Microsoft Excel Version 2002

はじめに

この文書は、Microsoft Office XP スイートの一製品である Excel version 2002 の導入を検討する際の参考資料となるように作成されています。Excel の新機能と強化された機能の紹介や、機能の使用例があるほか、機能によっては使用イメージを参照できます。

Excel の技術は、多くのユーザーの皆様にご信頼いただき、ビジネスの遂行のための情報の入手、処理、解析、共有、表示にご活用いただいています。Excel はもはや、会計部門や財務部門のためだけのものではありません。重要な情報の入手、解析、作成、検索は、すべてのユーザーが日常業務に必要としているものであり、そのニーズにお応えすべく設計されています。Excel をご利用いただくことによって、重要なビジネス情報へのアクセス、接続、情報の分析はより簡単になります。また、情報を最大限に活用することができる手段となるでしょう。

Excel version 2002 の主要コンセプトの概要と、その実現のための新機能と強化機能の概要を以下に挙げます。

主要コンセプトと新規能の概要

生産性の向上と効率化

重要情報の活用

信頼性の向上とデータの復元機能

スプレッドシートを使った共同作業

Microsoft SharePoint Team Services との統合

高機能なデータ解析ソリューションの実現

生産性の向上と効率化

スプレッドシート型のアプリケーションは、誰もがすぐに使いこなせるものではありません。特に初心者の場合、作業を実行するための機能がどこにあるかを見つけるのは難しいものです。また、スプレッドシートを使い慣れたユーザーであれば、追加すれば活用できる機能もあるでしょう。Excel version 2002 の主要コンセプトは、どちらのユーザーにも (その中間のすべてのユーザも) より良い成果を生み出すことができるツールとすることでした。本バージョンでは、Excel の既存の機能はより見つけやすくなり、また、間違った操作を行わないようにユーザーを支援する機能が強化されており、初心者から中級ユーザーにまで、いっそう信頼のおけるスプレッドシートとなっています。上級ユーザー向けには、一般的な作業をより簡便にし、直観的に使えることに重点を置きました。

機能説明操作

エラーチェック
スマートタグ

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この機能は、エラーの可能性があるセルにスマート タグを表示して、ユーザーに知らせます。ユーザーはコマンドを選択し、エラーを解決する、無視する、または別のエラー チェック オプションを実行することができます。

最後のセルを合計の対象から除外したまま、列方向のセル範囲を合計します。

合計値が含まれるセルの周辺に、エラー チェックのオプションが表示されます。

関数の引数を表示するポップヒント

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新しい数式の入力時に、関数の引数に関する情報が表示されます。ポップヒントからヘルプを簡単に表示することもできます。ヘルプを表示する方法は、ヒントの中の関数または引数名をクリックするだけです。

使用例 : 「=npv(」などの関数を途中まで Excel のセルに入力します。

ポップヒントが表示されます。
数式の構成要素にカーソルを合わせて、ヘルプを表示することができます。

[ウォッチ]
ウィンドウ

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別のワークシートやブックにあるセルも含め、複数のセルの計算結果をまとめて監視することができます。この機能を使用すると、重要なデータの計算状態の確認のために、複数のシート間を行き来したり、スクロールしたりする必要がなくなります。

ウォッチ式を追加するセルを選択します。

セルをマウスの右ボタンでクリックし、[ウォッチ式の追加] をクリックします。

音声

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スプレッドシート上での作業に、マイクを使用してテキストの入力、移動、コマンドの操作などを実行できます。さらに、音声読み上げ機能もサポートされており、セルのデータの読み上げを行って、スプレッドシートの内容を確認できます。

音声認識 :

音声機能がインストールされていることを確認します。音声エンジンへの音声認識訓練は事前に行う必要があります。

[ツール] メニューから [音声] をポイントし、[音声認識] をクリックします。

[読み上げ] ツールバーから目的のモードを選択し、読み上げを開始します。

音声読み上げ :

[ツール] メニューから [音声] をポイントし、[[読み上げ] ツールバーの表示] をクリックします。

読み上げを実行するセル範囲を選択します。

[読み上げ] ツールバーの [セルの読み上げ] をクリックします。

注)音声読み上げ機能は、単体製品には含まれておりません。

数式検証機能

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数式の構成要素の計算結果を簡単に検証できます。この機能を使用すると、数式のレベルごとの計算結果を表示し、数式全体の計算が行われるまでの工程を確認できます。

