ソフトウェアの著作権侵害を減らし、マイクロソフトのお客様に正規の高品質なソフトウェアを確実に届けるための取り組みとして、多数のマイクロソフト製品にライセンス認証技術が導入されています。
ライセンス認証の目標は、「カジュアル コピー」として知られている著作権侵害の形態を削減することです。カジュアル コピーは、ソフトウェア使用許諾契約 (EULA) に反する方法で、ソフトウェアを複数の人々の間で共有することです。たとえば、Windows XP は、もともと 1 台の PC における使用ライセンスであり、追加ライセンスを購入しない限り、他の PC にインストールすることはできません。Windows XP を入手して、自分の PC にインストールした後、誰かの PC で実行する目的で 2 人目の人に譲渡すれば、2 人ともカジュアル コピーを犯したことになります。
ほとんどのライセンスは、同じ PC 上における再インストールと再認証を回数無制限で認めています。適切にライセンスを使用していることを確認するには、使用許諾契約もしくは製品使用権を参照して、特定の製品に関する詳細を調べてください。
カジュアル コピーは、著作権侵害による経済的損失の大半を占めています。長期的に見ると、著作権侵害を減少させることで、ソフトウェア産業における製品開発、品質向上、サポートへの投資が増加します。これによって、ユーザーにより良い製品とさらなる革新がもたらされます。著作権侵害の減少による経済的な影響は、雇用機会の増加と賃金の向上をもたらし、最終的には消費者が利益を得ることにつながります。
パッケージ製品、または新しい PC に付属している OEM 版のソフトウェアでは、ライセンス認証が必要です。しかし、多くの OEM メーカーは、エンド ユーザーに届ける前に工場でライセンス認証を済ませています。ライセンス認証手続きを一度完了すれば、ほとんどのユーザーは再度ライセンス認証をする必要がなくなります。
ライセンス認証は、簡単でわかりやすい手続きです。ほとんどの場合、認証手続きで要求されるのは、ソフトウェアによって自動生成されるインストール ID だけです。収集された情報が、個人を特定するために使われることはありません。
インターネット経由のライセンス認証では、手続き完了まで 1 分もかかりません。この方法で手続きを行う場合、ほとんどの処理が自動的に行われ、ユーザーの関与が求められるのはごくわずかです。
ライセンス認証は、マイクロソフトのライセンス認証窓口で、口頭で完了することもできます。電話によるライセンス認証では、ライセンス窓口が認証手続きを補助します。
ライセンス認証は、必ずしも製品のインストール直後に行わなければならないわけではなく、都合の良いときに手続きが可能です。Office XP と Office 2003 とそのコンポーネントでは、手続きが必要となるまでに、50 回まで起動できます。Visio 2002 では、10 回まで起動できます。Windows XP では、最初の起動から 30 日間の猶予期間があります。
マイクロソフト ライセンス認証は、お客様が簡単に実行できます。多くの場合、その製品の使用期間においてライセンス認証手続きが求められるのはたった一度です (ユーザーによって、ソフトウェアを他の PC に移動、または PC のコンポーネントを大幅にアップグレードした場合、再認証が必要となる場合もあります)。
マイクロソフトのボリューム ライセンス プログラムを通して購入したお客様の場合、ほとんどの製品で、それらのライセンスに対する認証手続きは不要です。
マイクロソフト ライセンス認証は完全にソフトウェア ベースで処理されるもので、ハードウェア ドングルやフロッピー ディスクなどの拡張ツールを必要としません。
認証手続き中に収集された情報が、個人を特定するために使われることはありません。
マイクロソフトで認証されるためには、製品の個別のインストールごとにライセンス認証手続きをする必要があります。
インストールごとに一意のプロダクト キーが必要です。
電話によるライセンス認証のためのライセンス認証窓口が、世界中の各地域に設置されています。
ライセンス認証窓口はその地域の言語をサポートします。
ライセンス認証手続きは、実際のところ簡単に完了します。インターネットに接続した状態であれば、たった数回のマウス クリックですみます。電話による手続きが必要な場合、ライセンス認証窓口で、たった数分で完了します。ほとんどのユーザーの反応は、「これだけ? 」です。
ライセンス認証手続きには、2 つの方法があります。インターネットと電話です。インターネットによる方法では、PC がインターネットに接続できる必要があります。電話による方法では、ライセンス認証窓口に必要な情報を電話で提供する必要があります。
マイクロソフトは、お客様のプライバシーを絶対的に尊重しています。収集された情報が、個人を特定するために使われることはありません。
