの進捗状況やリソースの利用状況などの要素を比較し、最適化を図ることも必要になってきますが、Microsoft Project Server 2002 では進捗状況を始め、コスト、リソースなど、さまざまな要素で複数のプロジェクトをモニターすることを可能にします。

IT 環境とプロジェクト管理ソフト

-8 IT 環境とプロジェクト管理ソフト

 ( 1 ) 社会構造の変化は企業組織を変える

 ( 2 ) 「攻城」型組織から「野戦型」組織へ

 ( 3 ) プロセス重視の組織からプロジェクト中心の組織へ

 ( 4 ) 中間管理職という " 機能 " の変化

2.プロジェクト管理ソフトは収益を改善するか

時代の要請によって多かれ少なかれ企業組織の中にプロジェクトチームを編成していかなければならないことを、前回解説しました。では具体的に、プロジェクト管理ソフトを導入することが、業務の効率化や収益の改善にどのようにメリットをもたらすのでしょうか。

 ( 1 ) プロジェクト組織の普及

 ( 2 ) プロジェクト組織が直面する問題

 ( 3 ) IT 環境とプロジェクト管理ソフトで何が可能か

 ( 4 ) Microsoft Project の導入によるコスト改善例

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