●オートシェイプが見せる図解の世界


 この章では、論理図解などを作成する事が出来るPowerPoint のオートシェイプのご紹介と、論理図解や構成図解での利用ポイントをご紹介します。

           

                 (1) オートシェイプとは
                 (2) 論理図解での利用
                 (3) 構成図解での利用



(1) オートシェイプとは

 

■PowerPoint の図解基本機能


 図解を形作る基本は、論理図解とその基になる構成図解で
 す。
 構成図解とは、一つ一つの要素の組み合せ方によってある
 関係を形作って表現する方法です。

 この論理図解と構成図解を作成するのが、PowerPoint のオ
 ートシェイプというツール機能です。

■図解を形作るオートシェイプ

 PowerPoint には、いくつもの種類の図形があらかじめ用意さ
 れています。
 それらの図形は、サイズを変更したり、回転、反転、色付け
 のほかに、他の図形と組み合わせて、もっと複雑な図形にす
 ることが出来ます。

 その図形は、[オートシェイプ] という所にあり、さまざまな図形
 がいくつかに分類されています。
 線、コネクタ、基本図形、フローチャート、星とリボン、および
 吹き出しなどです。
 [その他のオートシェイプ] には、Clip Gallery のオートシェイプ
 が表示されます。

 [オートシェイプ]は、PowerPoint の画面下にある図形ツール
 バーの[オートシェイプ]をクリックする事により利用出来ま
 す。

 

■図解で利用するオートシェイプ

 論理図解や構成図解で主に利用するオートシェイプは、[
 本図形
]と[ブロック矢印]と[コネクタ]です。

 [基本図形]の利用

  • 基本図形は、四角や三角などの標準的なチャート図形です

  • これらの図形に直接文字を入力し、見出しでの利用したり、本文を箇条書きで表示したりします。

 [ブロック矢印]の利用

  • ブロック矢印図形は、論理の流れを表現する矢印図形で、上図の下部のほうの図形では箱の部分に文字を入力してその起点となる事柄を表示します。

 [コネクタ]の利用

  • コネクタは、基本図形やフローチャートの図形を、線や矢印で結合する時に利用します。

  • このコネクタを利用すると、図形と図形の間が細かい操作無しで自動的に結合されます。

 

 このオートシェイプのいろんな図形を利用して、論理図解や
 構成図解を作成します。

 

 

 

 

 

 

■オートシェイプの内容と操作の説明は

[やってみよう!
       提案書の作成とプレゼン]
[2.PowerPoint の操作の実施]
        ●オートシェイプの利用

に詳しく説明しています。

(なお、上記よりのリンクは別ウィンドウで表示されます。ご覧になったら、その別ウィンドウを閉じて下さい)

 

 






(2) 論理図解での利用

 

■オートシェイプを利用した論理図解の作成


 論理図解とは、前述しましたように論理の流れや構造を図解
 で表すもので、右図のようなものがあります。

■オートシェイプを利用して論理図解の作成

 論理図解は、論理の流れや構造を、四角や三角や円と矢印
 などを組み合わせてチャート図形として表現します。

 オートシェイプの中の基本図形]と[ブロック矢印]と[コネク
 タ
]を主に利用して、この論理図解を表現します。

 作成のポイント

  • まずは、このページにどんな論理表現をするかを考え、それに合った図解特性「対比・因果・系統」などをとそのイメージを思い浮かべます。
    そしてオートシェイプを利用して、適当に図形を作成して並べます。

  • 次にラフに配置された図形を形良く並べます。
    PowerPoint 下部にある図形ツールバーの[図形の調整]の[配置/整列]の各機能を利用して、左揃え・上揃え・左右に等間隔などの操作をしてきれいに仕上げます。

  • 文字は、四角や円などの図形に直接入力します。

 表現のポイント

  • 時間軸の表現
    時間軸は左から右へと時間が流れるように表現します。

  • 手順やステップなどの表現
    手順などは、上から下へ・左から右へと進めます。
    ステップなどは、時間軸が上から下へと降りていく時には、左上から右下へ降りて行くように作成します。
    時間軸が下から上と積み重ねて行くような時は、左下から右上に行くように作成します。

  • 系統や関連、フローチャートなどの作成
    これらの図形間の関係を表す矢印や線は、[コネクタ]を利用するとうまく表現出来ます。

■オートシェイプの図解作成でのポイント

 オートシェイプでの図形の作成で便利な機能は、「図形の形
 の変更」と「別のオートシェイプへの変更」です。

 ◆図形の形の変更

  • 一部の多角形や立体の図形には、選択したとき黄色い菱形の調整ハンドルが表示される図形があります。
    この調整ハンドルを使うと、たとえば矢印の頭の部分のサイズを変えるなど、その図形の特徴的な部分を変更することができます。


 ◆
別のオートシェイプへの変更

  • 四角の図形を作成し文字も入力した後に、別の図形にしたいと思った時に便利なのが、この「別のオートシェイプへの変更」の機能です。

  • 変更する図形を選択します。
     [図形描画] ツールバーの [図形の調整] をクリックし、[オートシェイプの変更] を指定し、図形の分類をポイントして新しい図形をクリックします。

 

 

■論理図解の概要

機能

図解特性

図解イメージ

構 成 対 比
因 果
階 層
分 類 調 和
順 位
系 統 系 統
組 織
マトリックス 相 関
日 定
座 標 座 標
時系列
アウトライン 概要構造


 ■○○○○
    ●○○○○
      ・○○○○

時 間 ステップ
手 続 順 番
手 順
関 係 関 連
手 続 フローチャート

 





(3) 構成図解での利用


■構成図解とは


 論理図解とは、論理の流れや構造を表現するものですが、
 構成図解は、物事の関係や構成を表現するものです。

■構成図解とは

 構成図解とは、一目見てその関係が分かるように、要素を重
 ねたり並べたりして表現する図解手法で、論理図解の中の
 表現手法です。

 構成図解には、「関係づける」「分ける」「包含する」「重ねる」
 という構造化した表現方法があります。
 これらの概要は下図に示します。

 この構成図解を論理図解と同じように、オートシェイプを利用
 して作成します。

 

 

■構成図解の位置づけ

論理図解
構成図解
関係づける
分ける
包含する
重ねる


構成図解の種類と機能特性

大分類

中分類

図解特性

関係づける 連携
方向
対比
分岐
分ける 分割
階層
包含する 包含
内接
重ねる 重複・集合
見出し重ね
結合

構成図解の基本的なイメージ


基本的なイメージ例

 


 
最終更新日 2001 年 10 月 12 日