数式を検証するセルを選択します。

[ワークシート分析] ツールバーを表示し、[数式の検証] ボタンをクリックします。

[ワークシート分析] ツールバー

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このツールバーに、[数式の検証] や [ウォッチ] ウィンドウなどの一連の数式分析機能を実行するためのボタンが表示されます。
また、ワークシート上のすべての数式の表示と非表示を切り替える機能なども、このツールバーから実行できます。

[表示] の [ツールバー] をポイントし、
[ワークシート分析] ツールバーをクリックします。

セルの枠線の描画

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鉛筆形の罫線作成ツールを使用して、スプレッドシート上のセルの枠線を簡単に描画することができます。線の色、太さ、スタイルを変更するためのオプションや、罫線グリッドを描画するためのオプションも用意されています。

[罫線] ボタン ([書式設定] ツールバー) のドロップダウン メニューから [罫線の作成] をクリックします。

鉛筆形の罫線作成ツールを使って罫線を描画します。

エラーメッセージ

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よく起こるエラーや、ユーザーをイライラさせるわかりにくいエラー メッセージの表示方法が改善されました。改善点には、よりわかりやすい表現にメッセージを変更した、不要なエラー メッセージが表示されないようにした、問題に対処しやすくするための機能を追加したことなどがあります。

エラー メッセージは自動的に表示されるため、ユーザーが操作を行う必要はありません。

タブへの色付け

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ワークシートのタブに色を付けて、ブック内のワークシートを色分けできます。ブックの色分けには、豊富な種類から色を選ぶことができます。

ワークシートのタブをマウスの右ボタンでクリックします。

目的の色を選択します。

リンクの管理

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ほかの Excel のブックへのリンクのフィードバック機能が強化されました。従来のように更新処理を行った後でなくても、リンクの状況の確認、修正、更新、設定の解除を簡単に実行できます。

[編集] メニューの [リンクの設定] をクリックします。

リンクの値の更新、変更、リンクの解除、状況の確認を行います。

拡張オートSUM

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オート SUM 機能が拡張され、合計以外にも一般的な集計関数を使用できるようになりました。追加された関数には、平均、データの個数、最大値、最小値などの計算があります。また、このオート SUM 機能からその他の関数を挿入するための機能が追加されました。

[標準] ツールバーの [オート SUM] のドロップ ダウン リストから目的の関数を選択します。

関数ウィザード

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検索したい関数についての質問文を入力し、必要な関数を簡単に検索することができます。関数ウィザードから関数を選択し、ヘルプを表示することもできます。

[挿入] メニューから [関数] を選択する、または [標準] ツールバーの関数ボタンをクリックします。

幅が狭い列へのポップヒントの表示

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幅が狭いために数値を表示できず、セルに "###" と表示されている場合、セル内の数値をポップヒントに表示します。

セルの幅を狭くして、大きな数値を入力します。

セルの上にカーソルを合わせると、セルの数値が表示されます。

検索と置換

improved

検索機能と置換機能の操作性と機能が向上しました。追加機能には、ブック内にあるシート全体のデータの検索と置換、以前に実行した検索内容の再利用、柔軟な UI 表示の切り替え、書式などの要素の検索があります。

[編集] メニューの [検索] をクリックします。

[置換] タブをクリックし、オプションを表示します。

印刷

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印刷時の自動処理機能が追加されました。追加された機能には、レターサイズと A4 の自動切り替え、自動倍率変更、空白のページを印刷しない、"#REF" などのエラー値の表示を別の文字列に置き換えるなどがあります。

この機能は、自動的に実行されます。

ヘッダー/フッター

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図や画像をヘッダーやフッターに直接挿入できるようになりました。

[表示] メニューの [ヘッダーとフッター] をクリックします。

[フッターの編集] をクリックします。

セルの結合

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[書式設定] ツールバーの [セルを結合して中央揃え] ボタンを使用して、結合したときと同様に、セル範囲の結合を解除できるようになりました。[元に戻す] オプションが使用できなくなった後でも、この機能は実行できます。

セル範囲を選択し、[セルを結合して中央揃え] ボタンをクリックしてセルを結合します。

[セルを結合して中央揃え] ボタンを再度クリックし、セル範囲の結合を解除します。

文字列の数値としての並べ替え

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リストに混在する数値と文字列を識別することで、並べ替えの結果がユーザーの予想どおりになるようにします。また、文字列を数値として並べ替えることができます。