実際のところ、お客様に対する影響があるとしても最小限の範囲です。
エンド ユーザーのプライバシーを確実に守るために、マイクロソフトは、一方向の数学的アルゴリズムを使用してライセンス認証用のハードウェア ハッシュを生成し、インストール ID を作成します。一度生成されたハッシュ情報を再計算して元の値に戻すことはできません。ハッシュを生成する際には、(マイクロソフトでなく) PC の中にあるソフトウェアのアルゴリズムにハードウェア情報が送られます。ハードウェア情報がそのままマイクロソフトに知らされたり、送信されることはありません。マイクロソフトは、エンド ユーザーのプライバシーを確実に守ることを、ライセンス認証の設計段階で最も重要な目標としました。
ソフトウェアの著作権侵害にはさまざまな形態があり、よく知られているものも、知られていないものもあります。それぞれの著作権侵害は個別に異なるため、たいていは個別に特化した保護対策を採る必要があります。
偽造は著作権侵害における共通の形態です。ほかに、ハード ディスク ローディング、インターネットにおける著作権侵害行為、カジュアル コピー、ソフトリフティングなどが含まれます。カジュアル コピーはソフトウェアを他の人と共有することで、ソフトウェア使用許諾契約に違反します。カジュアル コピーの一例として、Office XP を入手して本人の PC で実行した後、それを別の PC で実行する目的で 2 人目に渡し、さらに 3 人目の誰かに PC で実行する目的で渡す、といった場合があります。この形態の著作権侵害は広く蔓延しており、著作権侵害を原因とする経済的損失の大半を占めています。マイクロソフトがライセンス認証を導入することによって最初に削減しようとしたのは、この形態の著作権侵害、カジュアル コピーなのです。
マイクロソフトは他の形態の著作権侵害に対しても、正規ライセンスのある新しい PC に COA (Certificate of Authority) を付ける、全面ホログラムを使う、教育キャンペーンを行う、そして必要に応じて強制措置をとるなど、主導的に対応しています。
これはまったく真実に反しています。ユーザーはハードウェアを変更またはアップグレードすることが可能です。ライセンス認証が対象としている著作権侵害の形態の 1 つとして、ハード ディスク イメージングがあります。ハード ディスク イメージングのすべてが違法というわけではありません。1 台の PC のハード ディスクから別のハード ディスクにデータを不正にコピーしてソフトウェアを違法に実行することを防ぐために、ライセンス認証では、コピーされたソフトウェアに対して再度ライセンス認証手続きを強制します。これを行うかどうかは、ライセンス認証時のハードウェア構成と現在起動されたハードウェア構成を比較することによって判定します。ハードウェア構成が確実に異なる場合は、再度の認証手続きが必要です。同じもしくは類似している場合、ソフトウェアは引き続き稼動します。ユーザーが PC のハードウェアをアップグレードした場合、再度の認証手続きが求められます。ハードウェア変更を理由とする再認証手続きは簡単です。マイクロソフトに連絡して別の認証 ID を取得するだけで完了します。
マイクロソフトのソフトウェア ライセンスの基本方針に変更はありません。マイクロソフトのライセンス使用許諾契約には、ソフトウェアをインストール可能な PC の台数が明記されています。ライセンス認証がそれを変更することはありません。
ボリューム ライセンスの資格を得ることは、多くの人が考えるよりも簡単です。お客様は、5 つ以上のライセンス購入によってマイクロソフトのオープン ライセンス プログラムの購入条件を満たすことができます。マイクロソフト オープン ライセンスと他のマイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムに関するさらに詳しい情報は、ビジネス ライセンス Web サイトを参照してください。ボリューム ライセンスの使用許諾契約は、Windows クライアント オペレーティング システム全体を対象としているわけではないので、その点にご注意ください。ボリューム ライセンスは、Windows クライアント アップグレードのみを提供します。コンピュータにボリューム ライセンス ソフトウェアをインストールする前に、まず基本となるオペレーティング システムのライセンス資格を得る必要があります。マイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムを通してソフトウェアのライセンスを購入したお客様の場合、それらのライセンスに対する認証手続きは不要です。マイクロソフトは、大量にライセンスを購入する必要のあるビジネス固有の事情を理解しており、そのようなお客様に対してライセンス認証を必要としない製品を提供します。