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 PressPass ホーム > 過去のプレスイベントレポート一覧 > 2006.3.8 Windows HPCコンソーシアム設立における同志社大学との共同記者発表会
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200638日(水)Windows HPCコンソーシアム設立における同志社大学との共同記者発表会
すべての技術者、科学者、あらゆる企業に、安価に高速・大容量の演算環境の提供を目指す

【写真】 左から、マイクロソフト株式会社 ダレン ヒューストン代表執行役 社長、同志社大学 八田 英二学長、同志社大学 工学部知識工学科 三木 光範教授
 
  マイクロソフトは38日(水)、同志社大学およびパートナー企業4社との共同により、都内のホテルにて「Windows HPCコンソーシアム設立」に向けての記者会見を開催し、活動に対する取り組みを説明しました。
 
あらゆる分野で活用が期待されるHPC− しかしながら、まだまだ障壁が多いという現状

 近年のテクノロジーの発達に伴い、コンピューティング環境が急速に進化するとともに、私たちを取り巻く情報量が飛躍的に増大しています。産業界においても、衝突、熱流体、構造解析などのシミュレーションにおける大規模な解析や、
CAEcomputer aided engineering: コンピュータ支援エンジニアリング)の分野など専門分野において、膨大な情報を高速かつ大容量の処理が可能な環境であるHigh Performance Computing (HPC)の重要性が今までになく高まっています。その一方で、HPCは、従来、高価かつ専門的な知識を必要とする限られたソリューションとして提供されてきたこともあり、活用に際する障壁が多いのが事実です。
 
HPC普及による産業界の競争力の高まりを期待

 HPCについては、ヒューストン社長より、昨年11月の日本における3カ年経営方針である「Plan-J」の進捗報告において、今年日本に導入する重点製品の一つであることを表明させていただいています。今回のコンソーシアム設立は、PLAN-Jの一環として新製品の投入にとどまらず、HPCの普及とその恩恵の拡大を図ることを通して、広く産業界に資することを目的としています。ヒューストンは、「コンピュータの普及・進化は著しく、15年前に40億円かけて実現した計算処理速度を、現在では一万分の一以下の価格で購入できるPCで達成できる時代になりました。今後広くHPC活用が見込まれる中、低コストや利便性の向上が必要とされています。特に産業界でのHPC活用を進展するべく、『より多くの技術者、科学者、あらゆる企業にHPCを提供する』ためにWindows Compute Cluster Server(以下、Windows CCS)は登場しました。」と述べ、HPCの普及とその活用を通して、産業界の競争力強化に貢献したいとの期待を表明しました。

HPC普及にはWindows CCSが必須

 

【写真】産業界全体の競争力強化に貢献したいと語るダレン ヒューストン社長

【写真】Windows HPCコンソーシアムへの期待を述べた同志社大学八田学長

【写真】HPC活用と今後の取り組みについて語る
同志社大学工学部・知能工学科 三木教授
   同志社大学八田学長は、「積極的に社会や企業などと多様な連携を結ぶ」「企業の競争力向上に資する」といった産学連携に比類ない努力を注がれていることを述べた上で、「コンピュータを通じてあらゆる人々の可能性を広げるというマイクロソフトとのコラボレーションが、HPC分野において計算科学の恩恵を広く社会にもたらし、「その活動は次世代のものづくりを支える高度専門エンジニアの教育・養成に素晴らしい影響を与えると信じる」と力強く語りました。

 また、2003年に日本最速のPCクラスタシステムを構築するなど、同分野において豊富なノウハウと深い知見を有する同大工学部・知能工学科 三木教授は、「これからは各技術者や科学者のデスクサイドや各部門にスーパーコンピュータを導入することで、あらゆる人々が応用計算科学の果実(フルーツ)を味わうことが出来るようになります。このWindows CCSの登場により、新しい技術的展開が可能となることを確信しています。」と、HPC活用について熱く語られました。また、現在のHPC環境について、「LinuxベースのHPCシステム構築は、大企業など、システム管理に対する体制が十分整っている環境が必要です。優れた技術を有しながら、ビジネスの発展にHPCが必要なのは、むしろ中小企業だと考えます。しかし、こうした中小企業においては、導入および管理する体制がなかなか構築できません。Windowsプラットフォームの特性、すなわち使い勝手の良さと、管理の簡単さを活用することが、HPCの普及に通じると信じています。本コンソーシアムがHPC普及促進のハブとなれるよう、企業、学生、すべての人たちを巻き込み、取り組んでいきたいと思います。」と述べられました。


HPCが神様のように祭られている時代は終わった

 マイクロソフトは、以前「全ての個人、全ての家庭にPCを普及させること」をビジョンとして掲げていましたが、ヒューストンは「同様に、HPCを全ての人、全ての企業へ普及させたい」旨を繰り返しました。その言葉を支持するように、三木教授は「Windowsは何がどう計算されているのかなど、細部を考えてなくてよいほど、使いやすく安価。これまで神様のように祭られていたHPCですが、そんな時代は終わるでしょう。」と会見を締めくくりました。

今回の発表のまとめ:
  1. HPCの普及とその恩恵の拡大による産業界への貢献を目的に、同志社大学とマイクロソフトが「Windows HPCコンソーシアム」を設立。200641日に発足。ソフトウェアやハードウェアを提供するパートナー各社の参加を得ながら、活動を推進。
  2. 現在の参加企業は、株式会社ケイ・ジー・ティー、株式会社ソフトウェア クレイドル、株式会社ティージー情報ネットワーク、ビジュアルテクノロジー株式会社、およびマイクロソフト株式会社。Windows CCS 2003および対応ソフト・ハードを提供。
  3. 本コンソーシアムが提供するHPC環境は、マイクロソフトが今夏にリリース予定のWindows CCS 2003をベースとしており、本環境の活用を希望する企業は、公募に基づき選出、無償にて本コンソーシアムの環境を利用できる。現時点で予定している公募期間は20064月〜5月、同9月〜10月の2回。採択にあたっては、産業振興および社会貢献の観点より決定する。
  4. 活動の成果については報告会を実施し、社会への還元を図っていくことを目的に情報を一般公開する

【写真】左より、ヒューストン社長、八田学長、記者の質問に答える三木教授

ニュースリリース:

 同志社大学・マイクロソフトが
High Performance Computing分野における産学連携の取り組みを共同で開始

Windows Compute Cluster Server 製品サイト:
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/ccs/default.mspx

2006 年 3 月 9 日更新

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