数値と文字列として書式設定された数値との両方が入力されている列を並べ替えます。

1列のみの
並べ替えの防止

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この機能は、ツールバーの [並べ替え] ボタンを使用したときに、リストのレベルを自動的に検知し、間違ってリストの一部だけを並べ替えてしまうことを防ぎます。

隣の列にもデータが含まれている列を 1 列だけ選択し、[データ] メニューの [並べ替え] をクリックして並べ替えます。

表示されるダイアログ ボックスで並べ替えの対象となる列を指定し、次の [並べ替え] ダイアログ ボックスでは従来どおりに並べ替えオプションを選択します。

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重要情報の活用

Excel version 2002 の第 2 のコンセプトは、Web や企業データベースのデータの操作を簡素化することでした。Web 上のデータや企業データベースに保管されたデータへのアクセスはきわめて難しいものです。どちらのデータの場合も、必要な情報の検索に時間がかかり、情報が見つかっても、データの多くは利用しにくいデータ形式で作成されています。また、Web 上で利用できるデータとしてデータを作成したり、企業データベースにデータを追加したりすることは比較的簡単なのに対し、データの更新や再発行は容易ではないことが多いものです。Excel version 2002 は、この複雑な作業を簡素化することを目的としました。Excel をご活用いただくことで、誰もが簡単に他の人々との情報の共有、Web 上や企業内の重要なデータへのアクセス、より良い意思決定のためのデータ分析ができるようになります。

機能説明操作

Web クエリ

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Web 上のデータの取得、分析、更新を Excel から簡単に行えるようになりました。Web 上のデータを Excel にコピーすると、スマート タグが表示され、このオプションを使用して、データの更新が可能な Web クエリを作成することができます。Web から Excel に取り込まれたデータは、手動で更新することも、指定した時間ごとに自動的に更新されるように設定することもできます。また、Web クエリの作成は、Web ページをドラッグして Excel にドロップするだけで簡単に実行できます。

任意の Web サイトに移動し、Excel を使って分析するデータをコピーします。

コピーしたデータを Excel に貼り付けます。

スマートタグのドロップダウン メニューから [更新可能な Web クエリの作成] を選択します。

Excel にデータを取得するテーブルを選択し、[取り込み] をクリックします。

自動再発行

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Excel のデータを Web ページとして保存することで、ファイルを保存するたびに自動的に Web ページが発行されるように設定できます。たとえば、Web 上で他のユーザーと共有したいデータやグラフが Excel ファイルにある場合、Excel のファイルを保存するたびに、そのデータの Web ページが自動的に更新されるようにします。

スプレッドシート (またはブック全体) を Web ページとして保存します ([ファイル] メニューの [Web ページとして保存])。

[発行] をクリックします。

[ブックを保存するときに常に自動再発行を行う] チェック ボックスをオンにし、[発行] をクリックします。

シートの内容を変更し、保存します。

ブラウザの [更新] をクリックします。

データ接続
ウィザード

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データ接続ウィザードを使用し、OLE DB のデータ ソースへの接続や、データ接続ファイルへの接続情報が保存できます。また、ウィザードから既存のデータ接続ファイルの接続情報を編集することもできます。

[ファイル] メニューの [開く] をクリックします。

[My Data Source] フォルダを開きます。

[新しいデータソースへの接続] をダブルクリックします。

Office データ接続ファイル

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データ接続ファイルはユーザーの My Data Source フォルダに保存されており、接続先の検索に時間をかけずに、データ ソースへの接続を再度実行できます。

上の手順に従って新しいデータ ソースに接続すると、データ接続ファイルが作成されます。

[My Data Sources] フォルダを開き、新しいデータ ソースをクリックします。

ADO (ActiveX
Data Objects)
への直接接続

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スプレッドシート Web コンポーネントから ActiveX® Data Objects (ADO) に直接接続できるようになりました。この機能によって、SQL Server などのデータ ソースのデータを Excelを使って分析できるようになります。

shim

RTD (リアルタイムデータ)

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RTD (リアルタイム データ) 関数が追加され、リアルタイムでデータを Excel に取り込んで分析できます。

