マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、「Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003」日本語版(以下、Windows Server 2003)の大規模システムおよびミッションクリティカルシステムにおける障害発生時の不具合解析時間を大幅に短縮してサポート効率の向上を実現する「Support Professionals Toolkit for Windows(TM) (旧称Support Tools for Microsoft Operating Systems)」の最新版である Version 8.0(以下、Toolkit Version 8.0)を1月11日より提供します。
Toolkit Version 8.0 は、マイクロソフトと、株式会社NTTデータ、株式会社東芝、日本ユニシス株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社の6社が共同開発し提供するツールです。
今回、ユーザーモードで動作するアプリケーションのトラブル シューティングを行う「User Mode Process Dumper (以下userdump)」および、デスクトップヒープの残量を確認する「Desktop Heap Monitor (以下 dheapmon)」の二つのツールを一般に公開します。
従来、システムの障害時の原因究明には高い技術的スキルと煩雑な作業が必要とされてきました。今回一般に公開するツールは、サポート技術者による障害解析と原因究明作業を効率的にサポートします。そのため、Windowsを利用するユーザーのシステムに対する信頼性がさらに高まることが期待され、Itanium及び、x64版Windowsへの対応を拡充しました。
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■共同開発の取り組みと提供方法
本共同開発プロジェクトは、ミッションクリティカルな環境で使用されるシステムに対して非常に高いレベルのサポートを期待される日本の顧客のニーズに応えるため、マイクロソフト調布技術センターを開発拠点として、1998年に発足以来毎年新しいテーマに取り組みながらパートナーとの共同開発をしてきました。プロジェクト参加パートナーにはToolkit Version 8.0のEnterprise Editionが配布され、マイクロソフトおよび参加パートナーから提供されるサポート サービスで利用でき、参加パートナー製品に組み込んで提供することができます。
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■Toolkit Version 8.0 について
Toolkit Version 8.0 はミッションクリティカルシステムのサポート技術者向けツールです。これらのツールは Windows Server 2003 および Microsoft Windows 2000 Server にも対応しています。
- User Mode Process Dumper
User Mode Process Dumper はユーザー モードで動作するアプリケーションのトラブル シューティング ツールです。実行中の任意のプロセスにデバッガをアタッチすることなしに、ホットキー操作、例外監視、プロセス終了監視など、様々な条件をもとに、そのプロセスのスナップ ショット ダンプを生成し、プロセス終了時の情報を記録することができます。そのため、サポート技術者やアプリケーション開発者は、アプリケーションの異常動作時や予期しない終了時、ハングアップ時の解析に必要な情報を稼動中のシステムから容易に取得することができ、サポート効率を向上させることが期待されます。Userdumpはx86, Itanium, x64 版 Windowsで動作します。
- Desktop Heap Monitor
Desktop Heap Monitor は、デスクトップヒープとよばれるWindowsの特別なメモリ領域のサイズや、現在の使用量などの情報をレポートするツールです。従来はデスクトップヒープが異常に消費されている場合にその状況をリアルタイムで把握することは困難でしたが、このツールを利用すればシステム管理者はWindowsのデスクトップヒープの状況を本番稼動環境で容易に把握することができます。また、このツールはWindowsのデスクトップヒープの使用量を事前に測定し、大規模アプリケーションシステムのチューニングを行うことも支援します。
マイクロソフトは今後もパートナーと共に様々な形で Windows Server 2003、および64bit版Windows Server 2003 のミッションクリティカルシステムへの展開を強力に推進していきます。