アジャイル プロセスの一つである「スクラム」のプラクティスを中心に現場改善のヒントを探求する勉強会です。
体験による気付きやリアルな現場での知見を参加者のみなさんと共有することを主眼としています。
頻度は月に 1 回平日の夜に神田界隈で開催していて、4 ヶ月に 1 回はお休みの月としスタッフ振り返りを行っています。

「すくすく」という言葉はちょっとふざけた名前に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
組織やプロセスの改善は、必ずしもトップダウンだけではなしえないものだと思います。
実際に作業を行う現場から発することで、本当の意味でその現場に即した改善がなしえると考えています。
ですから「〜改善勉強会」というような堅苦しい名前は避け、親密感がありほっとするようなウィットがある名前にしたかったんです。
そんなふうに親密感があるなかで、本音で問題を語ることがものごとの改善活動に繋がっていくと考えています。
現場の人間は、そもそも状況を少しでも改善したいという要求を、多かれ少なかれ持っているものだと思います。
それが規定や慣習、組織の構造に縛られ行動できなかったり、変えられない経験が重なって改善しようとすら思わなくなってしまっている場合があるのではないでしょうか。
本来はヒトは物事を改善したい生き物だと思うのです。
「すくすくスクラム」という名前は、勉強会に関わる全ての人達が、見守られながら「すくすく」元気に成長していくことを願って名づけました。

知識だけでは得られない、経験やトレーニングからしか得られない領域は必ずあります。
なので、単に知識量を増やすためだけの構成にはせず、実際に体を動かして知識が「腑に落ちる」ワークショップのような形式を含めています。
ワークショップによって、各自それぞれの状況にあわせ「ああ、こうすればいいかもしれない」という、aha! 体験をして頂けるよう努めています。
こうしている理由は、知識を理論として理解しているだけでは本当の意味で自分の現場の状況にあった形で適用することは難しいことから、新しい理論や手法を適用さえすれば解決する、いわゆる銀の弾丸だと思ってしまう危険と同義で自分で状況にあわせて考えることがとても重要なのだと考えているからです。
「すくすくスクラム」では、アジャイル プロセスの 1 つ「スクラム」を鍵になるものとして扱ってはいますが特定の方法論がどんな場合にでも、そのままで上手くいくとは限らないということを勉強会を通じて認識、理解して頂くよう配慮しています。スクラムはとんでもなく強力な道具です。しかし、そのままどこでも使えるほど万能ではないのです。
講師になっていただく方は、内容について事前に打ち合わせや調整をしていただています。
コンテンツは私達スタッフとの打ち合わせを通して作っていくような進め方をとっています。ちゃんと練習もできます。ですから、何か一つ自分の得意を持っている方なら誰でもすくすくスクラムの講師になって頂けるのです。
是非、講師としてアナタのお話をお聞かせ下さい!
アジャイル プロセスは自分たちで改善し続け、やりがいを感じながら仕事ができる環境を自分達でつくっていくことが基本にあります。
ヒトは、自分の行動によって環境が変化しないと無気力を学んでしまいます。逆に自分の行動が環境改善に影響することを実感するとよりプラスの発想や行動が生まれてくきます。これらのことは心理学でもわかっているそうです。
(マーティン・E.P. セリグマン ポジティブ心理学)
「すくすくスクラム」はこのような、よい循環を作り出すための行動を起こすキッカケになることを願っています。
私達がプロセスにこだわる理由は、結果だけしかみなかったら物事は上手くいかないということを経験から実感しているからです。
例えば、環境破壊になるようなある種の焼畑農業を続ければ、そのときの作物は良くできても土地は荒れ農業や生活自体がたちいかなくなるということが言われています。一方で環境に比較的やさしい水田であれば同じ場所で 1000 年続けられることが知られています。
これからは環境問題だけに関らずあらゆることについて、プロセスを慎重に選び、ヒトや環境にとって、サステナブルであることがもとめられると思います。
自分だけが利益を得るというモデルは、遅かれ早かれ立ち行かなくなると思うのです。
ヒトは変化には抵抗を感じるものです。だから、始められる行動は小さいかもしれません。
ただし、その方向の角度の変化が少しであっても、方向が変わったらその変化幅は時が経つにつれ、とても大きな変化になります。
そんな小さな角度の変化をたくさん作りたい。その数が、ある一定以上になったら組織や業界は、緩やかに、そして確実に変わっていくと考えています。
私達はスクラムをきっかけにして、様々な新しい知見、あるいは古くてもすばらい考え方、みんながもっているすばらしい考え方やノウハウをみんなで共有し、さまざまなレベルの人がそれぞれの現場で実際に応用できるよう、お互いに楽しみながら高め合って行きたい。そして他の業界がうらやむような良い業界をつくっていたい。
私達は、そんな思いで。企業の枠を超えて一緒にやってくれる人達を求めています。

すくすくスクラムスタッフ、そして名付け親。
電子楽器メーカー→陶磁器の卸→鉄道関係の研究開発の会社を経て IT 業界に入って 13 年。
オブジェクト指向歴 16 年。
仕事はコーチングを使ったスクラム導入支援、教育のプランニング、要求開発、 PM 、アーキテクトなど。
目下の興味の中心はドラムサークルをつかったチームビルディング。
カナダのトロントで行われた Agile Conference2008 では、ドラムサークルを実施。
XP 祭り 2009 では、トレーニングビートとよばれるリズムをつかったワークショップ「XP 祭り 2009 Let's クリエイティブ朝会ワークショップ」を実施。
要求開発アライアンスメンバー、 Beat fo Success サポートメンバー、認定スクラムマスター、認定 NLP プラクティショナー、 DCFA 認定ドラムサークルスティムレーティブファシリテーター、