[関数の挿入] ダイアログ ボックスから RTD 関数を選択します。

アクセス先のサーバー名とリアルタイム引数を入力します。

OLAP
ピボットテーブル

improved

OLAP ピボットテーブルの表示に、アイテムのグループ化や集計の表示などのさまざまな機能が追加されました。

[データ] メニューの [ピボットテーブルとピボットグラフ レポート] をクリックします。

[外部データソース] を選択し、[次へ] をクリックします。

[データの取り出し] をクリックし、データの取得元となる OLAP キューブを選択します。

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信頼性の向上とデータの復元機能

Excel version 2002 のもう 1 つの主要コンセプトは、アプリケーションの動作に気を取られずに、データの分析に集中できるようにすることでした。たとえば、以前のバージョンでは、エラーが発生しそうになると、かなりの時間をデータの再現に費やさなければならないことがありました。Excel version 2002 に信頼性向上のための機能が強化されたことで、万一エラーが起こった場合にも作業を続けることができます。さらに、さまざまなセキュリティ保護機能が増強されたため、安心してスプレッドシートでの作業を行っていただけます。メモ : Office アプリケーション全体のこの章に関連する追加機能については、「Office XP 製品ガイド」を参照してください。

機能説明操作

ドキュメントの回復

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エラー発生の際に作業中のファイルを保存するオプションが用意されているため、スプレッドシートの作成のし直しに要する時間を短縮することができます。

この機能は、エラーが発生した場合にのみ使用できます。

ドキュメントの回復を選択し、[閉じる] をクリックします。

[ドキュメントの回復] 作業ウィンドウから、回復されたドキュメントを開きます。

アプリケーション
エラー報告

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エラーの発生時に、弊社やユーザーの社内の IT部門へエラー レポートを直接、自動的に送信できるようになりました。この機能は、弊社 (または IT 部門) が障害の原因を調べてエラーを是正するため、また、回避策などのエラーに関する情報をユーザーに直接提供するために必要とされていたものです。

この機能は、エラーが発生した場合にのみ使用できます。

エラーのダイアログ ボックスで、エラーを Microsoft に報告するよう選択します。

アプリケーションとドキュメントの回復

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Excel からの応答がなくなったときに、より安全に終了させることができます。ドキュメントの回復を開始する間に、Excel を終了するかどうかを選択できます。また、このときにエラーについてのレポートを弊社やユーザーの社内の IT 部門に送ることもできます。

Excel からの応答がない場合は、Windows の [スタート] ボタンをクリックします。

[プログラム] の [Microsoft Office ツール] をポイントします。

[Microsoft Office アプリケーションの回復] をクリックします。

アプリケーションの再起動または終了を選択します。

修復と
データの抽出

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Excel には破損したドキュメントの修復と復元機能が用意されており、エラーの発生時やファイルの読み込みが失敗すると自動的に実行されます。また、[ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [開いて修復する] ([開く] の下向き矢印をクリックしてドロップダウン メニューから選択) を選択し、この機能を実行することもできます。

Excel から [ファイル] メニューの [開く] をクリックします

開くファイルを選択します。

[開く] の下向き矢印をクリックし、[開いて修復] をクリックします。

ファイルの
自動保存

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自動保存機能が追加され、ファイルを自動的に保存する間隔を指定できます。エラーが発生した場合、保存されたデータの回復用ファイルが開かれ、ユーザーはこのファイルの破棄、元のファイルへの上書き、別のファイルとして保存のいずれかを選択できます。

[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

[自動保存] タブをクリックします。

[次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオンにして、自動保存を行う時間の間隔を指定します。

シートの保護

improved

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パスワードを設定したシートの保護機能が強化され、シート上の範囲を指定し、細かいレベルで保護設定することができます。また、以前のバージョンよりも、保護設定を適用できる機能が増えました (セルの書式設定など)。さらに、特定のユーザーやユーザー グループに対してセキュリティ設定を割り当て、ドメイン レベルのアクセス制限ができます。

[ツール] の [保護] をポイントし、[範囲の編集を許可] をクリックします。

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スプレッドシートを使った共同作業

スプレッドシートを使った共同作業の必要性は、今日ではきわめて高いものです。スプレッドシート上での共同作業手段として最も広く行われているのは、シートを電子メール メッセージに添付する方法です。残念ながら、従来の作業フローでは複数のバージョンが発生してしまうスプレッドシートの変更箇所を追うことは難しく、ほかの人々の変更内容を探してまとめることは、困難な上に漏れが起こりやすいものでした。Excel version 2002 には、この問題を解決するための機能が用意されており、グループ間での電子メールを使ったドキュメントの校閲、比較、統合を、従来どおりの作業フローを変更せずに、簡単に実行することができます。

機能説明操作

校閲用に送信

new

業務フロー上の役割分担に応じて、スプレッドシートの共同作業に必要なツールが各作業担当者向けに提供されます。スプレッドシートが校閲用に送信されると ([ファイル] の [送信] メニュー)、適切な校閲ツールが自動的に表示されます。さらに、返送されたスプレッドシートの変更箇所を元のドキュメントに統合できます。

[ファイル] メニューの [送信] をポイントし、[メールの宛先 (校閲用)] をクリックします。

Outlook によってドキュメントが自動的に送信メール メッセージに添付され、校閲者に送信するための処理が行われます。

比較と反映

improved

複数の校閲者からのコメントおよび変更を統合できます。スプレッドシートの作成者 (所有者) は、変更を反映するかどうかを個別に選択する、またはすべての変更内容を反映することができます。

校閲用に送信し、変更が加えられたスプレッドシートを開きます。

校閲者からのスプレッドシートを比較、反映するには、[はい] をクリックします。

[チェック/コメント] ツールバー

improved

上で説明した校閲用の送信機能の一部として、[チェック/コメント] ツールバーを使用し、ドキュメントの作成者に変更後のドキュメントを返送する、または校閲手順を終了する機能が追加されました。

[表示] メニューの [ツールバー] をポイントし、[チェック/コメント] をクリックします。

メモ : この機能は校閲用に送信されたドキュメントを開くと自動的に表示されます。

特定の選択範囲
を送信

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Excel の送信機能に、ブックの一部のみの送信がサポートされました。たとえば、特定のデータ範囲、グラフ、ピボットテーブルを Excel のファイルから選択して送信できます。

スプレッドシートを開き、送信するセル範囲を選択します。

[ファイル] メニューの [送信] をポイントし、[メールの宛先] を選択します。

[この選択範囲を送信する] をクリックします。

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Microsoft SharePoint Team Services との統合

Microsoft SharePoint Team Services との統合が強化されました。この機能により、チームに蓄積された知識情報を容易に取り入れることができます。Excel のスプレッドシートを発行、インポート、エクスポート、さらには更新することで、Microsoft SharePoint Team Services Web サイトを介してチーム メンバー間で情報を共有できます。

機能説明操作

チームリストの Excel へのエクスポート

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チーム メンバーは、さまざまなリストをチーム Web サイトからエクスポートして Excel に戻し、一度発行した後も、Excel を使って分析できます。チーム Web サイトで扱うリストには、連絡先、お知らせ、イベント、リンク、仕事、アンケートなどがあります。

連絡先などのリストを Microsoft SharePoint Team Services から開きます。

[Excel へエクスポート] をクリックします。

スプレッドシートの Microsoft SharePoint Team Services
への保存

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ドキュメント ライブラリにドキュメントを保存することで、ユーザーは [ファイルを開く] または [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスから Microsoft SharePoint Team Services Web サイトのファイルに簡単にアクセスできます。本バージョンでは、[ファイルを開く] または [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスに直接 HTML インターフェイスでドキュメント ライブラリを表示する機能が追加されています。

Excel のスプレッドシートを開きます。

[ファイル] メニューの [名前と付けて保存] をクリックします。

SharePoint Team Services Web サイトの URL を入力する、または [マイ ネットワーク] から選択します。

ファイルの保存先のドキュメント ライブラリを選択します。

ドキュメントライブラリへの
スプレッドシートのアップロード

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チーム メンバーは、スプレッドシートなどの Office ファイルを直接ドキュメント ライブラリにアップロードできます。スプレッドシートのドキュメント ライブラリへの保存後は、さまざまなファイルを検索したり、定期購読やディスカッションの設定をしたりすることもできます。

SharePoint Team Services Web サイトのドキュメント ライブラリを開きます。

[ドキュメントのアップロード] を選択します。

アップロードするスプレッドシートを選択します。

Excel のファイルをリストとしてインポートする

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チームのメンバーは、Excel のスプレッドシートやセル範囲を、リストとして Microsoft SharePoint Team Services Web サイトにインポートすることができます。

SharePoint Team Services Web サイトのリストを選択します。

[新しいリスト] を選択します。

[スプレッド シートのインポート] を選択します。

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高機能なデータ解析ソリューションの実現

最後に挙げる Excel version 2002 のコンセプトは、企業ユーザー向けに、Excel と Web を結ぶ高機能なシステムの構築を可能にするツールを提供することでした。XML のサポートの追加と Office Web コンポーネントの機能拡張によって、使い慣れた Excel のツールを使用して豊富な機能を持つシステムを構築していただけます。

機能説明操作

XML 書式設定

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XML データの読み込みと保存機能がサポートがされました。この一般性があり、豊富な表示形式をもつスプレッドシート型の XML の Excel への読み込みと保存が可能になります。また、XML のファイル形式はオープン フォーマットのため、ほかのユーザーがファイルにアクセスし、情報を抽出することも簡単にできます。

Excel の [ファイル] メニューから [名前を付けて保存] をクリックします。

ファイルの種類のドロップダウン リストから XML ファイル形式を選択します。

Office Web コンポーネント (スプレッドシート、グラフ、ピボットテーブル)

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Office Web コンポーネント (スプレッドシート、グラフ、ピボットテーブル Web コンポーネント) にカスタマイズ可能なメニューとツールバーが追加されました。このツールバーには、ボタンやメニューの追加や削除もできます。これらの操作は、スクリプトを使用して実行することもできます。各 Web コンポーネントの新機能と強化機能については、以下をご覧ください。

スプレッドシート、グラフ、またはピボットテーブルを Web ページとして保存します。

対話機能を追加するチェック ボックスをオンにします。

表示される新機能を使用します。

スプレッドシート Web
コンポーネント

improved

スプレッドシート Web コンポーネントで使用できる Excel ブックの機能が拡張されました。拡張された機能は、スプレッドシート XML ファイルの読み込み、名前付き範囲のサポート、配列数式、複数のワークシートのサポート、文字列の折り返し、対話機能を設定したブック全体の発行などです。さらに、Excel のすべての組み込み関数がスプレッドシート Web コンポーネントでもサポートされています。

スプレッドシートを Web ページとして保存します。

対話機能を追加するチェック ボックスをオンにします。

表示される新機能を使用します。

グラフ Web
コンポーネント

improved

screnshot

DirectX® API と Office アート塗りつぶし機能を使用することで、グラフ Web コンポーネントでも 3-D グラフのサポートが実現しました。グラフ Web コンポーネントには、Excel ピボットグラフの動的表示機能や、1 つの Web コンポーネントへの複数のグラフの作成、データ主導型条件付き書式の設定などの機能も追加されています。さらに、描画オブジェクトのカスタマイズ機能や、レイアウト変更機能も用意されており、まったく新しい種類のグラフを作成する、グラフに独自のアニメーションを追加するなどもできます。

グラフを Web ページとして保存します。

対話機能を追加するチェック ボックスをオンにします。

表示される新機能を使用します。

ピボットテーブル
Web コンポーネント

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ピボットテーブル Web コンポーネントに Web 上でのメンバー プロパティやグループの作成、表示機能が追加されました。また、フィルタ処理機能も拡張され、詳細なレベルでデータを分析できます。さらに、ピボットテーブル Web コンポーネントのデータを直接変更することも、この変更内容を元のデータベースに反映させることもできます。

ピボットテーブルを Web ページとして保存します。

対話機能を追加するチェック ボックスをオンにします。

表示される新機能を使用します。

Office Web
コンポーネント
の拡張

improved

Web コンポーネントのオブジェクト モデルにも、Office プログラミング モデルの組み込みキーボード操作とユーザー インターフェイス コマンドが適用されました。本バージョンを使用すれば、開発担当者は Excel の組み込みコマンドだけを使用して、高度な Web コンポーネントのマクロを作成することができます。

shim

Excel
ピボットテーブル

improved

ピボットテーブルのユーザー インターフェイスが改良され、フィールドの操作性が向上しました。長いフィールド名の切り捨てや、階層とレベルの両方が表示できないなどの問題が解決されています。また、データ フィールドの追加前でも、ピボットテーブル フィールドの直接表示が可能になりました。

[データ] メニューの [ピボットテーブルとピボットグラフ レポート] をクリックし、分析するデータを選択します。

表示される新機能を使用します。

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